女性と違っておしゃれをする機会が限られがちな男性。
でも、自分の生き方やスタイル、ひいては「かっこよさ」を演出するのに重要なアイテムがあります。
それは、腕時計。
腕時計だけはシーンを選ばずステータス性やスタイル・センスをさりげなく演出できる大人のマストアイテム。
また、ハイセンス・ハイブランドの腕時計を身につけることによって、他人に対して自信や余裕が生まれる方も多いのではないでしょうか。
「でもブランドだけでも何百とあって、どの腕時計が自分に合っているのか、かっこいいのかがわからない」
そんな男性をプロデュースするお手伝い!
GINZA RASINのスタッフが、人気を博しながらも他と差をつけられるかっこいいメンズ腕時計をおすすめいたします。
自分に合った腕時計を見つけて、スタイルある“かっこいい自分”を表現しましょう。
目次
1.かっこいい男へ!厳選メンズ腕時計5選 ロレックス コスモグラフ デイトナ
言わずと知れた時計界の王者・ロレックス。
腕時計に詳しくない方でもこのブランド名は耳にしたことがあると思います。
大人のかっこいい男が身につける代表格のブランドです。
その歴史は古く、1905年に創業者であるハンス・ウイルスドルフがイギリスに時計輸入商社として「ウィルスドルフ&デイビス社」を設立。1908年に「ROLEX」が商標登録され、脈々と今日の成功の礎を築きあげてきました。
現在も変わらず時計業界を牽引する当ブランドの中でも、最上級のスポーツモデルとして自信をもっておすすめするのが、こちらのコスモグラフ デイトナ。
正式名称オイスターパーペチュアル コスモグラフ デイトナは、1963年にロレックスがモーターレースのために製造したモデルです。
特徴は、ロレックスの確かな技術に裏打ちされた正確性高いクロノグラフとタキメーターが刻まれたベゼル。
タキメーターとはクロノグラフ(ストップウォッチ)を使って時速を計ることができる機能です。
当モデルは時速400km(マイル表示対応)までの平均速度の計測を可能にした、かつてなかったプロのためのスポーツモデルといえます。
24時間耐久カーレースで有名なデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの名にちなんで命名。
ロレックス社はこのレースのオフィシャルスポンサーを務め、公式時計も担当しています。
でも、別にスポーツ、とりわけモーターレースってそんな知らないし…。
いえいえ、このモデルはスポーツ界のみならず、腕時計愛好家からの人気が高い逸品。
ロレックスらしい実用性に加えて、「王者」にふさわしい精悍なフォルムを持ちます。
この腕時計が手元からのぞけば、「できるかっこいい男」として一目置かれること間違いなし。
そんなコスモグラフ デイトナ。
発売以来モデルチェンジを繰り返し、ステンレススティールからホワイトゴールドまで様々な素材や色など多種多様のため、バリエーションが豊富。
初めて高級腕時計を購入される方は、どれを選んでいいかわからないかもしれません。
今、最も当店で注目を集めているのが、待望の新型116500LNのモデル。
ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN
ベゼルがステンレスから傷のつきにくいセラクロムへ変更され、より実用に適したものへ。
ダイアルはブラックとホワイトをご用意しております。
どのモデルも非常に人気が高く、今後は価格が上昇する可能性も。
思い立ったらすぐにお買い求めいただくことをおすすめします。
2.かっこいい男へ!厳選メンズ腕時計5選 ロレックス GMTマスター
左 ロレックス GMTマスターII 116710LN 右 ロレックス GMTマスター 16700
次にご紹介する腕時計は、同じく王者・ロレックスから、GMTマスターコレクション。
このモデルはロレックス初のGMT機能を搭載したパイロットウォッチです。
GMTとは、Greenwich Mean Time―グリニッジ標準時―の略であり、かつての国際的な基準時刻および世界各地域の標準時の基準でした。
転じて時計産業では、24時間針(GMT針)と24時間目盛によって、世界標準時をはじめ、複数のエリアの時間帯を同時に表示できる機能のことを言います。
ロレックスのGMTマスターは、航空機のパイロットやジェットセッター、そして世界中を旅する人々に向けて作られました。
グローバルに活躍することの多い現代のビジネスマンにとっても最適な機能でしょう。
GMTマスターにはGMTマスターIとGMTマスターIIという2つの系譜が存在します。
GMTマスターIは異なる2つの時刻を同時に確認できるモデルで1999年に生産終了。
GMTマスターIIは3か所の時刻を同時に確認でき、現在はGMTマスターIIのみラインナップしています。
時針・GMT針・ベゼルの簡単な操作で3つの時間帯を同時に一目で視認できる本モデル。
このモデルが最初に発表されたのは1950年代でしたが、移動手段やコミュニケーション手段の多様化・高速化がますます進む昨今。グローバリゼーションの進化と比例するように当モデルも更なるブラッシュアップを続けています。
例えば、2007年に現行モデルが登場。他のスポーツモデルに先駆けてセラミックベゼルを採用し、より優れた耐久性を実現しました。
さらに、その機能だけではなく手元を引き締めるスタイリッシュなデザインも人気。
スポーティーな中にも気品を感じさせ、フォーマル・カジュアルなどのシーンを問わず使用できることもおすすめの理由。
国際社会のシンボル的存在であるGMTマスター。
日本におさまらないビッグな男性(と思っているだけでも)や、世界を奔放に旅したい男性にぜひ身につけていただきたいです。
3.かっこいい男へ!厳選メンズ腕時計5選 オメガ スピードマスター
オメガ スピードマスター ムーンウォッチ ダークサイド・オブ・ムーン
メンズ高級腕時計について語るとき、ロレックスと並んで外すことのない人気ブランドがオメガ。
