「タグホイヤーのムーブメントはどんな種類があるの?」
「タグホイヤーのムーブメント別の人気モデルが知りたい」
国内外でトップクラスの人気を誇る腕時計ブランド、タグホイヤー。
タグホイヤーウォッチを選ぶ時、何が基準となりますか?
デザイン、価格、知名度のあるモデル・・・
色々あるかもしれませんが、なかなか通な選び方をご存知でしょうか。
それは、キャリバー。
カレラやアクアレーサーなど定番モデルであっても、そのエンジン部に匹敵するムーブメントによって機能や使い勝手が全く異なるのです。
そんなタグホイヤーのムーブメントの魅力が知りたいという人は多いのではないでしょうか。
近年はタグホイヤーの自社技術の発展が目覚ましく、世界中が注目しています。
この記事ではタグホイヤーのムーブメントの魅力を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
搭載ムーブメント別人気モデルの紹介もしますので、機械式時計の購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
キャリバーで選ぶタグホイヤー~自社製ムーブメント~
①キャリバー ホイヤー01 / ホイヤー02
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:31.0mm
振動数:28.800回/時
パワーリザーブ:約80時間
時、分、6時位置にスモールセコンド。
3時位置にクロノグラフのミニッツカウンター、9時位置にクロノグラフのアワーカウンター、3時位置に日付表示
タグホイヤー屈指のハイスペックムーブメントとして時計界から高い評価を得ているキャリバー ホイヤー02。
Cal.1887をベースに、より美しく、メカニックに、そして近未来的に作り込まれた傑作です。
2015年に発表にされたキャリバー ホイヤー01の後続機として2017年に誕生し、性能が大幅にパワーアップしています。
精度はCOSC認定の28.800回/時のハイビート設計。高精度もさることながら、安定性もより確かなモノになりました。
パワーリザーブも50時間から80時間に延長され、実用性が大きく向上しています。
また、ホイヤー02ではクロノグラフの計時が最長30分ではなく、12時間まで測定できるようになっています。
両方向巻き上げによる巻き上げ効率もブラッシュアップされ、デザインの美しさだけでなく、性能面においても信頼性が高まりました。
出典:https://ja-jp.facebook.com/pg/TAGHeuer/photos/
ホイヤー02は機械美に重点を置いたムーブメントです。
これまでタグホイヤーウォッチというと外装のかっこよさや高級感が話題となっていましたが、ホイヤー02は「鑑賞するためのムーブメント」として、ムーブメントのデザインも楽しめるようになっています。
最大の特徴は、ホイヤー01から受け継がれる赤のコラムホイール。
もちろんクロノグラフには必ずコラムホイールが備わっていますが、タグホイヤーの新ムーブメントはこれを赤にし、まさに「見て楽しい」を実現しています。
外装がモジュール設計となっていることから、様々な素材や色を組み合わせることができ、ケースバックのみならずダイアルもスケルトン加工されているのも大きな特徴です。
メカ好きにも、レーシングモデル好きにもたまならい仕様となっています。
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:29.3mm
振動数:28.800回/時
パワーリザーブ:約50時間(クロノグラフを使用した場合約40時間)
時、分、9時位置にスモールセコンド。
12時位置にクロノグラフのミニッツカウンター、6時位置にクロノグラフのアワーカウンター、5時位置に日付表示
