「ウブロ ビッグバン ウニコについて知りたい」
「ウブロ ビッグバン ウニコにはどんな人気モデルがあるの?」
「FUSION(フュージョン)」、すなわち融合の精神のもと、高級時計市場にセンセーションを巻き起こしてきたウブロ。
インパクト抜群のデザインもさることながら、新素材開発やスマートウォッチ事業への参入などといった「攻め」の姿勢を崩さないブランディングに、ファンになったという方も多いのではないでしょうか。
ウブロの中でも、現在最も勢いのあるモデルがビッグバン ウニコでしょう。
そんなビッグバン ウニコの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ビッグバン ウニコは数あるウブロの中でも特別存在感があるコレクションです。
この記事ではビッグバン ウニコの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説しています。
人気モデルについても紹介していますので、ウブロの時計に興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
ウブロ ビッグバン ウニコとは?
本稿でご紹介するウブロ ビッグバン ウニコとは、いったいどのような時計なのでしょうか。
ビッグバンは2005年に誕生し、今やウブロのフラグシップとなった一大コレクションです。このビッグバンには、非常に多彩なバリエーションが存在しています。
例えば初代から愛されている自動巻きクロノグラフの44mmサイズ「ビッグバン スティール」。2006年にコレクションに加わり、ビッグバン人気を押し上げることとなった「オールブラック」。あるいは2020年に誕生したラグスポを思わせる「ビッグバン インテグラル」・・・
そのいずれもがウブロのFUSIONの精神性を体現する、素晴らしいモデルであることは間違いありません。
この中でも、本稿で特別取り上げたいのがビッグバン ウニコです。
ビッグバン ウニコとは、2010年にラインナップに加わったモデルです。
「ウニコ」はスペイン語で唯一やユニークを意味する用語で、ウブロの自社開発クロノグラフ・ムーブメントとなります。ウブロ曰く、研究開発部門で4年もの歳月をかけて、完成にこぎつけたとのこと。
300超ものパーツによって構成されるウニコは、スケルトナイズされた文字盤・そして裏蓋側からユーザーが鑑賞できるのが、大きな特徴となっております。
※クロノグラフ・・・時分針の他にクロノグラフ針を有し、スタート・ストップボタンによって針を稼働させ、時間計測する時計の機能。簡単に言うとストップウォッチ。実用面と言うよりも、クロノグラフ特有のタキメータースケールやインダイアルがレーシーなデザインを作り上げるとして、数ある時計機能の中でも大変人気の高い一つとなっております。
そう、ウニコは「魅せるためのムーブメント」になっていることがミソ。こちらも後述しますが、文字盤から覗くウニコはパーツが全体のカラーやスタイルと調和するよう仕上げられており、またカレンダーディスクを始めとした機能面での構成要素が、デザインにも一役買っていることが見て取れます。
2010年当時、ウブロは既にアエロ・バンとして、文字盤をスケルトン構造にする手法を確立しておりましたが、ビッグバン ウニコの存在によって、そのスタイルはいっそうの風格をまとったと言えるでしょう。
そんなウブロ ビッグバン ウニコは登場から10年以上が経過する今、同社を代表するモデルとなっているのは前述の通りです。
さらにビッグバン ウニコの中でも多彩なバリエーション展開を行っており、ご自身のお気に入りの一本をお求め頂ける魅力を有していると言えるでしょう。
超多彩なウブロ ビッグバン ウニコのバリエーションとは?
