2012年に発表されたロレックスの異端児スカイドゥエラー。
「世界を旅する旅行者のために」というコンセプトのもと作られたこのモデルは、ロレックスきってのコンプリケーション×スポーツロレックスなのにドレッシーと言うことで、誕生以来ロレックス愛好家の間で何かと話題の的になってきました。
一方で「変わり種」といった立ち位置でもあり、スポーツロレックスなのにデイトナやGMTマスターII、サブマリーナなどといった定番ほどの人気機種にはなりませんでした。
しかしながら近年、その様子が変わっています。
それと言うのも、このスカイドゥエラーへの注目度が上がり、それに比例して相場も上昇!
さらには2020年9月に大人気仕様「オイスターフレックス」が、続く2021年に「ジュビリーブレスレット」モデルがラインナップに加わったことで、その勢いに拍車がかかりました。
このように、近年人気や相場で勢いを増すスカイドゥエラーとは、どんな時計なのでしょうか。
この記事では、ロレックス スカイドゥエラーについて徹底解説いたします!
普通の時計には飽きた。何か特別な一本が欲しい。
そんな時計好事家は、ぜひスカイドゥエラーの魅力を体感してみてくださいね。
※掲載する情報は2024年7月現在のものとなります。また、本稿掲載の価格推移グラフは、当店GINZA RASINで販売した中古品価格をもとに平均を算出しております
目次
スカイドゥエラーとは?人気の理由や魅力を解説!
スカイドゥエラーは2012年のバーゼルワールドにて衝撃的なデビューを飾ったロレックス渾身のコンプリケーションモデルです。
このモデルは 世界中を飛び廻る旅行者をターゲットとしており、第二時間帯の表示機構があることが特徴です。
魅力的な二つのコンプリケーション
GMTマスターにも同機能が搭載されていますが、このモデルは一味違います。
何が違うかというと 、24時間表示ディスクにより第二時刻を示す革新的な機構を備えているのです。
しかも、スカイドゥエラーはGMT機能の他にもカレンダー機能が搭載されており、このカレンダーは非常にシンプルなアニュアルカレンダーとして高い評価を得ました。
アニュアルカレンダーと言うのは年次カレンダーとも呼ばれる機構で、「年に一度、2月の末日のみ手動でカレンダー調整を行えば、その他の月は手動調整不要」といったものとなります。
一年間を通して、月末は30日と31日がありますね。
それぞれ小の月・大の月と言った呼び方をするのですが、通常の時計は30日の次は自動で31日に日付が変更されるため、小の月の翌日は手動で1日に変更しなくてはなりません。
画像引用:ROLEX
しかしながらアニュアルカレンダーは、機構そのものに一年間のカレンダーが記憶されており、たった一度、2月の末日だけ手動調整すれば、あとは小の月・大の月を勝手に判断して表示してくれるのです。
アニュアルカレンダー自体は新しい機構ではありません。
しかしながらロレックスが「画期的」と言われるのは、このアニュアルカレンダーを実用に近づけたこと!
