実は名作揃い！？ラルフローレンの機械式時計

公開日：2018/9/10

最終更新日：2024/11/16

高級スーツやポロシャツなどのメンズウェアで絶大な人気を誇るラルフローレン。

ファッションブランドの時計といえば、シャネル・エルメス・ルイヴィトンが有名ですが、ラルフローレンにも素晴らしい腕時計が数多く存在しています。

今回は「スイスメイドの品質」＋「ラルフローレンのユニークなデザイン」を備えたウォッチコレクションをご紹介致します。

通常の時計メーカーではまず思いつかないような変わったデザインの時計が多く、個性的な時計をお求めの方にお勧めです。

ラルフローレン時計

画像引用：RalphLaurenJapan facebook

ラルフローレンってどんなブランド？

ファッションに興味がある方なら、ラルフローレンの名を知らない人はいないでしょう。

ラルフローレンはブランド名と同名のファッションデザイナー”ラルフ・ルーベン・リフシッツ”氏によってニューヨークに設立されたファッションブランドです。高級スーツやポロシャツといったメンズファッション分野で高い名声を得た同社は、アメリカン・トラディショナルの代表的存在とされています。

そんなラルフローレンを創り上げたラルフローレン氏ですが、実は熱狂的な時計愛好家でありコレクターでもあります。

彼は自分がデザインした時計を世界に発表したいという願望を創業当初から抱いており、その願いはリシュモングループのオーナーで”ヨハン・ルパート氏”との会食をキッカケに実現することになります。

合弁会社ラルフローレンウォッチアンドジュエリーカンパニーを設立

ラルフローレンは時計界の大手資本リシュモングループとの提携により、スイスのジュネーブにラルフローレンウォッチアンドジュエリーカンパニーを2009年に設立。ラルフローレン氏が描いていた夢は遂に現実のモノとなりました。

時計に並々ならぬ情熱を持つ彼は、ファッションブランドでありながらも最高品質の時計の製造を開始。ピアジェ・ジャガールクルトといった超一流ブランドからの技術提供も受け、世界中の時計愛好家に愛される作品を目指し、日々研究を重ねています。

ラルフローレン

出典：https://www.ralphlauren.co.jp/ja/watches

ラルフローレンの時計は本格的な機械式時計

ラルフローレンの時計は他のファッションブランドの時計と同様にデザイン性を重視した時計が数多くラインナップされています。そして、安価なカジュアル時計ではなく、本格的な機械式時計であることもラルフローレンの特徴です。

ラルフローレンムーブメント

出典：https://www.ralphlauren.co.jp/ja/watches

ラルフローレンが時計業界に参入したのは2009年のこと。そのため、時計ブランドとしては新興ブランドであるといえます。また、ラルフローレンの時計はリシュモングループによる共同出資プロジェクトによって始まったため、リシュモングループの時計技術が応用されているのも特徴です。価格帯のモデルには”セリタ製ムーブメント”が、高価格帯のモデルにはリシュモングループ傘下の超一流ブランド”ジャガールクルト、ピアジェ”のムーブメントが使われています。

つまり、ラルフローレンの時計は間違いなく本格派機械式時計であると言えます。

近年はクロノメーターが増えています

一流ブランドからムーブメント提供を受けていることもあり、近年のラルフローレンはクロノメーターが増加傾向です。

クロノメーターはスイスクロノメーター検定協会による検定に合格した機械式時計のことを指し、高い品質と精度が保証されます。

フラッションモデルならではの高いデザイン性に加え、時計としての高い精度。

今後の展開が楽しみな高級ブランドであることは間違いありません。

ラルフローレンの時計ってどんな評価を受けているの？

エルメス・ルイヴィトン・バーバーリー・グッチなど、時計製造を行っているファッションブランドは多数ありますが、その殆どは時計を専門で扱うブランド（ロレックス、オメガなど）よりも低い評価を受けています。なぜなら、ファッションブランドの時計はデザイン重視で製作されており、時計本来の「機械」に関しては弱いと思われているからです。

