「手の届くラグジュアリー(アクセシブル・ラグジュアリー)」をコンセプトとするフレデリック・コンスタント。上品かつ上質な高級時計をリーズナブルな価格帯で提供するスイスブランドです。
創業30年程度と比較的若くはあるものの、2004年以来マニュファクチュールでも名を馳せており、自社開発ムーブメントはもちろん永久カレンダーやトゥールビヨンといった超絶コンプリケーションの数々を、良心的な定価で提供してきました。
そんなフレデリック・コンスタント、初めて機械式時計を購入しようと思っている方は言わずもがな。時計業界からも非常に高い評価を獲得しています。
なぜ、フレデリック・コンスタントは多くのファンから愛され続けているのでしょうか。
この記事では、フレデリック・コンスタントの魅力や人気シリーズについて徹底解説いたします!
出典:http://frederiqueconstant.jp/
目次
フレデリックコンスタントとは
フレデリックコンスタントは創業者であるピーター・スタース氏と妻アレッタ氏によって、1988年にスイス・ジュネーブ郊外のトアネに生まれた高級時計ブランドです。ブランド名は、ピーター・スタース氏の曽祖父母の名前からちなんだとのこと。ブランドロゴも、スタース家の家紋からインスパイアされています。
まだ創業してから30年強と若いブランドではありますが、デザインから開発組立、品質管理に至るまでを全て自社で自社工場で行うマニュファクチュールブランドとして知られており、非常に高い評価を獲得してきました。
そんなフレデリック・コンスタントについて、詳しくご紹介致します。
①沿革
1988年の創業当初から、「手の届くラグジュアリー」をコンセプトとしてきたフレデリック・コンスタント。
もっとも、ただ価格が安いだけなら、いくらでもやりようがあるでしょう。
しかしながら同社では、「高品質の時計を」が前提となります。また、スイス伝統の時計製造技術を重んじているブランドでもあり、あくまで「スイス製機械式時計」を「手の届く価格で」がフレデリック・コンスタントにおける指標となってきました。
そんな理念のもと、1992年にブランド初となるコレクションを6種リリースします。その2年後の1994年、現在フレデリック・コンスタントのアイコン的存在ともなっているハートビートが誕生しました。
出典:https://www.facebook.com/pg/frederiqueconstantjp
このハートビートは文字盤の一部が肉抜きされており、機械式ムーブメントの心臓部(Heart)にあたるテンプの鼓動(Beat)を、腕に着けている時も楽しむことが出来るデザインです。
今でこそこのデザインコードは珍しくありませんが、実は先鞭をつけたのは、何を隠そうフレデリック・コンスタントのこのハートビート。世界初のオープンダイヤルとして発表され、瞬く間に世界中に時計ファンの心を鷲掴みにすることとなりました。
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そのわずか10年後、2004年には自社製手巻きムーブメントFC 910の開発に成功します。これより自社でケース・ムーブメントを一貫して製造するマニュファクチュールを、フレデリック・コンスタントは確立しました。
以来その活躍ぶりは目覚ましく、2005年には自社製ムーンフェイズ,2006年にはついに自動巻きFC 930の開発に至りました。その後もトゥールビヨン,GMT,ワールドタイマーに永久カレンダーといったコンプリケーション,そして2018年にはトゥールビヨンと永久カレンダーを同時搭載した超絶コンプリケーションFC 975にまで自社製造の手は及び、しかもこの時計の価格がわずか200万円台であったことから、時計業界では大きな話題となったものです。
ちなみに2008年にシリコンをガンギ車に採用したムーブメントを打ち出したことも、特筆すべき点ですね。
シリコンもまた、現在時計業界では主流となりつつある素材です。半導体にも用いられるシリコンは軽量で耐摩耗性に優れ、また磁気帯びの心配がない、機械式時計にとって夢の素材です。一方で壊れやすい点から製造・メンテナンス難易度が高くなり、採用は高級時計ブランドがメインです。
パテックフィリップが2005年にシリコンガンギ車を発表したことで話題になりましたが、フレデリック・コンスタントもまたすぐに追随することとなりました。この点からも、フレデリック・コンスタントの類まれな理念とそれに伴う優れた時計製造技術を垣間見ることができますね。
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なお、2016年5月に、フレデリック・コンスタントはシチズン傘下となり、わが国でも急速に市場を成長させることとなりました。
2019年には自社工場を拡張したり、後述しますがシリコン脱進機をさらに飛躍させ機械式時計の構造にイノベーションを起こしたりと、フレデリック・コンスタント勢いはとどまるところをしりません。
②なぜフレデリック・コンスタントはシチズン傘下となったのか
現在のスイス時計界はグループ化が進んでおり、オメガ・ブレゲなどを傘下に収めるスウォッチグループ、カルティエ・IWCを傘下などに収めるリシュモングループ、タグホイヤー・ブルガリなどを傘下に収めるLVMHといった巨大資本グループが日々凌ぎを削っています。
前述の通り、フレデリックコンスタントが属しているのは日本の企業である「シチズングループ」。
スイスのブランドでありながらも、2016年からシチズングループの傘下として時計の製造・販売を行っています。
実はフレデリックコンスタントは複数のグループから参入の要請を受けていました。1つはヨーロッパ系、もう1つはアメリカ系、そしてシチズン。
マーケットの広さからいうと日本のシチズンは一見不利に思えますが、フレデリックコンスタントが提携を結んだのは意外にもシチズンでした。
