30代~50代の男性に絶対的な支持を受けているブランド「フランクミュラー」。TOKIOの松岡昌宏さんや元SMAPの中居正広さんなどのタレントから香川真司さんやクリスティアーノ・ロナウドさんのようなスポーツマン。果てはロシア首相のメドベージェフ氏など、多くの著名人が愛用していることでも有名です。
フランクミュラーの持ち味は、なんといっても他社とは全く異なる独創性!樽のようなシェイプが特徴的なトノーカーベックスや華やかなカラードリームスなど、個性的で審美性の高い、見た目もコンセプトも映えるフォトジェニックな時計の数々を生み出してきました。
その独創的なモデルは多種多様。非常に豊富なラインナップを誇っています。
この記事では、そんなフランクミュラーの中でも特に人気の高いお勧めモデルを10選ご紹介いたします!東京銀座に店を構えるGINZA RASINの2019年最新売上データをもとにピックアップいたしました。
個性的な時計が欲しい方。スーツスタイルでもオシャレを楽しみたい方。是非ご一読くださいませ!
目次
フランクミュラーってどんなブランド?
フランクミュラーはブレゲの再来と呼ばれる天才時計師フランクミュラーによって立ち上げられた新興ブランドです。
1958年に時計の聖地「ラ・ショード・フォン」に産まれたフランクミュラーは時計学校に通う学生時代から、その類稀なる才能に注目され続けてきました。どれくらい「類稀」かと言うと、17歳でジュネーブ時計学校に入学するやいなや、3年で修得すべき単位をわずか1年で履修。卒業制作では通常の3針時計に永久カレンダーを組み込んだり、ロレックスから製作を依頼されたりするほどのスキルを有していたとのこと!天才時計師の通称、伊達ではありませんね。
主席で時計学校を卒業したフランクミュラーには、ドラフト指名のごとく多くの有名時計メーカーからお声がかかりました。しかしながらその全ての声を断り、メーカーには属さない「独立時計師」としての道を決意。1986年にレマン湖のほとりに時計製作の本拠地を構え、1992年にはフランクミュラー・ウォッチランドを創設します。
卓越したデザインセンスと至高の時計製造技術力を武器に、設立わずか30年足らずで世界有数の人気ブランドへと成長していくこととなりました。
そんなフランクミュラーの魅力は大きくわけて3つあります。
1つは他のモデルとは一線を画す「オシャレなデザイン」であること。この魅力は、その時計を一目見ていただければおわかりいただけるでしょう。
フランクミュラーの代表シリーズは、大きく分けるとトノー(樽)型のトノーカーベックス、レクタンギュラー(長方形)型のロングアイランドに二分できます。どちらも1920年代~1930年代にヨーロッパ社会の装飾技法として一世を風靡したアールデコ(ちなみに当時ジュエリー界で広く普及させたのはカルティエ作品がきっかけ)様式を、モダン+フランクミュラーテイストで蘇らせた至高のケースフォルムです。
ただ奇抜なだけでも、大人しいだけでもありません。クラシカルとエレガント、そして上品さを大切にしており、大人の男の色気を存分に引き立ててくれるデザインとなっております。
左:トノーカーベックス / 右:ロングアイランド
2つ目の魅力は、「オシャレ時計を豊富な選択肢から選べる」ということ。
同社は前述したトノーカーベックスとロングアイランドの二本柱をベースに、素材や文字盤、カラーリング。時には内部機構やケースフォルムそのものを変化させることによって、多種多様で魅惑的なモデルを生み出してきました。
華やかなカラードリームス。特殊なGMT機構「マスターバンカー」、ジャンピングアワー機構を利用した「クレイジーアワーズ」、トノーカーベックスの進化版「ヴァンガード」などなど・・・こういった多彩な選択肢を用意してくれているというのは、オシャレ男子には嬉しいもの。人気ブランドの時計はえてして「モデルかぶり」を経験してしまうものですが、フランクミュラーであれば一つひとつに独創性があり(人気や流通量の多寡はあるものの)、自分だけの一本を所有することができます。高級時計は個人の趣味嗜好が強く表れる商材です。例えば20代の頃に欲しかった時計と、50代の頃に欲しかった時計は異なりますよね。でも、フランクミュラーであれば、年代やその時の嗜好に合わせた一本の提案をしてくれます。
そのためフランクミュラーのこういった独自のラインナップの展開方法が、幅広い年代の男女から支持を得ているのでしょう。
3つ目の魅力は、同社の、そして創業者である天才の真骨頂でもある「時計製造技術の高さ」。
フランクミュラーのその独創性やオシャレさが語られる時、しばしばデザインの見事さが話題に上ります。そのデザインを実現しているのが、フランクミュラーの真骨頂である「至高の時計製造技術力」です。
