W&W2024, Watches and Wonders Geneva, 穴井孝美
時計業界最大のイベント「Watches And Wonders Geneve 2024」がついに開催!
「ROLEX(ロレックス)」の2024年新作モデルが続々と発表されました!
この記事では、数あるブランドでも特に注目度の高い新作ロレックス各モデルについて詳しいスペックや魅力を徹底解説していきます。
ロレックスの新作モデルについて知りたい人は、ぜひじっくりとお読みください!
現地ジュネーブの会場で実際に撮影した時計の写真も合わせて、ご紹介いたします。
目次
「Watches & Wonders Geneve 2024」で発表されたロレックスの2024年新作モデルを一挙紹介いたします。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K ホワイトゴールド、ラグにダイヤモンド入り ブレスレット:オイスターフレックス 文字盤:18K ホワイトゴールド、ブライトブラックのカウンターリング、ダイヤモンド入り |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:16,503,300円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
ホワイトゴールドケースの凛としたたたずまいと、文字盤のくっきりとしたブラックの三眼に、ダイヤモンドのベゼルをあわせたデザインです。
アワーマーカーにはバゲットカットダイヤモンド8粒と、小ぶりの3粒を使用しています。
涼やかで、それでいてインパクトのあるコスモグラフデイトナです。
文字盤はスチールのシルバーに、ブライトブラックのカウンターリングが入っています。
バゲットカットダイヤモンドをアワーマーカーに配置したうえ、ベゼルにもトラペーズカットダイヤモンドを36粒はめこんだ贅沢な作りです。
トラペーズは台形を指し、台形にカットしたダイヤの底辺部分を外に向けてセッティングすることで、表面には金具が見えない構造です。
また、視認性が高く長時間光が続く、クロマライトディスプレイ針を採用しています。
ムーブメントは、2023年リリースのコスモグラフデイトナ向けの新キャリバー、4131です。
今回新作として発表されたコスモグラフデイトナは、すべてこのムーブメントを使用しています。
ジェムセットがゴージャスですが、スポーツウォッチとしての機能もしっかり有しており、10気圧防水です。
スクリュー式リューズのトリプロック(三重防水システム)が、時計を水から守ります。
また、ロレックスが特許を取得しているオイスターフレックスブレスレットを採用し、メタルブレスの堅牢さと、高性能エラストマーの肌ざわりが両得できる仕様です。
ゴールドとダイヤモンドを惜しみなく使用したモデルで、価格は16,503,300円です。
資産としてのデイトナをお探しの方にもおすすめです。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K イエローゴールド、ラグにダイヤモンド入り ブレスレット:オイスターフレックス 文字盤:シャンパン、ブライトブラックのカウンターリング、ダイヤモンド入り |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:16,192,000円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
注目のデイトナ新作のうち、まずご紹介するのはイエローゴールドとこぼれんばかりのダイヤモンドがまばゆい1本です。
イエローゴールドのケースと文字盤、ダイアルにはアワーマーカーとしてバゲットカットダイヤモンド8粒と、小ぶりの3粒が配置されています。
何よりも目を引くのは、ラグやベゼルにびっしりと敷き詰められたダイヤモンドです。
まさに雲上モデル、最上級のデイトナが舞い降りました。
文字盤には、ゴールドにブライトブラックのカウンターリングが入っています。
アワーマーカーはバゲットカットダイヤモンドで、ベゼルには36粒ものトラペーズカットダイヤモンドがはめ込まれています。
トラペーズは台形のことで、表面が台形の底辺部分にあたるため、表面からは爪が見えません。
ダイヤモンドが隙間なくはめ込まれた、ピラミッドや石垣のような不思議さを感じさせるセッティングです。
ムーブメントは、2023年にコスモグラフデイトナ向けとしてリリースされた、新たなキャリバー4131です。
今回キャリバーに変更はなく、外装の大胆な変更がメインのようです。
ダイヤモンドが散りばめられたゴールドのタイムピースですが、10気圧防水を誇ります。
リューズはスクリュー式、トリプロック(三重防水システム)で、高い防水性能を発揮します。
また、一見ラバーベルトに見えるストラップは、オイスターフレックスブレスレットと呼ばれる特殊なブレスレットです。
ロレックスが特許を取得した技術で、メタルブレスレットで人工ラバーのエラストマーをコーティングしています。
内側にはクッション性があり、装着時の快適性もアップされた優れものです。
ゴールドとダイヤモンドの組み合わせということで、価格は16,192,000円です。
美しさもさることながら、資産価値も言うことなしの一品です。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K エバーローズゴールド、ラグにダイヤモンド入り ブレスレット:オイスターフレックス 文字盤:サンダスト カウンターリング、ブライトブラック、ダイヤモンド入り |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:16,503,300円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
美しいピンク色に光る、エバーローズゴールドとダイヤモンドの組み合わせが春めく、夜桜のように妖艶なデイトナです。
