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WEBマガジン, 新美貴之, パテックフィリップ

パテックフィリップが自社売却を検討か?

最終更新日:

「パテックフィリップが自社売却するって噂は本当?」
「パテックフィリップの自社売却の噂の出所について知りたい」

世界最高の高級時計ブランド・パテックフィリップの驚くべき噂を耳にしました。

独立資本を守り抜いてきた同社が、この度売却を検討しているのではないか、というものです。

2019年の今年は創業180年を迎え、ますますの勢いを持ちそうだとも言われていたパテックフィリップに一体何があったというのでしょう?

パテックフィリップ自社売却の噂の出所を知りたいという人は多いのではないでしょうか。

売却については、まだ噂の域は出ない状況です。

この記事ではパテックフィリップ自社売却の噂の出所について、GINZA RASINスタッフ監修のもと考察します。

自社売却の噂の信憑性についても考察しますので、パテックフィリップに興味がある方はぜひ参考にしてください。

パテックフィリップ 売却

 

パテックフィリップ自社売却の噂の出所

2019年1月21日、ブルームバーグが「パテックフィリップ、自社売却の準備をしている?」というニュースを発信しました。
ブルームバーグとは、経済や金融分野を中心に世界中のニュースを発信するサイトです。
ご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事によると、ベレンベルク銀行(ドイツに本拠を置く投資銀行)のZuzanna Pusz氏指揮下のあるアナリストが、パテックフィリップ売却の情報をキャッチし、レポートした、と言うのです。
そのアナリストのレポートによると、70億~90億ユーロでの売却額が考えられる、と。
これは日本円にすると1兆円程度です。

パテックフィリップ 売却

パテックフィリップの広報は、コメントを控えています。

パテックフィリップは冒頭でも述べたように1839年創業、今年で180周年を迎えます。
現在はスターン家が経営を行い、2009年よりティエリー・スターン氏がCEOを務めてきました。

誰もが「世界最高峰」と認める時計ブランドであり、ベレンベルク銀行の推定によると売上高は15億スイスフラン(約1,650億円)。少数生産にもかかわらずこの数字は驚くべきものです。

 

パテックフィリップ自社売却の噂の考察

パテックフィリップは2014年、同社のスイスでの税負担の軽減を申し出て、これが受け入れられなければジュネーブを去るか自社を売却する、と語っていました。
近年の時計業界のコングロマリットはもはや常識となっていることを併せて鑑みると、このタイミングでのパテックフィリップの身売りはあり得ない話ではないかもしれません。

パテックフィリップ 売却

万が一売却が現実となれば、一兆円相当でどこが買収するのでしょうか
候補としてはオメガ、ブレゲなどが所属するスウォッチグループ。2013年には10億ドルでハリーウィンストンを買収しており、飛ぶ鳥を落とす勢いです。
また、カルティエ、ヴァシュロンコンスタンタン、ランゲ&ゾーネなど名門を率いるリシュモングループも可能性があります。

さらに、最近ではシャネルがF.P.ジュルヌの株式を取得したり、シチズンがフレデリックコンスタントを買収したりと時計メーカー同士のM&Aも珍しくありません。その他にルイヴィトン率いるLVMH、グッチやユリスナルダンを傘下に加えるケリング・・・強力候補たちが、入札戦争を繰り広げる様相を想像してしまいます。

しかしながら、やはり噂の域は出ていないな、という印象は否めません。
と言うのも、レポートのソースというのが、例のアナリストが情報を「ジュネーブサロンの回廊で聞いた」という程度なのです。

パテックフィリップ 売却

たしかにSIHHでは商談だけでなく、ブランド間の取引や時にはM&Aなどの情報交換・推測が行われるもの。それはパテックフィリップ広報も認めるところです。

ただ、信憑性としては今一つ欠けるかな、と。

これには自分自身の願望も含まれています。2年前にはブライトリングがイギリスのCVCキャピタルに身売りし、時計界にどんどん独立系ブランドが少なくなっているためです。

ロレックスやオーデマピゲ、リシャールミルなどを除くと、多くがどこかしらの企業グループの傘下となっています。

もちろん巨大資本の力でより生産力がアップするなど消費者にとっては嬉しい側面は少なくありませんが、その会社の色がなくなってしまったり、やたら流行に迎合した新シリーズを出してしまったりというケースもあるためです。

前述の通り、まだ噂の域は出ないパテックフィリップ売却。

新しい情報が入り次第、追ってご報告いたします。

当記事の監修者

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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