速報！オメガ 2020年新作モデルを発表！

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

月面着陸に携行されたスピードマスター。映画『007』でおなじみのシーマスター。高精度の象徴でもあるコンステレーション・・・

数々の銘コレクションを有するオメガですが、2020年は一風変わった、それでいてオメガの高度な時計製造技術を示唆する、偉大な新作が登場しています！

と言うのも、パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーターと並んで世界三大複雑機構に数え上げられる、トゥールビヨン搭載モデルがローンチされたためです！しかも、高性能な実用時計を多数輩出してきたオメガならではの、機構を携えて。

この記事では、オメガが打ち出した2020年新作についてご紹介いたします！

 

オメガ 2020年新作①デビル(デ・ヴィル) トゥールビヨン ナンバードエディション 529.53.43.22.01.001

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まず最初にご紹介するのは、2020年新作目玉とも言うべきデビル(デ・ヴィル)のトゥールビヨン搭載モデルです！

オメガの目玉と言うと、例年スピードマスターやシーマスターが挙げられるかもしれません。

もちろん2020年の頭に、初期スピードマスターを下支えした伝説のレマニアCal.321のリバイバル等、すごいやつも出ていました。ただ、見た目のインパクトや、従来のオメガの印象を良い意味で裏切る新作と言えば、こちらのトゥールビヨン ナンバード エディションではないでしょうか。

 

一目見て絶大なインパクトを思わせる当モデル。

文字盤中央にトゥールビヨンをセッティングし、さらに時分針が取り付けられています。

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もっとも、このデザイン自体は真新しいものではありません。オメガがリリースしてきたトゥールビヨンモデルの、デザインコードとして受け継がれてきたものです。

このデザインを実現するために、オメガはトゥールビヨン技術で特許を取得しました。

 

オメガにコンプリケーションのイメージは少ないかもしれませんが、実は歴史的なトゥールビヨンの名手でもあります。

1947年、オメガはトゥールビヨンの小型化に成功し、これまで懐中時計が主流だった同機構を、世界で初めて腕時計に搭載させました。ちなみにただ開発したのみならず、この画期的なトゥールビヨンで1950年代のジュネーブ天文台にて「精度」で最高記録を打ち立てた、という華麗なるエピソード付きです。

 

そんな、腕時計のトゥールビヨン機構に先鞭をつけたオメガは、自動巻きセンタートゥールビヨン機構を1994年に開発します。そのわずか10年後にはクロノメーター化、そして2020年、さらに驚くべきことに、コーアクシャル及びマスタークロノメーター機構としてローンチしたのです！

 

コーアクシャルは、オメガが誇る画期的なムーブメントです。

「がんぎ車・アンクル・テンプ」で構成されるムーブメントの脱進機に特徴があり、コーアクシャルでは特殊なアンクルを用いることで、パーツ同士の摩耗を抑えることに成功しています。

コーアクシャルを採用することで、オーバーホールの間隔を従来品の1/2にできる、とのこと。

とは言え、既存のデビル トゥールビヨン ナンバード エディションにも、コーアクシャル機構は付いていました。

2020年新作での特筆すべき点は、マスタークロノメーター規格を通っており、すなわちコンプリケーションであるにもかかわらずきわめて高い耐磁性能を獲得したことにあります。

 

マスタークロノメーターはMETAS(スイス連邦計量・認定局)とオメガが共同開発した厳格な工業規格で、様々な検査項目があるのですが、15,000ガウスもの高耐磁性能を求められることが何よりの話題であり難関です。

つまり、トゥールビヨンというデリケートで超精密な機械であるにもかかわらず、現代社会においてずば抜けた実用性を獲得している、ということを示唆しています。

コンプリケーションはえてして非実用的になりがちですが、オメガはその点を強く考慮したのでしょう。

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また、当新作からは裏蓋全面でシースルーバックが採用され、希代の手巻きトゥールビヨンCal.2640を拝むことができます。

ケースや針・インデックスと同様にK18セドナゴールドがプレート・ブリッジ等に用いられており、裏から見ても本当に美しい逸品です。

なお、お値段はなんと驚きの20,768,000円です！

近年オメガは高価格帯路線に寄っていってますが、2千万円とは、なかなかどうして思い切った値付けと言えるでしょう。

2020年7月以降、発売予定となっております。

 

 

オメガ 2020年新作②シーマスター プラネットオーシャン 第36回 アメリカズカップ リミテッドエディション 215.32.43.21.04.001

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ひと月ほど前ですが、オメガから特筆すべきリミテッドエディションがリリースされているので、併せてご紹介いたします！

こちらは、第36回アメリカズカップの開催に合わせてオメガが発表した限定モデルです。

アメリカズカップとは、国際ヨットレースです。1851年から始まった由緒正しい大会で、2021年の開催で第36回となります。

オメガは、そんなアメリカズカップのオフィシャルタイムキーパーであり、1995年よりレースの強豪エミレーツ・チーム・ニュージーランドをスポンサードしてきました。

ちなみに第35回アメリカズカップの優勝はエミレーツ・チーム・ニュージーランドです。その際もオメガからレガッタクロノグラフ付きのリミテドエディションが発表されました。

 

この大会開催を祝す時計として選ばれたのは、ヨッティングにふさわしいシーマスター プラネットオーシャンです。

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プラネットオーシャンはシーマスターの中の派生コレクションで、600m防水に耐えうる堅牢なスペックと、逆回転防止ベゼルに視認性の高い文字盤など、ダイバーズウォッチらしいデザインが人気です。

青・白・赤のトリコロールカラーが使われたベゼルには、12時位置から2時位置までメーターが「START」の文字とともにプリントされています。これは、ヨットレース開始までの5分のカウントダウンを示します。このカウントダウンを正確に行うことが、レースを制するかどうかの分かれ目となるためです。

また、6時位置には「36th AMERICA’S CUP」のロゴ、そして秒針にはアメリカズカップのエンブレムにあたる「オールドマグ」があしらわれました。

 

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ケースバックからは同じくエンブレムと、開催地であるニュージーランド・オークランドの文字が確認できますね。

搭載するムーブメントはコーアクシャル×マスタークロノメーター機構のCal.8900です。600m防水と合わせて、スペックは申し分なしと言えるでしょう。

 

なお、製造数は限定2021本となります。

ものすごく稀少性が高いわけではありませんが、近年オメガの限定モデルは需要が集中しており、大きく相場を上げているものも存在します。

シーマスター人気と併せて鑑みれば、こちらも人気は必至です。

既に販売がスタートしているので、気になる方はぜひチェックしてみましょう！

 

 

まとめ

オメガの2020年新作についてご紹介いたしました！

なお、2020年は新型コロナウイルスの影響で、今年の新作は各ブランドで少なめなところや、未発表のところ、新作発表を見送ったところなど様々です。

そのため、販売開始時期等も、変更になる可能性がありますので、また情報が入り次第順次お知らせしていきたいと思います！

 

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