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2018年新作ダイバーズウォッチ10選~ロレックス、オメガ、タグホイヤーなど~
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出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
SIHH・バーゼルワールド2018を経て、今年も国内への新作入荷が徐々に始まってまいりました。
各社魅力的なラインナップが取り揃えられていますが、今の季節はダイバーズウォッチに注目している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、2018年新作の中でも特におすすめのダイバーズウォッチ10選をピックアップしてみました!
ロレックスやオメガなどの有名どころからベル&ロスなどの新進気鋭ブランド、国産ダイバーズのセイコーウォッチ・・・幅広くご紹介しております。
最先端のトレンドをしっかり掴んで、アウトドアでもタウンユースでもおしゃれに着けこなしましょう!
目次
ロレックス シードゥエラー ディープシー 126660
例年、バーゼルワールドと言ったらこれ!なナンバーワンブランド・ロレックス。
2018年は新型GMTマスターII 126710BLROが何かと話題になりましたが、10年にわたって愛され続けてきたシードゥエラー ディープシーの新作が出たことも見逃してはなりません。
出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックスのダイバーズウォッチというと200m防水のサブマリーナも有名ですが、プロユースを想定して作られたシードゥエラーの防水性は1220m。
2008年にさらにその上位機種として誕生したディープシーは、3900m防水をも実現しているのです。
スペックもさることながら、ディープシーはデカ厚を地でいくような、男らしいフォルムが特徴。
日本人の腕には合わないなんて発表当時は囁かれたものですが、当店でもトップクラスの売れ筋商品として今や定番となっています。
旧型のRef.116660と比べ、ブレスレットが幅広になったりケースラグのデザインが変更されたりしましたが、外装に大きな違いはありません。
気になる文字盤カラーも、男らしいブラックと美しいグラデーションに人気が集まるD-BLUEの2バリエーション。
ちなみに最近ブルーグラデーションカラーの文字盤が流行っていて、グランドセイコーなどもラインナップしていますが、このディープシーが火付け役なのでしょう。
出典:https://www.rolex.com/ja
10年ぶりにリファレンスが変わっている大きな理由は、最新ムーブメントCal.3235を搭載したことに拠ります。
近年ロレックスは自社製ムーブメントの進化で高い評価を得ていますが、このCal.3235のその流れを汲んだハイスペック機。
旧モデルでは48時間だったパワーリザーブを約70時間まで延長。
また、新素材や新機構の搭載により、耐磁性や耐衝撃性、運動効率を各段に高めました。
極限まで完成されたダイバーズウォッチに仕上がっており、王者の貫禄を見せていると言えるでしょう。
どのモデルにも言えることですが、新型が出ると国内入荷直後は価格が上がりがち。
ディープシーの購入を検討されている方は少し落ち着いた頃を見計らうことをおすすめいたします。
型番:126660
素材:オイスタースチール
文字盤:黒/D-BLUE
ケースサイズ:44mm
ムーブメント:自動巻きCal.3235、パワーリザーブ約70時間
防水性:3,900m
オメガ シーマスター ダイバー300m
ロレックスと双璧を成す人気ダイバーズウォッチと言えば、オメガのシーマスター。
1948年の誕生から70年間、国内外問わず高い人気を誇った一大コレクションです。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
シーマスターと言うとエレガントなアクアテラや600mもの防水性を誇るプラネットオーシャンも人気ですが、2018年イチ押しの新作と言ったらダイバー300M!
この別名「ボンドウォッチ」(映画『007』より)は銀幕の中でも愛されたモデルですが、誕生から25周年を迎えファン待望のウェーブ模様の文字盤を復活させてきたのです!
1993年に発表され、オメガのダイバーズウォッチの顔にまでなるほど評価が高く、かつ『007』でジェームズボンドが着けこなしたことでさらにその人気に火が付きました。その理由はデザイン性に拠るところが大きいでしょう。
最近はラッカー仕上げのマット文字盤が主流となりつつあったシーマスターダイバー300mですが、海を思わせるような波状模様が採用され、かなりおしゃれな印象を強めました。
さらにベゼルと同様に文字盤もセラミック製となり、6時位置に日付窓が。
ケースサイズが42mmへとボリュームアップしているので、暗めのファッションにも存在感を発揮してくれること間違いなし!
