出典:https://www.tagheuer.com/en/news
ロレックス、オメガ、パテックフィリップと並び例年バーゼルワールドの目玉となるタグホイヤー。
今年はタグホイヤーのフラグシップ・カレラが55周年を迎えることもあり、間違いなく最注目ブランドのうちの一つに挙げられます。
バーゼルワールド2018に先駆けて打ち出してきた新作コレクション、この記事でいっきにご紹介いたします!
目次
タグホイヤー2018年新作レポート
カレラ キャリバーホイヤー02
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ムーブメント:自社製自動巻きクロノグラフホイヤー02
素材:ステンレススティールまたはセラミック
文字盤:スケルトン
ケース:直径43mm、100m防水
発売予定:2018年6月
タグホイヤー随一の人気を誇るカレラシリーズ。
多彩なバリエーションがあり、デザインや素材だけにとどまらず、こだわりの自社製キャリバー搭載モデルやリーズナブルなキャリバー5搭載機など、様々。
しかし、どのモデルもモーターレースにインスパイアされた、とにかくかっこいいデザインが特徴です。
1963年に登場したカレラは今年55周年を迎えるため、バーゼルワールド2018で何かが出ると予想していた方も多いのではないでしょうか。
その記念すべき年に発表された5つの新作は、これまでのタグホイヤー、そしてこれからのタグホイヤーを詰め込んだ傑作となりました。
ハイライトはムーブメント。
搭載するキャリバーは同社渾身のマニュファクチュールによる、ホイヤー02です。
このホイヤー02、バーゼルワールド2017でよみがえったヴィンテージウォッチ・オータヴィアとともに世に送り出された名機で、カレラ搭載は初となります。
ホイヤー01と比べて、ムーブメントの外観に大きな違いはありません。
しかし、クロノグラフ機能を鑑みると、全く異なる様相を呈することとなったのです。
それは、コラムホイールと垂直クラッチを組み込んだこと。
まず、コラムホイールとは高級機に採用される制御機能で、クロノグラフのスタート・ストップ・リセットの全動作をスムーズに操作します。
有名どころだとロレックスのデイトナやオーデマピゲのロイヤルオークオフショアが挙げられますね。
より安価なカム式と違って少ない力での操作が可能で、またプッシュボタンを押す時にクラッチやレバーなどへの影響を最小限に抑えるため、動作が安定します。
次に垂直クラッチ。
コラムホイールに欠かせないスタイルで、クロノグラフのオンオフを司るクラッチが上下2枚の歯車間で切り替える仕様です。
オンオフ時にトルクにかかる負担が少なく、かつ針飛びもないため正確な動作が可能に。
厳密に言うと、バーゼルワールド2016で大注目を浴びたカレラ ホイヤー02T フライングトゥールビヨンでもコラムホイール式クロノグラフが搭載されています。
しかしこの二つの機構を初めて定番シリーズで搭載したのが、2018年に55周年を迎たこの度のカレラ新作なのです。
パワーリザーブ約80時間と、ホイヤー01より約30時間もの延長に成功していることも必見。
デザインに劇的な変更は少なく、カレラ ホイヤー01の近未来的なかっこよさは変わりません。
ケースはモジュール式で、エッジのきいたラグや丁寧に仕上げがされたステンレス素材などは健在。
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しかし、ダイアル構造が再編成されており、SFチックでありながら60年代のファーストモデルにより忠実なものとなりました。
オリジナルの通り3.6.9時位置のカウンター配置となり、またケースの色味にあわせたラインがそこかしこに引かれます。
4時位置の日付窓の視認性も高まりました。
この43mmサイズの他、45mmのGMTカレラも登場しています。
タグホイヤー2018年新作レポート
リンク
エレガントなスポーツウォッチを体現したリンクシリーズ。
カレラやアクアレーサーほどのメインストリームではありませんが、バーゼルワールド2016のリニューアルで一層の注目を集めつつあるコレクションです。
レディースも豊富にラインナップするリンクですが、2018年の新作ではメンズに品のあるモデルがラインナップされました。
タグホイヤー リンク クロノグラフ キャリバー17
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ムーブメント:自動巻きクロノグラフキャリバー17
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラックまたはブルーサンレイ
ケース:直径41mm、100m防水
発売予定:2018年4月
リンクのコンセプトはエレガントなスポーツウォッチ。
人間工学に基づいて設計された、しなやかなケース、そしてそれと一体化した有機的なラインを描くブレスレットが最も特徴的です。
今回の新作でもまたリンクのデザインアイデンティティが多く引き継がれます。
優美なラインを描くケース、S字型コマのブレスレット、クロノグラフでありながら端正なダイアルデザイン・・・
現行モデルでは43mmまたは40mmサイズのみのラインナップでしたが、新たに41mmが加わり選択肢がまた一つ増えました。
搭載するムーブメントはETA2894をベースに作られた横目クロノグラフのキャリバー17。
同じクロノグラフでETAベースのキャリバー16より若干小型設計となります。
パワーリザーブ約42時間。
タグホイヤー リンク ダイヤモンド キャリバー5
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ムーブメント:自動巻きキャリバー5
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルーマザーオブパールまたはブルーサンレイ
ケース:直径41mm、100m防水
発売予定:2018年4月または1月
同じくリンクから、ダイヤモンドをふんだんにあしらったハイエンドラインが登場しました。
ベゼルに1.08カラットのダイヤモンドを54個、マザーオブパールダイアルモデルではさらにインデックスとブレスレットにまで貴石があしらわれています。
予価はブレスレットにまでダイヤモンドがあしらわれているモデルで240万円超え、ベゼルダイヤモデルで739,800円とタグホイヤーとしては高価となりますが、ダイヤモンドを備えていることを鑑みると比較的リーズナブルとなっております。
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その秘訣はムーブメント。
シンプルな3針+日付表示のキャリバー5を搭載しており、人気が高いカレラWAY211C.BA0928やWAR211A.BA0782と同一です。
ちょっとしたお出かけやパーティーにつけていきたい2018年新作です。
タグホイヤー2018年新作レポート
フォーミュラ1 レディ
男性のみならず、本格派志向の大人女子の指示も獲得しつつあるフォーミュラ1。
2018年新作では、これまでになかった女子に嬉しい機能が搭載されました!