ロレックス同様、常に時計業界のトップクラスに位置し、技術・デザインともに時代を牽引してきました。
オメガは1848年に設立され、後に開発された高精度な懐中時計用ムーブメント「オメガ」が1903年に社名になりました。
オメガはギリシャ語のアルファベットの最後に登場する言葉で「物事の最終」を表しています。
そんな当ブランドの代表モデルとしておすすめしたいのが、スピードマスターコレクション。
近年、私たち人類はその技術と思想を目覚ましく発展させ、アイデンティティは国や民族という単位から地球へと移行しつつあります。戦時下では従軍時の耐久が目的であった時計の精密・精緻な技巧。今や高圧・真空・無重力・そして未知の衝撃が想定される宇宙空間へと向けて研究・開発が進められています。
NASAの過酷なテストに唯一最後まで耐え抜き、そして認められたのが、このスピードマスター。
1965年から現在までNASAの公式装備品として採用されています。
アポロ計画に湧いた1960年代。
前項でご紹介したロレックス デイトナもコスモグラフ―宇宙―の名が冠されていますが、銀河を超えた時計を作ることは時計産業でも大きな夢であったと言えます。
その志を達成したのが、当時スピードマスター プロフェッショナルと呼ばれた当モデル。
1969年にはアポロ11号の月面着陸時にも宇宙飛行士が着用。
1970年にはアポロ13号における酸素爆発の危機から乗務員救ったことで、以後、ムーンウォッチの称号を手に入れました。
スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ
搭載している手巻き・Cal.1861は、月面着陸時に着用されていた手巻きムーブメントと同じ機構です。
そんな人類の夢とロマンが詰まったこのモデル。
子どもの頃、SFアニメに没頭したり、宇宙の果てを考えすぎてなかなか寝つけなかった大人の男性も多いと思います。
未知の世界に屈しないタフなボディと精度を誇るこの腕時計のような方へ…。
シックでシンプルなモデルのため、シーンや年代問わず永く身につけられることも人気の秘訣と言えます。
4.かっこいい男へ!厳選メンズ腕時計5選 フランクミュラー カサブランカ
次は、おしゃれでかっこいいメンズ腕時計を語るうえでは外せないフランクミュラーの豊富なラインナップから。
卓越した技術と斬新なデザインセンスで人気を博すこのブランド。
華やかなコレクションをリリースし続け、ただ時刻を知るためだけの実用品ではなく、デザイン・機能両面において遊び心を刺激する装飾品・嗜好品としてメンズ腕時計を昇華させました。
中でもカサブランカはフランクミュラー1本目としてもおすすめな定番モデル。
1992年に発表、モロッコの都市「カサブランカ」や映画「カサブランカ」からインスピレーションを得ています。
フランクミュラー初のステンレススティールモデルにした理由は、カサブランカの砂漠の砂や暑さによる発汗への耐久。
ひいては、バカンス旅行や日常で気軽に使用することのできる普段使いの腕時計を作るためでした。
ケースは無駄を一切排除したトノーケースと呼ばれる樽型ケース。
3次元曲線が美しくシンプルかつ独特な気品を漂わせています。
フランクミュラーらしいアールデコ調の美しいインデックスに中央から延びるように配された力強いアラビアインデックスも健在。
サハラ砂漠の焼ける砂をイメージ。
「カサブランカ」の呼び名に相応しいエキゾチックでエレガンスなモデルです。
ロレックスやオメガの男らしい精悍さとは異なり、ハイセンスでファッショナブルなメンズ腕時計の代表格。
文字盤やインデックスの種類が多彩なため、ご自分のカラーに合わせてアバンギャルドな男を演出するのもかっこいいでしょう。
また、フランクミュラーのなかで比較的価格面に手が届きやすいため、老若男女問わず人気のおすすめコレクションです。
5.かっこいい男へ!厳選メンズ腕時計5選 ブルガリ ディアゴノ
ブルガリ ディアゴノ マグネシウム ブルーラッカー DG41C3SMCVD
最後に、個人的に男性に身につけてほしいファッションブランド・ブルガリからご紹介いたします。
イタリアのラグジュアリージュエラーとして有名なブルガリ。
イタリアンデザインならではの比類ない創造性と、洗練されたファッションセンスで、世界中の大人の男女から愛され続けています。
1970年代、腕時計の製造を開始して以来、エモーショナルなインパクトを与えるスイスの熟練技術をそのデザインに融合。
エレガント且つスポーティーな雰囲気を醸し出す意欲作を投入して世界を席巻している人気腕時計メーカーとしてもその名を馳せています。
そんな当ブランドからご紹介するのは、ディアゴノコレクション。
ディアゴノは古代ギリシャのagon―決戦やコンテスト―から由来し、他の追随を許さない力強くかっこいいスポーツモデルとしてブルガリの中で高い人気を博しています。
自動巻きムーブメントを搭載し、クロノグラフ機能が搭載されたモデルも人気があります。
また、最高水準の精度とスイスのウォッチメーキングにおける、最も厳格な品質基準の下に製作されているため、腕時計好きの方にも自信をもっておすすめできる一本です。
誰にも負けない・負けられない、戦いつづける全てのかっこいい男性陣にお送りしたい一本です。
終わりに
GINZA RASINでは、他にも様々なおすすめメンズ時計をご用意しております。
“かっこいい男になりたい。自分のスタイルを上手く演出したい…”
ご自身をプロデュースするお手伝いに携わらせていただけたら、大変嬉しく思います。
紹介させていただいた5つの腕時計、デザインや機能はもちろんのこと、それぞれに人間と同じく“背景”があります。
あなたがお気に入りの腕時計を見つけてあげた瞬間から、また新しい物語が始まるでしょう。
誰もがすてきな物語を紡げますように。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年