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今年は、弊社スタッフが現地に赴いてレポートさせていただいたバーゼルワールド2018。
開催前は規模が小さくなったと取り沙汰されていましたが、会場は例年通り非常に賑わっており、まだまだバーゼルワールドが世界最大の新作見本市であることに疑いはありません。

そんなバーゼルワールド2018の会場にて、今年特に話題をさらいそうな、注目株の新作10傑を選定してみました!
ロレックス、オメガ、パテックフィリップにグランドセイコー・・・

2018年、一番熱いモデルはこれだ!!

バーゼルワールド2018 新作10選

 

1.オメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号 311.92.44.30.01.001

進化、そして革新。
この言葉が似合うブランドはオメガが随一のように思います。

2018年も、バーゼルワールド会場ブースの間取りを広くとり、四面を多彩で、そして例年よりさらに進化させた新作をディスプレイしていました。
最も目を惹かれたのは、オメガの華やかな歴史の象徴でもある、スピードマスター2018年新作。
ブラックにイエローがアクセントとなったこちらの時計、文字盤に月面が浮かんでいるのです。

バーゼルワールド2018 オメガ スピードマスター 新作

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

 

ダークサイド オブ ザ ムーンという男心をくすぐるネーミングを纏ったこのモデル。
唯一NASAの公式装備品認定機であり、月面着陸にいつも携えられていたスピードマスターの中でも最も異彩を放つシリーズです。

人類史上初めて月の周回に成功、「光の当たらない月の裏側―ダークサイド オブ ザ ムーン―」を目にしたアポロ8号乗務員のパイオニアスピリットに敬意を表したオマージュで、とりわけ2018年はアポロ8号発射50周年。
そこで特別モデルとして発表されたのがこちらです。

ミソは文字盤に浮かんだ月面。
かつての、そして歴代スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチに搭載されていたキャリバー1861系に特別な装飾を施した1869が搭載されており、文字盤側に月面の表側、裏蓋側に月面の裏側を見ることができるのです。
通常のダークサイド オブ ザ ムーンには自動巻きムーブメントが搭載されていることからも、いかにこの2018年新作が特別であるかが伺えますね。

オメガ バーゼルワールド2018 スピードマスター 新作

 

さながら月をそのままインジェクトしたかのような一本となり、「いつも手元に月を感じて」とはオメガの言葉。
スケルトンとなった裏蓋外周には「裏側で会おう」というアポロ8号の司令船操縦士「ジム・ラヴェル」のセリフが記されます。

ケースはブラックセラミック製、サイズ44.25mm。5気圧防水。
予価1,040,000円(税抜)、2018年8月発売予定。

 

 

2.オメガ シーマスター 300M コーアクシャル マスタークロノメーター 210.60.42.20.99.001

ロレックスのサブマリーナに匹敵するハイスペックさやかっこよさから、オメガきっての人気を誇るシーマスター。

様々な派生モデルがありますが、300mという高い防水性を始め、ダイバーズウォッチらしさを堅持しつつエレガントさも有する「ダイバー 300m」は当店でも長く売れ筋を守ってきました。
今年2018年は誕生25周年を迎えます。

そこで帰ってきました、ファーストモデルに採用され、今なお評価の高いウェーブ文字盤!
全15種がラインナップされましたが、いずれも文字盤デザインに留まらないリニューアルを経ています。
最もイチ押しはセドナゴールド×チタン タンタリウム素材が採用されたこのモデル。

バーゼルワールド2018 オメガ シーマスター300 新作

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

 

タンタリウムとはレアメタルのうちの一つで、地球上で最も硬く重厚。酸化に強いという特性を持つため実用時計にはうってつけの素材です。
しかしその希少性と加工の難しさから、過去パネライのルミノールやオーデマピゲ ロイヤルオークなど一部のブランドでのみの採用に留まっていました。

しかしこの度オメガが、この限定モデルのベゼルとブレス中央ジョイント部にタンタリウムをあしらい、シーマスター ダイバー300をより魅力的なものにしたのです。
深みあるグレーがかった色合いがチタン、そしてセドナゴールドに絶妙にマッチしていますね。

