「IWC トップガンって何がすごいの?」
「IWC トップガンのおすすめモデルについて知りたい」
1986年、全世界を沸かせた映画『トップガン』。
2022年に36年越しの続編『トップガン マーヴェリック』が公開されましたが、異例のロングランとなっていることからも、再び熱いヒットを飛ばしていることがわかりますね。
このトップガンは、実際にアメリカ海軍の戦闘機搭乗員養成機関に使われる通称であり、ここを舞台とした映画となります。
では、パイロットウォッチの雄IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)にも、同名コレクション「トップガン」があることをご存知でしょうか。
やはりアメリカ海軍の同機関と提携した一大コレクションなのですが、これがまた、映画同様に男心を存分に熱くするモデルです!
そんなトップガンの魅力が知りたいという人は多いのではないでしょうか。
トップガンはIWCが手掛けるパイロットウォッチの中でも特別な存在です。
この記事ではトップガンの魅力や系譜を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
人気モデルの紹介もしますので、IWCの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
出典:https://www.iwc.com/jp/ja/home.html
目次
IWC パイロットウォッチ トップガンってどんな腕時計なの?
IWCが展開するパイロットウォッチ トップガンは、いったいどのような腕時計なのでしょうか。また、映画との関連性はあるのでしょうか。
トップガンとは?
冒頭でもご紹介した通り、トップガンはアメリカの戦闘機搭乗員養成機関の通称です。
1960年代から1970年代前半までと、長きに渡るベトナム戦争に介入していたアメリカですが、空対空戦闘において自軍の弱みに気づき、急ピッチでの改善が求められることとなりました。そんな中、1969年に開設されたのがトップガンです。
アメリカ海軍戦闘機兵器学校(United States Navy Fighter Weapons School;NFWS)の戦闘機戦術教育特別コースとなった当機関は、空中戦における技術や戦術をパイロットらが実践的に学び、技量を向上させるための養成所です。当時は映画『トップガン』の舞台にもなったカリフォルニア州サンディエゴ近郊のミラマー基地にありましたが、1996年にネバダ州ファロン海軍航空基地移転。その際にアメリカ海軍航空戦開発センター(Naval Aviation Warfighting Development Center;NAWDC)に統合され、戦闘機戦術教育(Strike Fighter Tactics Instructor;SFTI)として実施されています。
映画『トップガン』では、夕日に照らされた街並みや海辺が大変印象的でしたよね。実際、カリフォルニア州のサンディエゴは美しくも洗練された街です。続編『トップガン マーヴェリック』の時代、既に同機関はファロン基地に移っていますが、撮影ではサンディエゴがメインとなり、映画のエッセンスとして重大な役割を果たしています。
なお、1986年に『トップガン』が公開されると、海軍パイロットの志願者が急増し、また訓練生らの間でも大人気作となりました。しかしながら実際のトップガン内で同映画のセリフを口にすると、罰金なのだとか。
もっともトップガンは厳しい訓練や座学に耐えうるプロ戦闘員の「トップ」養成所だけあり、映画の影響の多寡はあれど、いずれの訓練生も高い志を持っているであろうことは想像に難くありません。
IWCとトップガンの関係性
IWCは1868年にスイス シャフハウゼンで創業した時計ブランドです。