と言うのも、こういったデザイン力はただセンスがあるだけでは成り立ちません。特に腕時計はデザインのみならず、仕上げや丁寧な装飾技法がモノを言います。なぜなら、こういった技法がなくては、高級感は醸し出せないためです。現在30代、40代の方にとっては、「高級腕時計」を着用する時、この高級感はマストな要件になってくるでしょう。ワンランク上の持ち物が求められますよね。
文字盤の美しいギョーシェ彫や歪みのないケースラインを有し、一目で高級機と認識できるフランクミュラーは、まさに高級機。お若い方から見る目の肥えた40代、50代の方からも支持を集めているのは、こういう魅力ゆえでしょう。
※クロノマスターバンカー GMT機構にクロノグラフを融合したモデル
加えて、ヴェガスやクレイジーアワーズなど、奇想天外な機構の発明、そしてそれを実際に時計に落とし込む複雑機構(コンプリケーション)の使い手としての技術力の高さも話題として欠かせません。コンプリケーションを製造できるメーカーは限られています。機械式時計は複雑になればなるほどパーツが多くなり、腕時計の形状や実用に適した耐久性を保つことが難しくなるのです。
しかしながらフランクミュラーは、その一歩先として「コンプリケーションを独自機構として誕生させる」ということをやってのけています。マスターバンカーやルーレット(時刻表示には全く関係ない機構)機能のついたヴェガスなどがその典型と言えるでしょう。
このように、フランクミュラーは実用品としての腕時計にとどまらず、デザイン・機能両面において遊び心を刺激するモデルを多数リリースしています。一目見てオシャレだと分かる上に、独創性も兼ね備える。
ファッションに敏感な男性から熱い支持を受けることは容易に想像できますね。
フランクミュラーの人気モデル10選
それでは、フランクミュラーの人気モデルを10選ご紹介いたします!
人気モデル①トノーカーベックス 5850CASA OAC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
フランクミュラーの定番であり人気シリーズのトノーカーベックス。前項でご紹介したように、そのトノーカーベックスの中でもさらに派生モデルを持つのが同社の魅力!
こちらは、大人気トノーカーベックスのさらに大人気シリーズにあたるカサブランカモデルです。
カサブランカは1992年に発表されました。モロッコの都市「カサブランカ」や映画「カサブランカ」からインスピレーションを得た、と言います。
フランクミュラー初のステンレススティールモデルを採用(今では珍しくないが、当時の同社は金無垢が主流だった)しています。これは、カサブランカの砂漠の砂や暑さによる発汗への耐久、ひいてはバカンス旅行や日常で気軽に使用することのできる普段使いの実用腕時計を作るための試みでした。
中央から延びるように配された力強いアラビアインデックスは、それだけで強いインパクトを与えますね。インデックスと針には蛍光塗料が使用されているため、薄暗い中で発光するグリーンカラーがとても綺麗です。
その中でもさらに派生モデルがあり、こちらは灼熱のサハラ砂漠を文字盤上に再現した一本です。
カサブランカは高価格帯が多い同ブランドの中で比較的リーズナブルなプライスも人気の秘密!エントリーモデルとしてもよく選ばれます。
中古であれば30万円台から購入することもできます。
人気モデル②カサブランカ 2852CASA AC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦43.0mm×横31.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
同じくカサブランカとなりますが、5850CASAよりダウンサイジングした2852CASAもとても高い人気があります。45mm→43mmと縦幅が短くなっているため、丸みが強調されていることが特徴です。
また、ベルト幅も17mmと若干小さめな設計となっています。
デザイン性は5850CASAと大きく異なる点がないため、ケースサイズの好みが時計を選ぶポイント。もちろん文字盤カラーにバリエーションがあることも同様です。
腕回りが細い方や、スーツの袖口からあまり目立たせたくない、という方は2852CASAを選ばれた方がシックリくるでしょう。
こちらもフランクミュラー製品の中ではエントリープライスに位置しており、中古であれば20万円台~手に入れることが可能です。
