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WEBマガジン, 南幸太朗, ラグジュアリーモデル特集, パテックフィリップ, レディースウォッチ, その他

パテックフィリップ ノーチラス40周年記念限定モデル 5976/1G-001

最終更新日:

「ノーチラス40周年記念限定モデル 5976/1G-001って何がすごいの?」
「ノーチラス 5976/1G-001の魅力について知りたい」

時計界の頂点に君臨するパテックフィリップにはカラトラバ・アクアノートといった様々な人気モデルが存在します。

そして、その中でも近年圧倒的な支持を受けているモデルが「ノーチラス」です。

ノーチラスは昨年2016年に40周年を迎え、伝統と歴史に新たな1ページを刻むと同時に2つの限定モデル「ノーチラス 5711/1P-001」と「ノーチラス 5976/1G-001」を発売しました。

5711/1P-001は一般販売されるノーチラスとしては初のプラチナ無垢ケースが採用されたことで話題となり、5976/1G-001はノーチラスの歴史の中で一番大きいケース径で作られたクロノグラフとして注目を浴びました。

そんなノーチラス40周年記念限定モデルの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

どちらのモデルもも1000万を超える定価が付けられた超高級モデルです。

この記事では当店に入荷されたノーチラス 5976/1G-001の魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

過去モデルと比較しながら詳しく解説しますので、パテックフィリップの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1G
出典:https://www.ablogtowatch.com/patek-philippe-nautilus-40th-anniversary-59761g/

 

ノーチラスとは

ノーチラスは1976年に誕生したパテックフィリップ初のスポーツウォッチです。オクタゴン型(八角形)ケースと「耳」と呼ばれるケースの左右に飛び出した突起部分がデザイン的な特徴となっており、このフォルムは潜水艦は「ノーチラス号」の舷窓をモチーフとして製作されました。

また、ノーチラスは約7.5mmと薄型でありながら120mの防水性能を誇っていることも重要なポイントです。この薄さを保ちながら120mの防水性能を持たせることはノーチラス以外では不可能とされており、まさに奇跡的モデルといっても過言ではありません。


パテックフィリップ ノーチラス

パテックフィリップ ノーチラス 3700/1A

■製造年:1976年
■ケース直径:39.0mm (リューズ含まず)
■文字盤色:ブラック

ノーチラスの初期モデルがこの3700/1A。開発当初はまだスポーツウォッチが現在の様に市民権を得ていなかったため、人気は伸び悩んでいました。しかし、徐々にノーチラスの人気は上がっていき、近年は爆発的人気を得ています。ノーチラスのフォルムはこの3700/1Aから現在のモデルまでほとんど姿を変えていません。この普遍性も人気の秘訣です。

 

デザイン性の良さに加え、抜群の装着感と性能をもつノーチラス。このことからノーチラスは長きに渡り「スポーツラグジュアリーウォッチ」として時計界に君臨していくことになります。

 

豊作であった30周年モデルと40周年モデルへの期待

パテックフィリップは節目の年に大きな変化を与えたり限定モデルを発表することも多く、ノーチラス誕生30周年に当たる2006年には「初のクロノグラフモデル/プチコンプリケーションモデルの発表」「シースルーバックの採用」といった画期的なモデルの登場が時計界を賑わせました。

 

パテックフィリップ ノーチラス

ラージサイズ 5711/1A / プチコンプリケーション 5712/1A-001 / クロノグラフ 5980/1A

この年に発売された3つのノーチラスはノーチラスコレクションの中でも特に人気の高いモデルとなっており、プレミア価格で取引されることもあります。まさに30周年のノーチラスは変革の年といえるものでした。

そのため、時計ファンは期待してしまうのです。40周年にはどんなモデルが発売されるのだろうと。

 

歴史的クロノグラフモデル5976/1G-001

そして、2016年。2つの40周年モデルがそのベールを脱ぎました。

1つはプラチナケースを採用した「5711/1P-001」。そして、もう一つはクロノグラフモデル「5976/1G-001」です。

ノーチラス 40周年記念

出典:https://www.ablogtowatch.com/patek-philippe-nautilus-40th-anniversary-59761g/

この「5976/1G-001」には様々なプレミア感溢れる特徴が存在しているので、ここからはその特徴を紹介していこうと思います。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1G-001の特徴①過去最大の大型ケース

