「ジャガールクルトのマスターって何がすごいの?」
「ジャガールクルト マスターの魅力について知りたい」
ロレックスやオメガが「男」の時計だとすると、ジャガールクルトは「紳士」の時計だと思います。
端正な文字盤や外装は、洗練された紳士にこそ似合う時計でしょう。
また、ジャガールクルトは時計本来の機能を訴求する職人気質なブランドとしても有名です。
そんな当ブランドの、最も象徴的なシリーズはマスター。
かの有名なマスター1000時間コントロールという独自の品質規格にちなみます。
一方で最も有名なモデルはレベルソのため、マスターのことをよく知らない、こんな方も少なくありません。
ジャガールクルト マスターの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
マスターは、落ち着いた大人の紳士にのみ着けこなすことのできる時計です。
この記事ではジャガールクルト マスターの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
おすすめモデルの紹介もしますので、ジャガールクルトの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
ジャガールクルト マスターシリーズを徹底解説!
それでは、なぜマスターシリーズがジャガールクルトにとって象徴的な存在なのか?
どのようなシリーズなのか。評価は?価格は?ご紹介いたします。
マスターシリーズが生まれた経緯
冒頭で述べたように、ジャガールクルトは職人気質なブランド。
マニュファクチュールであることはもちろん、内部のムーブメントの設計・製造、パーツの一個いっこを一貫して自社で手掛けてきました。
そしてこのことが、大きくマスターシリーズの誕生に関わってきます。
一口にマニュファクチュールと言っても、ムーブメントのパーツまでを完全自社製造しているメーカーは決して多くはありません。
ロレックスやパテックフィリップ、グランドセイコーなど技術力や資本力のあるブランドばかり。
ジャガールクルトは1833年創業とスイス時計ブランドの中でもかなりの老舗ですが、その長い伝統の中で「時計製造のための機械」における発明を繰り広げてきました。最も代表的な発明品は「ミリオノメーター」。
これは、1844年に創業社のルクルト氏によって開発されたシステムですが、ミクロン単位を測定できる史上初の計器。
これによって他社とは比べものにならないほど精密な部品製造が可能となりました。
出典:https://www.hautehorlogerie.org/jp/brands/brand/h/jaeger-lecoultre/
こういった機構によって時計の量産体制を構築。
ムーブメントの開発にも意欲的で、1900年までに約350種類以上ものムーブメントを作り上げています。
つまり、ジャガールクルトは19世紀後半には自社製造ラインを確立していた、どこよりも由緒正しい真のマニュファクチュールメーカーなのです。
よく時計機構の開発というと、ブレゲやパテックフィリップの名前が挙がりますね。
しかし、こういった「時計づくりの工程」を画期的に進めた発明を繰り広げた、という意味では、ジャガールクルトも間違いなく時計史に重要なブランドと言えます。
出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/eu/de/home-page.html
そして、ジャガールクルトは「ムーブメントメーカー」としてパテックフィリップやオーデマ・ピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンなどにも製品供給をした経緯を持ち、その分品質に対する情熱というのは並大抵のものではありません。
一般的な「スイス公認クロノメーター」ではまだ足りないとでも言うのか、自社独自の「マスター1000時間コントロール」という規格を制定。