そう、ビッグバン ウニコの中でも多彩なバリエーションを用意するウブロ。
現行では、スタンダードモデルでケース直径44mmまたは42mmのサイズ展開を行っており、さらに「ゴルフ」または「レッドマジック」「ブルーマジック」でケースサイズ45mm展開がなされています。
42mmサイズは2018年にラインナップに加わっているのですが、デカ厚のイメージの強いウブロの中で、ベーシックなボリュームとして人気を博しています。
ちなみに2018年当時、44mmサイズのムーブメントは「ウニコ」、42mmサイズは「ウニコ2」が搭載と棲み分けされており、後者は既存のウニコよりも1.3mmほど薄型化されたことで話題になりました。にもかかわらずムーブメントを構成するパーツ数はむしろ増えており、ウブロの最先端技術を味わえる逸品だと思っております。
なお、現行では44mmサイズのビッグバン ウニコ(Ref.421~。先代はRef.411~)も、ウニコ2が搭載されるようになっております。
素材も多岐に渡っており、チタン、セラミック、キングゴールド・マジックゴールド、果てはサファイアクリスタルの外装が用意されております。
※キングゴールド、およびマジックゴールドとは、ウブロの独自合金ゴールドです。ゴールドはそのままだと柔らかく傷つきやすいため、一般的に銅や銀を含有することで、装飾品等の用途としております。この合金の種類によって、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどといった色合いを楽しむことも可能です。
そしてウブロでは、独自合金の開発によって他社のそれとは違ったゴールドをラインナップに加えるという手法を確立しており、さすが巧みな素材の使い手と思わせられます。
具体的にキングゴールドは、赤みを有したカラーゴールドです。さらにポリッシュ加工やサテン加工に適しているのだとか。
マジックゴールドは、ウブロが「世界初にして唯一無二」と称する、傷つきづらい18Kゴールドです。前述の通り、ゴールドはそのままだと柔らかいため合金によって日常使いしやすい硬度を実現しますが、やはりステンレスなどと比べると傷つきやすい素材です。しかしながらウブロのマジックゴールドは、「活動的なライフスタイルにおいても耐傷性を誇る」と豪語しており、ウブロの素材に対する自信と、技術力の高さを感じられる一大コレクションと言えます。
さらに、ビッグバン自体がラバーストラップ(または表が革で裏ラバーのグミアリゲーターストラップ)をアイコンの一つとしてきましたが、2020年には「インテグラル」と称されたメタルブレスモデルも新登場。
ビッグバン ウニコはまずます華やかで、豊かで、楽しいバリエーション展開となっております。
ウブロ ビッグバン ウニコを買うなら知っておきたい「素晴らしい点」
それではウブロ ビッグバン ウニコを買う前に、知っておきたい「素晴らしい点」をご紹介いたします。
なお、本稿で「ビッグバン ウニコ」の、買う前に知っておきたい素晴らしい点・気を付けたい点をご紹介するにあたり、実際にRef.441.NM.1171.RXを使用しているスタッフから監修を受けております。
①腕元を見るのが楽しい。インパクト抜群のカッコよさ
ウブロの最大の魅力は、やはり「かっこいい」ことではないでしょうか。
もちろんクロノグラフ自体がカッコイイとも言えますが、ウブロのそれはひとしおです。
パッと見たかっこよさやインパクトの大きさはもちろんなのですが、よくよく目を凝らすと、細部にわたって計算されつくしていることが見て取れます。
まず、腕元にとてもよく映えます。購入したスタッフの話によると、購入当初は本当に何度も何度も腕に着けながら時間を忘れて眺めていた、とのこと。
インパクトがある腕時計、かっこいい腕時計はあまたあるでしょう。しかしながらビッグバンはそこに「高級感」も備わっているため、決して安っぽい印象や悪目立ちするような印象は覚えません(もちろん、好みによっても多分に左右されるものですが)。
自分自身、長く時計業界にいる中で様々な時計を所有したり触れたりしてきました。しかしながらウブロのように「インパクト」「かっこよさ」「高級感」のバランスを戦略的にとり、そして腕時計に巧みに落とし込めるブランドは、そう多くないように思います。
この「インパクト」「カッコよさ」「高級感」の秘訣は、ビッグバンの最大の特徴であるマルチレイヤ―構造にあります。
ビッグバンは2005年に誕生した折、ウブロ処女作(1980年のブランドデビュー時の初出モデル)である「クラシック」をインスパイアしたデザインコードを採用しました。すなわち、ブランドネームにもなっている舷窓をモチーフに、ビスの打たれたベゼル、張り出たケースサイドの両耳、ラグを持たない独特なケースフォルム・・・これらは、初代クラシックからDNAを受け継ぐディテールです。