ロレックスはその知名度やステータスがよく取沙汰されますが、実際はロレックスとは実用時計の王者です。
これは、どの時計業界人やメディア、愛好家も認めるところで、「日常でガンガン使える」「毎日着用するスーツにしっくりくる」といった、ビジネスマンの毎日を彩るために日用品的側面がありました。
コンプリケーションはえてして実用が失われるものです。
機構が複雑になるため、衝撃に弱かったり、操作性が悪かったりとしてしまいがち。
しかしながらロレックスは、日常で使うことを前提としたコンプリケーション開発に尽力しました。
その結果が、このスカイドゥエラー。
ケースにオイスターケースが搭載されており、高い耐久性・堅牢性を誇ります。
そして、もちろん100m防水も健在です。
さらに、ムーブメント自体にも高い実用性が付加されていることが最も肝要なポイントです。
詳細は以下をご覧ください。
傑作ムーブメント Cal.9001
画像引用:ROLEX
スカイドゥエラーに搭載されているムーブメントは新型自社ムーブであるCal.9001です。
前述の通りロレックス初のアニュアルカレンダーが搭載された「傑作」であり、画期的なGMT機能とアニュアルカレンダーを備えたコンプリケーションムーブメントでもあります。
このCal.9001の凄いところは非常に視認性の高いGMT機構にあります。
これまでのGMTはGMT針を使って第2時刻を表示するものが殆どでしたが、スカイドゥエラーでは24時間表示ディスクにて一目で正確な第2時刻が分かるようになりました。
どういうことかと言うと、文字盤中央に24時間回転ディスクがセッティングされています。
このディスクがメインの時針と連動しており、一時間進むごとに時を回転していく、という仕様なのです。
ディスク上の時間帯は、ロレックスの王冠マークのすぐ下の三角マークでご確認ください。
上記の画像は、メイン時刻は10時10分(または22時)、第二時間帯は22時、ということになります。
さらに言うと、コンプリケーションにありがちな文字盤のゴチャゴチャ感がないと思いませんか?
その秘訣は、カレンダーの月表示機構をインデックス外周の窓枠に集約したこと!
別途インダイアルなどを持たないので、すっきりと視認性の良い文字盤に仕上がりました。
外周の窓で該当月のインデックス欄の小窓を赤く染め上げる機構が採用されました。
上の画像であれば、12月31日ということになります。8月であれば、8時位置の小窓が赤くなります。
画像引用:ROLEX
しかも、この操作は基本的にはベゼルとリューズだけで完結します。
ベゼルは4か所のポイントを持つのですが、それぞれのポイントに設置することでリューズ操作が変わります。
例えば1のポイントに設置するとリューズはカレンダー操作を、2のポイントにするとメインの時分針を行える・・・と言った具合です。
これ、本当に画期的な機構で、カレンダー操作のために別途プッシャーを設けているところも少なくありません。
にもかかわらず、リューズだけで行える、というのは、ありそうでなかったものとなります。
ただすごい複雑な機構を作るだけでなく、実用面も意識した「日常的に使えるコンプリケーション」を作る。
ここにロレックスの真髄を見る思いです。
もちろん、精度やムーブメント自体の耐久度といったスペックも驚異的。
とりわけ、非常に高い巻き上げ効率を誇る”パーペチュアルローター”が搭載されていることが魅力で、約72 時間のロングパワーリザーブを持ちます。
さらにヒゲゼンマイには耐磁性・機構の変化にも強いブルー パラクロム・ヘアスプリングを搭載。
標準の10倍にも及ぶ耐久性も実現しました。
このように、複雑機構を搭載しながらもロレックスならではの実用性を兼ね備えたCal.9001は究極のムーブメントともいえる仕上がりです。
スカイドゥエラーのおすすめラインナップ
画像引用:ROLEX
スカイドゥエラーはもともとハイエンドラインとして誕生した経緯があるため、金無垢モデルのみがラインナップされていました。
しかしながら2017年より、ベゼルのみをゴールドに使用し、ケース・ブレスレットは扱いやすいステンレススティールとした、待望の実用モデルが登場。
ますます身近になったこともあり、いっそうの人気を博しております。
そして2020年9月、冒頭でも述べたように新仕様のオイスターフレックスヴァージョンが追加されました!