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
ちなみにベゼルは電鋳処理によって18kゴールド装飾―セラゴールド技術―、またはホワイトエナメルがダイビングスケールに採用され、耐久性と高級感が増しています。
どのモデルでもメタルブレスもしくは人気のラバーストラップが付け替え可能で、シーンに合わせて使い分けできるのも嬉しいところ。
ステンレススール製の他、ゴールドとステンレスのコンビモデル、リミテッドエディションでセドナゴールド×チタン、そしてタンタリウムを使用したモデルなど全14種がラインナップ。
タンタリウムとはベゼルとブレスレットに使われており、過去パネライやオーデマピゲ ロイヤルオークにも使われた新素材で、チタンより強靭かつずっしりとした重厚感のあるレアメタルを指します。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
いずれもオメガが誇るコーアクシャル機構搭載のマスタークロノメーターCal.8800が搭載され、約55時間のパワーリザーブと15,000ガウスの超高耐磁性能を有します。
シーマスターは本当に種類が多く、派生モデル全てを把握している方は少ないと思いますが、この度ご紹介させていただいたシーマスター ダイバー300はその中でも「王道」の魅力を感じさせられます。
素材:ステンレススチール、ゴールド、SS×ゴールドなど
文字盤:黒/青/グレー
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:自社製自動巻きマスタークロノメーターCal.8800
防水性:300m
セイコー プロスペックス ダイバー 300m ハイビート
セイコーが国産初のダイバーズウォッチにあたるマリーンマスター生み出したことは有名ですが、今なお多くのブランドで使いこなすことが難しい毎時36,000振動(10振動)のハイビートムーブメントを搭載した300m空気潜水可能なダイバーズウォッチを1968年という早い段階に製造していたことをご存知でしょうか。
出典:https://www.seiko-watch.co.jp/prospex/
そう、セイコーのダイバーズウォッチは、日本の腕時計の歴史の大きい部分であるとともに、世界的にも意義深いと評価された存在なのです。
そんなセイコーが2018年に発表した新作ダイバーズウォッチがこちら。
スポーツやアウトドアでガンガン使える本格派スポーツシリーズ・プロスペックスのマリーンマスターより、50年の時を経て復刻したメカニカルダイバーズ SBEX007です。
縦51.4mm、横44.8mm、厚さ15.65mmという圧巻のケースサイズですが、どこかシャープな印象を感じさせます。
1968年当時のオリジナルを踏襲したというのはベゼルやカラー、インデックスデザインだけに留まらず、ザラツ研磨で均一な美しい仕上がりをも再現しています。
正面からだとわかりづらいかもしれませんが、ケースは裏蓋を持たないワンピース構造になっており、時計本体への浸水を減らすためのものですが、同時に裏蓋がないことによって装着感が優れるという利点があります。
これは、当時世界初の機構で、マリーンマスターが「ツナ缶」と呼ばれる所以のうちの一つにもなりました。
出典:https://www.seiko-watch.co.jp/prospex/
もちろんオリジナルよりも大きくスペックアップし、300mの飽和潜水が可能に。
素材もストラップは塩化ビニールから強化シリコンへ、ガラスはサファイアクリスタルへと進化し、より美しいダイバーズウォッチとなりました。
もちろんムーブメントも進化し、36,000/時のハイビートはそのままに、より高い耐久性や約55時間のパワーリザーブを実現しています。
希望小売価格は550,000円(税抜)とセイコーにしては高価格帯になりますが、スポーツウォッチとしても実用時計としても世界トップクラスのダイバーズウォッチと言えるでしょう。
型番:SBEX007
素材:ステンレススチール(ダイヤシールド)、ストラップは強化シリコン
文字盤:黒
ケースサイズ:縦51.4mm×横44.8mm
ムーブメント:自社製自動巻きムーブメントCal.8L55
防水性:300m
ちなみに、プロスペックス マリーンマスターよりもう一つ復刻モデルが登場しています。
1978年、世界初となるクォーツ式600m飽和潜水ダイバーズウォッチの誕生をもセイコーが担いましたが、その40周年アニバーサリーモデルとなります。
