2019年1月14日からSIHH2019(ジュネーブサロン)が開催されています!弊社スタッフが現地で撮影したH.モーザーの新作をいち早くお届けいたします!
目次
モーザー ネイチャーウォッチ
モーザー2019年新作
モデル:MOSER NATURE WATCH
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:自社製手巻きキャリバー HMC 327
パワーリザーブ:約72時間
ウォッチとは、持ち運びできる時計のことではなかったのか。
そんな、ウォッチとしての概念に一石を投じ、SIHH2019会場を沸かせたのがこちらの新作です。
実機を見て、緑が生い茂る様には愕然としました。
これは、「成長し続けるケース」というコンセプトのもと、多肉植物や苔、ミニエケベリアといった多種多様な植物がケースに植えられており、まさに「生きているウォッチ」と言えます。
グリーンにはシャフハウゼンを拠点とする H. モーザーの庭園で育てたスイス原産の植物を使用しているとのこと。
天然素材で作られているため、この時計は1 日に 2 回の水やりが必要らしいです。
ちなみに文字盤にはスイスアルプスの天然鉱石と地衣類を敷き詰められているとか。
とは言えムーブメントには3日間のロングパワーリザーブを誇る自社製手巻きキャリバー HMC 327を搭載。
時計としての機能性は一貫して守り抜かれております。
モーザー エンデバー パーペチュアル ムーン コンセプト 1801-0400
モーザー2019年新作
モデル:ENDEAVOUR PERPETUAL MOON CONCEPT
素材:レッドゴールド
ケースサイズ:42mm
文字盤:ブルー
ムーブメント:手巻きCa.HMC801
パワーリザーブ:約7日間
H.モーザーのエンデバーシリーズの、一切のインデックスを持たないモデルです。ブランドロゴすら、記載はありません。
針と、6時位置のムーンフェイズのみが際立ちます。
しかしこのシンプルな外見とは裏腹に、実は細部までこだわりぬかれた逸品なのです。
まずこのムーンフェイズを搭載した手巻きCa.HMC801。
およそ1027年に1日分しかズレないというのです。もちろん精度そのものや、7日間ものロングパワーリザーブに代表される実用性にも抜かりはありません。
また、フュメダイアルと呼ばれる、H.モーザーならではの燻されたようなグラデーションも、高い技術なしにはない遂げられない仕様です。
シンプルな中に、同社の魂を感じられる逸品です。
モーザー ベンチャー トゥールビヨンサファイア 2802-1000
モーザー2019年新作
モデル:VENTURER TOUBILLON SAPPHIRE
型番:2802-1000
素材:クリスタルサファイアケース
ケースサイズ:41.5mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー HMC802
パワーリザーブ:約3日間
H.モーザーはSIHH2019の会場では独自の広々としたブースを持っていませんでした。
それでも、類まれな独自の傑作腕時計をズラリと並べている様は、大規模メーカーとそん色ないほど圧巻であった、そんな風に思いました。
その同社独自のウォッチ・ワールドの一角を成していたと言えるのが、こちらのベンチャーシリーズの新作です。
サファイアクリスタル製の透明なケースと、264個ものバゲットカットサファイアをセッティングしたというゴージャスなデザインで、しかもサファイアの色味を変えてグラデーションを作り上げております。
これは、同社独自のフュメダイアルを再現したもの。
6時位置から覗くトゥールビヨンも、同社の卓越した時計製造技術を表現していますね。
なお、世界限定1本生産です。
特別な化粧箱も付属しており、まだ予価は発表されていませんが、恐らく定価は1千万を超えるのではないでしょうか。
モーザー パイオニア トゥールビヨン 3804-1201
モーザー2019年新作
モデル:PIONEER TOURBILLON
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:42.8mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー HMC804
パワーリザーブ:約3日間
防水性:12気圧
プレSIHHで、既に昨年10月の時点で発表・発売されていましたが、「普段使いのトゥールビヨン」ということで話題になっていた新作です。
同社自身も、「職場からジムへ直行し、運動した後家族のもとに帰って団らんを楽しむ」といった、21世紀のユーザーを想定したトゥールビヨンとのこと。
と言うのも、コンプリケーションを備えた時計はあまり防水性などは高くないイメージですが、こちらは12気圧防水対応のステンレスケースで形成されました。
自動巻き、ロングパワーリザーブと併せて、非常に実用的な一本となっております。
モーザー エンデバー コンセプト ブルーラグーン 1200-0206
モーザー2019年新作
モデル:ENDEAVOUR CONCEPT BLUE LAGOON
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:40.0mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー HMC 200
パワーリザーブ:約3日間
エンデバーに新色が追加されました。
同シリーズ初となるブルーラグーンカラーです。フュメダイアルならではの味わいが感じられますね。
このカラーリングは、「熱帯の海」をイメージして製造されました。
レッドゴールドモデルも併せて登場しました。
どちらも至高の腕時計と言えるでしょう。
モーザー スイス アルプウォッチ ミニッツリピーター トゥールビヨン
モデル:SWISS ALP WATCH MINUTE REPEATER TOURBILLON
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:縦45.8mm×横39.8mm
ムーブメント:自社製手巻きキャリバー HMC 901
パワーリザーブ:約3日間
2019年新作のみならず、近年ラインナップされてきた腕時計も楽しむことができました!