スイス時計というとジュネーブが有名かもしれませんが、シャフハウゼンはドイツにほど近く、ドイツ語圏です(ジュネーブはフランス語圏)。また、創業者はアメリカ ボストン出身の時計技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズであり、かつ正式名称は英語のインターナショナル・ウォッチ・カンパニーであるという、スイスブランドとしては稀有な存在でもあります。IWCは創業当時、アメリカ市場に向けて上質な時計を製造するといった目的があったため、社名も英語表記としたのでしょう。
IWCは長い歴史の中で確立してきた技術遺産と、今なお革新を止めない進化の姿勢で以て、時計愛好家を中心に高い支持を集めます。
そしてIWCを代表するパイロットウォッチも、同社の技術遺産と革新を象徴する一大コレクションです。
パイロットウォッチは文字通りパイロットのための腕時計です。パイロットウォッチに特に決まった定義はありませんが、どんな状況下でもすぐに時刻確認できる高い視認性や気圧・温度変化に耐えられる堅牢性、そしてコックピット内でも精度を狂わせない耐磁性等が要求されます。
現在ではパイロットウォッチは人気ジャンルとなり、様々なブランドが手掛けていますが、このジャンルに一家言持つIWCでは「パイロットウォッチ」をシリーズ名とし、非常に多彩なバリエーション展開を行っています。なぜ一家言持つかと言うと、IWCは1930年代という早い段階から既に耐磁性能を備えたパイロットウォッチを手掛けており、その後も軍用観測時計「ビッグパイロットウォッチ」や、英国空軍に制式採用された「マーク11」などといった、傑出したプロダクトを生み出していったパイロットウォッチ・マスターとも言うべき存在であるためです。
トップガンは、そんなIWCが手掛けるパイロットウォッチの中のバリエーションです。
出典:https://www.iwc.com/jp/ja/home.html
しかしながら他のバリエーションと一味違うのが、実際にアメリカ海軍の戦闘機搭乗員養成機関「トップガン」とパートナーシップを結んでいる、ということ!2007年にIWCはパイロットウォッチ ダブルクロノグラフ トップガンを発表。これは、トップガンで過酷な訓練を受けるパイロットらのために開発されたパイロットウォッチでした。映画でもよく取り上げられていた「ドッグファイト(戦闘機同士が空対空ミサイルや機関銃・機関砲の有効射程圏に相手を捉えたり、相手から逃れたりする戦局のこと)」等からも明白な通り、戦闘機のパイロットは強烈なGに晒されます。この時、パイロットの体はもちろん、身の回りの品にも急激に負荷がかかります。そのためIWCでは、トップガンモデルのケースにハイテクセラミックを、そして裏蓋や各種パーツにチタンを用いることで、こういった環境下でもパイロットをサポートできる堅牢性を備えさせました。なお、2019年からはセラミックとチタンの利点を融合させた「セラタニウム」という独自素材も用いています。
こういった任務を考慮した造りが、既に胸を熱くしますよね。また、パイロットウォッチに求められる視認性も、十分に配慮されていることは言わずもがなです。
続いて2012年にIWCは「パイロットウォッチの年」として、トップガンに5つのバリエーションを追加。「トップガン」または「トップガン ミラマー」を、独立コレクションとして展開していくこととなりました。
現在ではマーク18やビッグパイロットウォッチ、パイロットウォッチ クロノグラフ等のIWCの名作をベースに、多彩な「トップガン」が意欲的に発表されています。さらに2022年は「トップガンの年」とIWCによって位置付けられ、これまでにない素材やカラーリングを取り入れた新作がコレクションに加わりました。
今後もIWCを代表するミリタリー・パイロットウォッチとして、トップガンは時計ファンやミリタリーファンの胸を熱くしていってくれることでしょう。
映画『トップガン マーヴェリック』でも着用されたSFTIモデルとは?