ホイヤー02の一世代前のムーブメント、ホイヤー01。
2015年に発表にされ、一躍タグホイヤーの人気キャリバーの仲間入りを果たした傑作機です。
モジュール設計で組み上げられた美しいデザイン性はホイヤー02と同様。こちらも赤いコラムホイールを備えます。
クロノグラフの伝達方式にスイングピニオンを採用していることから、動きに無駄がなく、COSC認定の高精度を持つことも大きな魅力です。
加工や仕上げにおいても最新の技術が駆使され、ホイヤー02に負けず劣らずの名機に仕上がっています。
左:ホイヤー01 右:ホイヤー02
パワーリザーブにおいてはホイヤー02に分がありますが、ホイヤー01には縦目のインダイアルデザインを備えるという強みがあります。
ホイヤー02はインダイアルのデザインが縦目から横目に変更されましたが、ホイヤー01ではタグホイヤーらしいスポーティーな縦目配置のインダイアルを楽しめます。
横目デザインも次世代機を彷彿させる美しさを秘めていますが、やっぱり縦目デザインが好きという時計ファンが多く、敢えてホイヤー01を選ぶ方も少なくありません。
ホイヤー02よりもリーズナブルに買えることから、コスパ重視の方にも人気です。
なお、ホイヤー01及びホイヤー02を搭載したモデルは、他のムーブメントを搭載したモデルと比べると相場は10万円~20万円ほど上になります。
ハイスペックを追求した結果、どうしても製造コストが高くなってしまうのでしょう。
しかし、表裏から緻密な時計の心臓部をいつも垣間見れること、そして一生モノとしても使えるパフォーマンスの高さは、その価格に十分見合うだけの価値があるのではないでしょうか。
ホイヤー02搭載モデル カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ CBG2A90.FT6173
ケースサイズ:直径45mm
素材:ブラックセラミック
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.ホイヤー02
防水性:100m
ホイヤー01のスペックを更に向上させたホイヤー02。機械美を楽しめるスケルトンデザインはそのままに、パワーリザーブが50時間から80時間に延長されています。
豊富なバリエーションを持ちますが、オールブラック加工が施された「CBG2A90.FT6173」の人気は非常に高いです。
スーツによく似合うことからビジネスシーンでも使いやすく、ホイヤー02の万能モデルとして愛されています。
ホイヤー01搭載モデル カレラ キャリバー ホイヤー01 CAR2A1W.BA0703
ケースサイズ:直径45mm
素材:ステンレススティール
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.ホイヤー01
防水性:100m
スケルトン加工された文字盤デザインが美しい、ホイヤー01の定番モデル。カレラらしいラグ形状やタキメーターベゼルに赤の差し色を加え、より未来的なテイストが強調されます。
操作性や機能性の高さから、一生モノと時計としてもオススメのモデルです。
②ホイヤー02T
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:31mm
振動数:28.800回/時
パワーリザーブ:約65時間
6時位置に1分間に1回転のトゥールビヨン搭載
3時位置にクロノグラフのミニッツカウンター、9時位置にクロノグラフのアワーカウンター
搭載モデルとなるとゆうに1千万円は超えるトゥールビヨン。
設計できるメーカーすら数少ないこの超複雑機構を100万円台で実現させた伝説のブランドが、タグホイヤーです。
2016年のバーゼルワールドで発表されるやいなや、世界中が驚きと賞賛の声を挙げました。
その定価、なんと1,675,000円!
