「ウブロ ジーンズシリーズって何がすごいの?」
「ウブロ ジーンズシリーズの魅力について知りたい」
「これまでにない時計を作りたい」
その情熱のもと現代の時計業界に舞い降りた異端児・ウブロ。
大人気を博しているビッグバンを始め、伝統的な時計作りの技術と最先端のデザインをFUSION―融合―させることがウブロの哲学であり、コンセプトとなっています。
ウブロが作り上げた画期的なシリーズに「HUBLOT ジーンズシリーズ」がありますが、その魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ジーンズシリーズはその名の通り、「デニム素材」を文字盤に配した個性的な時計です。
この記事ではウブロ ジーンズシリーズの従来の時計とは一味違う魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
注目モデルの紹介もしますので、ウブロに興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
ウブロ ジーンズ コレクションとは?
ウブロ ジーンズシリーズは本物のデニムを文字盤に採用した革新的なコレクションです。
発表と共に話題を生み、様々なバリエーションが発表されました。
ジーンズシリーズの魅力はその「カジュアル」さ。
高級時計でありながらも厭らしさを感じさせないスポーティーなフォルムは、時計愛好家のみならず、これまで時計に興味を抱いてこなかった方からも高い支持を受けています。
また、シーンズシリーズは機械式モデルであればどのモデルにもクロノグラフが搭載されています。ケースバックはスケルトンになっているため、その精密な動きをご覧いただけます。
ただ、ジーンズシリーズはどのモデルも限定生産となっているため、なかなか手に入りづらいモデルでもあります。
そのため欲しいモデルを見つけることが出来た時に、タイミングを逃さず購入を決めてしまうことが重要です。
この「プレミア感」もジーンズシリーズの魅力といえます。
ウブロ ジーンズシリーズの注目モデル
ウブロ ジーンズシリーズはシンプルなステンレスモデル・暗いカラーリングのデニムを使ったダークジーンズモデル・ダイヤを配したモデルなど、そのラインナップは多岐にわたります。
どのモデルも数量限定のレアモデルです。
是非、時計選びの候補に加えてみてください。
ウブロ ジーンズの注目モデル① 301.SX.2770.NR.JPN15
ウブロ ビッグバン ジーンズ スチールブルー 301.SX.2770.NR.JPN15
ジャパンデニムのパイオニア「カイハラ」のオリジナルデニム生地をダイアルとストラップに採用した日本限定モデルです。ベゼルやラグにはブルーのグラスファイバーが配されており、カジュアルさと高級感を両立させています。
ケースサイズは迫力のある44mmケース。ただ、厚みを抑えた設計となっているため、誰が身に着けても悪目立ちすることがありません。
デニム生地に縫合したラバーストラップへはブルーラバーを採用することで、ラグジュアリーかつスポーティーな印象を与えます。
腕に密着する部分が水に強いラバーとなっているので、生地の劣化を大きく防ぎます。
ムーブメントにはキャリバーHUB4100自動巻きクロノグラフを搭載。安定した精度と約42時間のパワーリザーブを誇ります。
301.SX.2770.NR.JPN15の気になる価格ですが、中古相場で約105万ほど(2018年10月現在)
数量限定モデルとして発売された為、現在は手に入りにくくなっています。
ウブロ ジーンズの注目モデル② 301.SX.2770.NR.JPN15
ウブロ ビッグバン ジーンズ ダイヤモンド 361.SX.2710.NR.1104.JEANS
301.SX.2770.NR.JPN15と同じく、文字盤とベルトに“カイハラ”のデニム生地を使用した日本限定モデルです。インデックスが飛びアラビアとなっているため、カジュアルなスタイルにぴったりのモデルです。
ケースサイズが38mmとウブロにしてはやや小さな設計となっているため、腕の細い男性のみならず、大きめの時計をお探しの女性にもお勧めできる一本だと思います。
ベゼルには厳選された幾つものダイヤがちりばめられています。
一見相性が悪そうなカジュアルなイメージを持つデニムと高級感の代名詞であるダイヤをここまで見事にマッチさせることができるのはウブロならではといったところです。
