「ロレックスにクォーツモデルってあるの?」
「ロレックス オイスタークォーツについて知りたい」
ここぞという場面の1本やステータスアップの象徴として、とにかく「ロレックスが欲しい!!」と考え、機械式時計について調べ始める方は多いのではないかと思います。
でも調べてみると機械式時計は維持費やゼンマイを巻き上げる手間がかかるし、秒単位での正確性は求められない……そこにロマンも感じるけど、ロレックスにクォーツモデルがあれば……とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、ロレックスの現行モデルは基本的に自動巻きですが、1977年~2000年頃、ロレックスはクォーツモデルも生産していたんです。
その理由は、機械式時計産業にとって大打撃となったクォーツショック。
この時代に「オイスタークォーツ」が登場しましたが、その生産期間は100年以上続くロレックスの歴史の中で20数年。
そんな「ロレックスの異端児」とも呼ばれる、オイスタークォーツについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
同じロレックスでもクォーツモデルなら人と被りにくいでしょう。
この記事ではロレックス オイスタークォーツについて、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
価格についても紹介しますので、ロレックスの時計に興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
どんなモデルがあるの?
オイスタークォーツには、リファレンス「170~」で始まる「オイスタークォーツ デイトジャスト」と「190~」で始まる「オイスタークォーツ デイデイト」が存在します。
クォーツショックに対抗し研究、製造されたロレックス自社製クォーツムーブメントを搭載し、ケース素材や文字盤カラー、インデックスデザインの組み合わせも豊富にラインナップされていました。
当店で過去に販売した事があるのは「オイスタークォーツ デイトジャスト」のタイプ。ケースサイズは全て35mmです。
それでは、特徴と合わせて数点ご紹介させていただきます!
爽やかで上品なブルー文字盤が美しい17000。
ケースはステンレススティール製です。
最もベーシックなシルバー文字盤搭載モデル。どんなシーンでも使いやすいシンプルなフェイスが今尚高い人気を博しています。経年変化によってビンテージカラーとなった夜光塗料がモダンな魅力を放つ一本です。
こちらはベゼルにホワイトゴールドを配したブルー文字盤モデル。17000とは異なり、フルーテッド仕様のベゼルとなっています。
スタイリッシュなブラック文字盤を搭載した17014。ホワイトゴールドベゼルとブラック文字盤の上品なコントラストは発売から何十年も経過した現代でも色褪せることはありません。
女性に似合う美しいホワイト文字盤モデル。ローマンインデックスとはしご目盛によって、上品さとエレガンスを見事に兼ね備えます。
このほか、インデックスにダイヤがセッティングされたものや、イエローゴールドコンビの華やかなもの、贅沢な金無垢モデルも存在。
ステンレスや金無垢のモデルには3列ブレス、コンビモデルには5列ブレスがついています。
左:3列ブレス 右:5列ブレス
また、現行モデルと見た目を比較してみると……
左:デイトジャスト41 126300 右:オイスタークォーツ
左は2017年発表の「デイトジャスト41 126300」。右がオイスタークォーツ。当時のオイスタークォーツはケースサイドやラグ、ブレスが角ばったデザインになっているのが特徴です。
オーデマピゲのロイヤルオークのように、エンドピースが無くやや武骨なこのタイプを好む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
気になる価格帯は・・・
例えば、17000 ステンレス素材 ブラック/バー文字盤 のタイプだと、数年前の当店販売時に35万円程度。現在は40~50万円で取引されているようです。
また、同じ17000でもシルバー文字盤のほうだと60万円程度で取引されており、人気が高い模様。
ホワイトゴールドコンビの 17014 ブラック/バー文字盤は45万円程度で取引されており、ロレックスのコンビモデルが40万円台から手に入ります。
機械式と比べ維持費の負担も抑えられ、無金利ローンで48回分割にしても月々1万円未満から無理なく購入できるメンズロレックスというのは魅力的ですね。
中古時計って少し心配?
中古の時計を購入したことがない方にとっては、機械のコンディションや外装の傷みなどが気になるところかもしれませんね。
オイスタークォーツはすでに生産が終了しているので中古で購入するしかありませんが、現行モデルであっても、なるべく価格を抑えて購入したいと考えて中古時計を選択する方が多いです。
GINZA RASINでは、中古商品といっても仕入れた商品は1本1本丁寧に検品し、機械点検や必要に応じたオーバーホールを行い万全を尽くした状態でお客様へご紹介。
熟練した職人による磨き仕上げによりピカピカの状態で届いた商品に、「これが中古!?」と驚かれる声も多くいただきます。
ご覧の通り、キズだらけの時計であっても研磨によって中古時計とは思えないクオリティーに仕上がります。
「ハイクオリティをロープライスで」をモットーに、徹底的に品質にこだわった中古商品を数多く紹介しているので、ぜひ一度店頭でご覧になるか、返品対応可能な通信販売をご利用ください。
いかがでしたか?
ミーハーなイメージもあるロレックス。でもロレックスのクォーツというと、実は一周回ってマニアックだったりするかも? という今回のお話でした。
使いやすく手のかからないクォーツが良い! でも、ロレックスに憧れる! という気持ちを手の届く金額で叶えてくれるオイスタークォーツ。
ぜひチェックしてみてください!
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年