安いものでも500万円オーバーが当たり前なのに、200万円を切るのです。
タグホイヤーによると、既存のクロノグラフCH-80をベースに開発したこと、そしてやはりタグホイヤーお得意のコストの徹底的な削減により成功に至ったとのこと。
高級機を自社開発するのみならず手の届きやすい価格で提供する。
タグホイヤーが初心者からも時計愛好家からも支持される理由は、こういったユーザーに寄り添う開発姿勢にあるのかもしれません。
今後この時計が時計産業全体に影響し、トゥールビヨンを始めとした複雑機構搭載モデルが、より安価で出回る市場を実現してくれるでしょう。
ホイヤー02Tの発表が2016年。ホイヤー02の発表が2017年。
ホイヤー02は先にトゥールビヨンが発表され、同機構を取り除いた形でホイヤー02が次いで発表されることとなりました。
ホイヤー02搭載モデル ホイヤー02T トゥールビヨン CAR5A8Y.FC6377
ケースサイズ:直径45mm
素材:チタニウム
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.ホイヤー02T トゥールビヨン
防水性:100m
クロノグラフとトゥールビヨンを搭載しているにもかかわらず、均整のとれたダイアル。
既存のカレラとは全く異なった趣。
それでいて、スポーツモデルらしい快活さもエレガンスも失わない。
そんな話題の一本がこちらの「CAR5A8Y.FC6377」です。
ブラック基調のため、年代やファッションを選ばない使用が可能ですね。
③キャリバー1887
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:29.3mm
振動数:28.800回/時
パワーリザーブ:約50時間(クロノグラフを使用した場合約40時間)
時、分、9時位置にスモールセコンド。
12時位置にクロノグラフのミニッツカウンター、6時位置にクロノグラフのアワーカウンター、6時位置(または3時位置)に日付表示
近年自社開発に力を注ぐタグホイヤー。
ロレックスやオメガと並び、高い技術力を評価する専門誌は少なくありません。
そんなタグホイヤーが、2010年に自社製ムーブメントCal.1887を発表します。
従来のタグホイヤーはムーブメント製造会社の汎用ムーブメントを主に使用していました。
「手の届く贅沢品」というコンセプトのもと、より低価格で高品質のものをユーザーの手元に届けることがタグホイヤーに連綿と続く信念だからです。
そんなタグホイヤーの自社製キャリバー。
実は、セイコーのムーブメントをベースに開発されたものです。
「完全マニュファクチュール」が付加価値となっている昨今、高い信頼性を寄せられるセイコーのムーブメントの基本設計を買い取り、しかもそれを隠していません。
「自社製ではない」という意見もありますが、寧ろお家芸であるコスト削減が活き、精度・機能・性能の高い自動巻きモデルを低価格で供給することに成功したのです。
近年値上げの傾向にはあるものの、自社製自動巻きムーブメント搭載モデルとしてはまだまだ割安。
スイスの由緒正しい時計メーカーが、日本企業の技術をベースにしていることもなんだか誇らしいですよね。
ちなみにタグホイヤーはもともと計時機器メーカーであったこともあり、つまり生粋のクロノグラフメーカー。
その操作性も文句なく快適なものです。
キャリバー1887搭載モデル カレラクロノグラフ キャリバー1887 CV201AL.BA0723
ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.1887
防水性:100m
キャリバー1887の特徴は「タグホイヤー初の自社開発」であることに加え、そのデザイン性も挙げられます。
サイズ感もほどよく、調和のとれた端正な顔立ちはタグホイヤーの中でも屈指の人気を誇ります。
レーシングモデルながらビジネススタイルにもばっちり似合うため、常に需要が尽きません。
キャリバー1887搭載モデル カレラ キャリバー1887 タキメーター クロノグラフ CAR2A10.BA0799
ケースサイズ:直径43mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.1887
防水性:100m
最先端の技術を駆使したCal.1887を包むのは、実にエレガントでクラシカルな外装です。1964年のファーストモデルを踏襲しており、その古き良き時代を反映させたデザイン性を持ちます。
縦目のクロノグラフに、3時位置のデイトカレンダー。ベゼルにはタキメーターを備えており、新しさの中にホイヤーとしてのクラシカルな雰囲気があります。
とりわけ、60分までのアラビアタイプに変更された特徴的なアワーインデックスを持つ「CAR2A10.BA0799」の人気は高く、低価格ながら高級感を味わえる名機として時計ファンから厚い支持を集めています。
キャリバーで選ぶタグホイヤー~汎用ムーブメント~
①キャリバー5