ストラップはデニム生地とブルーラバーを組み合わせた上品な仕上がり。防水性に優れるため、夏でも安心して使用することができます。
尚、このモデルは機械式ではなくクォーツモデルです。機械式ならではの繊細な動きを覗くことはできませんが、日々リューズを巻くことなく確かな精度を得ることができます。
レアモデルであるため、市場に滅多に出回ることのないモデルですが、中古相場は80万~90万円ほどです。
ウブロ ジーンズの注目モデル③ 301.SX.2770.NR.JPN15
ウブロ ビッグバン ジーンズ 301.PL.2780.NR.JEANS
イタリアのファッションブランド“ディースクエアード”の高級デニムをストラップとダイアルに使用したモデルです。ダメージ加工を施したクラッシュデニムが特徴的で、ジーンズと同様愛着が湧いてきそうです。
同じデニムでも、使うデニムが異なれば雰囲気に大きく違いが出来ることがよくわかります。
ケースはローズゴールド×チタンという上品かつ実用的な素材で作られており、サイズは42.5mmという誰にでも合わせやすい絶妙なサイズ感です。
他のモデルと同様にデニム生地とブルーラバーを組み合わせた贅沢なストラップが採用されていますが、このモデルは写真のようにダメージジーンズを彷彿する絶妙なダメージを敢えて加えています。
このカジュアル感こそ、301.PL.2780.NR.JEANSの味であり、身に着ける醍醐味といっても過言ではありません。
搭載ムーブメントは自動巻きCal.HUB4100。ジーンズシリーズにはこのムーブメントが基本的に搭載されます。
このモデルは世界200本限定販売されたレアモデルですので、相場が高めに設定されています。
概ね中古品で200万円台後半で取引されていることが多いです。
時計専門店でもめったに見かけることが無いモデルですので、手に入れたい方は即決する心構えが必要かもしれません。
ウブロ ジーンズの注目モデル④ 301.SX.2770.NR.JPN15
ウブロ ビッグバン ダークジーンズ 301.CI.2770.NR.JEANS14
色味の濃いダークトーンのデニム生地をダイアルとストラップに採用した限定モデルです。直径44.0mmというビックサイズケースですが、固く軽いブラックセラミック素材が使われているため、軽量です。
カジュアルでありながらもクールでスタイリッシュな印象を与えるのが、このモデルの魅力。
ステッチも白ではなく、ダークデニムにピッタリ合う橙色の糸で縫われており、高級感を感じさせます。
ムーブメントはお馴染みにキャリバーHUB4100自動巻きクロノグラフ。ただ、ケースバックがオールブラック仕様であることから、他のモデルとは一味違った個性を楽しむことができます。
世界250本のレアモデルであることから、中古相場は高めの120万円前後。
しかし、その価格を納得させる程の魅力に溢れている逸品だと思います。
ウブロ ジーンズの注目モデル⑤ 301.SX.2770.NR.JPN15
ウブロ ビッグバン ジーンズ スチール 301.SX.2770.NR.1104.JPN15
2015年新作として発表されたジーンズシリーズのベゼルダイヤモデル。日本限定モデルとして発売されたため、“カイハラ”のデニム生地を使用しております。ベゼルダイヤとの相性を考え、やや濃い文字盤カラーとなっていることが特徴です。
インダイヤル・針・インデックス・リューズ、あらゆるパーツにブルーがあしらわれており、非常に上品な仕上がりとなっています。
ケースサイズはジーンズシリーズの定番44.0mmサイズ。素材はステンレススティールです。
こちらのモデルもキャリバーHUB4100搭載・デニム&ラバーのストラップであることは同一です。スポーティーな見た目と実用性は素晴らしいの一言。
現在の中古相場は160万~170万程ですが、今後価値が上がる可能性もあります。
最後に
シルバー・ブラック・ホワイト。定番カラーの文字盤はこの3つですが、デニム文字盤はそれを超越した圧倒的な個性があります。
一歩間違えれば安っぽく見えてしまう可能性があるデニム文字盤ですが、ウブロは卓越した技術によって、どのモデルも上品で高級感のある仕上がりに昇華させることに成功しています。
ダイヤ付きやゴールド素材が多いのでリーズナブルな価格とはいえませんが、手にすれば所有欲を大きく満たしてくれることでしょう。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。