前出のイエローゴールドモデル同様、ダイヤモンドを大胆にあしらった、雲上のハイエンドモデルです。
ケースで特筆すべきは、素材に使用されているエバーローズゴールドです。
ロレックスでは、素材の合金も自社開発しており、エバーローズゴールドは2005年にリリースされました。
ロレックスのピンクゴールドとして使用され、特許も取得、現在ではロレックスのピンクゴールドモデルにはすべて、エバーローズゴールドが使用されています。
色の変化を防ぎ、桜のような、ピンクローズのような淡く優しい色合いを長く保つために、研究を重ねて生み出されたカラーです。
日本人の肌にもなじみが良く、美しく見えるため人気の高いカラーです。
ジェムセッティングも贅沢な仕様で、文字盤にはバゲットカットダイヤモンドがアワーマーカーとして使用されています。
ベゼルには36粒のトラペーズカットダイヤモンドが並び、ラグやリューズガードにまであふれる輝きが見る者を圧巻します。
文字盤はサンレイ加工のようなサンダスト加工が施され、優しく光を跳ね返します。
ムーブメントは、コスモグラフデイトナ向けにリリースされた、2023年の新たなキャリバー4131です。
裏蓋はシースルーではないため見えませんが、持ち主は全く見えないにも関わらずローターには王冠のロゴが、ブリッジには丁寧に研磨しているロレックス・コート・ド・ジュネーヴが彫りこまれています。
ストラップは、エラストマーでコーティングしたメタルブレスです。
オイスターフレックスと呼ばれるこの技術は、ロレックスが開発・特許獲得をしたものです。
メタルの強さとエラストマーの肌ざわりで、堅牢さと快適性をあわせ持つブレスレットに仕上がっています。
さらにロレックスグライドロックエクステンションシステムを備え、簡単にブレスレットの長さが調整できます。
セーフティキャッチ付のオイスターロッククラスプも装備しているため、装着後に誤って外れて落ちないように防止してくれますよ。
16,503,300円からと、価格は非常に強気ですが、見た目は華やかで日本の春にぴったりです。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K ホワイトゴールド ブレスレット:オイスターフレックス 文字盤:ホワイトとブラックのマザーオブパール、ダイヤモンド入り |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:8,858,300円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
コスモグラフデイトナの新作のなかでも、ひときわ異彩を放つモデルです。
デイトナといえばクロノグラフの眼が象徴的で、視認性を高めるためにもカラーのコントラストを上げています。
Ref.126589RBRは、なんと天然のマザーオブパール文字盤に、カラーの異なるマザーオブパールでコントラストをつけているのです。
ホワイトのマザーオブパールを基調とした文字盤に、ブラックのマザーオブパールで三眼を入れています。
天然のマザーオブパールでここまでのコントラストを描く難しさは、想像を絶するものがあります。
そして、人工物ではないからこそ出せる、メテオライトにも通ずる「ゆらぎ」が、自然の壮大かつ巧緻さで琴線を震わせます。
これこそが、まさしく「神はディディールに宿る」ということなのかもしれない、と感じさせられます。
マザーオブパールの文字盤には、8個のダイヤモンドが配され、視認性の高いクロマライトのアワーマーカーを、3・6・9時に置いています。
クロノグラフにとって重要な視認性をアップさせるために、王冠の手を持つロレックスの職人たちは、マザーオブパールの選別から全神経を集中させます。
さらに、本来タキメーターを備えるベゼルには、36個のブリリアントカットダイヤモンドが埋め込まれています。
これも、ロレックスの宝飾専門の技工士たちの手による匠の技です。
搭載されているムーブメントはキャリバー4131、2023年にデイトナのモデルチェンジが大々的に行われた際、新作として登場したものです。
ねじ込み式のケースバックはソリッドタイプで、内部を見ることはできませんが、ブリッジ部分には見えないにも関わらず、手の込んだロレックス・コート・ド・ジュネーヴが施されています。
当然高精度クロノメーター認定ムーブメントで、耐磁性・耐久性・耐衝撃性に優れています。
ホワイトゴールド製のケースにはインナーケースを設けず、直接ケース内にムーブメントを固定するモノブロックミドルケースシステムが採用されています。
ストラップは、オイスターフレックスブレスレットで、一見ラバーベルトに見えます。
しかし表記はブレスレット。
つまり、内部は金属製なのです。
超弾性メタルブレード にエラストマー(人工ラバー)をコーティングした特殊構造で、ラバーベルトのスポーティさと肌ざわり、金属製の堅牢度をあわせもちます。
気になるお値段は、ホワイトゴールドケースにブリリアントカットダイヤモンドが36粒プラス8、さらにマザーオブパールを贅沢に使っているため、8,858,300円とラグジュアリーです。
ジェムセットモデルでなければなかなか出ない高額の品ですが、価格に納得できるだけの輝きを放つタイムピースです。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18Kホワイトゴールド ブレスレット:オイスター(3列リンク) 文字盤:ブラックとホワイトのマザーオブパール、ダイヤモンド入り |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:10,103,500円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
コスモグラフデイトナのダイヤルと三眼を、マザーオブパールで飾った贅沢な一品です。
天然のマザーオブパール文字盤に、カラーの異なるマザーオブパールを組み合わせました。
ブラックのマザーオブパールを基調とした文字盤には、ホワイトのマザーオブパールで三眼を入れています。