映画の続編『トップガン マーヴェリック』でも、IWCの時計がいくつか見られました。
その一つはストップウォッチです。劇中でトム・クルーズ氏が演じるマーヴェリックと、トップガン卒業生らに課された極秘ミッションは、時間が一つのキーポイントでした。この時間計測の際に、IWCのストップウォッチが用いられています。もっともこれはIWCのホームページ等では見つけられないため、特別製品なのでしょう。
さらにもう一つ、特筆すべきIWCウォッチが出演しています。
それは、ルースターやフェニックスら卒業生が着用していた、パイロットウォッチ トップガン SFTIです。
出典:https://www.iwc.com/jp/ja/home.html
SFTIとは、Strike Fghter Tactics Instractorの略称で、戦闘機戦術インストラクター、つまりトップガンの卒業生を示します。IWCではトップガンを修了した卒業生に、このSFTIモデルを渡しているのです。
SFTIモデルは一般ユーザー向けにも限定販売されていますが、劇中で使われたのは非売品のRef.IW389004およびRef.IW324705のようです。
他のトップガンモデル同様に堅牢で視認性高いケース・レイアウトはそのままに、文字盤9時位置のアメリカ海軍戦闘機兵器学校のバッジが目立ちます(文字盤にはバッジのないモデルもあり)。
なお、トップガン卒業生用の「SFTIモデル」は裏蓋も特別仕様で、購入者の名前と階級がエングレーヴィングされるとのこと。随所に差し色となった赤が、スポーティーな印象を強めます。
余談ですが、トム・クルーズ氏は続編でも、1986年上映時の『トップガン』を踏襲したアイテムを使用しています。
例えばバイクはカワサキのGPZ900R(Ninja)、サングラスはRay-Ban AVIATOR(レイバン アビエーター)。そして腕時計は、昔も今もポルシェデザイン クロノグラフ1です。しかも、前作と同じ個体を身に着けた、とのこと!
出典:https://robbreport.com/style/watch-collector/top-watches-movies-timepiece-action-films-hollywood-accessories-2819291/
続編『トップガン マーヴェリック』では、エンドクレジットでIn Memory of Tony Scott(トニー・スコットを偲んで)というメッセージがありました。オリジナルの監督を務めた故トニー・スコット氏への敬意と感謝を思わせるディテールが続編のそこかしこに見られましたね。こういった経緯とトム・クルーズ氏がアイテムを変更しなかったところに、昔からのファンはやはり胸が熱くなったものです。
ちなみにポルシェデザイン クロノグラフ1について余談を続けると、ポルシェデザインと時計メーカーのオルフィナが共同開発したツールウォッチです。
ポルシェデザインは、ポルシェ911をデザインしたことで知られるフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ氏によって1972年に創業されたデザイン会社です。自動車のみならず、腕時計や文具、アパレルにアクセサリーなどといった様々なプロダクトを手掛けています。
このポルシェデザインは1978年にIWCと提携し、オーシャン2000などといった名作を世に送り出したことでも知られていますが、実は腕時計事業でまず手を組んだのは、オルフィナでした。このオルフィナとの提携で生まれたのがクロノグラフ1です。まだオールブラックという概念がなかった時代からブラック基調のデザインコードを採用しており、トム・クルーズ氏の力強い腕によくマッチしています。
IWC×トップガン 人気モデル
では実際に、IWCのパイロットウォッチ トップガンには、どんなモデルがあるのでしょうか。
人気モデルをまとめてご紹介いたします!
IWC ビッグパイロットウォッチ43 トップガン IW329801
素材:セラミック
ケースサイズ:44mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.82100
パワーリザーブ:約60時間
防水性:100m
まず最初にご紹介するのは、2022年―トップガンの年―に登場した最新トップガンです!