 

バーゼルワールド2018 オメガ シーマスター300 新作

 

新シーマスターは全14種、それらと同様にこちらもケースは42mmにサイズアップ。

ヘリウムエスケープバルブも一新されており、特許を取得した円錐フォルムとなったため、優れた操作性だけでなく唯一無二の独創性を備えました。

2015年の開始以来、マスタークロノメーターを通したムーブを順次搭載していくと誓ったオメガ。
もちろんこの限定モデルも15,000ガウスの耐磁性、抜群の耐久性や信頼性を備えたコーアクシャル機構マスタークロノメーターCal.8806を裏スケから鑑賞できます。

パワーリザーブは約55時間、防水性300m。
予価1,390,000円(税抜)、2018年11月発売予定。

 

 

3.グランドセイコー メカニカルハイビート 36000 GMT 9S85 V.F.A SBGH265

ロレックス、パテックフィリップ、ゼニスにブレゲにショパール・・・
居並ぶスイスの名門腕時計ブランドの中にあっても、日本が誇るグランドセイコーは負けていません。

弊社スタッフが「バーゼルワールド2018で一番衝撃を受けた」と語るのは、グランドセイコーの伝説のVFA復活!

V.F.Aとは、Very Fine Adjusted、セイコー独自の呼称で、1969年、これまで機械式時計につきものだった「精度」に関する常識を大きく変える驚異の超高精度を実現した伝説のモデルのことです。

グランドセイコー バーゼルワールド2018 9Sメカニカル 新作

出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/

 

2018年はグランドセイコーが世界に誇る傑作機・メカニカルキャリバー9S誕生20周年記念ということで、様々な特別モデルがラインナップされています。
中でもV.F.Aは、1960年代より続いてきたグランドセイコーの「精度への挑戦」の幕開けとなった銘品。
日差±2秒を実現した「61GS V.F.A.」に端を発する企業努力の集大成がこちらのSBGH265なのです。

搭載されたメカニカルハイビート36000 キャリバー9S85は、かつて世界一を誇った「61GS V.F.A.」に匹敵する平均日差+3秒~-1秒を実現。
ベースとした9S85は平均日差+5秒~-3秒という高精度ですが、それをV.F.Aの名にふさわしいようにとさらに追い込みました。

ちなみにハイビートな時計はどうしてもパーツの摩耗やパワーリザーブの短さがついて周ります。
そこをヒゲゼンマイに新素材スプロン610を採用し耐衝撃性・耐磁性を上げる、MEMS技術によってパーツを増やすことなく安定した高振動化と耐久性を両立する、トルクにもスプロン530を使い精度や性能は保ちつつパワーリザーブを約5時間も向上させる等で次々と克服していったのです。

バーゼルワールド2018 グランドセイコー 9Sメカニカル 新作

出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/

 

もちろんこの復刻モデルの醍醐味はムーブメントだけに留まりません。
ケースにはプラチナ950を使用し、さらにグランドセイコーの匠の技・ザラツ研磨と美しい鏡面仕上げにより躍動感ある仕上がりになっています。
デザイナーは「現代の名工」受賞・小杉修弘氏。

また、文字盤も特別仕様となり、放射螺旋模様には「G」「S」と初のハイビート(10振動)モデル45GSを生み出した第二精工舎のマークであった「S」の3種がシステマティックに並びます。

裏スケからのぞくローターにあしらわれた18Kイエローゴールド製の獅子の紋章は、COSCを超える厳格さと呼び声高い「グランドセイコー規格」を凌駕する「グランドセイコースペシャル規格」認定機にのみ与えられた称号ですが、並んでVery Fine Adjustedが印字。

定価550万円、数量限定20本となかなか希少なモデルですが、グランドセイコーの「これまで」と「これから」を体現した一本と言えます。
ケースサイズは縦47.5mm×横39.5mm×厚さ13.0mm、10気圧防水。
パワーリザーブ最大約55時間。

 

 

4.ロレックス GMTマスターII 126710BLRO

例年バーゼルワールドの顔を張るブランドといえば、ロレックスで間違いありません。
それだけ注目度は非常に高く、ロレックスブースの喧騒は大きなものでした。

中でも目玉新作はGMTマスターII 126710BLRO、ようやく赤青ベゼル―通称ペプシーでステンレス製モデルが登場したのです!