一方でビッグバンにおいて、ウブロはパーツを細分化し、それらを多層的に組み合わせて構成するという、驚くべき手法をやってのけています。
このマルチレイヤ―構造によって、高級機に欠かせない「立体感」はもちろんのこと、異なるパーツ同士を組み合わせる―FUSION―というデザインコードを確立したのです。
下記のRef.441.NM.1171.RXはチタン製ですが、ベゼルにセラミックを採用していることで、いっそうのメリハリが効かせられていますよね(ベゼルとケースが同一素材のモデルもラインナップされておりますが、いずれにせよ多層構造によってメリハリは健在です)。
この多層構造以外にも、ウブロが高級機らしいと言えるポイントがあります。それは「仕上げ」です。
高級時計ブランドが自社製品に高級感を出す手法として、仕上げはポピュラーです。とりわけサテン仕上げとポリッシュ仕上げをコンビネーションさせることで、のっぺりとしがちな外装に立体感を加えるのです。また、丁寧な仕上げは、素の金属素材にはない美しさを添えることとなります。
ウブロの素晴らしいところは、加工難易度の高いチタンやセラミックといった素材においても、しっかりと丁寧な仕上げを施していることです!
ただインパクトのあるデザインなら市場には結構あるものですが、高級機らしい風格を有しているのは、さすがビッグバン ウニコと言えるでしょう。
愛用しているスタッフ曰く「人に気づいてもらいやすい」のも、ウブロの特徴の一つとのことです。
さらに後述しますが、ウニコは文字盤がスケルトナイズされていることで、ムーブメントも一つのデザインコードとしているところがあります。
このムーブメントのインパクトに負けない、力強いペンシル針や立体的なアプライドインデックスを採用しているのも、ビッグバン ウニコの「カッコよさ」を格上げします。
太く力強い針はカッコよさに寄与することはもちろん、視認性の高さにも一役買ってくれますよね。
クロノグラフや、メカニックな印象のビッグバン ウニコは時間視認が心配と思うかもしれませんが、傾斜のついたアプライドインデックスと針がハッキリしていてメリハリが効いております。かつ夜光も塗布されており、まるでインデックスと針が文字盤から浮いているようにも見受けられます。
使用者からも、「あまりにも見づらい」などと言った声は聞こえてきません。
もっとも、「オールブラック」のように、あえてインデックスも黒一色としてデザインコードを統一させたモデルも存在します。こういった遊び心も、ウブロならではですね。
カッコよさと実用性を、見事両立した逸品だと言えるでしょう。
②クロノグラフムーブメントもカッコイイ
出典:https://www.hublot.com/ja-jp/
前項でも言及しているように、ビッグバン ウニコの最大の特徴は、裏蓋側のみならず文字盤側もシースルー仕様とすることで、機械をデザインコードとしている点にあります。文字盤からメカニカルな顔立ち、そして奥行を出すことで、ビッグバン ウニコをアイコニックな一本としています。
一見すると、ただ文字盤を肉抜きすれば終わる話に思えるかもしれません。
しかしながら、実際はこのデザインコードを確立するのに、並々ならぬ情熱と時計製造技術が注がれていると言えます。
なぜなら、ただ機械を透けて見せるだけではデザインとして完成せず、下手をすると視認性を損ねるだけで終わってしまうためです。
そこでウブロは、ウニコの文字盤側にクロノグラフ機構を集中させることで、精密・精緻なメカニックの意匠と実際の動作をユーザーが楽しめるような造りとしました。
クロノグラフを実用する場面はそう多くはないでしょうが、この機構の愛好者は「操作すること」「複雑さ」を愛していると思います。ウブロのビッグバン ウニコは、そんなクロノグラフ愛好家の所有欲を満たす設計となっているのです。
ただ「自社開発ムーブメントを作ろう」としたのではなく、「ユーザーが見て楽しめるムーブメントを作る」というコンセプトありきの開発は、ウブロの魅力をよく表すエピソードではないでしょうか。
ちなみに、ウブロはクロノグラフのクラッチに水平式を採用しています(さらに言うと、制御はコラムホイール式)。
水平クラッチは横にスペースを取るため手巻き式に用いられることが多いのですが、ウブロでは利便性高い自動巻きモデルであるウニコで、水平クラッチを採用しています。水平クラッチは耐久性が高く、さらに見た目がクラシカルで、まさに「見て楽しい」クロノグラフ!