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フレデリックコンスタントがシチズンを選んだ理由。それはシチズンの主力がクォーツ時計で、フレデリックコンスタントは機械式が主力だったからです。
もしフレデリックコンスタントが他のグループの傘下に入ってしまっていたら、おそらく商品展開の優先度は低くなり、これまでのように自由な時計開発は行えなくなっていたことでしょう。
しかし、低価格帯のスイスメイド機械式時計の展開を目指したシチズングループの傘下に加われば充実した補完関係が築けます。
自社の機械式時計を優先的に展開するため、フレデリックコンスタントはシチズングループに加わることに決めたのです。
フレデリック・コンスタントが時計ユーザーや業界で評価されている理由
なぜフレデリック・コンスタントが時計ユーザーはもちろん、時計業界からも高い評価を獲得しているのか。その理由をご紹介いたします。
理由①一貫した理念「手の届くラグジュアリー」
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繰り返しになりますが、フレデリック・コンスタントは創業以来、一貫して「手の届くラグジュアリー(アクセシブル・ラグジュアリー)」を理念としてきました。フレデリックコンスタントは一般的なサラリーマンでも手にすることができる「リーズナブルな価格帯」にこだわっており、手が届かないブランドとなることを良しとしません。
そのため、大半のモデルが20万円前後~30万円台で購入できます。
もっとも、ただ安いだけなら比較的実現が容易です。
フレデリック・コンスタントのコンセプトはあくまで「ラグジュアリー」。そのため高度なマニュファクチュールを強みに、スイス伝統工法に則りつつも、簡略化できる工程は簡略化し、また機械化に頼れる部分は頼る。そうして上質な製品を提供し続けてきました。
華美な装飾を施さないクラシカルなデザインを基調としているところも、フレデリック・コンスタントがラグジュアリーに重点を置いている所以でしょう。
こういった背景から、お値段以上の満足感をユーザーに与えてくれるとあって、フレデリック・コンスタントは高い評価を得ているのです。
理由②多彩なバリエーション
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フレデリック・コンスタントの基本コンセプトは「手の届くラグジュアリー」ですが、その中でも多彩な選択肢が用意されています。
詳細は次項で解説いたしますが、自社製ムーブメントを搭載したハイエンドの「マニュファクチュール」から基幹コレクションの「スリムライン」,そして近年のトレンドになっているスポーツライン「ハイライフ」と様々。
その中でも素材やデザイン,機構にバリエーションがあるため、好みやライフスタイル,ご予算からご自身に合ったものをチョイスする楽しみがあるでしょう。
レディースコレクションも豊富ですので、プレゼントやペアウォッチとしてもお勧めです。
理由③革新を止めない姿勢とオシレーター開発
繰り返しになりますが、フレデリック・コンスタントの真髄は高度な時計製造技術です。
優れた生産ラインのもと、ハイメゾンではなかなか真似できない価格帯の機械式時計を提供し続けてきた、屈指の名門と言っていいでしょう。
この名門は、2021年4月、伝統的機械式時計の構造に対してイノベーションを起こす新機構を新たに発表しました。それが、オシレーター「モノリシック構造」です。
出典:https://monochrome-watches.com/frederique-constant-slimline-monolithic-manufacture-video-review-technical-guide-specs-price/
オシレーターは一般的には、発振回路を指すことが多いです。しかしながら時計業界では2018年、ゼニスがこれを搭載した機械式時計を発明したことから、革新的な調速機構をしてこのように呼ばれています(もっともゼニスの他、ユリスナルダン等でも開発されています)。
ではオシレーターがどのようなものかと言うと、調速機を構成するパーツを、シリコンコンポーネントで一体成型したもの。オシレーター一枚でテンプやヒゲゼンマイを含む調速機構の役割を果たしていることが特徴となります。
シリコン製ということもあり、従来のスイスレバー式で長年の課題であった姿勢差誤差や脱進機誤差、温度係数(温度変化に伴う感度への影響)を克服しました。
さらにゼニスが開発したオシレーターの特筆すべき点は、15ヘルツという周波数で振動すること。驚異的な振動は通常の3倍高く、毎時10万8000振動とのこと!すなわち、これまでの機械式度駅ではあり得なかったハイビートを実現しているため超高精度な一方で、シリコン製ゆえに耐摩耗性を克服しているという、まさにイノベーション的な新機構なのです。
フレデリック・コンスタントではこのオシレーターを、40ヘルツ(288,000振動/時!)の周波数のもと、振動させることに成功しました。前述の通り新しい機構ではありませんが、「モノリシック構造」としてこの超絶ハイビートを実現するため、新設計が施されています。
さらに驚くべきことは、パワーリザーブ80時間を確保していること。通常ハイビートとロングパワーリザーブを両立するのは大変な技術を要します。いかに約3日間の持続力をフレデリック・コンスタントがモノリシック構造に搭載させることが難しかったか、おわかり頂けるでしょう。
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このモノリシック オシレーターはフレデリック・コンスタントの上品なコレクション「スリムライン」で楽しめることとなりました。