前述の通り、トップガンのベースには既存コレクションが使われます。こちらはビッグパイロットウォッチがベースとなっているのですが、オールブラックのセラミックで構成されたケースにTOPGUNの赤いロゴが、とにかくカッコいい一本です!一方でトップガンに求められる過酷な訓練時にも、すぐに時刻確認できる視認性も問題なし。針・インデックスには夜光塗料があしらわれているため、夜間のミッションであってもこれは変わりません。
ちなみにビッグパイロットウォッチとは、1940年にIWCが飛行監視要員のために製造したCal.52 T.S.C搭載パイロットウォッチにルーツを持つコレクションです。ボリューミーなケースやオニオンシェイプのリューズが特徴的ですね。
このビッグパイロットウォッチ、その名の通り46mmや48mmといった大型ケースでリリースされてきました。これは1940年当時の同機種が、懐中時計用のムーブメントを搭載していたために非常に大型であったことに由来しています。しかしながら2021年、IWCは扱いやすい43mmサイズをビッグパイロットウォッチに追加。さらにケース厚も13mm台という薄型設計とし、新境地を魅せることとなりました。
2022年新作トップガンもこのビッグパイロットウォッチ43がベースとなっているのですが、少し大型化してケース直径は44mm弱。ケース厚も13.9mmとやや肉厚ですが、セラミック&チタンのパーツということで、わずか108gという軽量さとなっています。軽量な腕時計は装着感にも優れているため、訓練や任務中にも最適な一本と言えますね(もっとも、多くのトップガンモデルに言えることですが)。
搭載するムーブメントは、自動巻きCal.82100。ビッグパイロットウォッチ43でも搭載されている、信頼性の高いムーブメントです。
さらに10気圧防水、工具なしでストラップの脱着が可能なEasX-CHANGEシステム搭載も相まって、日常でも使い勝手の大変良いパイロットウォッチとなっております。
IWC パイロットウォッチ オートマティック トップガン IW326901
素材:セラミック
ケースサイズ:41mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.32110
パワーリザーブ:約72時間
防水性:60m
2019年に発表された、41mmサイズのトップガンです。非常にベーシックであるがゆえに、ツールウォッチ感が強まって、好きな方には堪らないモデルです。
なお、2019年もIWCは魅力的なトップガンモデルを大量投入しました。様々なスペシャルエディションもあった中で、この一見するとベーシックなRef.IW326901がひときわ輝いていたのは、トップガンでは初めてIWCの新世代ムーブメントが搭載されたためでしょう。
このCal.32000系はやはり2019年に発表されており、現在ではパイロットウォッチの3針モデルの信頼性を支える基幹機となっております。従来品と比べて様々なアップデートが加えられましたが、とりわけシリコン脱進機を搭載したことでエネルギー効率を高め、パワーリザーブ約72時間へと延長した功績は大きいでしょう。IWCの技術遺産の一つ「ペラトン巻き上げ機構」によって、巻き上げ効率に優れていることも特筆すべき点です。
ベーシックモデルゆえに、高性能キャリバー搭載セラミックモデルでありながらも、中古であれば60万円前後~出回っているのも嬉しいところ。初めてのIWCとしてもお勧めの一本です。
IWC パイロットウォッチ クロノグラフ トップガン IW389101
素材:セラミック
ケースサイズ:44.5mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.69380
パワーリザーブ:約46時間
防水性:60m
同じく2019年に発表された、現行パイロットウォッチ クロノグラフ トップガンです。やはりクロノグラフが搭載されていると、デザインが一気にレーシーになりますね!
こちらのトップガンモデルに搭載されるクロノグラフCal.69000系も、IWCの新世代ムーブメントです。約46時間と前項でご紹介した自動巻きキャリバーと比べるとパワーリザーブは短くなっているものの、低コスト開発でクロノグラフムーブメントの量産に成功した機械であり、信頼性の面では大きく変わりません。IWCのクロノグラフが、良心的な価格設定で手に入るというのは嬉しいですよね。定価1,287,000円と決して安くはありませんが、セラミック製、しかもトップガンモデルということを鑑みれば、高すぎるということはありません。
ちなみにCal.69000系はポルトギーゼやインジュニアにも搭載されております。
デイデイト表記となっているため、利便性も抜群。やや大振りの44.5mmケースが、ジャケットの袖口で存在感を示します。
IWC パイロットウォッチ マーク18 トップガン・ミラマー IW324702
素材:セラミック
ケースサイズ:41mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.30110
パワーリザーブ:約42時間
防水性:60m
2012年にコレクションに追加されたトップガン ミラマーです。現在は生産終了しておりますが、中古市場で根強い人気を誇っており、お問合せも非常に多く頂いております。
ミラマーは、かつてトップガンが位置したサンディエゴの海軍航空基地です。映画『トップガン』ではアメリカ海軍の協力のもと、スペクタクルな映像を実現していますが、ミラマー基地でもロケが行われたと言います。
そんなミラマー基地を表したのか、グレーがかった仕上げのケースが精悍でありつつもオシャレ。サンディエゴのあの街を思わせます。
他のトップガンモデルと異なり、文字盤が60分計となっているのも、コックピットの計器を思わせるデザインコードではないでしょうか。
前述の通り生産終了しているためいつも入手できる個体というわけではありませんが、状態の良い中古モデルがよく出回っているので、気になる方は探してみましょう!