こういったところにも、ウブロのカッコよさへの追及が見て取れますね。もちろん水平クラッチも文字盤側に搭載されているので、クロノグラフを操作する際に制御の様を観察できます(現在主流となっている垂直クラッチだと、クラッチの動く様が見えづらい)。
さらに、パーツもデザインと一体感を出すよう、マットグレー(あるいはマットブラック)に仕上げていることもミソ。
機械が変に悪目立ちすることなく、ビッグバン ウニコのサテン仕上げが基調となった外装に、よくマッチしていますね。
カレンダーディスクもマットグレーとなっており、一つのデザインに昇華されています。
カレンダーは一つの小窓にその日のデイトが表示されているのが、ベーシックな腕時計でしょう。ウブロもまた3時位置の60分積算計上の小窓でカレンダー表示を行いますが、同時に文字盤がスケルトナイズされているため、ディスクそのものが視認でき、メカニカルな印象に一役買っております。
もっとも、デイト確認は慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
なお、「HUBLOT」のロゴは文字盤ではなく、サファイアクリスタルガラスに印字されています。
まさに「魅せるためのムーブメント」が、ウニコなのです。
③実用性も十二分
外観のカッコよさやムーブメントの美観の話に終始しましたが、実用性においてもビッグバン ウニコは十二分と言えます。
高級時計は、繊細でデイリーユースでガシガシ使うのには向いていない個体もあります。ウブロ ビッグバンもまたクロノグラフという複雑な機構を使っているため取り扱いに注意が必要な場面もありますが、適切に扱えば、デイリーユースに最適な一本と言えるでしょう。
まず、防水性は10気圧(100m)。そして汗や湿気に強いラバーストラップ(またはメタルブレスレット)の採用によって、オールシーズン楽しめる実用機に仕上がります。
デカ厚ですが、しなやかなストラップや細かなメタルブレスレットを採用しているため、身に着けていて疲れない装着感もビッグバン ウニコの実用性が優れている点ですね。ちなみに、デカ厚であっても、軽量な時計は装着感に優れています。そのためチタン製モデルやセラミック製モデルを多数抱えているビッグバン ウニコは、この点においても配慮されています。
さらにサンドイッチ式のケースは、腕に沿って着用を可能にしている点も、快適さを提供していると言えるでしょう。
さらに美観を意識したムーブメントは、決して実用性を損ねていないことも特筆すべき点です。
クロノグラフには見た目が良い水平クラッチの採用だけに留まらず、操作感が良いとされるコラムホイール式制御を搭載。水平クラッチ・コラムホイールともに耐久性が比較的優れていることも、ここでは挙げさせて頂きます。
パワーリザーブは約72時間。パワーリザーブとは、ゼンマイの持続時間のことです。機械式時計はゼンマイを巻き上げ、そのほどける力を利用して時刻を刻んでいます。このパワーリザーブが長いということは、それだけゼンマイを巻き上げる必要性がないことに加えて、安定したトルク(回転力)を供給し、精度を維持することに繋がります。
クロノグラフ搭載モデルにはパワーリザーブが短い個体も少なくありませんが、ウニコはしっかりと近年のスタンダードである約3日間を実現してきました。
このように、ビッグバン ウニコは「外装のカッコよさ」「ムーブメントの美観」「実用性」をバランスよく両立した、屈指の傑作スポーツウォッチなのです。
人気のほども、頷けるのではないでしょうか。
ウブロ ビッグバンを買う前に知っておきたい「気を付けるべき点」
ウブロ ビッグバン ウニコを購入したスタッフから、気を付けるべき点も聞いてみました。
とは言え、デメリットと言うほどのものではなく、全ての機械式時計に当てはまる注意点であることを先にお伝えしておきます。
まず第一に、やはり高額品であるということです。