これは、その名の通り完成した時計の品質検査―様々な状況下での精度検査、気温や気圧への耐性、耐磁性など―を1000時間にもわたって行う、ともすれば神経質なまでに徹底した規格なのです。
1000時間というと、約41日・・・
1992年、初めて実機に試された製品がラウンドフォルムの「マスター」でした。
この規格と記念すべき第一検査品にちなみ、「マスター」シリーズが誕生することとなったのです。
マスターシリーズの特徴
マスターシリーズは、前述のようにマスター1000時間コントロール規格にちなんで生み出されたシリーズで、ラウンドフォルムが特徴的。
「マスターコントロール」「マスターウルトラスリム」「マスタークロノグラフ」など、様々な派生モデルをラインナップしていますが、その出自のように機能を際立たせることにフォーカスされており、シンプルデザインの文字盤が多くなります。
シンプルとは言ってもそこはムーブメント職人。
クロノグラフやワールドタイム、永久カレンダーなど複雑機構を搭載したモデルも多数生産されてきました。
ジャガールクルトは、時計愛好家の評価が高いブランドでもあります。
それは、こういった機能を訴求する姿勢が評価されているゆえでしょう。
1000時間の品質検査というストーリーが、チャラチャラしたものも感じさせない、まさに紳士な時計といった趣ですよね。
モデルにもよりますが、裏蓋には「Master Control 1000 hours」のエングレービングがあしらわれます。
近年ではスポーティーなモデルもラインナップしており、レベルソと並ぶ一大コレクションとしてジャガールクルトが力を入れていることに間違いはないでしょう。
マスターシリーズの評価
出典:https://www.facebook.com/Jaegerlecoultre/?ref=page_internal
レベルソは1931年から続いている文句なしのロングセラーであることに対し、マスターシリーズの歴史はまだ30年ほど。
レベルソの方が、知名度やステータスという点では上かもしれません。
しかし前述のようにジャガールクルトは時計愛好家からの評価が高いブランド。
その理由が「職人気質」にあるとしたら、マスターはむしろ最もジャガールクルトらしいシリーズではないでしょうか。
そういった意味で、評価が低いわけはありません。
もちろん、ジャガールクルトを選択するような紳士は、あまり当ブランドの「評価」などは気にしないようにも思いますが・・・
マスターシリーズの価格
出典:https://www.facebook.com/Jaegerlecoultre/?ref=page_internal
ジャガールクルトはミドルクラスブランド。
そのためパテックフィリップなどのようにすっごく高価なわけではありませんが、決してポンと購入できる価格帯でもありません。
最もオーソドックスでシンプルな3針マスターコントールでしたら50万円台から、コンプリケーションが複数搭載されているモデルだと、ステンレス製であっても100万円を超える価格帯のものも。
しかし、ジャガールクルトは言わずもがなの高品質・高性能。
そのため、メンテナンスを行えば永続的に使用できるので、一生モノとして考えれば十分モトはとれますね。
「長持ちする時計」。
ジャガールクルトの本質は、そんな当たり前の価値観によって成り立っているとも言えます。
マスターシリーズ紹介
マスターシリーズにはいくつかの派生モデルが存在します。
その代表的なものをご紹介いたします。
マスターコントロール
出典:https://www.instagram.com/JaegerLeCoultre/
マスター1000時間コントロールと同名であるように、マスターシリーズの中でも最も代表的なモデルです。
同規格に初めて通過した製品が、こう名づけられました。
また、ジャガールクルトの中でもとりわけ名作との呼び声高いモデルでもあり、「正確性」「操作性」など、基本的な性能が徹底的に研ぎ澄まされています。
マスターコントロールは3針+デイト窓という、素っ気ないまでのシンプルさが魅力。
シンプルだからこそ、良し悪しが際立つってありますよね?
