速報！バーゼルワールド2019 セイコー新作モデルを発表！

 

2019年3月21日(木)からスイス ジュネーブにてバーゼルワールド2019が開催されています！弊社スタッフが現地で撮影したセイコーの新作をいち早くお届けいたします！

 

グランドセイコー スプリングドライブ20周年記念 9R02 SBGZ001

 

製品概要

超稀少リミテッドエディション。スプリングドライブ20周年の節目にふさわしいエレガンスモデル

 

株価上昇、アメリカ進出、初のグランドセイコー専門ブティックの出店・・・ 今や勢いが止まらないグランドセイコーの新作発表とくれば、話題性がないわけがありません！ バーゼルワールド2019会場にて、多くのスイス有名ブランドが軒を連ねる中、セイコー及びグランドセイコーブースには大勢で賑わっていました。 さらに言うと、2019年はグランドセイコーが誇るスプリングドライブの20周年！ 昨年はメカニカルキャリバー9Sの誕生20周年およびクォーツ9F誕生25周年として多くのスペシャルエディションが輩出されましたが、スプリングドライブへの期待というのは時計愛好家にとってはひとしおではないでしょうか。 何せ、世界の時計史に一石を投じたと言っていい、超画期的なグランドセイコー独自の開発技術ですから。

 

 

スプリングドライブ機構の新開発キャリバー9R02とは

 

スプリングドライブを簡単に解説すると、動力源をゼンマイとしつつも、制御をクォーツと同様に水晶振動子及び電子回路で行っているという、機械式×クォーツのハイブリットです。 1999年、グランドセイコーの独自機構として登場しました。 動力源をゼンマイにしているからメンテナンスすればずっと使える、針も力強い。それでいて制御はクォーツのため、高精度を誇るという、ありそうで誰も作れなかった夢のような機構と言えます。 その20周年の節目の年に、特別モデルのために開発されたのがこちらの9R02です。 多くの定番スプリングドライブは自動巻きですが、新キャリバーは手巻き。そのため実機画像をご覧いただければおわかりいただけるでしょうが、これまでのスプリングドライブとは一線を画した超薄型設計となります。 これは、セイコーのハイエンドライン「クレドール」ブランドにおいて、コンプリケーションを作り出してきた専用工房による手腕が発揮された、と語られました。 グランドセイコーはしばしば特別モデルは「エレガンスコレクション」として打ち出すので、手巻き特有の薄型設計の方がコンセプトにマッチしていたためでしょう。 特筆すべきはやはりグランドセイコーらしく、その機能性にあります。 パワーリザーブは約84時間と超ロング。これは、「トルクリターンシステム」という仕掛けによるもので、フル巻き状態から最初の約35時間はぜんまいのトルクを30％に抑えるという省エネ利用によって実現したもの。 また、文字盤の美しさを邪魔しないために、裏蓋側にパワーリザーブインジケーターが配されました。 平均月差±15秒という高精度もスプリングドライブならではです。 ムーブメントを見ると、高級機らしく丁寧な仕上げをしているところも併せて見どころ。 20年の歴史を昇華し、成熟させた希代の名機と言えるでしょう。

SBGZ001の概要

内部の機構もさることながら、前述のように「エレガンスコレクション」の一環としてラインナップされているだけあって外装にも目を奪われます。 プラチナ製ケースには独特の仕上げが施されていますが、これは、信州の山々の雪―雪白(ゆきしろ)―をイメージしたとのこと。 同様の仕上げは文字盤にも見られます。 金無垢インデックスがその美しさに拍車をかけますね。 グランドセイコーは自然をモチーフにすることが本当に上手で、この手法は見事と言う他ありません。 ちなみに購入者には好きな言葉を18Kイエローゴールドプレートに彫金することで、ムーブメントカスタマイズできる特典もあるとのこと。 もっとも、800万円超え定価×世界限定30本生産の稀少性と併せて、その幸運を享受できる人はあまりいないようにも思います。

 

グランドセイコー スプリングドライブ 9R02 SBGZ003

 

製品概要

プラチナ製ケース×9R02搭載。レギュラーモデルながら定価600万円というハイグレードモデル

 