スマートウォッチのような外観をしているこちらは、スイス アルプウォッチ。
これは、H.モーザーが「スマートウォッチの分野へと迷い込むことなく、機械時計製造の伝統を忠実に守り続けます」という、いわばスマートウォッチ市場に喧嘩を売って始められた一大コレクションです。
そしてコンセプト通り、フライングトゥールビヨン、ミニッツリピーターといった、機械式時計ならではの精密精緻な世界観を楽しませてくれる逸品が登場しました。
シースルーの裏蓋からはムーブメントを鑑賞することが可能です。
スマートウォッチは電池や電子回路に寿命があるため、短いスパンで買い替えが必要です。
しかしながらこのスイス アルプ ウォッチは、「一生使える」ことを最大のテーマにしており、そこからも挑戦的な何かを感じ取れますね。
近年高級時計メーカーでもスマートウォッチを製造することが増えてまいりました。
しかし、H.モーザーのように、まったく真逆のコンセプトからアプローチを仕掛けるというケースは見ませんでした。
限定生産のためなかなか市場には出回りませんが、H.モーザーというブランドをよく体現している一本ではないでしょうか。
モーザー エンデバー パーペチュアルカレンダー コズミック グリーン ピュリティ
モデル:ENDEAVOUR PERPETUAL CALENDAR COSMIC GREEN PURITY
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:自社製手巻きキャリバー HMC 800
パワーリザーブ:約7日間
H.モーザーのエンデバーシリーズにしては、文字盤に情報量が多い?
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのモデル、パーペチュアルカレンダーを搭載しているのです!
そこを鑑みれば、いかに無駄の一切を省いたシンプルさを堅持しているか、おわかりいただけるでしょう。
しかも、3時位置にデイト、6時位置はスモールセコンド、そして9時位置はパワーリザーブインジケーターと、本当に必要機能しか表示させていないという徹底ぶりがうかがい知れます。
フュメ文字盤の妖艶な美しさと相まって、H.モーザーというブランドの底知れぬ魅力を感じさせる一本です。
モーザー エンデバー パーペチュアル ムーン コンセプト ヴァンタブラック
モデル:ENDEAVOUR PERPETUAL MOON CONCEPT VANTABLACK
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:42.0mm
ムーブメント:自社製手巻きキャリバー HMC 801
パワーリザーブ:約7日間
エンデバー ムーンコンセプトのヴァンタブラックモデルです。
ヴァンタブラックとは、垂直に並んだカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)で構成されており、光を99.965%吸収するとのこと。
確かに吸い込まれるような漆黒で、光を反射しません。
シンプルな文字盤なため、その黒さがひときわ目立ちますね。
モーザー エンデバー フライングアワーズ
モデル:ENDEAVOUR FLYING HOURS
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:42.0mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー HMC 806
パワーリザーブ:約3日間
こちらは2018年に登場して、話題となったエンデバーのフライングアワーズです。
文字盤上には4枚の可動式ディスクが並べられており、これが回転することで時刻表示を可能にします。
ちなみにセンターは分、サテライトディスクの周りの数字が白に染まると時刻を表すことが可能です。
2018年は世界限定60本生産でしたが、また新たにラインナップに加わるのでしょうか。
今後の動向が楽しみなモデルのうちの一つです。