人気モデル③トノーカーベックス 5850SC AC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約45時間
防水性:3気圧
フランクミュラーのフラグシップ・トノーカーベックス。ケースは3本曲線の完璧なバランスによって成り立っており、曲線の軸が集まるポイントを球面上の1点に見出すために、それぞれのラインが完璧な均衡を保つよう繰り返し繰り返し計算されました。
独自の3次曲線による立体的なケースは、3時、6時、9時、12時、どの位置をとってもラインが湾曲しています。
なお、第三位にランクインしているこちらはカサブランカではないタイプで、高級機らしい装飾に溢れます。
例えば文字盤には丁寧なギョーシェ彫が施されます。ギョーシェ彫はブレゲが開発した装飾技法で、文字盤上に波打つようにあしらわれた模様を指します。光の角度によって視認を妨げられないことはもとより、独特の表情を醸し出すことから、今では多くの高級ブランドで欠かせない装飾となってまいりました。
中にはインデックスをレリーフ加工(浮彫加工)を施し立体的となった、よりクラシカルなものも。ちなみにこういった立体感を出すにも、高い時計製造技術は欠かせません。
今回ご紹介したモデルはステンレススティールですが、他モデルのトノーカーベックスはホワイトゴールドやプラチナがケース素材に使われることもあり、ハイエンドラインであることがわかります。
これ程までにオシャレかつ瀟洒な時計は他ではなかなか味わえませんね。
人気モデル④ヴァンガード V45 SC シリーズ
素材:エルガ×チタン,チタン,ステンレススティールなど
ケースサイズ:縦53.7mm×横44.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
ヴァンガードは2014年からリリースされた、フランクミュラーのNEWコレクションです。他のフランクミュラーモデルと同じく”曲線の美しさ”を魅力とするコレクションですが、トノーカーベックスにはない「近未来でエネルギッシュ」な雰囲気が大きな話題を呼びました。
そう、ヴァンガードのユニークなポイントは、そのケースの形状にあり!横や裏から見ると分かりますが、ラグがありません。
それもそのはず、ヴァンガードはストラップをケース内部に没入させてラグをなくした一体型構造のケースとなっており、ラグをなくしたことで、トノーカーベックスとは異なる「純粋なトノー型(樽型)フォルム」を実現しているのです。
ヴァンガードのV45 SCシリーズにもいくつかの派生モデルがあります。まず、冒頭でご紹介しているエルガ×チタンモデル。
左から:ヴァンガードV45 SC DT TT NR BR ER / V45 SC DT TT NR BR / V45 SC DT TT BR NR
チタンの性質上軽量なこと、また、金属アレルギーが起きにくい為、金属アレルギーの方でも装着可能な場合が多く見受けられることが人気の理由と思われます。
ちなみに画像の一番左側のモデルはチタンの他、「エルガ」という素材がケースに採用されていることもミソ(ケースの赤い部分)。エルガは航空業界やF1カーなどで用いられているハイテク素材で、極めて軽量でありながら非常に堅牢、耐久性・耐衝撃性に優れた革新素材となります。
また、日本限定モデルである「V45 SCDT J ACNR」やブラックチタンをケース素材に使用した「V45 SC DT TT シリーズ」は特に人気です。
ヴァンガード ブラックチタン製 V45 SCDT TTBR NR
SSモデルはやや重めになりますが、しっくり腕になじむようカーブしているため、装着感には定評があります。
なお、誰が見てもスタイリッシュ且つオシャレなヴァンガードは近年大注目を受けているモデルですが、ケースサイズが非常に大型となっているので注意が必要です。
細身の方は時計が浮いて見えるような可能性がありますので、一度ご着用してからご検討頂くのがよろしいかと思われます。
人気モデル⑤マスターバンカー 5850MB OAC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
前項でも何度かご紹介したマスターバンカー。GMT機能を搭載したモデルですが、通常のそれとは一味違ったところがフランクミュラーの醍醐味です。なんと、メイン文字盤の中にさらに2つのインダイアルを納めてしまい、3つの時間帯を瞬時に読み取ることが可能になりました。
加えてマスターバンカーの優れたところは、一つのリューズで全ての時刻合わせ操作ができるところ!この独自機構はフランクミュラーの特許技術となります。