出典:https://www.instagram.com/JaegerLeCoultre/
マスターコントロールはまさにシンプルだから「良いところ」が全面に押し出されており、機能はもちろん落ち着いたラウンドフォルムが、ドレスウォッチの模範としても語られているのです。
価格帯は50万円台からですので、比較的とっつきやすいジャガールクルトの一本ではないでしょうか。
マスター ウルトラスリム
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マスターの中でも、ケース厚がわずか8mmにも満たないドレスウォッチシリーズ。
ムーブメントの厚みは3.3mmという薄さを誇ります。
薄型時計を製造することは、まずムーブメント製造の高い技術力が必要となります。
200を超えるパーツを決められた範囲内に収め、しかも精度や性能を損なうことない設計力が必要となるためです。
もちろんデザイン性の高さが必須なことは言うまでもありません。
薄型時計はどうしても装飾やアクセントが最低限になりやすいですが、そここそがエレガントの証。
寧ろ、インデックスのデザイン一つで均衡が崩れ、そっけなかったり逆にうるさくなったりといったことがありがちなのです。
ジャガールクルトはデザインのうえで非常に完成された「端正」さを持っており、このことからも時計職人としての実力を感じさせます。
出典:https://www.instagram.com/JaegerLeCoultre/
ウルトラスリムはシンプルな3針+デイトの他、スモールセコンドやムーンフェイズ、パワーリザーブインジケーターなど複雑機構を搭載した幅広いモデル展開を行っています。
こういった多機能機であっても、ほとんどのモデルでケース厚が10mmを超えません。
価格帯はシンプルなもので60万円台からとやや高額となりますが、紳士たるものドレスウォッチの一本も所有していなくてはなりません。
もちろんマスター1000時間コントロールを突破した性能ですので、普段使いとしてもおすすめできます。
マスターコンプレッサー
質実剛健なモデルの多いジャガールクルトの中でも、異色と言えるスポーツウォッチシリーズがこちらのマスターコンプレッサー。
ダイバーズ、パイロットウォッチを二大柱に展開しており、プロユースを想定した高いスペックが一部のファンから根強い人気を誇るシリーズです。
今やスポーツウォッチは様々な企業が力を入れている分野で、ジャガールクルトも例外ではありません。
ジャガールクルトはやはり開発力をウリにスポーツウォッチ市場に打って出ており、例えばダイバーズライン。
「圧縮付きリューズ」は同社の特許取得仕様で、既存のねじ込み式に比べより高い防水力を誇ります。
300m防水から、モデルによっては1000mもの防水性を実現したモデルが存在するのです。
↑ネイビー・シールズとの共同開発を祝して発表された記念モデルQ183T770(160.T.96)
また、陸海空全ての分野で任務を遂行するアメリカ海軍特殊部隊の「U.S.ネイビー・シールズ」をパートナーに技術開発をしているという心強いバックグラウンドを持つことは、ロレックスのシードゥエラーを思わせる良い宣伝力のように思います。
もちろん機能性だけではなく、ジャガールクルトらしい昔ながらのクラシカルな文字盤デザインや高い堅牢性の割に薄型シンプルな外装も健在。
ジャガールクルトが時計玄人に愛される理由は、こんな「気遣い」にあるのでしょう。
現在は生産しておらず、過去モデルも市場に出回る数が少なくなってきています。
しかし、職人であるジャガールクルトが製造した渾身のスポーツウォッチ。
探してでも欲しい一本と言えるのではないでしょうか。
マスター メモボックス
出典:https://www.instagram.com/JaegerLeCoultre/
レベルソに並び、実は隠れた名作として語られるメモボックス。
60年以上の歴史を持ちながらも、日々進化の目覚ましいシリーズです。
メモボックスとは、アラーム機能(ミニッツリピーター)。
ゴングとハンマーで音を告げる、非常に精巧かつ複雑なムーブメントを要するモデルです。
ちなみに“MEMO”は「覚え書き」を意味し、“VOX”はラテン語で「声」を意味します。