ロレックス バーゼルワールド2018 GMTマスター 新作

出典:https://www.rolex.com/ja

 

GMTマスターIIは2005年にスポーツモデル初出となるセラクロムベゼルが採用され、高級感や艶感の向上、そしてアルミにありがちだった退色や傷つきやすさを克服。
しかし、セラクロムの色付けは難易度が高く、かつてのカラーバリエーションはなかなかラインナップされませんでした。

2013年、黒青ベゼルの116710BLNRの爆発的なヒットを受け2014年にホワイトゴールド製で赤青ベゼルの116719BLRO、次いで2018年、ようやく待ちに待ったステンレス製の赤青ベゼル126710BLROが放たれたのです。

しかも、ただのステンレス製では終わらないところがロレックス。
なんと、デイトジャストやデイデイトなどドレスウォッチラインでのみ搭載されていた5連のジュビリーブレスレットを採用してきたのです。

バーゼルワールド2018 ロレックス GMTマスター 新作

 

さらにさらにもう一点、GMTマスターIIをドラスティックに変えてきた一点は、新ムーブメントの存在。
ロレックスが新世代と自負する自動巻きCal.3285は、約70時間にもおよぶロングパワーリザーブを実現。
これまでGMTマスターIIに搭載されていたCal.3186は48時間のため、その大幅な向上には目を見張るものがあります。

パラクロムヒゲゼンマイやパラフレックスショック・アブソーバ等、最先端の素材や新設計を用いることによって、正確性だけでなく耐衝撃性に耐磁性、15%ものエネルギー効率アップ。

まさに身も心も新しくなった新生GMTマスターII 126710BLROは、2018年イチ熱いモデルと言えませんか。

ケースサイズ40mm、防水性100m。

 

 

5.ロレックス ディープシー 126660

もう一作、ロレックスの2018年新作を、そしてバーゼルワールド2018を語るうえで欠かせないモデルがあります。
シードゥエラー ディープシー 126660です。

 

 

バーゼルワールド2018 ロレックス シードゥエラー ディープシー 新作

出典:https://www.instagram.com/rolex/

 

一見すると前モデル116660とあまり大きな違いはなく、マイナーチェンジとも思える今年の新作。
リファレンスナンバーを変更し、堂々第二世代登場と銘打つにふさわしい変更が加えられているのです。

それは、自動巻き新ムーブメントCal.3235の存在。

こちらはバーゼルワールド2017で発表された赤シード126600やデイトジャストなどに順次搭載されているもので、GMTマスターII同様「新世代」ムーブメントなのです。
特筆すべきは約70時間に及ぶパワーリザーブ。
また、クロナジ―エスケープメントやパラクロムヒゲゼンマイなどに代表する新素材・新設計を駆使し、安定性,巻き上げ効率,耐磁性や耐久性を格段に向上させているのです。

バーゼルワールド2018 ロレックス シードゥエラー ディープシー 新作

出典:https://www.instagram.com/rolex/

 

外装においても、ブレスレットが幅広になったりケースラグの細かなデザイン変更があります。
しかし旧ディープシーを遥かに凌駕するスペックが当2018年新作の最大の見どころ。

ディープシーは3900m防水と、ロレックスきっての高い防水性や堅牢性を誇り「完成されたダイバーズウォッチ」と思われていましたが、まだまだ進化の歩は止みそうにありません。

ケースはステンレス製、サイズ44mm、3900m防水。

 

 

6.タグホイヤー ホイヤー02 GMT

タグホイヤー、そして当店の売れ筋上位ランキングでも常連のカレラ。
毎年同社は魅力的な新作カレラを発表しますが、目玉は自社製キャリバー搭載機。

そんなカレラで2018年耳目を集めたのはスケルトン文字盤が美しいホイヤー02。
通常のクロノグラフモデルだけでなく、なんとGMT機能が搭載されています!