出典:https://www.seiko-watch.co.jp/news/baselworld/posts/793/20180322
オリジナルの外装を踏襲しつつ、防水性能は1000mへスペックアップ。
チタン製インナーケースの外側を覆うプロテクターはジルコニア・セラミックスへと変更。これは、ステンレススチールの約7倍もの硬度を実現したもので、セイコーの高い技術力と「プロユース」を極限まで突き詰める、という情熱が表れています。
クォーツ式のため、日常での使いやすさもありますね。
型番:SBBN040
素材:チタン(硬質コーティング)、ストラップは強化シリコン
文字盤:黒
ケースサイズ:49.4mm、厚さ15.3mm
ムーブメント:自社製クォーツムーブメントCal.7C46
防水性:1000m
タグホイヤー アクアレーサー
タグホイヤーというとカレラやフォーミュラ1などのレーシングモデルを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、アクアレーサーもまた「海の似合うかっこいい男の時計」として高い人気と評価を得ています。
ダイバーズウォッチは高い防水性を持つゆえどうしてもデカ厚になりがちで、そこがイイ!と言う方もいらっしゃいます。
一方アクアレーサーは手になじみやすいサイズ感ながら、300m防水を堅持。ブレスレットも細かいので装着感に優れるといったメリットもあり、デザイン性も相まって本当にスタイリッシュなダイバーズウォッチです。
出典:https://www.tagheuer.com/ja-jp
2018年は、スペックなどに大きな変化はないものの、新色や新デザインが続々登場。
シンプルさや汎用性の高さで多くのモデルに搭載されるキャリバー5搭載機では、41mmサイズのベゼルステンで型番はそのままに、多くの新色をラインナップ!また、43mmサイズで新ラバーストラップを登場させ、アクアレーサーのかっこよさをまたワンランク押し上げてくれました。
ラバーストラップは耐久性はもちろん、汗にも強いので本格派にとっても嬉しいポイントですね。
出典:https://www.tagheuer.com/ja-jp
クォーツモデルでも、ついに初となるラバーストラップをラインナップ!もともとスタイリッシュなダイバーズウォッチといった立ち位置だったアクアレーサーを、さらに洗練させさらにアクティブにする仕様変更となりました。
そして、新型アクアレーサーWAY108A.FT6141 もまた見逃すことができません。
近年タグホイヤーは「時代を超えたレジェンド」へのオマージュとしてヘリテージシリーズを展開していますが、そこからインスパイアされて誕生したナイトダイバー。
光の届かない深海での視認性を確保するため、ダイバーズウォッチにはインデックスに夜光塗料が付されていることがほとんど。
それを、今回のアクアレーサー ナイトダイバーでは、文字盤そのものに蛍光素材を使用し、光らせるようにしたのです。
針やインデックス、ベゼルの目盛にも夜光がありますので、暗闇でまた異なる顔を見せてくれる存在。
潔いまでの白・黒基調のカラーリングが、逆に唯一無二のかっこよさを演出していますね。
出典:https://www.tagheuer.com/ja-jp
同じくヘリテージにインスピレーションを受けたアクアレーサーで、オリーブ文字盤にカーキストラップがとにかくかっこいい新作も登場。
タグホイヤーは当店でも入荷が始まっております。
価格帯が10万円台からとリーズナブルなため、実際に購入をお考えの方も多いでしょう。
手元に来ることが楽しみなブランドですね。
素材:ステンレススチール、ブラックチタンなど
文字盤:黒、白、青など
ケースサイズ:41mm/43mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー5/クォーツ
防水性:300m
ベル&ロス BR03-92 ダイバー
「形は機能に従う」というコンセプトのもと、実際の職業軍人やプロフェッショナルの仕様を前提とした高機能ウォッチを多く輩出してきたベル&ロス。
フレンチブランドであるためか機能に従えつつも洗練されたおしゃれさなデザインが魅力で、新進気鋭ながら幅広い層のユーザーを獲得してきました。
出典:https://www.bellross.com/
ダイナミックなスクエアフォルムがインパクト抜群なBRシリーズですが、2017年、ついにダイバーズラインが登場!その人となかなかかぶらない斬新さやかっこよさからすぐに大人気となり、今多くの時計店で品薄が続いているシリーズです。
そのBR03-92 DIVERから、新色が新たに登場しました!
