2017年バーゼルワールドで発表された新作オメガ スピードマスター「324.23.38.50.02.002」。
通称カプチーノとも呼ばれるこのモデルは、洗練されモダンな雰囲気を纏いつつもどこか可愛らしいスピードマスターです。
女性が着けてもフェミニンに見えるため、女性へのプレゼントに最適だと思います。
そこで今回はこのオメガ スピードマスター38 カプチーノのご紹介です。
目次
1.オメガ スピードマスター レディースモデル
カプチーノに魅力を語る前に、オメガのレディースモデルに触れてみましょう。
オメガが誇る超有名モデル「スピードマスター」。月に唯一到達した伝説のムーンウォッチとして、時計ファンのみならず幅広い層の男性から支持を受けています。
スピードマスターは基本的には男性用のクロノグラフですので、女性にはなかなか縁がない時計と思われがちです。ただ、現在までに発売されてきたスピードマスターの中には僅かながら女性向きのモデルも見受けられます。
オメガ スピードマスター ピンクシェル 日本限定500本 3502.78
文字盤がピンクシェルで作られたスポーティーでありながらもフェミニンなスピードマスター。ステンレススティールで作られたケースとピンク文字盤のコントラストは今までにない世界観を構築しています。
オメガ スピードマスター ホワイトシェル 3834.74.34
こちらはピンクカラーのレザーベルトを採用したことで、よりフェミニンとなったレディーススピードマスター。シェルダイアルにピンクのアラビアインデックスを配置し、可愛らしい仕上がりとなりました。
オメガ スピードマスター 2006年トリノオリンピック限定モデル 3538.30
2006年トリノ冬季オリンピックを記念して発売されたモデル。クロノグラフ針に五輪のマークをデザインし、ケースバックには“Torino 2006 Limited Edition”の刻印が施されています。ケース径36mmの女性でもつけやすいサイズ感が人気です。爽やかな白文字盤が美しく、モーグルの上村愛子選手が愛用していたことでも知られています。
このように数は少ないながらも、女性向けのスピードマスターは存在しています。しかし、そのほとんどが限定モデルであり、定番モデルが少ないことは否めません。
しかし、そんな常識を打ち破るかのように表れたのが「スピードマスター38 カプチーノ」です!
2.実にオシャレなスピードマスター カプチーノが登場
スピードマスター カプチーノは2017年の新作モデルとして発表されたオメガのユニセックスモデル。
このモデルには今までのスピードマスターにはないオシャレなポイントが随所にみられます。
オメガ スピードマスター38 コーアクシャル クロノグラフ 324.23.38.50.02.002
スピードマスター カプチーノのポイントは何といってもそのカラー。カプチーノのニックネーム通り、ブラウンカラーで作り上げられたベゼル・サブダイヤル・レザーベルトがモダンでありながらも可愛らしさを表現しています。
文字盤でまず目が行くのは楕円形のサブダイアル。これまでのスピードマスターのサブダイヤルは正方形であることが一般的でしたが、このカプチーノではユニークな楕円形のサブダイアルを採用することで強い個性を打ち出しました。
また、サブダイヤルの目盛の刻み方も独特です。60分積算計は通常20/40/60の3つの数字が書かれていることが多いのですが、カプチーノでは30/60の2つの数字となっており非常にシンプル。30分積算計も10/20/30ではなく、15/30という非常に珍しい表記になっています。
12時間積算計の下部にはデイト表示も配されていますが、このデザインもまた秀逸です。
このシンプルな数字配置と楕円形のサブダイヤルがカプチーノのオシャレな世界観を作り出しているのでしょう。
尚、時針・分針・クロノグラフ秒針にはホワイトのスーパールミノヴァ(夜光塗料)が塗布されていため、夜間も視認性を確保できます。
リューズとベゼルにはオメガが特許を取得したセドナゴールドが使われています。一見普通のローズゴールドに見えるセドナゴールドですが、実は通常ゴールドと銅を混ぜて作られるローズゴールドに「パラジウム素材」を配合することで、化学反応的には色褪せることのないローズゴールドとなっています。
このセドナゴールドが主張しすぎず優美なため、カプチーノはファッションアイテムとしても魅力です。
ちなみに風防は一般的なサファイヤクリスタルガラスではなく、両面に無反射処理を施した「ボックス型強化サファイアガラス」が使われています。
サファイヤガラスは加工が難しいため普通はフラットな作りとなっていますが、カプチーノではよりモダンな印象を与えるためにプラスチック風防のようなふっくらとした見た目に見事仕上げることに成功しました。
これもまたカプチーノならではの魅力です。
ベルトにはトープブラウンのアリゲーターストラップが採用されています。この優しいベルトカラーは非常に珍しく、金属ベルトや他の革ベルトとは一味違う魅力を放ちます。
ケースバックは美しいシーホースのエンブレムが刻印されているのがポイント。100m防水の刻印もあり、高い防水性も証明されています。
ムーブメントにはCal.3330搭載
カプチーノは機械式時計です。そのため、どんなムーブメントが搭載されているかは気になるところですが、カプチーノにはコーアクシャルムーブメントCal.3330という非常に優れたムーブメントが搭載されています。
出典:https://www.omegawatches.jp/
コーアクシャルムーブメントを一言で表すと、「パーツの摩耗を抑えたムーブメント」です。
機械式時計は電池で動くクォーツ式とは異なり、歯車の劣化や油切れが原因でパーツの摩耗が起こります。そのため、基本的に約3年~5年に1度はオーバーホールをして機械をメンテナンスする必要があるのです。
しかし、カプチーノに搭載されているCal.3330はコーアクシャル機構を搭載しているため、パーツの摩耗が起こりずらい設計となっています。
その効果は非常に高く、コーアクシャル機能を搭載した時計はオーバーホールの頻度を普通のムーブメントの1/2に抑えることが可能です。
つまり、維持費が他のブランドの1/2で済みます。これは非常に大きなメリットです。
スピードマスター カプチーノを身に着けてみました!
さて、この素晴らしいカプチーノを早速身に着けてみましょう。
一般的な体系の女性がカプチーノを身に着けると、このようなイメージになります。ブラウンカラーが肌とよく馴染んで非常にオシャレです。38mmと女性には大きめのケースサイズではありますが、不格好には見えません。
男性がカプチーノを身に着けたイメージがこちらです。今回は女性に似合うスピードマスターとしてカプチーノを紹介しましたが、男性が着けても非常によく似合います。カジュアルなイメージが強いカプチーノですが、スーツに合わせても全然アリです。
まとめ
『オメガ スピードマスター カプチーノ』 は非常に人気が高く、入荷してもすぐに売れてしまう今話題のモデルです。 38mmと決して小ぶりではないものの、女性によく似合う一本といえます。
しかも、これだけの魅力を秘めているのに平行新品価格で50万円台で買えることも大きな魅力です。是非プレゼントとして検討してはいかがでしょうか?