電子音とは異なる澄み切った音色。決して必須機能ではありませんが、機械式時計ならではの贅沢な味わいを感じることができる人気の機能でもあります。
1956年に同社によって開発されたキャリバー815。
アラーム機能を搭載した世界で初めての自動巻きとして話題となった名機ですが、これをベースにブラッシュアップしたキャリバー956が現行ムーブとなります。
初代キャリバーを現行に踏襲していることから、メモボックスは一大ヘリテージシリーズと言えます。
実際、外装デザインは非常にクラシックで、かつ1960年代・70年代の復刻特別モデルに搭載されることもしばしばあるからです。
一方でワールドタイム機能を搭載させたり機械式アラーム時計では世界でも類をみないシースルーバックを採用したりと、「新しいチャレンジ」を盛り込んだモデルも過去にはラインナップされてきました。
このことから、「メモボックス」はジャガールクルトにとって非常に特別な存在であることがわかり、マスターシリーズの「特別モデル」的な立ち位置なのでしょう。
マスター クロノグラフ
出典:https://www.instagram.com/JaegerLeCoultre/
ジャガールクルトはシンプルな3針モデルが有名なため、クロノグラフのイメージは少ないかもしれません。
しかし、実は20世紀初頭からクロノグラフを100種以上製造し、かつクロノグラフとミニッツリピーターや永久カレンダーを搭載させたグランドコンプリケーションを製造してきたブランドなのです。
そのためジャガールクルトのクロノグラフと言えば世界屈指とも言ってよい出来栄えが特徴。
往年の高級クロノグラフを彷彿とさせる、過剰な機能や装飾を抑えたシンプルで美しいデザイン性が何よりも魅力です。
価格帯は70万円台~80万円ほど。
このレベルのクロノグラフとしては、非常にお求めやすい価格と言えます。
マスター ジオグラフィーク
Q1428421(176.8.29.S) /Q1428420(142.840.922B)
GMT機能の最高傑作と名高いジオグラフィーク。
文字盤上の情報量が多いにもかかわらず、端正に整ったイケメン顔がまず見てとれると思います。
GMTの表示方法としても非常に画期的で、6時位置の回転ディスクで都市名を選択し、さらにそのすぐ上がセカンドタイムゾーンとして機能。
8時側の小窓に24時間表示もあるので、目を多く動かすことなく第二時間帯を読み取ることが可能です。
2時位置にポインターデイト、10時位置にパワーリザーブインジケーターと本当に多くの情報量が一つの文字盤上に並んでいるにもかかわらず、全くごちゃごちゃとしたものを感じさせません。
ちなみに操作方法も独創的で、ケース10時位置のリューズが6時のインダイアルと連動していて、変更することができる仕様(キャリバー939系の場合)。
↑回転ディスクで都市を選択するワールドタイムQ1528420(146.8.32.S)
どこかランゲ&ゾーネのランゲ1のような、パテックフィリップのグランドコンプリケーションのような。
そんな雲上ブランドの文字盤を彷彿とさせる見事なデザインと言えるでしょう。
ジャガールクルトのすごいところは、画期的な試みをしているにもかかわらず飽くまで従来のスタンスは捨てないところ。
「新しいGMT」というと何かすごいヤツが飛び出てくると思いがちですが、実際は上品なクラシカルスタイルを徹底的に保ちます。
もちろんマスター1000時間コントロールを通した、高い実用性も両立されて。
その秘訣は、ジャガールクルトが生粋のマニュファクチュールブランドであること。
汎用ムーブメントだとどうしても既存のデザイン・機能を踏襲せざるを得ませんが、その点ジャガールクルトは自社で設計をしているので、どこまでも自由に思い通りの時計を製造することができるのです。
もちろん高い技術力が必要なことは言わずもがなですが・・・
おすすめモデル
最後に、マスターシリーズの、おすすめモデルをご紹介いたします。
マスターコントロール デイト Q1548530
材質:ステンレススティール
文字盤:シルバー
ムーブメント:自動巻き899/1
パワーリザーブ:約38時間
ケース:39mm、5気圧防水
現行のマスターコントロールシリーズの中でも、シンプルで使い勝手のよい一本。
マスターコントロールは本当にジャガールクルトらしさが出ていて、クラシカルなテイストが魅力です。