濃い色合いのマザーオブパールの文字盤に、8個のダイヤモンドを置き、さらに視認性の高いクロマライトを、3・6・9時に置いて、アワーマーカーとしています。
ロレックスの卓越した職人たちは、マザーオブパールの色合いを厳選して組み合わせていきます。
さらに、36個のブリリアントカットダイヤモンドを敷き詰めたベゼルを合わせた、輝かしいコスモグラフデイトナです。
2024年のWatch&Wonders Genevaで発表されたデイトナの新作には、すべて2023年にリリースしたキャリバー、4131が搭載されています。
高精度クロノメーター認定、耐磁性・耐衝撃性の高いムーブメントです。
ケースバックはシースルーではないため内部はオーナーでも確認できませんが、ムーブメントのローターにはロレックスの王冠ロゴが彫りこまれています。
ブリッジにもロレックス・コート・ド・ジュネーヴが施されています。
18Kホワイトゴールドを使用した3連リンクで、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを組み合わせることにより、一層複雑な輝きをプラスしています。
マザーオブパールとダイヤを使用したラグジュアリーなケースと、ホワイトゴールドのブレスレットが織りなす、自然と人工物の絶妙な融合が楽しめるタイムピースです。
気になるお値段は、10,103,500円と高額で、資産としての価値が十分あります。
ホワイトゴールドケースにブリリアントカットダイヤモンド、マザーオブパールを惜しみなく使用しているため、このハイレベルな価格となりましたが、美術工芸品として手元に置いておきたい銘品です。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K イエローゴールド、ラグにダイヤモンド入り ブレスレット:18Kイエローゴールドブレスレット、オイスター(3列リンク) 文字盤:ダイヤモンド入りシャンパン |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:17,274,400円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
2024年Watch&Wonders Genevaでは、貴金属性のコスモグラフデイトナが続々リリースされました。
中でも、輝かしいイエローゴールドのケースと、それをツタのように覆うダイヤモンドが贅沢なタイムピースです。
イエローゴールドのケースと文字盤、ダイアルにはアワーマーカーとしてバゲットカットダイヤモンドと、小ぶりのダイヤが使用されています。
ゴールドのフェイスにゴールドのブレスレットがまばゆい、金とダイヤの一本です。
ゴールドの文字盤に、ゴールドの三眼を入れた文字盤はまばゆいばかりで、さらにバゲットカットダイヤモンドのアワーマーカーを置いたゴージャスなフェイスが特徴です。
また、台形にカットしたトラペーズカットダイヤモンドをびっしりとはめこんだベゼルも、注目ポイントです。
ベゼルだけで36粒のダイヤが使用されており、それ以外にもリューズガードやラグにダイヤモンドが敷き詰められています。
ムーブメントは、今回コスモグラフデイトナに関しては変更がなく、どのモデルにも2023年にリリースされた、デイトナ向けのキャリバー、4131が使用されています。
10気圧防水機能があり、リューズはスクリュー式のトリプロック(三重防水システム)を採用しています。
ブレスレットもイエローゴールドで、異なる仕上げで輝きに変化をつけた3連リンクです。
ゴールドとダイヤモンドの組み合わせということで、価格は17,274,400円です。
資産形成を見越した時計選びを考えたい方にもおすすめです。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K エバーローズゴールド、ラグにダイヤモンド入り ブレスレット:エバーローズゴールドブレスレット、オイスター(3列リンク) 文字盤:ダイヤモンド入りサンダスト |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.4131 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:17,762,800円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
華やかな桜色に光る、エバーローズゴールドとダイヤモンドの艶やかなコスモグラフデイトナです。
エバーローズ、時を超えて色褪せないバラのように、美しい色を保ち続けるロレックスならではのピンクゴールドです。
素材に使用されているエバーローズゴールドは、ロレックスが自社開発した特許取得素材で、2005年にリリースされたピンクゴールドの一種です。
ロレックスのピンクゴールドモデルすべてに使用されているエバーローズゴールドは、すでにロレックスの象徴的な素材の一つといえるでしょう。
ピンクゴールドは美しい色味を出し、長持ちさせることが難しい合金で、時計ブランドによって色合いが異なります。
ロレックスでは発色が良く、上品で長く色が変化しない、桜色のピンクローズを開発しました。
日本人の肌になじみやすく、大変品のある色味で、男性にも人気があります。
貴重なエバーローズゴールド製の本体に、バゲットカットダイヤモンドをアワーマーカーに使用しています。
さらに、ベゼルにはトラペーズ(台形)にカットしたダイヤモンドを36粒びっしりと敷き詰め、リューズガードやラグにも散りばめています。
文字盤はサンレイ加工のようなサンダスト加工で、クロノグラフの三眼も同色にまとめているため、ドレスウォッチのように上品なフェイスです。
ムーブメントは、コスモグラフデイトナのために、2023年にリリースされたキャリバー4131を採用しました。
見えない部分にも手を抜かないロレックスらしく、内部が全く見えないにも関わらず、ムーブメントにはロレックスコート・ド・ジュネーヴやロゴが刻印されています。
ロレックス・コート・ド・ジュネーヴは、一般的なコート・ド・ジュネーヴに加え、溝にまでポリッシュ仕上げを施すという、手間のかかる装飾です。