それぞれをご紹介いたします。
スカイドゥエラー SS×WG 326934
型番:326934
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
2017年に登場したSS×ベゼルホワイトゴールドの、実用性に富んだ一本です。
また、当店でのスカイドゥエラー売上の中では最も売れ筋。
文字盤カラーにブルー・ホワイト・ブラック文字盤があり、ダントツ人気はブルー文字盤です。
しかしながらビジネスマナーに王道のホワイト・ブラック文字盤も安定して売れており、コンプリケーションモデルで稀に見られる「使いづらさ」はあまりありません。
スカイドゥエラー SS×YG 326933
型番:326933
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
ステンレススティール×イエローゴールドのコンビRef.326933。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・シャンパンです。
こちらは顔のみならずブレスレットにもイエローゴールドを使用していることで、非常に華やかな印象となりました。
現行の文字盤バリエーションはホワイト・ブラック・シャンパンです。
326934よりも高価格帯とはなりますが、同様に大変人気のあるモデルです。
スカイドゥエラー イエローゴールド 326938
型番:326938
素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:シャンパン
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
ロレックス屈指のハイエンドに当たる、オールイエローゴールドが華やかなモデルです。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・シャンパンです。
なお、2014年よりケースYG×革ベルトのRef.326138も同カラーでラインナップされていましたが、現在はロレックスカタログから姿を消しています。
後述するオイスターフレックスモデルが登場したことで、恐らく2020年を以て生産終了になったかと思われます。
スカイドゥエラー エバーローズゴールド 326935
型番:326935
素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:スレート
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
画像引用:ROLEX
こちらはオールエバーローズゴールド(PG)のRef.326935。
文字盤カラーのバリエーションはブラック・ホワイト・ブラウンです。
こちらも同カラーで革ベルトのRef.326135がラインアップされていましたが、現在は生産終了しています。
なお、現行スカイドゥエラーのインデックスはバータイプのみですが、過去には多彩なデザインが存在しており、アラビア数字やローマ数字のタイプもお楽しみ頂けます。
ロレックスは中古市場が活発ですので、こういった変わり種を見つけてみるのも楽しいですよ!
2021年新作スカイドゥエラー SS×WG 326934 ジュビリーブレス
型番:326934
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
冒頭でも言及した、2021年、ラインナップに加わったジュビリーブレスレットタイプの新型スカイドゥエラーです。
ジュビリーブレスレットはもともとはデイトジャストを中心に採用されてきた仕様。
ドレッシーなテイストが強く、スポーツモデルとの組み合わせはそう多くありませんでした。
しかしながら2018年、新型GMTマスターIIでジュビリーブレスレット搭載モデルが発表。
2021年に改めてオイスターブレスモデルも登場しましたが、ジュビリーも素晴らしい!といった声多数。
確かにGMTマスターIIの、スポーティーながらクラス感溢れるテイストは、ジュビリーブレスレットとの相性抜群!
スカイドゥエラーもスポーツモデルでありながらラグジュアリー感満載なため相性の良さは言わずもがな。
実際にジュビリーモデルが出てみて、その完成された美しさには感嘆させられたものでした。
型番はオイスター・ジュビリーブレスレットによる違いはありません。
定価はジュビリーブレスレットモデルの方が若干高くなります。
SS×WGモデルの他、SS×YGのRef.326933でも同様のラインナップが展開されることとなりました。
なお、ジュビリーブレスレットモデルはじょじょに出回り始めてきています。
しかしながら、今なお稀少性が高いと言えるモデルが、後述する2020年登場のオイスターフレックスモデルです。
2020年新作 スカイドゥエラー Ref.326238/326235
画像引用:ROLEX
何度か言及しているように、2020年9月、スカイドゥエラーに新仕様が追加されました!
それは、「オイスターフレックス」です!