もっともステンレススティール製モデルで810本(ブルー・シルバー文字盤で各)、18Kピンクゴールドモデルで81本の限定生産となっており、日本国内での発売についてはまだ発表されていません。
フレデリック・コンスタントの中でもなかなか気軽に入手できるものではないかもしれませんが、ぜひ一度実機を手元にとって、その振動を確認してみたいものですね。
フレデリック・コンスタントの人気モデル
前項でもご紹介しているように、フレデリックコンスタントは豊富なバリエーションを持つブランドです。シンプルなクォーツモデルから本格的な機械式時計、さらにはスマートウォッチまで、ありとあらゆる時計がラインナップされています。
どのモデルも上品で美しいデザインであり、価格に関しても一般的なサラリーマンの方でもボーナス一括で購入できる価格帯です。
まさにコンセプト通り「手が届くラグジュアリー」といえるでしょう。
フレデリック・コンスタント 人気モデル① マニュファクチュール
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マニュファクチュールコレクションはフレデリックコンスタントのハイエンドモデルです。大半のモデルが限定生産されており、素材・装飾・ムーブメント・ベルトといった全ての部分に最高品質のモノが使用されています。
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スイス・プラレワット工場にて職人の手作業によって作られたマニュファクチュールコレクションは昨今日本でも人気を博しており、日々その注目度は上がっています。シンプルな3針時計からムーンフェイズやワールドタイムを搭載した複雑時計まで、そのラインナップは実に豊富です。
また、価格は50万円以下のモデルが多いですが、最上級モデルは100万円を超えます。
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パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨンを搭載したコンプリケーションモデル。6時位置がくり抜かれたスケルトンタイプの文字盤からはトゥールビヨンの美しい精密な動きを眺めることができます。
定価は2,617,000円+税という超高額モデルですが、その性能を考えると安くも感じられます。
フレデリック・コンスタント 人気モデル② ハイライフ
出典:https://www.facebook.com/frederiqueconstantjp/photos
ハイライフは1999年にその名が登場,さらに2020年に大幅刷新されたスポーティーラインです。
ケースとブレスレットが一体型となったいわゆる「ラグジュアリー・スポーツウォッチ」で人気のデザインコードとなっていますね。
ケースの随所にエッジが効く一方でフォルムはふんわり優美なラウンドとなっており、文字盤には地球をモチーフとした装飾が描かれました。
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また、各モデルに替えのラバーストラップが付属されていますが、これは容易にストラップ交換可能なシステムが搭載されているため。工具いらずで変更ができるこのクイックシステムもまた、近年のトレンドではあるものの高度な時計製造技術なくしては実現しえなかったものですね。
ラインナップはコンプリケーションの「パーペチュアルカレンダー」の他、フラグシップのハートビート,シンプルな3針+デイトモデルがリリースされています。
パーペチュアルカレンダーは100万円超えとなりますが、それ以外のモデルは258,500円~のプライスレンジとなっておりますので、ラグスポ好きはぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
フレデリック コンスタント 主要モデル③ スリムライン
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洗練されたスリムなフォルムが美しい「スリムライン コレクション」はフレデリックコンスタント屈指のドレスラインです。文字盤にはエングレービングの工程で刻まれたギョーシェ模様が施され、とにかくエレガントな印象を与えます。
スーツとの相性も抜群ですが、カジュアルシーンに着用しても違和感がありません。使い勝手のよさは全コレクションの中でもトップクラスです。
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メンズは20万円前後のものが多く、レディースに関しては10万円前後のモデルもあります。コストパフォーマンスの高さは申し分ありません。
また、スリムラインにおいて最も注目されているモデルは文字盤の12時位置がくり抜かれたオープンハート。
テンプの美しい動きを覗けることから非常に人気が高いです。
フレデリック コンスタント 人気モデル④ クラシック
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クラシックシリーズは、すっきりしたシルエットが美しいクラシカルなコレクションです。
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このシリーズは「高級時計を手の届く価格で」という、フレデリック・コンスタントの哲学が体現されたラインナップが並びます。デザイン性はブレゲにかなり近く、とりわけオープンハートとなっているモデルは人気が高いです。
フレデリック コンスタント 人気モデル⑤ レディース オートマチック
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レディース オートマチックは女性のためにデザインされたコレクションです。2004年に誕生し、売上げのうち1本あたり50ドルを女性や子供を支援するチャリティ活動に寄付しています。