今はやりの青文字盤とブロンズモデル。これは、人気が出ないはずがありません。
出典:https://www.bellross.com/
青の方はラッカー仕上げが光沢を放ち、高級感はもちろんすっきりとまとまった印象に。
イエローの指し色がいいアクセントになっています。
アルミ製ベゼルやラバーストラップもブルー基調のため、タウンユースでのファッションにも合わせやすいのではないでしょうか。
出典:https://www.bellross.com/
ブロンズ製の方は999本生産の限定モデル。
かつて海洋探検隊のヘルメットに用いられていたブロンズ(青銅)をケースやベゼルに採用したことにより、ヴィンテージの色合い濃いダイバーズウォッチに仕上がっております。
ブロンズは経年によって色味を変えていくため、アンティーク好きにはたまらない一本ですね。
ストラップはエイジング加工されたカーフレザーを採用、これほどまでに上品なダイバーズウォッチというのは、なかなかお目にかかれません。
このモチーフを象徴するかのように、裏蓋には1900年代初頭の探検隊の頭部がエングレービングされています。
型番:BR03-92 DIVER
素材:ステンレススチール/ブロンズ
文字盤:青/黒
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:自動巻きBR-CAL.302
防水性:300m
オリス ダイバーズ65
オリスのダイバーズ65は10気圧防水のため、「厳密にはダイバーズウォッチではない!」と言う方もいらっしゃるかもしれません。
ロレックスやセイコーのように、斬新で革新的な技術を採用しているわけでもありません。
しかし、海水に耐えるだけでなく、タフな構造と作り込みの高さ、そして何より古き良き防水時計を思わせるヴィンテージ感から、国内外で大きな支持と評価を得ていることは事実です。
出典:https://www.facebook.com/ORIS/?ref=page_internal
ダイバーズ65は2015年登場と比較的新しいシリーズとなりますが、実は50年前に製造していたダイバーズラインの復活。
そのため、1965年当時のレトロ感が上手に演出されています。
これまでは40mmか42mmケースでしたが、なんと2018年には思い切った36mmサイズをラインナップに追加!
多くのブランドでケースを大型にする風潮が見られますが、オリスは敢えて36mmを投下。
購入層は間違いなく拡大するでしょう。
とりわけベゼルにブロンズ加工がされたモデルのヴィンテージ感は抜群ですね。
出典:https://www.oris.ch/en/home
オリスのダイバーズ65が高く評価される理由のうちの一つは、そのコストパフォーマンスの良さにもあります。
「真のスイス製時計」と名高いオリス。
クォーツは作らず一貫して機械式時計を製造しているブランドですが、ダイバーズラインであってもそれは変わりません。
もちろんダイバーズウォッチらしいタフな作りや逆回転防止ベゼル、視認性高い文字盤デザインなども健在。
これほどまでに完成されたダイバーズウォッチにもかかわらず、価格帯は20万円台からと非常にリーズナブルなんです。
また、冒頭で10気圧防水について触れましたが、これはオリスが防水技術を持たないことではなく、アクイスシリーズでは30気圧防水のモデルもラインナップされています。
ダイバーズ65というのは機能をひたすらに追求したダイバーズウォッチではなく、誰もが往年の防水時計を楽しめるようにと開発されたオールラウンダーなヴィンテージスポーツウォッチなのです。
素材:ステンレススチール、ブレスレットはラバー、レザー、NATOベルトなど
文字盤:黒/青
ケースサイズ:36mm
ムーブメント:自動巻きCal.Oris733
防水性:100m
ブランパン フィフティファゾムス バチスカーフ デイデイト70S
ブランパンというブランドをご存知でしょうか。
創業家の断絶や1970年代のクォーツショックにより一時的に休眠を余儀なくされたことはあったものの、現存する時計メーカーの中で最古の歴史を誇る由緒正しいブランドです。
オリス同様クォーツ式ムーブメントは一度として採用せず、機械式のみを作り続けるという哲学、そして絶対にラウンドケースのみを採用するという強いこだわりが特徴です。