こちらも、同様にスプリングドライブ20周年を記念して発表されたプラチナ製モデルです。 限定生産ではありませんが、600万円超えとなかなかのお値段。 しかしながら文字盤は丁寧な仕上げが見てとれ、非常に上品な輝きを放っていました。 SBGZ001と同様にインデックスや針にホワイトゴールドを使用しており、価格に見合う価値がここにはあります。

 

グランドセイコー スプリングドライブ 9R31 SBGY002

 

製品概要

グランドセイコーが「木漏れ日」と表現する、詩的で優美なスプリングドライブを堪能

 

グランドセイコーが「木漏れ日」と表現する、イエローゴールド製のスプリングドライブ新作です。 こちらに搭載されるムーブメント9R31もまた、20周年という節目の年に発表され、今後グランドセイコーの顔を張るであろう傑作です。 手巻き式の機構を採用したことによって薄型を実現しつつも、パワーリザーブは約3日間。 この「3日間」は近年多くのブランドがこだわりを見せている持続時間ですが、手巻きでやってのけるところはそう多くはありません。 デュアル・スプリング・バレルという、一つのバレル(香箱車)を採用し、そこに薄く長い2本のゼンマイを並列させたことで、可能になったようです。 こちらもゴールド製モデルだけありハイエンドラインとはなりますが、グランドセイコーはもともとドレスウォッチが弱かった印象です。 そのため、パテックフィリップのカラトラバとか、ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーとか、そういった立ち位置になっていくのではないでしょうか。

 

グランドセイコー スプリングドライブ20周年記念 9R31 SBGY003

 

製品概要

使いやすいステンレス製ケースでも20周年モデルが登場！

 

なんだかすごい特別モデルばっかりだぞ・・・そんな風に思ってましたが、良かったです。会場には、きちんとステンレス製モデルも20周年記念として、一緒に並んでいました。 同様にキャリバー9R31を搭載していますが、使いやすいステンレス。 とは言えグランドセイコー独自のザラツ研磨が施されており、高級感はゴールド製と比べて決して見劣りするものではありません。 文字盤装飾にも同社が「木漏れ日」と表現する、キラキラと太陽光を受けて輝く自然美が表現されており、本当に雲上ブランドのドレスウォッチのような品格を携えます。 世界限定700本とのことで、現在のグランドセイコー人気と併せてかなりの価格高騰を博すやもしれません。

 

グランドセイコー スプリングドライブ20周年記念 クロノグラフ GMT 9R96 SBGC230

 

製品概要

グランドセイコーの獅子を彷彿とさせる、とにかくかっこいいスポーツ・スプリングドライブ

 

スプリングドライブの20周年記念モデルは、エレガンスコレクションだけではありません。 グランドセイコーのブランドシンボルである「獅子」にインスパイアされた、とにかくかっこいいスポーツモデルも一緒にラインナップされていました！ こちらはローズゴールドケースにクロノグラフおよびGMT機能を備えた9R96を搭載モデルで、文字盤に様々な情報が絶妙な配置で並んでおり、かっこよくも非常に精緻に仕上がっています。 詳細をご紹介いたします

スプリングドライブキャリバー9R96とは グランドセイコーきってのコンプリケーション・9R96。 先ほどご紹介した手巻き9R02などと異なり今回の記念モデルのために開発された、というわけではありませんが。2015年、ブランド創設55周年を祝して特別調整のうえ発表された、特別な機械であることに違いありません。 このムーブメントの特徴は、なんと言ってもスプリングドライブに大人気クロノグラフとGMTを融合させたこと！ 従来のクォーツムーブメントというのはその構造上、あまり多くの機能を付加させることができませんでした。 しかしながら駆動力にゼンマイを採用していること、そして同社の独自設計の優秀さを武器に多機能機へと進化。 しかも、平均月差±10秒という超高精度とロングパワーリザーブをも兼ね備えています。 まさに死角なし。実用時計の麒麟児と言っていいでしょう。 ちなみに9R96は「魅せる」ムーブメントとしても話題です。 すなわち、丁寧にペルラージュなどの装飾を施し、シースルーバックからその美しき世界を鑑賞することができるのです。 スプリングドライブは、グランドセイコーの中では高価格帯に位置付けられます。 しかしながらこれだけの機能、そして実用性を兼ね備えていることを鑑みれば、コストパフォーマンスは高いように思います。