 

バーゼルワールド2018 タグホイヤー カレラ GMT 新作

出典:https://www.facebook.com/TAGHeuer/

 

ホイヤー02はキャリバー1887、ホイヤー01に続くタグホイヤーのマニュファクチュールムーブメントで、バーゼルワールド2017にて蘇ったヴィンテージウォッチ・オータヴィアとともに世に送り出された傑作機です。

今年はカレラ誕生55周年ということで、内外ともに新しくなった新作を打ち出してくるのではないかと予想していましたが、バーゼルワールド2018開催前に5つのホイヤー02搭載機が発表されました。

次いでこの度のバーゼルワールド2018でホイヤー02 GMT機能搭載モデルを打ち出すという、二段構えのサプライズが用意されていたのです。

GMTモデルはこれまでキャリバー8など汎用ムーブがメインでしたが、ロレックスを始めとしたGMT人気を見ても、ファンにはかなり嬉しい新作ではないでしょうか。

ホイヤー02はタグホイヤーが「革新」と自負するほど最先端技術が詰まった新ムーブで、ホイヤー01と比べて、ムーブメントの外観に大きな違いはありません。
しかし、クロノグラフ機能を鑑みると、全く異なる様相を呈することとなったのです。

バーゼルワールド2018 タグホイヤー カレラ GMT 新作

 

出典:https://www.instagram.com/tagheuer/

 

それは、コラムホイールと垂直クラッチを組み込んだこと。
これによりさらなるクロノグラフの正確性、パーツへの負担減、非常に優れた操作性を獲得しました。

厳密に言うとバーゼルワールド2016で大注目を浴びたカレラ ホイヤー02T フライングトゥールビヨンでもコラムホイール式が採用されていますが、定番シリーズで搭載したのは初出。

パワーリザーブ約80時間と、ホイヤー01と比較して約30時間もの延長に成功していることも見逃せません。

これまでのGMT搭載モデルより45mmとボリュームアップ、ホイヤー01シリーズでお馴染みの文字盤スケルトンとなり、かなりかっこいい新作となりました。
黒青ベゼルにラッカー仕上げの赤バンドがいい味出してます。

こちらのオールステンモデルの予価は650,000円(税抜き)とのことで、自社製・GMT機能搭載ということを見ると優れたコストパフォーマンスはさすがタグホイヤー。
2018年秋発売予定。

 

 

7.パテックフィリップ ノーチラス パーペチュアルカレンダー 5740/1

2016年に誕生40周年を迎えたノーチラス。
かつて世界一由緒正しい超高級腕時計ブランドが、世界一高級なステンレスウォッチを世に放ったとして長く語り草になったモデルです。

ジェラルド・ジェンタ氏によって手掛けられた優美なオクタゴンフォルムやケースの「耳」、そしてパテックブルーが作り上げる「ウェットスーツにもタキシードにも完璧にマッチする時計」は、40年以上の時を経た今なお世界中の男たちの憧れ。

パテックフィリップ バーゼルワールド2018 ノーチラス グランドコンプリケーション 新作

出典:https://www.patek.com/en/home

 

そんなノーチラスのバーゼルワールド2018注目新作は、グランドコンプリケーションモデル!
パテックフィリップが世界一たる所以とも言える超複雑機構の数々を、初めてノーチラスに搭載させてきたのです。

この新作は、一部のブランドにしか製造できないといわれる永久カレンダーを備えていますが、パテックフィリップにとってはお家芸。
さらにデイデイト、うるう年、ムーンフェイズ、そして24時間計を備えパーツ総数275個で構成されているにもかかわらず、わずか3.88mmの超薄型ムーブメント―240Q―に仕上げているのです。

そのため、ケースサイズ40mm×厚さ8.42mmの、ノーチラスらしい上品なフォルムは見事に健在。
正面からもサイドからもその類まれな美しさを鑑賞できます。

バーゼルワールド2018 パテックフィリップ ノーチラス 新作

出典:https://www.patek.com/en/home

 