インダイアルの時刻の合わせ方は少し特殊で、リューズを1段引き出し、6時側を下にしてリューズを回すと6時位置の時刻調整を、12時側を下にしてリューズを回すと12時位置の時刻調整を行えます。メインの時刻はリューズを2段引き出して操作します。
このマスターバンカーは、1996年に友人の銀行家―バンカー―から「世界の金融市場の時刻をすぐに確認できる時計がほしい」という要望に応えて開発に至ったという経緯があります。そのため金融関係や海外をまたにかけるような仕事に就いている方にもオススメです。
中古相場は60万前後と決してリーズナブルとはいえない価格ですが、所有欲を大きく満たしてくれるモデルであることは間違いありません。
人気モデル⑥トノーカーベックス ブラッククロコ 8880SC BLK CRO AC
素材:ステンレススティール(PVDコーティング)
ケースサイズ:縦55.5mm×横39.5mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
フランクミュラーの数あるモデルの中でも、「ブラック・クロコ」は格調高いハイエンドテイストを秘めた人気作です。トノーカーベックスの中の一モデルとはなりますが、時計全体がクロコダイルの同じパターンで構成されているという、なんとも珍しい仕様!エレガントにして革新的な時計として知られています。
ベルトだけでなくケースと文字盤にも立体感のあるクロコダイルコーティングが施されており、55.5×39.5mmという大型ケースも相まって力強い存在感を放つデザインですね。
「トノー型モデルが好きで尚且つ、一線を画すデザインが欲しい」と感じている方は是非一度お手に取ってみてください。
ちなみに2019年7月現在の中古相場は70万円前後です。製造終了モデルですので、新品で購入するのは困難となっております。
人気モデル⑦コンキスタドール グランプリ エルガ 8900CCJ ER
素材:エルガ×チタン
ケースサイズ:縦57.4mm×横38.2mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
フランクミュラー初のスポーツラインとして2009年に誕生したコンキスタドール グランプリ。
もともと、1994年に「征服者」なるモデル名を持つコンキスタドールという時計がローンチされましたが、その派生型となります。トノーカーベックスの進化形であり、そのDNAを受け継ぎつつも、トノーカーベックス以上に立体美と独創性を持つこととなりました。
その秘訣は、ベゼル部分にさらにステップを付け二層構造としたこと、また、クラシカルテイストの多いトノーカーベックスのダイアルデザインを、現代的に、そしてスポーティーに仕上げたこと。まさに「前人未到の地への征服者」なるコンセプトを体現したかのような一大コレクションです。
そのコンキスタドールの中のグランプリは、登場の前年に開催されたF1シンガポールグランプリに敬意を表したシリーズで、レーシングテイストに加え、さらにダイナミックにスポーティーになったデザインから、「新世代のスポーツウォッチ」として一世を風靡しました。
今回ご紹介したい「8900CCJ ER」はコンキスタドール グランプリが持つコンセプトを体現した、オーソドックスなモデルです。
いくつか種類があるのですが、先ほど「ヴァンガード」でもご紹介したエルガをケースに採用している一本が最も人気であり、コンキスタドール グランプリと言えばコレ!な定番モデルです。
六種類の金属―マグネシウム、チタニウム、アルミニウム、コッパー、シルバー、ジルコニウム―の合金である「エルガ」という新素材がケースに採用されており、極めて軽量でありながら非常に堅牢、耐久性・耐衝撃性に優れた設計となっています。
「8900CCJ ER」はクロノグラフモデルのため、格好良さが際立つ一本としても人気です。
6時位置には日付表示、軽量で強靭なチタンベゼルの採用により、日常で使いやすいフランクミュラーウォッチに仕上がっています。
人気モデル⑧クレイジーアワーズ 1200CH CD AC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦44.7mm×横32.3mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
デジタルにしろアナログにしろ、通常1時~12時に整列された数値を、針が順番にそして連続的に移動し時を刻むことが時計にとっては常識だと思います。
しかしながらクレージーアワーズは、その当たり前を大きく覆したモデルです。
バラバラに並べられたインデックス上を、針が瞬時にジャンピングしながらその時々の時刻を示す、などと言う仕様なのです!