 

 

SBGC230の概要 こちらのローズゴールドが美しくもダイナミックなモデルは、スプリングドライブ20周年を祝して特別に設計・デザインされたもので、まるで獅子。 もちろん従来のスポーツコレクション9R96搭載機のデザインを踏襲しているため決して真新しいわけではありませんが、よりケースのエッジを際立たせており、獅子の力強い爪や牙を連想させますね。 ケースサイズも44.5mmとダイナミックなので、かなり精悍な顔立ちとなっております。 実際、グランドセイコー自身もそう自負しているようです。 同社十八番のザラツ研磨が施されており、これだけスポーティーなのにラグジュアリーテイストも忘れていません。 獅子のたてがみを表現した型打ち模様が芸術的な文字盤上には30分・12時間積算計、スモールセコンド、パワーリザーブインジケーターが整然と並び、貫禄抜群のスペシャルエディションに仕上がりました。

 

グランドセイコー スプリングドライブ20周年記念 クロノグラフ GMT 9R96 SBGC231

 

 

製品概要

アクティブにもタウンユースにも携えたい逸品

 

スプリングドライブ・スポーツコレクションの特別品に、非常に人気の高いブライトチタン製が登場しています。 グランドセイコーのブライトチタンと言えば、スポーツコレクションのみならずオーソドックスなモデルでも非常に高い人気を誇ります。 純チタンを硬度調節のために独自合金したもので、メンテナンス性・加工性が高まったにもかかわらず純チタンの約1.5倍の硬度が魅力。 また、ステンレススティールに比べ比重が低く、非常に軽やかな着け心地を実現しています。 堅牢な腕時計をすると「重さ」はどうしても付き合っていかなくてはなりませんが、チタンを採用することでこの悩みを大きく克服することができます。 ステンレススティール製に比べ価格は高めになるにもかかわらず大変な需要を集めているのです。 そんなブライトチタンを特別モデルで採用することで、「グランドセイコー感」と言うべきか、さらに同社の技術力を余すことなく楽しめることとなりました。 500本限定生産ですが、人気は必至。 この、とにかくかっこいいケースはそのままに、通常の9Rムーブメントを携えてレギュラー入りしないかな・・・そんな淡い期待をついつい抱いてしまいます。

 

 

グランドセイコー スプリングドライブ 9R15 SBGA403

 

製品概要

最もスタンダードな9R65を特別調整した、最も個性際立つスペシャリティ

 

実はスポーツコレクションからのスプリングドライブ20周年モデルは三銃士でした！ 最後の一つがシンプルかつ最もスタンダードな9R65を、スペシャルにした9R15搭載機です。 こちらは3針＋デイト＋パワーリザーブインジケーターという、前者二本に比べるとシンプル機能となります。 でもシンプルだからこそ、より個性が際立つってありますよね？ 実際、会場では同じディスプレイにスプリングドライブのスポーツコレクションが三本一緒に並んでいた形だったのですが、存在感はひとしおでした。 文字盤の特別な型押しも、シンプルだからこそより目立ちますよね。 こちらも数量限定500本ですが、定番化強く希望！といったところです。

 

 

グランドセイコー オートマティック 9S65 スリーデイ パワーリザーブ SBGR317

 

製品概要

これぞグランドセイコー！メカニカル9S6系に新たに加わった40mmサイズ

 

これぞグランドセイコー！といったオーソドックスなヘリテージコレクションから、新作が登場しております。 と言っても、今回のバーゼルワールド2019で初お披露目というものではなく、既に2月から発売が開始されているレギュラーモデルです。 9S6系に、新たに40mmサイズが加わったことで話題になっていたので、もう狙っているグランドセイコーファンもいらっしゃるのではないでしょうか。 これまでの自動巻きメカニカル9S6系は37mmと42mmがラインナップされていましたが、メンズ非常にオーソドックスな40mmサイズが加わった形です。 「華やかな新作」といった面持ちはありません。しかしながら先ほどご紹介した特別モデルにも施されていたザラツ研磨や、立体感のあるインデックスやデイト窓枠といった、高級腕時計としての品格は十二分。 見る人が見れば、「高級時計を着けている」と一目でわかってもらえるでしょう。 この新作はレギュラーラインで、定価も既存のモデルと大きく変わりません。 近年高級路線化しているグランドセイコーですが、スタンダードモデルにも妥協しないところは昔からのファンにとっては嬉しいものです。

