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WEBマガジン, ヨットマスター, 池田裕之, ロレックス

ヨットマスターIIの操作方法を解説。レガッタクロノグラフの使い方とは?

最終更新日:

ヨットマスターII 使い方

「ロレックスのレガッタクロノグラフって何?」
「ヨットマスターIIの操作方法が知りたい」

ヨットクルージングなど遊び心あるマリンスポーツのために開発されたヨットマスター。

ラグジュアリーかつ気品あるデザインが魅力的なモデルであり、その高級感から国内外で高い人気を獲得し続けています。

特に世界初のレガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)を搭載したヨットマスターIIの人気は絶大です。

そんなヨットマスターIIの操作方法が知りたいという人は多いのではないでしょうか。

ヨットマスターIIは、美しさと力強さを両立させた特徴的な見た目から近年注目度が高まっています。

この記事ではヨットマスターIIのレガッタ・クロノグラフの使い方について解説します。

画像付きで詳しく説明しますので、ロレックスに興味がある人はぜひ参考にしてください。

ヨットマスター IIが持つ独自機能 レガッタ・クロノグラフ

ヨットマスターをベースに、本格的なヨットレースに特化したスポーツモデルとして2007年誕生したヨットマスターⅡ。

特殊機能と視認性の両立を実現させたロレックス屈指の名作であり、「レガッタ・クロノグラフ」を備えます。

ロレックス ヨットマスター

出典:https://www.rolex.com/ja/watches/baselworld/new-yacht-master-ii/m116680-0002.html

レガッタ・クロノグラフとはロレックスが独自に開発した、カウントダウン機能を持つクロノグラフのことです。

ロレックスの中で最も複雑と称されるムーブメントと言われ、リングコマンドベゼルによって最大10分までのカウントダウンが可能となっています。

搭載されるムーブメントは約72時間のパワーリザーブを誇るCal.4161。独自の機能性に目が行きがちですが、高い利便性も評価を受ける要因となっています。

 

レガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)の使い方

ヨットマスターIIはヨットレースに対応したプロフェッショナル向けスポーツモデルです。

ヨットレースにおいて重要な「残り何分か」を計測するために、カウントダウンタイマーが備えられています。

一見操作が複雑に思えますが、慣れてしまえば気軽に使用することができます。

 

カウントダウン機能の各部名称

ヨットマスターII 使い方

A スタート/ストップのプッシュボタン

B リセットプッシュボタン

C カウントダウンの秒針

D カウントダウンの分針

E 90度回転するリングベゼル

 

手順1.

レガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)の使い方

リングベゼルを反時計回りに90度回転させ、4時位置のリセットボタンを押します。プッシュボタンは押されたままの状態になりますが、故障ではありません。

 

手順2.

レガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)の使い方

リューズのロックを開放し、上方向に回してカウントダウン時間(分)を設定します。リューズを回すと三角針が動き、1分刻みで最大10分まで設定が可能です。

なお、リューズはロックの開放だけで引く必要はありません。

 

手順3.

レガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)の使い方

リューズをねじ込んで元の状態に戻し、ベゼルを時計回りに90度回転させて元の状態に戻します。 この際、押し込まれていたリセットボタンは自動的に戻ります。これでカウントダウンタイマーの設定は完了です。

 

手順4.

レガッタ・クロノグラフ(カウントダウンタイマー)の使い方

スタート/ストップボタン(A)を押してクロノグラフ針を使って計測をスタートさせます。スタート/ストップボタンをもう一度押すとクロノグラフ針の計測ストップ。ストップした状態から計測を再開したい場合、もう一度同じボタンを押すことで再開されます。

リセットする際は、計測をストップしている状態でリセットボタン(B)を押すことで針がリセットされます。

 

動画を見ながら実際に作業することで、より理解が深まります。慣れないうちは難しく感じますが、一度手順が分かれば容易に操作することが可能です。

 

シンクロナイゼーション機能について

ヨットマスターII 使い方

ヨットマスターIIにはシンクロナイゼーション機能が備えられています。

シンクロナイゼーション機能はカウントダウン計測中にプッシュボタンを押すことで、クロノグラフ秒針を12時に戻し、放すとカウントダウンを再開させる機能のことです。

カウントタイマーとも連動しており、クロノグラフ秒針が30秒を超えている場合はカウントダウン針が1分先に進み、超えていなければ1分前に戻る設計となっています。

これにより計測が始ってからでもカウントダウンの誤差を修正することができます。

 

まとめ

ヨットマスターIIは回転ベゼルとムーブメントを連動させることにより、独自機構レガッタ クロノグラフ(カウントダウンタイマー)が備えられています。この仕組みはスカイドゥエラーにも用いられており、特殊機能と視認性の両立に大きく役立っています。

装飾が過度になりやすい複雑機構搭載モデルにおいても視認性が保持できるのは、この特許技術があるからこそです。「凄い技術」であることを意識して使うことで、よりヨットマスターIIに対する愛着が増します。

当記事の監修者

池田裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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