しかしながらラルフローレンが製造する時計は他のファッションブランドが作る時計を大きく凌駕しており、ロレックスやオメガと遜色ない機械式時計と言えるでしょう。

ラルフローレン時計

出典：https://www.facebook.com/RalphLaurenJapan/

ラルフローレンの時計事業は始まってから10年も経っていないため、今はまだ認知度が低いです。

しかし僅か10年でクロノメーター検定に合格できる時計を製造していることを鑑みると、今後シャネルJ12のような傑作を生みだす日はそう遠くないのかもしれません。

今後うなぎ登りに評価が上がることを期待しましょう。

ラルフローレンの代表的なコレクション

時計ブランドとしてのラルフローレンは約10年もという短い期間において幾つかのフラッグシップコレクションを生み出してきました。ここではラルフローレンが誇る代表的なコレクションを紹介します。

スリムクラシックコレクション

ピアジェの極薄ムーブメントを取り入れた薄型ドレスウォッチ「スリムクラシックコレクション」。文字盤には美しいギョーシェ彫りによるエングレーミングアートが施されており、非常に高貴な存在感を放ちます。

ラルフローレンスリムクラシック RLR0122703

ラルフローレンスリムクラシックベゼルダイヤ RLR0122703

懐中時計からインスピレーションを得て生み出された“スリムクラシック”｡ダイヤルにギョーシェ模様を施し、ケースにホワイトゴールドを使用。ベゼルに60粒のダイヤモンドをあしらったゴージャスな仕様です。手巻きムーブメントにはラルフローレンのためにピアジェが製造したマニュファクュールRL430を搭載しています。

ラルフローレンスリムクラシック RLR0122703

時計を横から見てみると、その薄さが分かります。針のデザインもクラシカルなブレゲ針となっており、誰が見ても美しいと思える仕上がりです。

【メーカー希望小売価格：2,068,200円】

スポーティングコレクション

現在の時計界で非常に高い人気を誇るスポーツモデル。ラルフローレンもスポーツモデルには力を入れており、パワフルでありながらも上品な時計を製造しています。

ラルフローレンスポーティング RLR0250700

スポーティング･コレクション「クラシッククロノメーター」。自動巻きムーブメントCal. RL366を搭載し、6時位置にはレイルウェイトラックに縁どられたスモールセコンドを備えています。精巧なメカニカルムーブメントと、ブレゲ針の繊細で古典的なスタイルを融合させ、スポーティにもビジネスにも完璧にフィットするスタイルを持ち合わせています。

同じように、力強く時を刻んできた男性に似合う一本となっております。価格もリーズナブルですので、機械式時計初めての一本としてもオススメです。

【メーカー希望小売価格：426,600円】

ラルフローレンスポーティングワールドタイム

ラルフローレンスポーティングワールドタイム RLR0210700

2013年のSIHHにて発表されたラルフローレンの新作「スポーティングワールドタイム」。現地時刻と同時に、24都市名のディスクより選択する第2エリアの時刻を表示できる時計です。ムーブメントにはジャガー・ルクルトがラルフローレンのために製造したムーブメントRL939を搭載しています。

【メーカー希望小売価格：1,182,600円】

サファリコレクション

冒険からインスピレーションをうけて生産されたミリタリー色の強いコレクションです。特にクロノグラフモデルはスタイリッシュなミリタリーウォッチとして高い人気を誇ります。

ラルフローレンサファリ RLR0240900

ラルフローレンクロノグラフサファリ RL67 RLR0240900

世界有数のヴィンテージ・カーコレクターとして知られるラルフ・ローレン氏が所有するヴィンテージカーをイメージしてデザインされたモデルです｡特殊な薬品と熱処理によりケース素材に敢えてムラを出すことで、ヴィンテージメタルのような質感を表現しています｡ストラップはミリタリーテイスト溢れるオリーブカラーのキャンバス地を使用。ジャガー・ルクルト製マニュファクチュールムーブメントRL751A/1を搭載した本格派モデルです。

尚、このモデルは39mmモデルと45mmモデルがあり、こちらは39mmモデルとなっております。

【メーカー希望小売価格：869,400円】

ラルフローレンサファリ RLR0220900

ラルフローレンサファリ RL67 クロノメーター RLR0220900

ラルフローレンの美しいデザインとリシュモンの技術が融合され生み出されたシンプルでありながら個性的な一本です。ヴィンテージ仕上げを施したブラックステンレススティールが独特の風合いを醸し出しています｡COSC公認クロノメーターCal.RL300-1を搭載。確かな精度を誇りながらも平行店ならば20万円台で購入することも可能です。

【メーカー希望小売価格：345,600円】