ロレックスの、ものづくりに対する誠実さと矜持が表れているポイントのひとつでしょう。
エバーローズゴールドの三連ブレスレットを組み合わせています。
三つ並ぶコマのうち、中央だけがポリッシュ仕上げ、両脇はサテン仕上げです。
仕上げの異なるコマを組み合わせることで、鏡面部分がいっそう輝きを増して、立体感も高まります。
さらにイージーリンクを備え、簡単にブレスレットの長さを5mm出せます。
セーフティキャッチ付のオイスターロッククラスプも装備し、外れ落ちる事故を防いでくれます。
貴重なエバーローズゴールドと、ダイヤモンドをふんだんに使用しているため、17,762,800円とかなりの高額です。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース厚み:11.9mm ケース素材:オイスタースチール ストラップ:オイスター(3連リンク・5連ジュビリー) 文字盤:ブラックラッカー・ブルーのクロマライト |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.3285 パワーリザーブ:約70時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:1,540,000円(税込)※要問合せ ジュビリーブレス:1,569,700(税込)※要問合せ 発売予定:2024年 |
Watches And Wonders Geneve 2024、ロレックスの新作から、GMTマスターⅡRef.126710GRNRをご紹介。
ロレックスは2024年の新作に、ゴールドやプラチナなど貴金属を使用したモデルを多く発表しました。
そのなかで、唯一のステンレス、オイスターステンレス製のモデルです。
GMTマスターシリーズは1955年に誕生し、1982年に現行モデルの初出となるGMTマスターⅡがリリースされました。
GMTマスターは2025年に誕生70周年を控えており、その前年である2024年に、新たなモデルが登場となりました。
1955年の登場以来、GMTマスターは様々なバリエーションもファンを魅了してきました。
ベゼルは昼夜の2色に塗り分けられていることが多く、その色の組み合わせから、人気のドリンクやアメコミの愛称で呼ばれてきました。
実は新作発表前、業界人やファンから「GMTマスターⅡの赤黒(コーク)ベゼルが復刻されるのでは」という予測が出ていましたが、カラーは昨年の新作を引き継ぐ形となりました。
昨年登場したイエローロレゾールと18Kイエローゴールドのコンビモデル同様、グレー&ブラックのバイカラーベゼルを備えた、唯一のオイスタースチールモデルです。
外装でまず注目したい点は、グレーとブラックのツートンベゼルです。
昨年新たに登場したカラーリングは、シックな組み合わせですがしっかり昼夜を見分けられます。
ちなみにデイタイムがグレー、ナイトタイムはブラックです。
セラクロムベゼルインサートは、ロレックスが開発した極めて硬いセラミック製です。
耐傷・耐食性に優れた素材で、紫外線からの影響も最小限に抑えられます。
凹型目盛りと数字を物理蒸着であるPVDによって、プラチナコーティングした両方向回転ベゼルは、文字が浮き上がって視認性がアップし、指のかかりが良くなり回転させやすくなりました。
GMTマスターⅡの特徴で、時針・分針・秒針に加え、24時間針と両方向回転24時間目盛り入りベゼルによって、2ヶ所のタイムゾーンを表示します。
24時間針とブラックラッカー文字盤に入れられた「GMT-MasterⅡ」のロゴは、ロレックスのコーポレートカラーである深いグリーンで彩色されています。
ブラックを基調とし、オイスタースチールの外装にグレー&ブラックのバイカラーベゼルというシックなスタイルの中に、グリーンが艶やかな差し色となっています。
今回、新作中唯一のオイスタースチール製となったGMTマスターⅡですが、発表当時もまたスチール製でした。
昨年はイエローゴールドが目を引くデザインだっただけに、新作中唯一のスチールモデルは、プロフェッショナルモデルが受け継いできたアイデンティティを感じさせます。
2019年に廃盤となったブラック文字盤×ブラックベゼルのRef.116710LNに、かなり近いデザインである点も注目です。
カラフルなベゼルが印象的なGMTのなかでも、ブラックのみでフェイスを構成するRef.116710LNは今も人気の高いモデルです。
グレー&ブラックのバイカラーベゼルは、昨年発表された18Kイエローゴールドコンビモデルよりも、Ref.116710LNを想起させるスタイルにまとめられています。
また、2021年ころからグリーンが各種ブランドを席巻しましたが、グリーンの元祖ともいえるロレックスが、繊細な差し色で気品にあふれた色使いを見せている点も見事です。
おりしも、2024年の新作発表の日は、北アメリカで皆既日食が観測されました。
ジュネーヴと北アメリカ、いずれの時刻も正確に表示できるGMTマスターⅡが役立つ、そんな特別な日となりましたね。
ムーブメントは、2018年に採用されたCal.3285で、現行GMTマスターⅡと変わりません。
Cal.3285に採用されているブルーパラクロム・ヘアヘアスプリングは耐磁性・耐衝撃性に優れており、耐衝撃装置のパラフレックスショック・アブソーバーも備えています。
高精度クロノメーター規格のムーブメントで、パワーリザーブは約70時間と、まさに「旅のおとも」にぴったり。
100m防水機能もあわせ持っています。
GMTマスターⅡRef.126710GRNRは、ロレックスの大きな魅力である実用性が光る新作となりました。
GMTマスターⅡの機能における最大の特徴は、現在地と第2タイムゾーン2ヶ所の時間を、同一の文字盤上で表示できる点です。
日付はローカルタイムと連動して、深夜瞬時に切り替わります。
また、ディスプレイにはロレックスが開発したクロマライトで針・アワーマーカーが光るように工夫されています。
クロマライトはブルーの光を放つ長時間継続発行素材で、夜間・暗闇でも視認性に優れます。