だからと言って保守的なわけではありません。
コンプリケーションからスポーツウォッチまで幅広いラインナップを展開し、消費者を飽きさせないことでも高く評価されているのです。
出典:https://www.blancpain.com/ja/actualite/70s
そんなブランパンが誇るダイバーズラインがフィフティファゾムス。
50Fathoms(約91m)の防水性からその名をちなみ、1950年代の誕生から「世界最高峰のダイバーズウォッチ」とブランパンが自負するものでした。
2018年この度の新作は300m防水を誇り、潜水艇という意味を持つ「バチスカーフ」をモデル名に冠し、70年代のモダンテイストを加えています。
アラビア数字と長方形のバーインデックスが並びどこかポップな印象をも受けますが、グラデーションを効かせたブラウンカラーが合わさることで美しくまとめ上げています。
これは、ロレックスのD-BLUE文字盤に続き、新たなるトレンドになるのではないでしょうか。
デザイン的には70年代に製造したモデルを踏襲したものですが、一方で新素材を採用し耐衝撃性・耐傷性を向上させたベゼルや5日間ものロングパワーリザーブを備えた自動巻きムーブメントを搭載するなど、最先端技術も投入しているところはさすが世界最古のブランド・ブランパンの成せる技。
通り一辺倒ではないダイバーズウォッチと言えば、2018年はフィフティファゾムスで決まりです。
世界限定500本生産。
型番:5052-1110-63A
素材:ステンレススチール
文字盤:ブラウン
ケースサイズ:43mm
ムーブメント:自動巻きCal.1315DD
防水性:300m
ブライトリング スーパーオーシャン ヘリテージII B01 クロノグラフ 44
2018年のブライトリングの新作というとナビタイマー8が大きな話題となりましたが、ダイバーズウォッチでも注目作が発表されています。
出典:https://www.breitling.com/us-en/
強靭なスペックを備え、デザインもブライトリングならではの独自性溢れる人気のダイバーズコレクション・スーパーオーシャン。
2017年はスーパーオーシャン誕生60周年という節目を迎え、初代モデルのDNAを尊重したスーパーオーシャン ヘリテージⅡを発表しました。
そしてこの度、当シリーズに自社製ムーブメントB01を搭載した、44mmサイズを投下してきたのです!
このB01の信頼性の高さには定評がありますが、シースルーバックを採用したことによりオーナーが鑑賞できる仕様になっています。
ブライトリングはこれまであまり裏スケルトンモデルを出してきませんでしたが、近年自社製ムーブメント搭載機においてこれを採用。ブライトリングファンにもメカ好きにもたまらない意匠となりました。
もちろん200m防水は堅持したまま。
1957年当時のスーパーオーシャンのテイストを大切にしていることは2017年モデルと変わりはありませんが、なんといっても44mmというサイズ感は圧倒的なインパクトを与えてくれます。
それでいてハイテクセラミックスベゼルが採用されたこと、そして風防を囲んでいたリングがなくなったことにより、スタイリッシュな印象に。
文字盤カラーは黒、シルバー、青の三種、
メッシュブレスでもラバーストラップでも、かなりかっこよく決まりそうです。
新生ブライトリングとなり新作発表前は様々な憶測が飛び交いましたが、まだまだ一大人気コレクションとしてその地位を譲らなそうなスーパーオーシャンでした。
素材:ステンレススティール
文字盤:黒/シルバー/青
ケースサイズ:44mm
ムーブメント:自社製自動巻きムーブメントB01
防水性:200m
チュードル ブラックベイ58 79030N
ロレックスの弟分・チュードル。
近年では独自ラインを突き進み、必ずしも「ロレックスの廉価版」だけではないアドバンテージを獲得している注目ブランドです。
多彩な派生モデルを有し、チュードルのフラグシップとしての地位を確立したブラックベイからおすすめのダイバーズウォッチをご紹介いたします。
出典:https://www.tudorwatch.com/magazine/article/baselworld
これまでブラックベイというと41mmサイズがメインでしたが、なんと39mmサイズがラインナップ!
