WEBマガジン, ラグジュアリーモデル特集, 安寧実, ハリーウィンストン, レディースウォッチ, その他
まさしくキング・オブ・ダイヤモンド。最高級のジュエリーブランド「ハリーウィンストン」が手掛けるラグジュアリーな腕時計
最終更新日:
「ハリーウィンストンの腕時計って何がすごいの?」
「ハリーウィンストンの歴史や腕時計の魅力について詳しく知りたい」
世界的に有名なジュエラーといえば、世界5大ジュエラーがあります。
その中でも世界屈指のハイジュエラーだといわれているのが、ハリーウィンストンです。
ハリーウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」とも称されるジュエラーで、まさに宝石のスペシャリストであるといえます。
さらに腕時計ブランドとしても高い評価を得ています。
そんなハリーウィンストンの歴史や腕時計の魅力が知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ハリーウィンストンは宝飾加工技術を生かしたものや、独立時計師とコラボレーションして製作する超複雑時計など、様々な腕時計を世に送り出しています。
この記事ではハリーウィンストンの歴史や腕時計の魅力を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
人気モデルの紹介もしますので、ラグジュアリーなダイヤモンドウォッチをお探しの方はぜひ参考にしてください。
目次
キング・オブ・ダイヤモンドと称されるハリーウィンストン
出典:https://www.harrywinston.com/ja/時の宝石
ハリーウィンストンの創業者であるハリー・ウィンストンは、小さな宝石店の息子としてこの世に生を受けました。幼い頃から宝石の良し悪しを見抜く審美眼と洞察力を兼ねそなえていたハリー・ウィンストンは、15歳で学校を卒業した後、父親が経営する宝石店で働き始め、1920年にはハリーウィンストンの前身となるプレミア・ダイヤモンド社を設立しました。そして1932年、ニューヨークに後のキング・オブ・ダイヤモンド、ハリーウィンストン社が誕生します。
ハリーウィンストン社は創業からさまざまなダイヤモンドの加工を行い、1940年代にハリーウィンストン社のジュエリーデザインの基本となるセッティング技法「クラスター」を考案します。1944年にはアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ジョーンズにダイヤモンドジュエリーを貸し出し、その後もさまざまなオスカー女優にジュエリーを提供したことから「スターたちのジュエラー」とも呼ばれるようになります。また、1949年に手に入れた呪いのダイヤモンドと呼ばれるホープダイヤモンドを始め、歴史的に貴重な宝石を数多く所有するようになります。
その後もハリーウィンストン社は、さまざまな価値ある宝石に加工を施してきました。そうした実績や宝石にかける情熱から、キング・オブ・ダイヤモンドと称されているのです。
ハリーウィンストンならではのラグジュアリーな時計
ハリーウィンストンが時計事業に参入したのは、1989年のことです。技術や経験の積み重ねが重要視されることから歴史あるブランドが多い時計業界の中で、ハリーウィンストンは比較的若いブランドであるといえます。しかし、ハリーウィンストンはこれまで培ってきたジュエリーの知識を時計製造に取り入れることで、技術や経験に積み重ねに負けないハリーウィンストンならではの時計を製造することに成功したのです。
1989年に発表されたハリーウィンストン初となる腕時計は、宝石をふんだんにあしらったハイジュエリーウォッチ「プルミエール」でした。一般の時計ブランドでは真似できない、ハイジュエラーだからこそ作ることができた豪華な時計は、「時を刻む宝石」として大きな話題となりました。現在に至るまで、ハリーウィンストンはジュエラーならではのラグジュアリーウォッチを数多く発表しています。
その一方で、ハリーウィンストンは超複雑時計の製造も行っています。シグネチャーの次に発表した時計は、複雑機構のひとつであるパーペチュアルカレンダーが搭載されたものでした。また、2001年からは独立時計師とコラボレーションして製作する超複雑時計のコレクション「オーパス」を毎年発表しています。こうしたことから、ラグジュアリーウォッチとともに、複雑時計のブランドとしても知られているのです。
ハリーウィンストンのおすすめモデル
ハリーウィンストンで人気のモデルとしては、以下のようなものがあります。
ハリーウィンストン サブライム タイムピース
ハリーウィンストン サブライム タイムピース HJTQHM25WW001
サブライムタイムピースは、花にオマージュを捧げた特徴的なデザインのコレクションです。ケースの上下に花を模したパーツを配置し、そのパーツにベルトが接続されています。ケースや花を模したパーツにはダイヤモンドが散りばめられ、まさに「サブライム(高尚な、荘厳な)」の名にふさわしいデザインとなっています。
ハリーウィンストン ザ・アヴェニュー エリプティック
ハリーウィンストン ザ・アヴェニュー エリプティック AVEQHM21RR112
アヴェニューは、ハリーウィンストンで初めて長方形のケースを採用したコレクションです。なだらかな曲線を描くケース、アールデコ調の幾何学的なデザイン、アーチ型のラグなど、特徴的なコレクションとなっています。そんなアヴェニューのひとつであるエリプティックは、ローズゴールドのケースや側面まで敷き詰められたダイヤモンドなど、一際華やかな印象を与えます。その中でオーバル型の文字盤が、女性らしさを醸し出しています。
ハリーウィンストン アヴェニューC 全面ダイヤ
ハリーウィンストン アヴェニューC 全面ダイヤ 330/LQWL.D01/D3.1
エリプティック同様、アヴェニューCもアヴェニューコレクションのひとつです。このアヴェニューC全面ダイヤの特徴は、その名のとおり全面に敷き詰められたダイヤモンドです。ケースはもちろん、文字盤にもダイヤモンドがふんだんに使用されています。まさに、キング・オブ・ダイヤモンドならではの時計であるといえます。
ハリーウィンストン エメラルド
数ある宝石のカッティングの中でも、創始者であるハリー・ウィンストンはエメラルドカットを愛していたといわれています。そんなエメラルドカットにインスパイアされたコレクションが、エメラルド・コレクションです。ケースは長方形でも円形でもなく「エメラルドカット」となっていて、あしらわれているダイヤモンドも相まって本物の宝石のような印象を与えます。
まとめ
世界トップレベルのハイジュエラーであり、腕時計ブランドとしても確かな地位を確立しているハリーウィンストン。宝石のようなラグジュアリーな時計や超複雑時計に興味がある方は、ハリーウィンストンの時計をチェックしてみてはいかがでしょうか。
当記事の監修者
安 寧実(AN NINGSHI)
中国吉林省の出身で中国語と韓国語が母国語。
日本語学校で1年半日本語を勉強し、専門学校では英語を専攻。卒業後、羽田国際空港のロレックス正規店に勤務し、2018年7月からGINZA RASINで勤務。中国語、韓国語、日本語、英語の4か国語に精通。時計業界歴10年。