さらに、ロレックスのプロフェッショナルモデルのなかで唯一、オイスターブレスレットに加え、ジュビリーブレスレットがセレクトできるようになりました。
オイスターブレスレットは、シンプルな3列ブレスレットです。
ジュビリーブレスレットは、両サイドが少し大きく、内側が少し小さなカマボコ型のコマを5列に並べたデザインで、光と影が更なる高級感を添えてくれます。
1945年にデイトジャスト向けにデザインされた、ラグジュアリーなブレスレットです。
いずれもセーフティキャッチ付オイスターロッククラスプを装備しており、簡単に外れて手首から落ちることを防止します。
さらにロレックスの発明によるイージーリンク(エクステンションリンク)を備えることで、ブレスレットの5mmの延長が簡単にできるようになりました。
「フォルムと機能の融合」とロレックスが表現しているように、ブレスレットは美しさとしなやかな装着感の良さ、機能性の高さを兼ね備えています。
ロレックスの希望小売価格は、1,540,000円(税込)です。
前評判からカラーリングも含めて話題だったGMTマスターⅡ。
グレー&ブラックのバイカラーには、まだ愛称がありません。
これから定着していったとき、どのような愛称がつくのか気になりますね。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径44mm ケース厚み:17.7mm ケース素材:18Kイエローゴールド ストラップ:18Kイエローゴールド 文字盤:オーシャンブルー |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.3235 パワーリザーブ:約70時間 |
【機能】 防水:3,900m・ヘリウム排出バルブ装備 |
【価格・発売時期】 予定価格:7,510,800円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年 |
オイスターパーペチュアル ディープシーRef.136668LBは、見る者を圧倒する、まさかの18K無垢モデルです。
これまでシードゥエラーの派生モデルだったディープシーが、独立モデルとなった記念すべき一本ですが、そのたたずまいはツタンカーメン王のよう。
まさに深海の王者、と呼ぶべき重厚さです。
ディープシーは、シードゥエラーの派生モデルとして登場した2008年より、オイスタースチール製がメインでした。
2022年にRLXチタン製のディープシーチャレンジが登場し、満を持してリリースされた18K無垢モデルです。
重さは気になるところですが、スペックはすべてディープシーとして相応しい実用性に富み、安全性能を追求したハイレベルなフル装備です。
ロレックスが「Bring light to the deep」(深海に光をもたらす)と称する、新たなディープシーをご紹介します。
18Kイエローゴールドのケースと3連ブレスレット、ブルーラッカー文字盤、そしてブルーのセラクロムベゼルインサート&セラミック製耐圧リングで構成された、ゴールドとブルーがまばゆいデザインです。
オーシャンブルーの文字盤には、18Kケース&ブレスレットに合わせて、パウダーイエローでDEEPSEAの文字が入れられています。
また、逆回転防止ベゼルに打たれた文字と目盛りは、PVD(物理蒸着)でイエローゴールドの薄い層をコーティングした金色です。
耐圧リング、ダイアル、セラクロムベゼルインサートはそれぞれオーシャンブルーですが、素材や処理の違いから青の深さや輝きが若干異なります。
それぞれに違った波長の輝きを放つブルーがゆらめくさまは、数多の生命と時間を内包する、大海原の魅力を秘めています。
ブレスレットにも繊細な工夫がなされています。
オイスタースチール製のディープシーはサテン仕上げが主流でしたが、今作は中コマをポリッシュ仕立てにすることで、より輝きを増しています。
ムーブメントは2017年からシードゥエラーシリーズに採用されている、キャリバー 3235です。
使用されているパラクロム・ヘアスプリングとクロナジー エスケープメントには、非常に強力な耐磁性があります。
また耐衝撃性の高い、パラフレックスショック・アブソーバも装備しています。
高精度クロノメーター認定を受けた、確かな品質が特徴です。
新しいディープシーには、リングロックシステムというケース構造が採用されました。
ブルーのセラミック製の耐圧セラクロムリングにサーキュラーサテン仕上げを施し、ケース内に組み込むことで、水深3,900mに耐えるシステムです。
また、RLXチタン製のヘリウム排出バルブを搭載した飽和潜水ウォッチです。
減圧プロセス時も、防水性能を損なうことなくガスが排出できるよう、ヘリウムの割合を低減させた特殊な混合ガスを採用しています。
ディープ・オーシャンは暗闇の世界。
そんな深海でもダイバーの安全を守るべく、ロレックス開発のクロマライトディスプレイを用いることで、強いブルーの光が長時間にわたって高い視認性を保ちます。
特に「ゼロ」を示す三角形マーカーには、クロマライトのカプセルを埋め込み、暗闇でも長時間くっきりと光るよう工夫されています。
クロマライトは2008年に登場し、直近では2021年により性能が高いものに刷新されています。
恐らく今後も開発が進み、より長く強く光る蓄光塗料が登場するでしょう。
裏蓋にはヘリウム排出バルブ同様、RLXチタンを使用しています。
11,000m防水を誇るRLXチタンを使用することで防水性能がアップするだけでなく、直接肌に当たる部分であることから、アレルギーの誘発低減も考えられています。
また、裏蓋はスクリュー式で、より堅牢に防水性能を高めます。
スクリュー式トリプロック(三重防水システム)リューズも、動かす部分から水が内部に侵入することを徹底して防ぐ工夫です。
クラスプにはセーフティキャッチ付オイスターロックが装備されており、簡単に腕時計が外れて落ちないようになっています。
グライドロックエクステンションシステムも搭載されており、工具の必要なくブレスレットの長さを最大20mm延ばせるよう工夫されています。