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:26mm
振動数:28.800回/時
パワーリザーブ:約38時間
時、分、秒表示。
日付表示窓。
キャリバー5はシンプルな3針+日付表示機能を持つタグホイヤーの基幹ムーブメントです。スウォッチグループに属するETA社のCal.2824(現在はセリタ社製のSW200)をベースに作られ、毎時28,000振動数、パワーリザーブ38時間のスペックを誇ります。
タグホイヤームーブメントのほとんど全てがそうであるように、COSC認定を受けており、低価格ムーブメントでありがならも精度の高さも一級品です。
多くのエントリーモデルに使用され、コストパフォーマンスの高さからタグホイヤー屈指の人気キャリバーとして君臨しています。
キャリバー5搭載モデル カレラ キャリバー5 WAR211A.BA0782
ケースサイズ:直径39mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー5
防水性:100m
タグホイヤーの定番として愛される「WAR211A.BA0782」。キャリバー5搭載機として屈指の人気を誇り、シンプルな見た目とデザインの秀逸さから幅広い世代から支持を集めています。
キャリバー5は無駄を省いた設計にて組み上げられているため、他のキャリバーよりも維持費がかかりません。
20万円前後で買えるリーズナブルさに目が行きがちですが、ランニングコストを抑えられる点も大きな魅力だと言えます。
キャリバー5搭載モデル カレラ キャリバー5 WAR211A.BA0782
ケースサイズ:直径43mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー5
防水性:300m
ハイスペックダイバーズウォッチ アクアレーサーにおいてもキャリバー5が使用されています。
アクアレーサーは300mの防水性を備え、12時位置のスーパールミノヴァ夜光付きドットやねじ込み式リューズなど、プロユース仕様のダイバーズウォッチとして定評のあるモデルです。
機能もさることながら、ケース径41mm、エレガントなブルーセラミックベゼルなどデザイン性にも配慮されていることも大きな魅力。
無骨になり過ぎないスマートなディティールを持つため、年代やシーンを問わず活躍してくれます。
②キャリバー16
タグホイヤー キャリバー16
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:30.4mm
振動数:28,800回/時
パワーリザーブ:約42時間
時、分、9時位置にスモールセコンド。
クロノグラフ アワー/ミニッツカウンター。
中央に秒針。
日付表示窓。
「TAG Heuer — Calibre 16 — Swiss Made」と刻印された、名高いクロノグラフムーブメント。
回転ローターには「コート・ド・ジュネーブ」装飾が施されており、高級感があります。ちなみにキャリバー16はETAの名機「7750」をベースに作られました。
インダイアルが縦目に配置されていることから、キャリバー16搭載機はスポーティーな印象を際立たせたデザインであることが多いです。
価格もタグホイヤーの中ではエントリークラスに属するため、手にしやすいクロノグラフとしても高い評価を得ています。
キャリバー16搭載モデル カレラ キャリバー16 クロノグラフ CBK2112.FC6292
ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー16
防水性:100m
2018年新作のキャリバー16搭載モデル。
100m防水対応の直径43mmスティールケースに、シックなアリゲーターストラップを配したクラシカルなクロノグラフです。インダイアル12時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、ベゼルにタキメーターインデックスを備えています。
文字盤には近年人気のブルーダイアルを採用。端正な顔立ちが美しい、上品なレーシングウォッチに仕上がっています。
③キャリバー7
タグホイヤー キャリバー7
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:26.20mm
振動数:28,800回/時
パワーリザーブ:約42時間
時、分、秒。3時位置に日付表示窓。
GMT機能。
キャリバー7はキャリバー5をチューンアップし、GMT機能を加えたムーブメントです。
直径26.20mmと非常にシンプルな設計となっており、COSC認定の高精度に加え、パワーリザーブも42時間〜46時間と延長されています。
GMT搭載モデルの基盤機として親しまれており、カレラやアクアレーサー、フォーミュラ1など、あらゆる人気モデルに採用された歴史を持ちます。
キャリバー7搭載モデル フォーミュラ1 GMT WAZ211A.BA0875
ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー7
防水性:200m
GMT機能を搭載した「フォーミュラ1」。回転ベゼルはナイトタイムをブラック、デイタイムをブルーで表示。大胆なカラーリングが都会的でスタイリッシュに手元を飾ります。
タグホイヤーらしいスポーティーな印象はそのままに、実にクールで上品な仕上がりです。
ムーブメント自体が薄型設計であるため、サイズ感と重みのバランスが良く、装着感にも優れます。
④キャリバー8
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:26.2mm
振動数:28,800回/時
パワーリザーブ:約42時間
時、分、秒表示。
グランドデイト。
6時位置の時、分で表示される第二時間帯
タグホイヤーのGMT搭載ムーブメント 「キャリバー8」。こちらも勿論COSC認定機です。
第二時間帯の表示が時分針つきなのが機能美を感じます。
注目すべきは、そのディティール。
キャリバー8は厚みを抑えた設計となっており、GMT機能を加えながらも従来通りのプロポーションを保っています。
キャリバー8を採用したモデルは決して多くはなく、個性派が選ぶタグホイヤーとしても人気です。
キャリバー8搭載モデル カレラ キャリバー8 グランドデイト GMT WAR201Z.FC6326
ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:グレー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー8
防水性:200m
6時位置にスモールセコンド、12時位置にカレンダーを備えたバランスの良いダイアルデザインを持つ人気作。
スモールセコンドに第2タイムゾーンを組み合わせ、タグホイヤーらしいスポーティーなデザインを両立させています。
GMT搭載機はパーツ数の関係から厚みが増えがちですが、同モデルにおいては着け心地の良いサイズ感が実現されており、非常に使い勝手の良いディティールに仕上がっています。
優れた視認性に加え確かな精度も誇り、機能性は抜群です。
⑤キャリバー36
基本スペック
駆動方式:自動巻き
直径:30mm
振動数:36,000回/時
パワーリザーブ:約50時間
2つ(または3つ)のクロノグラフカウンター、6時位置にひづけ表示
毎時36,000ビートという驚異のハイビートムーブメントであるキャリバー36。
実はこれ、ゼニス社のエルプリメロなんです。
加えて計時の先達者であるタグホイヤーが誇る1/10秒の計測が可能な高性能クロノグラフ搭載。まさに信頼のタグホイヤーウォッチ。
シースルーバックからハイビートな動きを垣間見ることができる楽しいムーブメントです。
搭載モデルが汎用ながらやや割高なため、エントリーには向きませんが、メカ好きにはたまりません。
キャリバー36搭載モデル カレラ キャリバー36 フライバッククロノグラフ CAR2B10.BA0799
ケースサイズ:直径43mm
素材:ステンレススティール
文字盤:グレー×ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:キャリバー36
防水性:100m
タグホイヤーとしては珍しいツートーンカラーのダイヤルが特徴的。グレーとブラックが絶妙にマッチし、ファッショナブルな仕上がりです。
差し色に使われた赤いアクセントも個性が効いています。
エリプリメロをベースに組み上げられているため、毎時36,000振動ならではの高精度を楽しむことができます。
まとめ
「完全マニュファクチュール」が付加価値となっている昨今、タグホイヤーのムーブメントには賛美両論があることは事実です。
しかし、もちろん自社で一貫して製造する企業の凄みはあれど、タグホイヤーの大きなアドバンテージは「コストパフォーマンス」。
ムーブメントは専門メーカーに任せ信頼性高いものを使い、最高の品質のものを提供する。
そんなブランドの理念が製品にいつも感じられるのがタグホイヤーなんです。
国内外で不動の人気を誇る所以も、そこにあるのではないでしょうか。
どのタグホイヤーウォッチにしようか迷い中なら、ちょっと通な「キャリバー」に着目してみてください。
きっと、もっともっとこのブランドが好きになると思います。
当記事の監修者
廣島浩二(ひろしま こうじ)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチ コーディネーター
一級時計修理技能士 平成31年取得
高級時計専門店GINZA RASIN 販売部門 ロジスティクス事業部 メンテナンス課 主任
1981年生まれ 岡山県出身 20歳から地方百貨店で時計・宝飾サロンで勤務し高級時計の販売に携わる。 25歳の時時計修理技師を目指し上京。専門学校で基礎技術を学び卒業後修理の道に進む。 2012年9月より更なる技術の向上を求めGINZA RASINに入社する。時計業界歴19年
タグ:タグホイヤー