価格帯も50万円台~と比較的手に入れやすいので、エントリーモデルとしてもおすすめできます。
マスターウルトラスリム Q1278420(171.8.90.S)
材質:ステンレススティール
文字盤:シルバー
ムーブメント:自動巻き896/1
パワーリザーブ:約43時間
ケース:38.5mm、5気圧防水
厚さ僅か8ミリの薄型ケースに自動巻きムーブメントを搭載したマスターウルトラスリム。
3針もいいですが、スモールセコンドもまた文字盤にアクセントを加えてくれます。
非常に薄型でシンプルですので、フォーマルシーンにもお使い頂けます。
マスターコンプレッサー ディープシー クロノグラフ Q2068570(135.8.C8)
材質:ステンレススティール
文字盤:黒
ムーブメント:自動巻き758
パワーリザーブ:約65時間
ケース:42mm、
防水性:10気圧
2012年に発表、現在は生産終了しているものの、未だ中古市場で根強い人気を誇るヴィンテージモデルです。
1930年代のジャガールクルトの航空計器「クロノフライト」をモチーフにしたクラシカルなクロノグラフ、文字盤ロゴの下にはクロノグラフ作動インジケーターを設置。
これは、計測中の際に赤と白の二色、ストップすると窓の中に赤一色が表示される仕様となります。
ダイビング中などいかなる状況かでもクロノグラフを使用できるか、作動中かなどを一目で見分けることのできるよう開発されました。
ジャガールクルトのクロノグラフ製造力の一旦を垣間見ることのできる傑作ではないでしょうか。
マスタークロノグラフ Q1538420(174.8.C1)
材質:ステンレススティール
文字盤:シルバー
ムーブメント:自動巻き751A/1
パワーリザーブ:約65時間
ケース:40mm、5気圧防水
往年の高級クロノグラフを思わせるシンプルながら落ち着いた一本。
シルバー文字盤に、上品な青針が本当におしゃれにきまっています。
クロノグラフというとどうしてもスポーティーな印象になりがちですが、まさに紳士のためのクロノグラフと言えるのではないでしょうか。
マスターリザーブ ド マルシェ 140.8.93.S
材質:ステンレススティール
文字盤:黒
ムーブメント:自動巻き928
パワーリザーブ約43時間
ケース:37mm
防水性:5気圧
一世代前のマスターリザーブ・ド・マルシェ。
人気の高かった黒文字盤です。
ちなみにマスターシリーズの黒文字盤は90年代から始まった特別仕様で、これまでシルバーやアイボリーカラーの多いジャガールクルトにとってはなかなかない色使いであること、そして裏蓋がスケルトンであることなどが特徴です。
今では黒文字盤も珍しくなくなりましたが、当時はクラシカル×ブラックカラーというのはあまりハイクラスブランドでは採用されることが少ない組み合わせでした。
そういったストーリーを持つこと、そして精悍な黒文字盤からも匂いたつ気品ゆえ、ファンからは根強い支持を集めるモデルです。
現在は生産終了しており、また認知度的には低いため50万円前後で手に入れられる最もおすすめしたいジャガールクルトの時計と言えます。
マスタージオグラフィーク Q1428171(176.8.29.S)
材質:ステンレススティール
文字盤:黒
ムーブメント:自動巻き939
パワーリザーブ約43時間
ケース:39mm、5気圧防水
マスタージオグラフィークの、黒文字盤モデル。
生産終了していますが、前述のようにファンから大変人気の高い逸品です。
黒文字盤のマスターはシースルーバックからのぞくムーブメントも非常に美しく、18kローターがよりジャガールクルトの魅力を押し上げてくれます。
まとめ
「ビジネススーツに似合う」「一生使える」そんな当たり前の時計を堅実に作り続けていけるジャガールクルト。
飽くまでクラシカルな雰囲気を大切に、それでいて誰の追随も許さない機能性を持つという、まさに職人気質のブランドでしょう。
そんな時計は、黙って仕事をもくもくとこなす紳士にこそ身に着けていただきたい時計です。
一度、マスターを手に取ってみてください。
きっと長い歴史の中で培われてきたものづくりへの情熱を感じられるはずです。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年