分厚いダイビングスーツやグローブの上からでも、簡単に装着できるよう考え抜かれたシステムです。
価格は、18Kということで、金の価格高騰もあり税込7,510,800円です。
シードゥエラーから独立し、見事な登場で2024年のジュネーヴを沸かせたディープシー。
今後も動向から目が離せないモデルのひとつです。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径39mm ケース厚み:9.50mm ケース素材:プラチナ ストラップ:アリゲーター(裏面カーフスキン) 文字盤:アイスブルー・6時位置にスモールセコンド |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.7140 パワーリザーブ:約66時間 |
【機能】 防水:50m |
【価格・発売時期】 予定価格:4,370,300円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年 |
チェリーニに代わるドレスウォッチとして、2023年に登場した「パーペチュアル1908」から、新作が登場しました。
パーペチュアル1908は、これまでになかった新しいコレクションとして発表され、衆目を集めました。
1908は、ロレックスが誕生した1908年のことで、シンプルで上品なスタイルは、現在主流となっているラグジュアリースポーツウォッチとは一線を画します。
事前に流れていたプレビュー動画に一瞬映る、巧みなギョシエ装飾の謎も、パーペチュアル1908の新作で明らかになりました。
それでは、ロレックスのドレスウォッチシリーズを牽引していくコレクション、1908の新作をご紹介します。
パーペチュアル 1908は、シルバーカラーに輝くケースと品のあるアイスブルー文字盤、高級感あふれるアリゲーターストラップが特徴的なドレスウォッチです。
機能は大変シンプルで、文字盤には時針・分針とスモールセコンドのみ、デイト機能はありません。
クラシカルでエレガントな、ホワイトタイの紳士を感じさせるタイムピースです。
文字盤は、アイスブルー。
日本語では甕のぞきとでも呼ぶべき、淡く透き通る青です。
ロレックスでアイスブルー文字盤といえば、プラチナケースの証拠です。
パーペチュアル1908も、プラチナ製ケースを採用した特別なドレスウォッチです。
さらに、アイスブルーの文字盤には、スモールセコンドを中心に広がる籠目のようなライスグレインモチーフのギョシエ装飾がびっしりと刻み込まれています。
うろこのように正確なライスグレインの上には、12・3・9のアラビア数字と、ファセット加工を施したホワイトゴールドのアワーマーカーが置かれ、つややかな光を放っています。
ミニッツトラックも文字盤とは異なる波型のギョシエ装飾で縁どられ、繊細さに圧倒されます。
ケースの外側にはコインエッジが刻み込まれ、少し大きめのリューズがポリッシュ加工を施されたケースにアクセントを加えています。
時針にはブレゲ風の針を採用し、一層レトロな雰囲気を醸しだしています。
ラグジュアリースポーツモデルに多く使用されてきたアイスブルー文字盤ですが、ドレスウォッチでも非常に豊かな表情を見せてくれます。
ムーブメントはキャリバー7140を搭載しています。
2023年のオイスターパーペチュアル1908誕生の際に、搭載すべく開発されたムーブメントです。
耐磁性に優れたシリコン製シロキシ・ヘアスプリングを採用したムーブメントで、パワーリザーブは66時間です。
シースルーのケースバックからは、ロレックスの王冠が彫られたゴールドのローターや、ロレックス・コート・ド・ジュネーヴが彫られたブリッジが見えます。
ムーブメントのブリッジ部分によく使用されるコート・ド・ジュネーヴ装飾ですが、ロレックス・コート・ド・ジュネーヴは少し異なります。
溝と溝の間にポリッシュ仕上げを施すという、より一層手間のかかる装飾で、ロレックスのクラフツマンとしての矜持を感じさせる仕上げです。
実はムーブメントが良く見えるシースルーバックは、ロレックスにこれまであまり採用されてきませんでした。
その点も、オイスターパーペチュアル1908の特徴です。
シースルーバックから良く見えるパーペチュアルローターは、ロレックスの三大発明のひとつ。
1908の意匠は、パーペチュアルローターを搭載した初期のモデルからインスパイアされています。
1908のストラップには、レザーが採用されています。
マットブラウンカラーのアリゲーターストラップに、同色のステッチを施し、さらに裏側にはブランドカラーである深いグリーンのカーフスキンを合わせています。
表側は高級感、裏側は肌触りの良さを追求したストラップには、プラチナ製の二重折り畳み式デュアルクラスプが組み合わされています。
デュアルクラスプはしっかりと留まるだけでなく、精巧な計算によって、常に手首の真ん中に来るよう設計されている優れものです。
価格は、プラチナ製ということもあり税込4,370,300円です。
一生使える価値ある1本に、アイスブルーの繊細なきらめきを選んでみてはいかがでしょうか。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径42mm ケース素材:18K エバーローズゴールド ブレスレット:ジュビリー(Jubilee)、5 列リンク 文字盤:スレート、ホワイト、ブルーグリーン |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.9002 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:7,482,200円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
スカイドゥエラーは、2012年に登場した「世界を旅する人々」のための時計です。
直訳すると「空の住人」という名のモデルで、ロレックスにおける唯一ともいえる複雑機構を搭載したコンプリケーションモデルです。
スカイドゥエラーには、デュアルタイム機構と、アニュアルカレンダー機構が搭載されています。