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ムーブメント:クォーツ
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルーサンレイ、シルバーサンレイなど全6種
ケース:直径32mmまたは35mm、100m防水
発売予定:2018年4月
レーシングモデルに定評があるタグホイヤーウォッチの中でも、スタイリッシュさ、加えて10万円台~と比較的お手頃価格でラインナップされるフォーミュラ1。
メンズ人気の高いタグホイヤーですが、フォーミュラ1に関してはテニス界のトッププレイヤー「マリア・シャラポワ」がデザインを手掛けたことで、可愛らしくセクシーな本格レディーススポーツウォッチの地位を獲得しています。
バーゼルワールド2017でもカレラのレディースモデルが出ており、レディースラインに力を入れていることは間違いありません。
小ぶりながら形のいいダイヤモンドをあしらったモデルが人気ですが、2018年新作ではデザインの幅が増えたことに加え、インターチェンジャブルストラップを採用し、オーナー自身の手で容易にストラップ交換が可能となったのです。
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また、ダイアルがダブルプレート仕様となったことによりコントラストが活き、ダイアルの位置加減で様々な表情を見せるようになりました。
視認性の向上に一役買っているのもいいですね。
クォーツムーブメント搭載のため予価は10万円台から。
このコストパフォーマンスの高さも、タグホイヤーの大切な持ち味です。
タグホイヤー2018年新作レポート
コネクテッドモジュラー
1860年創業と、150年以上もの歴史を持つ由緒正しい老舗ブランド・タグホイヤー。
しかしクロノグラフ黎明期から実用機への搭載を手掛けるなど新時代への開拓に余念のないブランドでもあり、そのためウェアラブル端末搭載のスマートウォッチに先鞭をつけたことは、驚きに値しないかもしれません。
コネクテッド モジュラー45 フルダイヤモンド
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今や当たり前となったスマートウォッチのパイオニアであるタグホイヤー。バーゼルワールド2017での驚きはまだ新しいです。
GoogleTMやIntelなどと共同開発しており、シリコンバレーとスイスの技術が見事融合したことになります。
さらなる進化を遂げ、「世界で最も高価なコネクテッドウォッチ」を発表しました。
こちらの新作は、Android wear搭載スマートウォッチでありながら、ホワイトゴールド製、計23.35カラットのバゲットダイヤモンドをセッティングした、前代未聞のデジタルウォッチなのです。
その圧巻のゴージャスさに加え、機能性も抜群。
GPSや支払いに使えるNFCセンサー・・・
また、高解像度と色合いのAMOLEDスクリーンを備えます。
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コネクテッド モジュラー41
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バーゼルワールド2017で話題をさらったコネクテッドモジュラー45。
女性でも使用できる待望の41mmサイズが登場しました。
解像度がより上がったAMOLEDスクリーン、GPS、NFCセンサーなど機能性はもちろんのこと、独自のモジュラー構造によりいくつかのラインナップからストラップとラグをカスタマイズでき、よりファッショナブルなものとなりました。
ちなみに機械式のキャリバー5搭載機へ変更することも可能です。
50m防水。
こちらは予価14万円台からのため、比較的お手頃と言えます。
日本ではiphoneユーザーが多くその互換性がどうしても気になるところですが、iOS9以降が搭載されているスマートフォンで可能です。
まとめ
フォーミュラ1 レディやコネクテッドモジュラー等、変わり種が目立った2018年新作発表。
まだまだバーゼルワールド2018で魅力的な新作が出てきそうです。
今後も2018年新作情報を随時更新していきたいと思います!
※発売予定等は2018年2月現在の情報で、予告なく変更となる可能性がございます。
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