 

グランドセイコー オートマティック 9S65 スリーデイ パワーリザーブ SBGR315

 

製品概要

 

こちらは先ほどご紹介した40mmサイズ新作の、シルバー文字盤です。 鮮やかなブルーの秒針がアクセントになっています。 黒、シルバーともにオーソドックスで、スーツにビシっときまるため、実際の購入の際はお好きな方を選択すると良いでしょう。

 

グランドセイコー メカニカル 9S27 レディース STGK007

 

製品概要

レディースメカニカル第二弾。世界中の女性に贈りたい一本が登場

 

昨年ついにレディースにもメスが入れられた9S系メカニカル。 と言うのも、グランドセイコーはメンズがメインで、レディースラインはクォーツかメンズ共用のムーブメントが使われていました。 しかしながら2018年、レディース専用のメカニカルが登場。「自由に生きてる。だけど時間には正確」をコンセプトに、デザイン面だけでなく機能性や実用性、正確性にフォーカスした名機を作り出したのです。 とは言え昨年は特別限定モデルに留まっていました。 しかも、世界限定50本生産で、ゴールドとダイヤモンドをあしらった「いかにも特別」な一本。 なかなか気軽に購入できる時計とは言えません。

そして2019年、バーゼルワールドでレギュラーとしてラインナップされたレディースメカニカルと対面することができました！。いくつか新作として発表されていましたが、画像に挙げたこちらは定番のステンレス。 でも、インデックスにダイヤモンドがセッティングされているので、非常にオシャレですよね。 グランドセイコーのレディースモデルへの世界的な注目度は本当に高いです。 定価はややお高めですが、コストパフォーマンスのレベルの高さは他の追随を許しません。

 

 

セイコー プロスペックス スプリングドライブ GMT SBDB023 ／ SBDB029

 

 

製品概要

全てのアウトドア好きに朗報！さらに進化したプロスペックスLX lineが登場

 

ダイビング、スポーツ、アウトドアシーンに対応する本格機能を備えたプロスペックス。 国産初のダイバーズウォッチとして誕生して以来、海だけでなく陸・空をも征服する超ハイスペックウォッチとして世界中を席捲してきました。 そんなプロスペックスより「陸海空を横断」したという、セイコースポーツの頂点と同社が自負する「LX(ルクス)ライン」が登場しました！。これまでそれぞれ別のモデルとしてラインナップされていましたが、その全てを網羅する新シリーズとなります。 しかも工業デザインに一家言持つKEN OKUYAMAとの共同開発です。 アウトドア派は大歓喜ではないでしょうか。

まず最初にご紹介するのは、GMT機能を搭載するモデルです。 スプリングドライブ機能にGMTを備え、かつ逆回転防止ベゼルを使って簡易方位計としても役立てることができます。 セイコーお得意のチタンには超硬質のダイヤシールドコーティングが施され、アウトドアでガンガン使っても傷や衝撃に強いという特性付き。 またすごいやつが出てきたな、といった印象です。

 

 

セイコー プロスペックス スプリングドライブ SBDB021 ／ SBDB027

 

 

 

製品概要

 

LX line三タイプのうちの一つで、しかもプロスペックスの中でも特に人気の高いダイバーズライン特化モデルです！。「ツナ缶」の名前で親しまれるマリーンマスターから系譜をひいていますが、よりハイスペックに。 ダイバーズウォッチとして高い防水性を誇り、ダイナミックなケースが特徴ですが、その装着感の心地よさには定評があります。 それはケースの重心を肌に近い距離まで下げる、というセイコー独自の気遣いによって実現しました。 ダイバーズラインは本当に人気があり、定価は60万円超えとセイコーの中では非常に高価格帯ですが、今新作も今から入荷を心待ちにしている、というファンは少なくないようです。

 

セイコー プロスペックス スプリングドライブ GMT SBDB025 ／ SBDB031

 

製品概要

 