永遠に咲き誇るバラの色、18Kエバーローズゴールドモデルをご紹介します。
まだ新しいシリーズのスカイドゥエラーのなかでも、今回登場したモデルはラグジュアリーな見た目が重視されています。
華やかな色使いが楽しく、18Kエバーローズゴールド製モデルにはスレート・ホワイト・ブラウン・ブルーグリーンの文字盤がラインナップされています。
ホワイト文字盤がこれまでの定番でしたが、カラー文字盤は公式サイトでそれぞれのカラーケースと組み合わせて、好みの色合いをチェックできます。
また、ゴージャスな素材と色味に合わせて、ジュビリーブレスレットが登場しました。
ブレスレットは外側の大きい2つのコマと、内側の小さな3つのコマに分かれています。
内側のコマはポリッシュ、外側のコマはサテン仕上げを施し、より効果的に鏡面が光を反射するように計算されています。
そして、ゴールドケースの証であり、ラグジュアリーなロレックスの象徴でもあるフルーテッドベゼルも装着しています。
正確に刻まれた折り目模様は、古くは防水性能向上のためにつけられていたそうですよ。
ムーブメントは、昨年発表されたキャリバー9002です。
複雑機構を搭載しながら、約72時間のパワーリザーブを誇ります。
さらに、高い耐磁性を備えた常磁性ブルーパラクロム・ヘアスプリング、耐衝撃性に優れた高性能パラフレックスショック・アブソーバを採用し、複雑機構搭載の腕時計でも日常で使用できる耐久性をあわせもちます。
2012年に登場したスカイドゥエラーは、第2時間帯を表示させるデュアルタイム機能と、アニュアルカレンダーが大きな特徴です。
デュアルタイム機能とは、GMTのように針で第二時間を指すのではなく、文字盤中央部分に小窓を開け、ディスクで第2時間帯を表示するものです。
文字盤中央の24時間表示のディスクで、第2時間帯を読み取ります。
インデックスの外周にある小窓では月表示を行い、リューズで操作できる機能を切り替えるシステムです。
アニュアルカレンダーは、年に1度の調整だけで正確な日付を刻むカレンダーです。毎年3月1日に1度だけ、手動修正を行います。
ロレックスではアニュアルカレンダー機構を「サロス」と呼んでいます。
ブレスレットには、リンク内部にロレックスが特許を取得したセラミックインサートが使用され、装着時の柔軟性を生み出し、耐久性もアップさせています。
また、フォールディングタイプのオイスタークラスプに加え、ロレックス開発のイージーリンク(エクステンションリンク)も装備。
工具がなくても、ブレスレットの長さを5mm延ばせる便利な機能です。
気になる価格ですが、金の価格高騰に関連し、18Kエバーローズゴールド製モデルは税込7,482,200円です。
美しく、装飾性もある腕時計ですが、資産価値の点でも注目が集まりそうですね。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径42mm ケース素材:18K イエローゴールド ブレスレット:18Kイエローゴールド、ジュビリー(Jubilee)、5 列リンク 文字盤:ブラック・ホワイト・シャンパンカラー |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.9002 パワーリザーブ:約72時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:7,066,400円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
スカイドゥエラーの新作としてリリースされた、18Kイエローゴールドモデルも今回はご紹介。
18Kイエローゴールド製モデルは、ブラック・ホワイト・シャンパンカラーの文字盤がラインナップされ、お好みで選べます。
スカイドゥエラーは、ホワイト文字盤が定番でしたが、カラー文字盤が新たにリリースされました。
公式サイトでは、イエローゴールドケースとカラー文字盤とを組み合わせて、色映えを調べられます。
また、ジュビリーブレスレットを装着することで、よりラグジュアリーな存在感となりました。
ジュビリーブレスレットは、外側に大きな2つのコマ、内側に小さな3つのコマが組まれています。
内側のコマはポリッシュ、外側のコマはサテン仕上げで、光の加減で色味も違って見え、一層美しくボリューム感もアップしました。
そして、ゴールドケースの証としてロレックスで採用される、フルーテッドベゼルも備えています。
ムーブメントは、2023年に発表されたキャリバー9002を搭載しています。
複雑機構を複数あわせ持ったうえ、約72時間のパワーリザーブという最先端のムーブメントです。
ムーブメント内部には、常磁性ブルーパラクロム・ヘアスプリングや高性能パラフレックスショック・アブソーバを使用、耐磁性・耐衝撃性に優れています。
非常に繊細なコンプリケーションですが、日常使いできるようにするための工夫で、実を重視するロレックスならではの仕上がりです。
2012年に登場したスカイドゥエラーは、第2時間帯を表示させるデュアルタイム機能と、アニュアルカレンダーをあわせもつコンプリケーションです。
デュアルタイム機能は、GMTとは異なり、時針ではなく文字盤中央部分に開けた小窓から、内部に設置されたディスクで第2時間帯をチェックできる機能です。
インデックスの外周にある小窓で月の表示を行い、操作する機能をリューズで切り替えられます。
アニュアルカレンダーは、年に1度の調整だけで正確な日付を表示できるカレンダーです。
毎年3月1日に1度だけ、手動修正を行えばあとは正確な日付を刻みます。
ロレックスではアニュアルカレンダー機構を「サロス」と呼びます。