文字盤はいつもの深みあるパテックブルーではなく、サンバースト仕上げが施された明るいブルー。

ホワイトゴールド製ということで気軽に手に入る価格帯ではありませんが、間違いなくパテックフィリップきってのグランドコンプリケーションとして、歴史に残る銘品となるでしょう。

パワーリザーブ最大48時間、このクラスの高級機には嬉しい6気圧防水。

 

 

8.パテックフィリップ ワールドタイム ミニッツリピーター 5531

もはや工芸品と言える美しさ、そして内外ともに高度な技術が駆使された最高クラスの腕時計。
パテックフィリップほど、そんな一級品を毎年製造するブランドを他に知りません。

バーゼルワールド2018でも数々の「初」を成し遂げた新作が展示されていましたが、こちらのモデルはブレゲ以来その難しさゆえ一部のブランドにのみ製造が許された超複雑機構に切り込んでいった作品です。

バーゼルワールド2018 パテックフィリップ ワールドタイムミニッツリピーター

出典:https://www.patek.com/en/home

 

このグランドコンプリケーションの肝は三つ。
一つ目は、史上初となるミニッツリピーターとワールドタイムのハーモニー。
どちらも非常に高度な技術力を有する機構ですが、通常のこの二つのコンビモデルだと、ワールドタイムが機能していても鐘の音はホームタイムに合わせられました。
しかし5531では、12時位置に設定したローカルタイムに合わせてゴングを奏でてくれるのです。

二つ目は、ミニッツリピーターを秒単位の精度で制御していること。

三つ目は、高難度の工程と熟練した職人による繊細な手作業を要するクロワゾネエナメル文字盤が採用されていることです。

バーゼルワールド2018 パテックフィリップ 新作

出典:https://www.patek.com/en/home

 

文字盤中央のマンハッタンシルエットが、えも言われぬ美しさと気品を醸し出します。

こちらのモデルは、「The Art of Watches Grand Exhibition New York 2017」にて発表されたスペシャルエディションで、厳密に言うと2018年の新作ではありません。
しかしこの度、なんと現行モデルに加わることとなりました。

こんな銘品をコンスタントに作り続けようとする意気込みは、やはりパテックフィリップにしかできない芸当でしょう。

ケースはローズゴールド製、サイズ40.2mm×厚さ11.49mm。非防水。
自動巻きムーブメントキャリバーR27HU搭載、パワーリザーブ最大48時間。

 

 

9.チュードル ブラックベイ GMT Ref.79830

奇しくも兄貴分のロレックスと同時に赤青ベゼルのGMTモデルを打ち出してきたチュードル。
しかし、ロレックスの良さとはまた違った、ヴィンテージ感溢れる名作に仕上がりました。

バーゼルワールド2018 チュードル ブラックベイ 新作

出典:https://www.facebook.com/pg/tudorwatch/photos/?ref=page_internal

 

ブラックベイは、1950年代にダイバーズウォッチとして誕生したチュードル サブマリーナをオリジナルに持つ、同社のフラグシップシリーズです。

ケースサイズ41mm、両回転ベゼル、200m防水と、スタンダードなブラックベイはそのまま踏襲。
しかしそこにGMT機能が備わっており、また新しい顔ぶれとしてラインナップに加わることとなりました。

その最大の特徴は、なんといってもイカ針!
海外ではスノーフレーク(雪の結晶)と呼ばれるこのユニークな針は1969年に誕生したサブマリーナ第二世代にかつて採用されており、往年のサブマリーナを象徴するモチーフとして現代に復刻したデザインです。

GMT針までイカになっているのがまたおしゃれですね。

バーゼルワールド2018 チュードル 新作

出典:https://www.instagram.com/tudorwatch/

 

赤青に彩られたスティール製回転ベゼルにはアルミニウムディスク、そしてアールデコ調のアラビア数字。
またサテンを上手に活かしたケースに加え、50~60年代によく見られたロレックスのリベット式折り畳みブレスが採用されていることから、非常に奥ゆかしくヴィンテージ感が満載となっています。