このコレクションにおいてもメカニカルムーブメントの魅力を堪能することができるオープンハートは健在。
フェミニンでありながらも個性的であることから、20代30代の女性から高い支持を集めています。
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現行のレディースモデルは全てオープンハート。インデックスにはダイヤが配され、文字盤にはクロコダイルレザー+シェル素材といった斬新なデザインが目立ちます。
贅沢な印象を与えるモデルが多いですが、定価は20~50万とその性能を考えればかなりリーズナブルです。
ステータス性はエルメスやシャネルといったハイブランドに劣りますが、機械式時計の美しい動きを堪能できるという点ではフレデリックコンスタントの方が優れています。
フレデリックコンスタント 人気モデル⑥ アールデコ
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1940年代に流行したアールデコからインスピレーションを受け、製作されたフェミニンなシリーズ。レディース オートマチック同様、主に女性用のラインナップが並びます。
繊細なエレガンスを重視する方にオススメです。
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アールデコはその殆どがオーバルケースです。インデックスにはローマンインデックスやアラビア数字が採用され、優雅でクラシカルな雰囲気が味わえます。
また、アールデコは価格に関しても非常にリーズナブルです。
定価10万円台で買えるモデルが大半を占め、中古であれば7万円前後から購入することが可能です。
まさに「高級時計を手の届く価格で」というコンセプト通りのモデルといえるでしょう。
フレデリックコンスタント 人気モデル⑦ ディライト
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ジュエリーとコーディネートしやすい時計というコンセプトのもと製造されたディライト。柔らかく滑らかで丸みを帯びたラインが特徴的であり、こちらもまた女性から高い支持を集めています。
フレデリックコンスタントはハートビートのメンズモデルに注目が集まりがちですが、実はレディースモデルの評価が非常に高いブランドでもあります。
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コンビモデルにダイヤインデックス・ローマンインデックスなど、ディライトはレディースウォッチとしての定番デザインが使用されているため、どんなシーンにおいても活躍してくれます。
フレデリックコンスタント 人気モデル⑧ ランナバウト
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ランナバウトヨットは2009年に開発されたフレデリックコンスタントの新たなるメンズモデルです。
ランナバウトは走ることを楽しむのが前提の小型ボートの総称であり、このシリーズは数々のモーターレースで伝説を残した「ランナバウトヨット」へのオマージュとして製作されました。
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デザインの特徴はアラビアインデックスと繊細な美しい針。高級感のあるスポーツウォッチとして人気を博しています。
価格は30万~35万円ほど。フレデリックコンスタントの時計としては、やや高価格帯です。
フレデリックコンスタント 人気モデル⑨ ヴィンテージラリー
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ヴィンテージラリーは古き良きヴィンテージカーへのオマージュとして発表されたスタイリッシュなコレクションです。そのスピード感溢れるデザイン性は30代・40代の男性から熱い支持を受けています。
カーレースでオフィシャルタイムキーパーを務めてきたフレデリック・コンスタントだからこそ作り上げることができたレーシングウォッチの理想形といえるでしょう。
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ヴィンテージラリーはどのモデルもクロノグラフです。ただ、シンプルな文字盤デザインとなっているため、ビジネスシーン・カジュアルシーン問わず、幅広いシーンで着用することができます。
フレデリックコンスタント 人気モデル⑩ オロロジカル スマートウォッチ
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フレデリック・コンスタントのスマートウォッチはデジタル画面ではなく、アナログの文字盤上で時刻が表示する上品なスマートウォッチです。まだ発売されてから間もないシリーズですが、その美しいデザインから現在注目を集めています。
価格も10万~15万というリーズナブルな価格となっているのも魅力的です。
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ムーブメントにはコネクテッドムーブメント(クォーツ)を搭載。どのモデルにも活動・睡眠量計、通知機能、ワールドタイマーといったスマートウォッチらしい機能が備えられています。
まとめ
高級時計としては低価格帯でありながらも本格的な機械式時計の魅力を堪能することができるフレデリックコンスタント。
シチズングループの一員として現在日本で急速にその知名度を高めています。
初めての機械式時計としては勿論のこと、ロレックスやオメガといったハイブランドの時計をお持ちであってもサブ機として十分にご活用いただけますので、是非この機会にご検討くださいませ。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。