金の価格高騰が影響し、18Kイエローゴールド製モデルは7,066,400円です。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径36mm ケース素材:18K エバーローズゴールド ブレスレット:18Kエバーローズゴールド、プレジデント(President)、半円型リンク(3列) 文字盤:ダイヤモンド入りブルーグリーン 宝石セッティング 10個のバゲットカットダイヤモンド |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.3255 パワーリザーブ:約70時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:11,511,500円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
エバーローズゴールドのケースに、深みのあるしっとりとしたブルーグリーンの文字盤を合わせ、ダイヤモンドをあしらったデイデイトをご紹介します。
少し小さめのケースに、贅沢なジェムセッティング、印象深いカラーリングは、今回のWatch&Wonders Geneva2024の目玉のひとつです。
貴金属ボディでしか作られない、ロレックスの顔ともいえるラグジュアリーモデルです。
2024年はデイデイト豊作の年でしたが、特に注目されているモデルは、エバーローズゴールドとブルーグリーンの組み合わせの妙が美しい、36mmモデルです。
ブルーグリーンの文字盤は、同じく最新のモデルとして発表されたエバーローズゴールドのスカイドゥエラーにもあり、同じカラーの組み合わせが楽しめます。
ロレックスのエバーローズゴールドはピンクゴールドの一種ですが、他社のピンクとは異なる静謐さと品の良さ、そして移り香のように奥ゆかしい華やかさがあります。
男性にも人気のあるカラーで、仕上げによっても表情を変える魅惑的な素材です。
文字盤のブルーグリーンは、ミルガウスのブルー文字盤のように複雑かつ奥行きのある色味で、サンレイ仕上げが施されています。
光の加減でゆらぎを生むサンレイ仕上げが、ブルーグリーン文字盤の色味にさらなる深みを与えています。
そして、エバーローズゴールドとブルーグリーン文字盤の組み合わせは、桜の森に抱かれた太古の湖のような、神秘的にさえ見えるおもむきがあります。
ダイアルには、10個のバゲットカットダイヤモンドを、アワーマーカーとして配置しています。
ベゼルには60個のトラペーズ(台形)カットダイヤモンドをセットし、爪の見えないダイヤモンドが桜色の湖をびっしりと縁どります。
ちなみに、ダイヤモンドベゼルはこれまでプラチナモデルにのみ使用されてきましたが、今回からエバーローズゴールドモデルにも使用され始めました。
搭載されているキャリバー3255は、「バーゼルワールド2015」でデイデイトのために制作されたムーブメントとして脚光を浴びた機構です。
約70時間のパワーリザーブで、デイデイト機能のかなめです。
デイデイトは、ロレックスのハイエンドモデルとして1956年にリリースされました。
当時のアメリカ大統領だったアイゼンハワー氏に贈られたという逸話があり、それから装着されているブレスレットが、プレジデントブレスと呼ばれるようになりました。
半月型のコマを組み合わせた3列リンクのプレジデントブレスは、独特の輝きでファンを魅了しています。
36mmの小ぶりモデルながら、他にはないエバーローズゴールド素材とダイヤモンドベゼルの組み合わせで、価格は11,511500円です。
スペック |
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【外装】 ケースサイズ:直径40mm ケース素材:18K エバーローズゴールド ブレスレット:18K エバーローズゴールド 文字盤:スレートオンブレ |
【ムーブメント】 駆動方式:自動巻き ムーブメント:Cal.3255 パワーリザーブ:約70時間 |
【機能】 防水:100m |
【価格・発売時期】 予定価格:5,985,100円(税込)※要問合せ 発売予定:2024年秋 |
デイデイトの40に、初めてオンブレダイアルが登場しました。
オンブレダイアルとは、ロレックスの匠の技が光る文字盤のひとつで、中心から外周にかけてカラーが暗みを増し、外周付近で漆黒になるカラーリングです。
桜色のエバーローズゴールドとスレートのオンブレダイアル、そしてピンクゴールドのインデックスが見事に調和する、魅惑的なデイデイトです。
オンブレダイヤルと18Kエバーローズゴールドの組み合わせは、1980年代にリリースされて以降、2019年に再登場しています。
その流れをくむデザインで、スレートのオンブレダイアルとエバーローズゴールドを組み合わせています。
落ち着いたクラシカルな色合いの文字盤は、ブラックラッカーで繊細な仕上げが施されています。
さらに、初めての試みとして18Kピンクゴールドをファセット加工した、ローマ数字のインデックスを採用しました。
春色に輝く大きめのインデックスを、漆黒に染まる外周部分に置くことで、ケースのエバーローズゴールドとインデックス、オンブレダイアルの織りなす絶妙なグラデーションが生まれています。
これまでオンブレダイアルにはダイヤモンドアワーマーカーがつきもので、しかも36mmモデルにしかありませんでした。
さらに、ロレックスのハイエンドモデルの象徴である、フルーテッドベゼルを装着しています。
ムーブメントは、2015年にデイデイトのためにリリースされた、キャリバー3255です。
約70時間のパワーリザーブです。
貴金属モデルしか存在しないデイデイトには、デイデイトにしか使用されない特殊なブレスレットがあります。
半月型のコマを3つ並べていく、ジュビリーブレスレットに似たデザインですが、もっとコマが大きく輝きも強いプレジデントブレスレットです。
価格は5,985,100円と、ラグジュアリーラインのデイデイトらしい設定です。
【GMTマスターⅡのベゼル展示】
歴代GMTマスターⅡのベゼルがズラッと展示されています。
2024年新作のグレー×ブラックベゼルも新たに仲間入り。
ロレックス2024年の新作が発表されました。
事前に当サイトの腕時計専門スタッフが予想をしていたロレックスのモデルは果たして予想通りの結果となったのでしょうか!?
結果が気になる方は以下の記事も併せてご覧ください。
また、2024年に廃盤になったモデル一覧も要チェックです!