ムーブメントはCOSC認定、自社製自動巻きキャリバーMT5652搭載。
70時間のロングパワーリザーブ、またシリコン製ヒゲゼンマイを採用しているため耐磁性に強いなど、実用性抜群。

ステンレスブレスモデルの他、ブラウンレザーストラップ、レッドバトンの入ったブラックファブリックストラップの3展開。
定価はブレスが約409,800円、ストラップで約376,600円ですので、コスパの優秀さからロレックスのGMTマスターIIに負けず劣らずの人気が出そうです。

 

 

10.ブライトリング ナビタイマー8

2017年よりイギリスの投資会社の傘下に入り、新体制となったブライトリング。
バーゼルワールド2018に先駆けて発表されたナビタイマー8を見て、驚かされたファンも多いのではないでしょうか。

そう、これまでのナビタイマーのデザインアイデンティティでもあった航空用回転計算尺がなくなってる!
しかしこの新作、実はブライトリングのモデルに共通する「時計ではない、計器である」という哲学が、そこかしこに活きたブライトリングらしいものだったのです。

バーゼルワールド2018 ブライトリング ナビタイマー新作

出典:https://ja-jp.facebook.com/Breitling/

 

目玉は、ブライトリング渾身の自社製キャリバーブライトリング01搭載モデル。
ナビタイマーやクロノマットなどブライトリングの定番モデルの他、チュードルのブラックベイRef.79350に搭載されたMT5813のベースともなった名機です。

垂直クラッチを使った自動巻きムーブとなり、約70時間のロングパワーリザーブを誇ります。
ブライトリング1特有の横目クロノがオーデマピゲのロイヤルオークオフショアでもよく見られる逆パンダフェイスとなり、トレンドに即するだけでなく視認性をも両立。

ちなみにこのシリーズ名に記された8―フランス語でHUIT―は1938年に設立されたHUIT Aviation部門にちなみます。

軍民両用のパイロットウォッチを製造するための部署で、それらのほとんどが8日間ものロングパワーリザーブを有していました。
まさに「時計ではなく計器」だったのです。

そんなブライトリングの理念やクラシカルなデザイン性、そして当時のオンボードクロノグラフなどに通ずる高い技術力に敬意を表した新コレクションがナビタイマー8。

航空用回転計算尺だけでなく、翼ロゴ、針のお尻のBもなく、すっきりした印象に。
デザインは一新されたものの、実は非常にブライトリングらしい一本だったのですね。

 

 

バーゼルワールド2018 ナビタイマー 新作 ブライトリング

ブライトリング01搭載機の他、キャリバー13を搭載したクロノグラフ。

バーゼルワールド2018 ブライトリング 新作 ナビタイマー

往年の名作の復刻・ユニタイム。

バーゼルワールド2018 ブライトリング ナビタイマー 新作

キャリバー17搭載の、シンプルなオートマティック。

バーゼルワールド2018 ブライトリング ナビタイマー新作

出典:https://www.breitling.com/jp-en/

 

これまでラインナップが少なかったデイデイト。

以上5種が同時に発表されました。
素材はステンの他、DLCコーディングを施し強靭さとかっこよさを兼ね備えたブラックスティール製がラインナップ。

ブレスレットにも仕様変更が加えられ、7連ブレスではなく3連ブレスが採用。
ブラック革ベルトも同時にラインナップ。
あくまでシンプルさを追求してきていますね。

オメガ同様、ブースを広くとり四面全てに時計をディスプレイしていたブライトリング。
新生・ブライトリングの自信が伺えるバーゼルワールド2018となりました。

 

 

まとめ

現地の熱気、ブランドの情熱が詰まった新作、各国のメディアや時計関係者、愛好家・・・

実際のバーゼルワールド2018で感じた今年の新作10傑をまとめてみましたが、ウブロにブレゲ、ハリーウィンストンにゼニスなど、魅力的な新作はまだまだ語りつくせません!

国内入荷は、早いものだと5~6月頃に始まります。
東京 銀座に位置するGINZA RASINでも、皆様に新作をお届けできるよう頑張りますので、今後もぜひご注目ください!

 

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