5976/1Gはノーチラス40周年を記念して製造されたスペシャルモデル。世界限定1300本という限定モデルとしては少し多めの生産数で製造されました。

このモデルのポイントは何といってもホワイトゴールド素材によって作られたエレガントなクロノグラフであるということ。写真では分かりづらいですが、手に持つとステンレスとは思えない高級感を感じることができます。

ノーチラス 40周年記念
出典:https://www.ablogtowatch.com/patek-philippe-nautilus-40th-anniversary-59761g/

そして、5976/1Gの最大の特徴ともいえるのがノーチラス史上最大のケース径「49.25mm」で作られたケースサイズです。このサイズ感は今までのノーチラスにはなかったもので、まさしくノーチラスの歴史を塗り替えたモデルとなりました。

また、ただ大きいだけではないことが5976/1Gの素晴らしいところ。

ノーチラスと特徴である耳は、過去最大となったケース径とのバランスを考えた絶妙な配置。加えて2個のクロノグラフ・プッシュボタンも見事にケースフォルムと調和し、操作性も良好に保たれています。

厚さも12.16mmとクロノグラフモデルとしてはとても薄型。たとえ最大級にサイズ感が増しても、ノーチラスとしてのコンセプトがずれることはありません。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1Gの特徴②鮮やかなブルーダイヤル

5976/1Gの文字盤はノーチラスの象徴であるブルーダイヤルによって仕上げられています。ただ、従来のノーチラスと違うのは青色の鮮やかさです。

ノーチラス 40周年モデル

人気モデルノーチラス5711/1Aの文字盤はダークブルーともいえる彩度の低いグラデーションで仕上げられていますが、5976/1Gはクッキリとしたブルーカラーとなっており、鮮やかな仕上がりです。渋い仕上がりとなることが多いノーチラスの文字盤ですが、限定モデルからは限定モデルならではの「美」を味わえます。

また、インデックスにダイヤがセットされた限定仕様となってる点も見逃がせないポイントです。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1Gの特徴③40周年を記念した刻印

5976/1Gの文字盤には一目見ただけで限定モデルであることが分かる「40周年記念刻印」が施されています。

パテックフィリップ 40周年

しかし、この刻印。とにかく存在感があります。限定モデルの刻印でここまで大きく彫られていることは大変珍しく、こちらも過去最大といえるのではないでしょうか。

ただ、この大きさに関しては賛否両論です。存在感があり過ぎる!と感じる人もいれば、限定感が増していい!と感じる人もいます。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1Gの特徴④キャリバーCal.28-520Cを採用

ムーブメントには30周年の時に発表されて以来、クロノグラフモデルの基盤ムーブメントとして君臨している”Cal.CH28-520C”を搭載しています。6時位置には60分計と12時間計を同軸で統合したデュアル・サブダイヤルが備えられており、機能性は抜群です。

ノーチラス キャリバー

出典:https://www.patek.com/en/28-520/CH-28-520-C

3時位置にはデイト表示も搭載。パワーリザーブは約45時間~55時間。フライバック機構が搭載されておりクロノグラフモデルとして申し分ない性能となっています。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1Gの特徴⑤1976年に使われたBOXの復刻

40周年記念モデルということだけあり、5976/1Gは付属品にも強い拘りが秘められています。

その拘りとは、1976年オリジナルノーチラス(3700-1A)発売時に採用された天然コルク材を用いた特別ボックスを忠実に復刻したことです。

 

■1976 オリジナルBOX

パテックフィリップ ノーチラス

 

■2016 オリジナルBOX

パテックフィリップ ノーチラス 5976/1G

こうして見比べてみると、5976/1GのBOXは1976年のオリジナルBOXを忠実に再現していることが分かります。

 

まとめ

1976年に誕生してから現在まで、ノーチラスは数々の著名人や時計ファンを魅了してきました。そして、その歴史は2016年に40周年を迎え、人気は今まさに絶頂期を迎えようとしています。

今回紹介した”5976/1G”は10年後にどのような評価を受けるのでしょうか。もしかしたら目立たない存在となるかもしれませんし、または伝説のモデルとして末永く評価されるモデルになる可能性もあります。

今後5976/1Gがどのような存在となっていくのか。一時計ファンとして非常に楽しみです。

当記事の監修者

南 幸太朗(みなみ こうたろう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ

学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。

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