主に金無垢のヨットマスターとデイトナで採用されてきた仕様なのですが、これがラグジュアリー×スポーツの王道をいくかっこよさと高級感に溢れており、大人気。
オイスターフレックスを搭載したデイトナ 116519LNなどは、SSモデルもびっくりするような相場上昇を遂げています。
では、オイスターフレックスとはどのような仕様なのでしょうか。
画像引用:ROLEX
オイスターフレックスは、ロレックスが特許を取得したラバーストラップとなります。
通常のラバー素材とは異なり、「ブラック エラストマー」を使っていることがミソ。
これはロレックスの造語なのですが、豊かな弾性を持つゴム状の高分子物質がコーティングされていることで、メタルブレスレットに匹敵する堅牢性・防水性が備わることとなりました。
*エラストマー =「erastic(弾性のある)」+「polymer(重合体)」を合わせた造語
「縦方向クッションシステム」によって、快適な装着感を実現していることも嬉しいところですね。
実用性に十二分に考慮する、ロレックスらしい気遣いだと思います。
さらにこういった実用面に加えて、オイスターフレックスによってスカイドゥエラーにもスポーツテイストが加味されて本当にカッコイイです!
2022年頃から流通し始めており、当店でも人気のブレスレットです。
入荷してもすぐに売れてしまいます。
正規店はおろか、並行輸入市場でもとても稀少な存在です。
ロレックス スカイドゥエラー 2022年の相場動向
冒頭でもご紹介したように、近年スカイドゥエラーへの需要が高まっており、相場も併せて上昇しております。
とは言え、数年前から、ロレックス相場―特にスポーツロレックス―は上昇し続けてきました。
例えばデイトナ Ref.116500LNは、ここ5年ほどで約250万円値上がりしました。
新型コロナウイルスの影響によるメーカー減産などもあり、今なお超品薄。
正規店にて定価購入が不可能なことはもちろん、時計専門店でも新品の確保が難しいと言われる現状です。
一方でスカイドゥエラーは、そこまでの相場上昇は描いていませんでした。
しかし、SS×ベゼルゴールドのRef.326934は高値となっています。
それは2017年にリリースされた直後のことでしたが、資産としてまた人気が再燃しています。
新作発表直後は、ご祝儀的な意味合いもあって、高値が続くものです。
しかしながら現在、そのご祝儀相場以上の値上がりが続いています。
代表モデルの相場をご紹介いたします。
スカイドゥエラー 326934
型番:326934
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
スカイドゥエラーの一番人気はステンレススティール×ホワイトゴールドのこちらのモデルです。
前述の通り、スカイドゥエラーはハイエンドラインだったため、かつては金無垢のみのラインナップでした。
しかしながらSSモデルが出たことで、スカイドゥエラー人気が一躍上昇します。
年 | 付属品 | 平均相場 |
---|---|---|
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,179,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,407,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,640,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,180,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,657,325円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 3,157,802円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 3,300,945円 |
こちらは、Ref.326934 一番人気のブルー文字盤の価格推移です。
2024年7月現在の平均相場は435万円前後~にまで上り詰めました。
多少のアップダウンはあるものの、ほぼ右肩上がりに上昇しており、とりわけ2020年7月以降にぐんと値上がりしたものです。
ちなみにブラック・ホワイト文字盤もブルーほどではないものの安定した人気があります。
ブラック文字盤の現在の相場は300万円台~となっており、定価を大きく上回っていることがおわかりいただけるでしょう。
新品や未使用品ともなれば、320万円超の値付けが行われることも。
にもかかわらず、需要がやまないところにスカイドゥエラーの人気の実力を感じさせられます。
なお、ロレックスはスカイドゥエラーのブルー文字盤への交換の受付を不可としています。
この背景には、こちらのブルー文字盤モデルの価格高騰があります。
転売対策として制限を設けた形です。
しかしながらこのロレックスの対策が、如実にブルー文字盤相場の高騰を示唆していると言えるでしょう。