メンズ向けでは36mmがありましたが、ちょうど良いサイズの発表ですね。
また、イカ針にレッドトップ、ブラックとゴールドタッチが入り交ざる仕上げ・・・
ヴィンテージ好きにはたまらない、味わい深さが出ていると思いませんか。
これは、1958年に発表された当ブランド初となる200m防水ダイバーズウォッチ7924―通称ビッグクラウン―へのオマージュモデルなのです。
デザイン性や200m防水など、オリジナルを忠実に踏襲。
しかし一方で最先端の技術を駆使し、COSC認定の自社製キャリバーMT5402を搭載させていることも、チュードルを権威づける大きな特徴に。
出典:https://www.facebook.com/pg/tudorwatch/photos/?ref=page_internal
「ヘリテージ」と銘打ち、復刻モデルを続々打ち出すチュードル。
このブラックベイ58も、人気高騰は必至の新作と言えます。
ステンレスブレスの他、ブラウンのレザーストラップまたはゴールドバンドのブラックファブリックストラップに付け替え可能なため、いろいろな顔を楽しめることも嬉しいですね。
型番:79030N
素材:ステンレススチール
文字盤:黒
ケースサイズ:39mm
ムーブメント:自社製Cal.MT5402
防水性:200m
ロンジン コンクエスト
創業186年と、スイスきっての歴史と伝統を持つ老舗ブランドながら、比較的リーズナブルなところが魅力のロンジン。
同時にとても高い技術力を持つブランドで、1927年のチャールズ・リンドバーグの大西洋単独無着陸横断飛行や北極海探検、南極点到達といった歴史的偉業がそれらを証明してくれます。
ロンジンのダイバーズコレクションというとレジェンドダイバーも有名ですが、2018年の新作からはハイドロコンクエストを推させていただきます。
出典:https://www.longines.com/novelties/the-longines-hydroconquest
ロンジンの時計というのは奇をてらうことが少なく、ほとんどのモデルでラウンドフォルムが採用されています。
ハイドロコンクエストもまた王道の魅力を存分に備えており、41mmというちょうどよいサイズ感の丸型ケースに、文字盤と同色の逆回転防止ベゼルが搭載されています。
ラッカー仕上げで光沢を放つブラックカラーも美しいですが、文字盤デザインはシンプルなのにどこかロレックス サブマリーナを思わせるような、そんな風格を思わせます。
3針+日付窓のみのためシンプルで使い勝手がよく、ビジネススタイルにも合わせやすいでしょう。
防水性は当シリーズの他モデルと同様300mのため、ダイバーズウォッチとして申し分はありません。
型番:L3.781.4.56.6
素材:ステンレススチール
文字盤:黒/グレー/青
ケースサイズ:41mm
ムーブメント:自動巻きCal.L888.2
防水性:300m
まとめ
夏に向けていっそう人気を増すダイバーズウォッチ。
2018年も新たなるトレンドのもと、通り一辺倒ではない、多彩な新作が各社からラインナップされました。
特におすすめのモデル10選をピックアップいたしましたが、まだ国内入荷がされていないものもあります。
東京 銀座に位置する当店GINZA RASINでも、皆様のもとにいち早くお届けできるよう力を入れておりますので、ご期待ください!
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。