LXライン三タイプのうち、最後にご紹介するのはGMT針と逆回転防止ベゼルによってホームタイムの他、二つの時間を確認できる逸品です！。黒タイプとチタンタイプとがありますが、後者がベゼルが黒×青に彩られており本当にオシャレ。ロレックスのGMTマスターIIも、黒青ベゼルの116710LNでその人気に爆発的に火が付きました。 スポーツモデルながら、スタイリッシュな色使いが効いたと思われます。 こちらのプロスペックスもそんな洗練されたデザイン性を感じます。 プロスペックスの共通点としてかなりダイナミックなケースが挙げられますが、こういったボリュームは無骨か男らしいか紙一重。そこにさわやかな色使いを持ってきたことによって、一気にオシャレ感が高まりました。 もちろん、ブラックコーティングされた最高にかっこいい方もお勧めです。

 

セイコー クレドール メカニカル 6898 GXBE998

 

セイコーには数多くのブランドが存在しますが、三大プレミアムとも言うべき存在があります。 すなわち、前述のグランドセイコー、ガランテ、そして究極のドレスウォッチ「クレドール」です。 2019年はクレドール誕生45周年。 と言うことで、こちらの工芸モデルが展示されていました。 国産時計きってのドレスウォッチとして、その美しさ・上品さには高い評価がありますが、実は高い時計製造技術も駆使されています。 実際、クレドールに端を発してブランド全体で使われるようになった機能は数知れず。 こちらの展示品は、そんなクレドールの中でも「極薄」機械式ムーブメントを搭載し、かつ名工・照井清氏が手掛けたという立体彫金が外装に施された工芸品。 ちなみにこの彫刻は「生命の樹」となります。 スイス時計製造技術と、日本の手作業による叡智が集約した不世出の銘品であり、何百年後も価値を持つ逸品と言えるでしょう。

 

 

セイコー クレドール スプリングドライブ ミニッツリピーター 7R11 GBLS998

 

 

今年はスプリングドライブ祭りと言っても過言ではないラインナップでしたが、そのオオトリともいえるのがこちらのミニッツリピーター搭載クレドールでしょう。 セイコーの時計製造技術の実力は、留まるところを知らないのだと改めて気づかされました。 ミニッツリピーターは時刻を音で知らせるための機構ですが、機械式時計でそれを実現するには非常に高度かつ複雑なムーブメントが必要となります。 バーゼルワールド2019では、パテックフィリップなどの一部の雲上ブランドがラインナップしているのを見かけましたが、通常はなかなかない機構。 そこを、超薄型が魅力のクレドールに搭載させてきたことにも驚きですが、しかもシースルー文字盤を使ったことによって表裏から精密精緻な動きを鑑賞できる仕様にしたのです。 しかも、見事なエングレービング付き。 花形のパーツが、和の心を感じさせますね。

 

セイコー クレドール スプリングドライブ ソヌリ  7R06 GBLQ998

 

同様に見事なクレドールから、ソヌリ機構搭載モデルも展示されていました。 ソヌリ機構とは、ミニッツリピーターのうちの一つで、正時、クオーター(15分)に音を奏でる機構を指します。 こちらも当然ながら製造には高度な技術力と設計力を有します。 そんな見事な超絶技法を、二本も展示させてきたのだから、驚きを禁じえません。 実際に市場に流れることはないのでしょうが、一度は実機を手にしてみたいものです。

 

 

セイコー クレドール 叡智Ⅱ 7R14 GBLT999

 

 

「叡智」という、どこまでも深淵な言葉を搭載したこちらのモデル。 セイコー傘下のマイクロアーティスト工房によって生み出された一大シリーズで、先ほどグランドセイコーのところでもご紹介したように手巻きスプリングドライブ×トルクリターンシステムを使用することによって、美しさと実用性を両立した逸品となります。 プラチナ製のケースには上品な白文字盤が収められていますが、こちらも信州の雪白をイメージしているとのこと。 上品で繊細な青針が映えて、見事と言う他ありません。 シースルーバックからは、自慢のスプリングドライブが鑑賞することができ、時計としても工芸品としても最上級の一本です。

 

 

 

各ブランド2020年新作 速報ページはこちらから！

※当店ではバーゼルワールド2020の、現地レポートを予定しておりました。

展示会自体は中止とはなりましたが、各ブランドの新作を順次発表させて頂きます！

 

 

■BASEL WORLD 速報ブランド

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