ビッグバン ウニコは、ウブロにとってもフラグシップです。そのため国内定価は250万円台~。高級時計ブランドの中でも、ラグジュアリーな位置づけと言えます。
一方で、ビッグバン ウニコは非常に作りこまれています。
前述した多層構造しかり、魅せるためのムーブメントしかり。どのブランドにも言えることですが、作りこまれた製品は手間もコストもかかるため、高額になりがち。しかしながら、雲上や高級と呼ばれるブランドの高額時計を買うのは、こういった「作りこみの高さ」に価値を感じるがゆえだとも考えられますね。
なお、ウブロは正規価格と二次流通価格(中古や、並行輸入品)に、大きな差があるブランドの一つです。
そのため、二次流通品であれば新品で200万円前後~。中古なら状態にもよりますが130万円台~入手できる個体もありますので、ご予算が気になる方は、ぜひウブロの取り扱いが豊富な並行輸入店を覗いてみましょう(ただし限定モデルや特別モデルは、二次流通価格であっても非常に高値となることがあります。ウブロの人気や市場評価の高さを鑑みれば、やむなしとも言えます)!
また、ウブロは修理・メンテナンス費用も高くつく可能性があります。
とりわけ並行輸入店で購入した個体は要注意。ウブロを始めとしたLVMHグループは「並行差別」を明確に設けています。
並行差別は、正規購入品とそれ以外での購入品に対して、何らかの差を設けることです。
正規購入個体に対して特別な特典を設けたりノベルティを渡したりといったこともありますが、ウブロでは「メーカーでのメンテナンス費用に差を設ける」という差別を採用しています。
並行輸入品に対して高額なメンテナンス費用を設定することで、正規店での購入に対してアドバンテージを設けているのです。
一方で、このメンテナンス費用の差額が、イニシャルコスト(購入時の金額)の差を埋められるかというと、そうではありません。
例えば正規品と並行輸入品のメーカーでのコンプリートサービスに10万円の価格差があった場合、イニシャルコストが50万円差だとしたら、5度のコンプリートサービスを行って初めて正規品・並行輸入品の価格差が埋まることを示唆しています。
しかしながら、コンプリートサービスは4~5年に一度。修理ではなく5年に一度の定期メンテナンスのみと仮定すると、所有から約25年後にこの価格差が埋まる、ということになります。
また、ウニコはオーバーホールであれば、民間の修理工房で対応可能です。その場合、メーカーメンテナンスに比べて大きく価格を抑えられるというメリットがあります。
ただし、ウニコは複雑な設計であるため、きちんとした修理工房に預けることが求められます。
しっかりとした並行輸入店で購入すれば、提携している修理工房があるケースが多いです。修理・メンテナンスの際は購入店にすぐ相談できるような、そんな信頼できるお店を選択することも、翻って時計にかかるコストを抑えるポイントとなるのです。
もう一点気を付けて頂きたいのが、修理についてです。
例えばパーツが取れてしまったり、破損してしまったりした場合は、メーカーでの対応が必要となってきます。
修理による思わぬ出費を避けるためには、正しい取り扱いをすること。定期メンテナンスを欠かさないことが重要です。
特にクロノグラフや複雑なので、強い衝撃を与えたり、不適切な操作(クロノグラフ動作中に無理やりリセットボタンを押す、リューズを強い力で引っ張る等)を行ったりすることは避けましょう。こちらも、機械式時計の取り扱いについて、正しく説明してくれる購入店を選びたいですね。
ウブロ ビッグバン ウニコ 人気モデル5選
最後に、当店GINZA RASINで人気の高いビッグバン ウニコを5本、ご紹介いたします。
ウブロのようにバリエーション展開が豊富なブランドは、人気が分散する傾向にあります。しかしながら、やはり「定番」はあります。
定番を抑えつつも、お気に入りの一本を探す。そんな楽しみ方もアリですね!
ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 441.NM.1171.RX
ケースサイズ:直径42mm
素材:チタン×セラミック
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ウニコ(HUB1280)/パワーリザーブ約72時間
防水性:10気圧
参考定価:2,684,000円(税込)
チタンケースにセラミックベゼルを備えた、定番人気のビッグバン ウニコです!ちなみに、本稿を監修したスタッフが購入したのも、こちらのモデルでした。
軽量ゆえに、装着感に優れるのも嬉しいですね。
なお、オールチタンモデルも人気の高い一本です。
ビッグバン ウニコ チタニウム ブルー 411.NX.5179.RX
ケースサイズ:直径44mm
素材:チタン
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ウニコ(HUB1242)/パワーリザーブ約72時間
防水性:10気圧
参考定価:2,160,000円(税込)
ブルーが差し色に入った、スタイリッシュなビッグバン ウニコです。
奥行の中にブルーが覗いて、こだわりを感じるモデルです。
ビッグバン ウニコ ホワイトセラミック 421.HX.1170.RX
ケースサイズ:直径44mm
素材:セラミック
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ウニコ(HUB1280)/パワーリザーブ約72時間
防水性:10気圧
参考定価:2,827,000円(税込)
さわやかなホワイトセラミック製のビッグバン ウニコです。
文字盤ならいざ知らず、なかなかホワイト基調の時計というのはないので、気になる方も多いのではないでしょうか。
セラミックは耐傷性に優れる点も、ポイントです。
ビッグバン ウニコ ブラックマジック 441.CI.1171.RX
ケースサイズ:直径42mm
素材:セラミック
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ウニコ(HUB1280)/パワーリザーブ約72時間
防水性:10気圧
参考定価:2,827,000円(税込)
こちらは打って変わって、ブラック基調のビッグバン ウニコです。
ムーブメントもまたマットグレーに仕上げられているので、統一感が出ていますね。
夜光によって、視認性を損ねていないため、実用面にも配慮されていると言えます。
ビッグバン ウニコ キングゴールド 441.OX.1180.RX
ケースサイズ:直径42mm
素材:キングゴールド
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ウニコ(HUB1280)/パワーリザーブ約72時間
防水性:10気圧
参考定価:4,201,200円(税込)
ラグジュアリーな一本が欲しい方にお勧めなのが、こちらのキングゴールド製ビッグバン ウニコです。
キングゴールドは、ウブロの独自合金です。赤みのあるゴールドが、ビッグバン ウニコの存在感にエッセンスを添えています。
ゴールドゆえに高価格帯とはなるものの、入荷するとこの価格帯としては驚異のスピードで売れていく、人気モデルとなっております。
まとめ
数あるウブロの中でも特別な存在感を放つ、ビッグバン ウニコについてご紹介いたしました!
カッコよさの中に投入された、ウブロの時計製造技術とその情熱が垣間見えるビッグバン ウニコ。
2020年にブレスレットタイプのインテグラルがラインナップに加わったことからもわかるように、年々いっそうのバリエーションを展開するコレクションでもあります。
こういった意味では、ウブロの時計業界での「勢い」をも象徴するコレクションとも言えるでしょう。
当記事の監修者
廣島浩二(ひろしま こうじ)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチ コーディネーター
一級時計修理技能士 平成31年取得
高級時計専門店GINZA RASIN 販売部門 ロジスティクス事業部 メンテナンス課 主任
1981年生まれ 岡山県出身 20歳から地方百貨店で時計・宝飾サロンで勤務し高級時計の販売に携わる。 25歳の時時計修理技師を目指し上京。専門学校で基礎技術を学び卒業後修理の道に進む。 2012年9月より更なる技術の向上を求めGINZA RASINに入社する。時計業界歴19年