なぜスカイドゥエラーはここまで値上がりしたか。
それは、スポーツロレックスの一部モデルが高騰しすぎて、それにつられてスカイドゥエラーの値段も上がっている、ということが考えられます。
これは、SSモデルのみならず、コンビはおろか、金無垢モデルにまで広がっている事象です。
スカイドゥエラー 326933
型番:326933
素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き(Cal.9001)
SS×YGのコンビモデルも、2017年に発表されました。
スカイドゥエラーをより身近にしようと言うロレックスの戦略でしょうか。
確かにこの年にSS(Ref.326934)およびコンビのスカイドゥエラーがリリースされたことによって、同モデルへの注目度は格段に高まりました。
文字盤カラーのバリエーションはブラック・ホワイト・シャンパンですが、定番はブラックとなります。
定番ゆえか人気も安定傾向にあり、需要が集まりやすい個体です。
もともとRef.326933は製造数が少ない、というのもありますが、さらに人気の高まりが追い風となって、最近の実勢相場の上昇率はきわめて高いと言えます(ただしブラック・ホワイト・シャンパンカラーの相場は、2021年時点では同程度です)。
年 | 付属品 | 平均相場 |
---|---|---|
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,850,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,805,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,947,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,562,000円 |
当店での販売実績は2021年までとなっております。
相場は約330万円前後~。
定価よりも上がっています。
ちなみにスカイドゥエラーは、定番外しのシャンパンカラーもとても人気の高い商品となります。
相場感はブラック文字盤と大きく乖離していませんが、流通量が少なく、稀少性の高さはシャンパン文字盤に軍配が上がるでしょう。
近年のロレックスのシャンパンカラーは、昔のそれと違います。
ややレモン色っぽくなったと言うか、上品になりました(昔の方が好き、という方ももちろんいらっしゃいますし、それぞれで味があります)。
ここで気をつけてほしいのが、ゴールドを使っており、定価自体は高いコンビモデルの方が相場は低いケースがある、ということ。
これまたロレックス全体で起きている現象で、SSモデルに需要が集中した結果、ハイエンドラインと相場が逆転しているのです。
とは言え、以上の現象(人気モデルに相場がつられる、コンビよりSSの相場が上がる、といった一連の現象)は、全てのロレックスモデルに言えることではありません。
近年のロレックス高騰のあおりをほとんど受けず、相場が変わっていない機種もあります。
ではなぜスカイドゥエラーが上がっているかと言うと、スカイドゥエラーそのものが魅力的である、ということに他なりません。
また、発売から日が経ってきて、スカイドゥエラーの認知度がより十分なものになったから、と言うのもあるでしょう。
裏を返せば、これからまた相場を上げるポテンシャルを秘めている、ということ。
今、デイトナやGMTマスターIIといった人気モデルのコンビ・金無垢の相場がぐんぐん上昇しているので、それを踏襲する可能性は十分あります。
上記2モデルは製造から7年程しか経っておらず、製造本数も十分でないことを鑑みれば、これからの価格高騰は想像に難くないでしょう。
また、2020年新作オイスターフレックス、続く2021年ジュビリーブレスレットモデルのリリースにより、注目度も高まりました。
本当に欲しい方は、買える時に買っておくことをお勧めいたします。
なお、オール金無垢モデルはさらに品薄で、もともとの定価も高いため、相場自体も高めです。
画像引用:ROLEX instagram
その価格は、新品だと700万円前後が当たり前。
革ベルトモデルの方だとやや価格は抑えられますが、それでも500万円超え。
ただ、ロレックスの金は質の良さに定評があります。
また、金自体が価値の落ちない資産です。
そのため次世代、さらにその次世代へと継承していける家宝のような側面があり、お値段以上の価値があると思って間違いないでしょう。
■今ロレックス 金無垢(ゴールド)モデルを買うべき三つの理由~デイトナ,サブマリーナ,GMTマスターIIなど~
まとめ
スカイドゥエラーはアニュアルカレンダーとGMT機能を搭載したロレックス初のプチコンプリケーションモデルです。
美しく機能的なこのモデルは、現在人気をぐんぐんと上げており、もはやロレックスを代表するモデルと言っていいでしょう。
やや通好みのきらいがあるため、めったに人と被らないのも嬉しいところ。
極上の一本をお探しの方に、自信を持ってお勧めしたい時計です。