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バーゼルワールドで発表された新作はいつ日本で発売されるの?
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スイス バーゼルで開催される世界最大級の新作見本市バーゼルワールド。毎年各ブランドから新作が発表され、時計界を賑わす一大イベントとして知られています。 バーゼルワールドは毎年3月に開催され、今年(2018年)は3月22日~27日に行われますが、気になるのはバーゼルワールドで発表された新作はいつ日本で発表されるのかということ。 今回は例年のデータを元に、新作発売時期について解説します。
目次
バーゼルワールドで発表された新作の国内入荷
バーゼルワールドで発表されたモデルの入荷はブランドやモデルごとに異なるため、具体的にいつごろ入荷されるかどうかは発売されるまで分かりません。 ただ、SNSが普及した近年は新作発表から発売までの時期が早まっている傾向があります。 昔はなかなか新作が発売されず、3月に発表されたのに11月ごろにやっと国内正規店に入荷されるという状況も珍しくありませんでしたが、現在は遅くても夏ぐらいには日本に入荷されることが多くなっています。 また、日本よりも欧米諸国の方が入荷が早いことが多く、正規品よりも海外で買い付けられた平行輸入品が先に国内に入荷されるケースが多いです。
近年発表された新作モデルの国内入荷日
ブランドやモデルによって入荷日は異なるため、いつ今年の新作が日本に入荷されるかは不明です。ただ、近年発売されたモデルの国内入荷日を調べたところ、多くのモデルが同じような時期に国内入荷されていたので、概ね今年も同時期に入荷されるのではないかと予想されます。
ロレックス デイトナ 116500LN(2016年)
ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN ロレックスの大人気モデル”デイトナ116500LN”。当店でも人気No.1となっている同モデルは2016年のバーゼルワールドにて発表されたモデルです。 発表自体は3月のことでしたが、実際に日本に入荷されてきたのは5月28日といわれています。2016年のバーゼルワールドは3月17日~24日に開催されていたため、約2カ月弱で日本に入荷してきたということになります。 ちなみにアメリカにはもう少しだけ早く入荷されていたようです。
ロレックス ヨットマスター40 116621(2016年)
ロレックス ヨットマスター40 116621 チョコレートブラウン ヨットマスター40のチョコレートダイアルとして、2016年のバーゼルワールドで発表されたモデルがこの”116621″。ピンクゴールドに少量のプラチナを混ぜたエバーゴールド素材を配した高級感溢れる一本です。 3月に発表されたモデルでありながらも市場に出てきたのは2016年の夏を過ぎてから。同年のバーゼルワールドで発表されたデイトナ116500LNは5月に既に販売開始されていたことを考えるとやや遅いです。 デイトナのようにその年のメインとなるモデルは早い時期に国内に入荷されますが、マイナーチェンジやカラーバリエーションといったモデルは4カ月~6カ月以上発売まで間があくケースもあります。このヨットマスターはその最たる例だったといえるでしょう。
ロレックス シードゥエラー 126600(2017年)
ロレックス シードゥエラー 126600 昨年のバーゼルワールドにおいて最も話題となったモデルといっても過言ではないシードゥエラー 126600。 こちらは5月1日に世界デビューを果たし、5月中旬~末には日本にも数多く入荷されました。デイトナ116500LNのケースと同じく約2カ月後の入荷ですが、若干シードゥエラー 126600の方が早く入荷されています。 やはり話題作は発売までの間隔が短いです。
オメガ シーマスター 300 60周年記念モデル 234.10.39.20.01.001(2017年)
オメガ シーマスター 300 60周年記念モデル 234.10.39.20.01.001 1957年に発表されたスピードマスター/レイルマスター/シーマスターを復刻させたトリロジーコレクション。2017年のバーゼルワールドにて発表され、各モデル世界限定3,557本として発売されました。 記念モデルは2017年6月に発売開始。シーマスターを筆頭に人気を博し、多くのオメガファンの心を惹きつけました。 こちらもロレックス同様、発表後2カ月~3カ月での入荷となっています。
オメガ スピードマスター 324.23.38.50.02.002 カプチーノ(2017年)
オメガ スピードマスター38 コーアクシャル クロノグラフ 324.23.38.50.02.002 ニックネーム通りのフェミニンなカラーリングが話題を生んだスピードマスター”324.23.38.50.02.002″。こちらも60周年記念モデル同様に日本では6月に販売開始されました。 ワクワク感を膨らませるのに3カ月という期間はちょうどいいのかもしれませんね。
タグホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 CAR2A91.FT6071(2017年)
タグホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 CAR2A91.FT6071 画期的な新コレクション”ホイヤー01″の発表、100万円台のトゥールビヨンの発表。近年のタグホイヤーはバーゼルワールドで大きな存在感を示しています。 全体をマットブラックの非常に耐蝕性・耐衝撃性に優れたセラミックで覆い、ダイアルのブラックと統一されシックで高級感のある雰囲気にしたこの”CAR2A91.FT6071″は2017年バーゼルワールドで注目を浴びたモデルです。日本では6月に発売が開始されました。
ゼニス エリート クラシック 03.2290.679/26.C493(2017年)
ゼニス エリート クラシック 03.2290.679/26.C493 クラシック”03.2290.679/26.C493″は「エルプリメロ」と並び、ゼニスが誇るもう一つの名機「エリート」を搭載したシンプルで上品なモデルです。 ロレックス・オメガ・タグホイヤーといったメジャーどころから少し外れたゼニスの新作も6月に国内入荷されていました。 3月に発表され、6月に発売される。主要ブランドの間では、この流れがスタンダードのようです。
パテックフィリップ パーペチュアルカレンダー 5327J-001
パテックフィリップ パーペチュアルカレンダー 5327J-001 最後に時計界の頂点パテックフィリップの新作モデルを調べてみます。 この”5327J-001″は2016年に発売されたパーペチュアルカレンダーとムーンフェイズを搭載した“グランド・コンプリケーション”です。 パテックフィリップも他のブランドと同じく5月・6月を目途に国内入荷されるかと思いきや、”5327J-001″が国内で出回ったのは2016年秋のことでした。雲上時計ブランドや独立時計師といった製造量が少ないブランドは日本に流通する時期が遅く、大半が夏を過ぎてしまうようです。
まとめ
ここ1、2年のデータを踏まえると、どのブランドも概ね5月~6月にかけて日本での入荷・販売が開始されていることが分かりました。つまり、バーゼルワールド後2、3カ月後に買えるようになるというわけです。 今後も大きく日本への入荷がズレ込むことは考えづらい為、2018年も5月~6月になれば新作を手にすることが出来るのではないでしょうか?ただしロレックスの新作は国内入荷直後は価格が高騰する傾向にありますので、国内の在庫が安定した秋~冬頃に購入されたほうがお安く買えるかもしれません。
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