この仕組みは、ジャンピングアワーという機構の応用であり、150度ジャンプする時針が4回移動で1周となり、そして元の位置にまた戻ります。
複雑さゆえの繊細さ・故障の際の修理の難しさから、定番化することは困難だと言われてきましたが、フランクミュラーはシリーズとして見事に定着させることに成功しました。
「時計回り」を根本から覆したクレイジーアワーズ。
人とは一味違う個性的なモデルを求めている方にうってつけのモデルです。
なお、先ほどからトノーカーベックスに紹介が寄ってしまいましたが、このクレイジーアワーズ搭載のロングアイランドもまたフランクミュラー屈指のオシャレケース。
クレイジーアワーズの、ポップでアヴァンギャルドな文字盤デザインと、非常によくマッチしてますね。
コチラもチェック! カラードリームス 5850CH OAC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
クレイジーアワーズは気になるけど、トノー型のケースの方が好きという方には「5850CH OAC」がオススメ!
ロングアイランドよりさらにポップな印象を与え、遊び心に溢れる一本となります。
人気モデル⑨ロングアイランド 1150SC DT AC
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.5mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
ロングアイランドの定番モデル「1150SC DT AC」。前述の通り、今回トノーカーベックスを目立ってご紹介しましたが、上品さ・クラシックと言えばロングアイランドに軍配が上がるでしょう。レクタンギュラー(長方形)ケースに、フランクミュラーの象徴でもあるビザン数字のインデックス、スペード型のハンド、サークル型のミニッツトラック・・・本当にエレガントで美しいと思います。
また、ケースと風貌が微妙な曲線となっており、優雅さだけでなく手首に上手にフィットする仕様となっています。
同シリーズはインデックスのカラーやデザインなどに多くのバリエーションを持ちますが、ビジネスでもカジュアルでも使いやすいシルバー文字盤+革ベルトの組み合わせはやはり鉄板。また、日付表示があるタイプですので、機能性に富みますね。
価格帯も、中古であれば30万円台後半~と比較的リーズナブルです。
30~40代に特に人気がありますので、旦那様やお付き合いされている方へのプレゼントとしてもお勧めです。
人気モデル⑩ヴァンガード ヨッティング V45 SCDT ACBL
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦45.0mm×横32.0mm
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding
パワーリザーブ:約40時間
防水性:3気圧
最後にご紹介するのが、新進気鋭のNEWコレクション「ヴァンガード」の、「ヨッティング」と題された爽やかな一本です。
近年ヴァンガード人気は凄まじいものがあり、そんな世間の期待に応えてか、フランクミュラー自身も意欲的に新作モデルを発表し続けてきました。
そんなヴァンガードの中でも、2017年に打ち出された新しいモデルがこちらのヨッティングです。
これは、フランクミュラーとイタリアン シーグループとの独占パートナーシップに基づいて開発されたとのこと。文字盤には羅針図を描き、大型クルーザーで航海する世界観をイメージしています。
また、これまでのヴァンガードにはなかったリューズガードを設けることで、よりスポーティよりスポーティに進化しました。しかしながら高級機らしい優美なフォルムが保たれているところは、さすがと言うべきでしょうか。
シーグループと伝統的な時計製造技術が上手に融合した、至高の傑作機と言えるでしょう。
価格は新品並行相場が70万円台~。中古となるとコンディションにもよりますがやや価格を抑えることができますが、それでもハイエンド。
とは言え極上のラグジュアリースポーツウォッチであることに間違いありません。
まとめ
フランクミュラーの人気モデル10選をご紹介いたしました。
他のどのブランドよりもお洒落で個性的。それがフランクミュラーの時計です。
マスターバンカーやクレイジーアワーズといった独創的な機構の数々や、クラシカルで美しいビザン数字を配した文字盤デザインはフランクミュラーを持つモノだけが味うことができます。
時計に「個性」を重視する方であれば、誰にでもフランクミュラーは似合うと思いますので、是非一度ご検討くださいね。
■2019年 フランクミュラーの中で一番人気があるモデルは?
■フランクミュラーはなぜこんなに人気があるのか?高級時計メーカーのブランド戦略考察
当記事の監修者
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年