WEBマガジン, 新美貴之, ミドルクラスのモデル特集, ウブロ, タグホイヤー, ゼニス, ブルガリ, ルイヴィトン
LVMHが2020年に独自見本市開催―タグホイヤー、ウブロ、ゼニス、ブルガリ―
最終更新日:
「LVMHグループが独自に時計の見本市をやるって本当?」
「LVMHの独自見本市について詳しく知りたい」
タグホイヤー、ウブロ、ゼニス、ブルガリなど人気の時計ブランドを傘下に加える、業界最大手コングロマリットのLVMHが、2020年1月にドバイで独自の新作見本市を開催することを発表しました。
ただし、スウォッチグループやブライトリングとは異なり、バーゼルワールドへの参加も併せて表明しています。
LVMHグループの独自見本市について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
この記事ではLVMHグループの独自見本市についての詳報を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
世界的に有名な高級時計ブランドの見本市に興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
LVMHの4ブランドが2020年ドバイで新作見本市開催を発表
2019年6月、LVMHの時計製造部門が、にわかにある発表を行いました。
2020年1月、バーゼルワールドに先駆けて、LVMHはドバイで独自の新作見本市を行う、ということです。
LVMHはフランス・パリを拠点とする、ファッション業界最大手のコングロマリット。1987年、ルイヴィトンとモエヘネシーが合併して誕生しました。ロエベやセリーヌ、フェンディなど、多くの超高級ブランドを抱える一大グループですね。
時計業界での勢力図でも影響は大きく、タグホイヤーやウブロ、ゼニスなどの老舗メーカーが加わり、高い人気を誇ります。
そんなLVMHは、バーゼルワールドにおいても主要な展示企業。かつてはロレックス、パテックフィリップ、スウォッチグループ、ショパールなどと並んでBIG5と称されていました。
オメガやブレゲ属するスウォッチグループが抜けてこの均衡が崩れたことはご存知の通りです。
また、つい先日は、ブライトリングがバーゼルワールド2020の出展を見合わせることが判明し、同見本市の今後を危惧する声は少なくありません。
しかしながら、LVMHはちょっと様子が異なります。
※バーゼルワールド2019のタグホイヤー展示会場
と言うのも、バーゼルワールド2019の直後、LVMHは2020年も変わらず出展の意向を表明しているのです。
今回のドバイでの独自見本市も「プレバーゼルワールド」と銘打っており、バーゼルワールドが新作発表のメインステージであることには変わりないみたいですね。
もともとLVMHは、1月にSIHHと日程を合わせて、独自の見本市をスイス ジュネーブで開催していました(ジュネーブデイズ)。ただ、2020年からSIHHもバーゼルワールドも4月下旬~5月上旬の開催となるため、そのタイミングだと遅い、ということで単独でドバイでの発表を決意したようです。
確かにブライトリングも、バーゼルワールド2020への出展見合わせで、「新作発表のタイミングのズレ」を指摘していました。
現在発表されている、LVMH独自見本市の参加予定ブランドはタグホイヤー、ゼニス、ウブロ、ブルガリの4社とのこと。
近年注目を集める、11月開催のドバイウォッチウィークではなく、ブルガリが所有するブルガリホテル&リゾート ドバイで開催するとのこと。
余談ですがこのホテル、LVMHの不動産事業の中でも屈指の豪華さを誇る建物で、ブルガリ自身が「ブルガリ史上最大の宝石」と自負するもの。ちなみに系列が2022年に東京にもオープンします。
なお、スウォッチグループの独自見本市Time To Move(タイム・トゥ・ムーブ)と異なり、見本市は世界中のメディアや時計業界人、小売り業者などに公開されるようです。
以上がLVMHから発表された独自見本市の詳報です。
また続報が入り次第、おってご報告いたします!
なお、当LVMHグループが参加するバーゼルワールド2020、当店では現地から速報レポートを行いますので、併せてご確認ください!
各ブランド2020年新作 速報ページはこちらから
※当店ではバーゼルワールド2020の、現地レポートを予定しておりました。
展示会自体は中止とはなりましたが、各ブランドの新作を順次発表させて頂きます!
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年