IWC パイロットウォッチクロノグラフ トップガン・ミラマー IW388002
素材:セラミック
ケースサイズ:46mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.89365
パワーリザーブ:約68時間
防水性:60m
同じくトップガン ミラマーの、クロノグラフモデルです。これまた生産終了から日が経ってなお、高い人気を誇るIWCの名作です。
ちなみに搭載するムーブメントCal.89000系は、2007年に発表された自社製クロノグラフです。前述したCal.69000系は、この89系よりも簡素化され低コストということで話題になりましたが、Cal.89000系のパフォーマンスの高さも負けず劣らずです。確かに高級機に搭載されることが多いですが、その性能を鑑みればやはり「高すぎるということはなし」!
とりわけフライバッククロノグラフを備えており、これによる不具合が低減されているのは特筆すべき点です。フライバッククロノグラフは、通常クロノグラフに求められるスタート・ストップ・リセットという操作のうち、「ストップ」を押さずにリセットすることで、瞬時に再計測可能な機構のことです。このフライバック、リセット押下によって針がフライバックするため、どうしても負荷がかかります。そのため多用すると故障の大きな原因となってしまうのですが、Cal.89000系ではこの心配が低減されているのです。
これまたなかなか市場に出てこない代物であり、見つけた時が買い時となっております。
IWC パイロットウォッチ マーク18 トップガン “SFTI” IW324712
素材:セラミック
ケースサイズ:41mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.35111
パワーリザーブ:約50時間
防水性:60m
前項で映画『トップガン マーヴェリック』で、トップガン卒業生らが身に着けていたSFTIモデルについてご紹介いたしました。
繰り返しになりますが、SFTIはStrike Fighter Tactics Instructor(戦闘機戦術インストラクター)の略称で、トップガン卒業生に渡される特別なIWC パイロットウォッチです。
そしてこちらのモデルは、SFTIの民生用のスペシャルエディション。2018年に世界限定750本で販売されました。
9時位置のバッジがとても誇らし気です。
なかなか市場に出回らないのが口惜しいところですが、トップガンファンとして、一度手にしておきたい逸品です。
IWC パイロットウォッチ クロノグラフ トップガン “SFTI” IW389104
素材:セラミック
ケースサイズ:44.5mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.69380
パワーリザーブ:約46時間
防水性:60m
同じくSFTIの民生用モデルですが、こちらは2020年に世界限定1500本で販売されました。6時位置のスモールセコンドの針と海軍ジェットの形をしたクロノグラフ針の尾部には、レッドカラーがアクセントとなっていますね。
ケース直径44.5mmと大振りながら軽量であるため、デイリーユースにも最適。
個人的に一番好きなトップガンモデルということ。また2020年販売と、リリースからまだ日が浅いこと。そして限定とは言え製造本数もそこまで少なくはないことから、IWCファンやトップガンファンは、この個体をぜひ一度中古市場で探して頂きたいと思います!
まとめ
IWCが手掛けるパイロットウォッチの中でも、特別な存在であるトップガンについて解説いたしました!
映画『トップガン』および『トップガン マーヴェリック』でも描写があったように、同機関は体にも腕時計にも大変な負荷がかかる状況下での訓練が行われます。そんな過酷な訓練に身を置くパイロットらを存分にサポートするトップガンは、まさにロマン。実際に精悍でツール感満載のデザインコードが採用されていることも相まって、映画ファンもミリタリーファンも納得できるIWCの一大コレクションと言えるのではないでしょうか。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年