「セイコー ダイバーズ SKX007・SKX013・SBDC031って何がすごいの?」
「SKX007・SKX013・SBDC031の魅力や特長について知りたい」
社会人になると時計が必要になるシーンが増えます。
ビジネス相手に見られることやスーツとの相性を考えると、有名ブランドの時計を買った方が良いのでは?と悩む方は少なくないでしょう。
そこでオススメしたいのが誰もが知る国産ブランド セイコーのダイバーズウォッチです。
セイコーのダイバーズウォッチは品質・デザイン・機能、どれも素晴らしく、価格に関してもコストパフォーマンスに優れます。
特に逆輸入モデルである「SKX007」「 SKX013」 や 定番ダイバーズのSBDC031に関しては知名度が高く、個性もあることから10万円以下で買えるセイコーとして需要の尽きないモデルです。
そんな3つのモデルの魅力や特長について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
3つのダイバーズは、高品質であり、時計としての歴史・スペック・価格、どれをとっても高い評価を獲得しています。
この記事ではSKX007・SKX013・SBDC031の魅力や特長を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
今セイコー ダイバーズを買うべき三つの理由についても解説しますので、ダイバーズウォッチの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
出典:https://sofrep.com/gear/seiko-SKX007-every-other-persons-favorite-dive-watch/
目次
今セイコー ダイバーズを買うべき三つの理由
10万円以下で買える時計で、かつ誰からも愛される人気モデルは多数存在します。
カシオ、シチズン、オリエント。海外ブランドではモーリスラクロアやハミルトン、ユンハンスなど。
ひと昔前よりも時計製造のおける生産ラインが格段に向上していることから、今はどの時計を選んでも満足する結果が得やすくなっています。
今回取り上げるセイコー ダイバーズはその中でも「買って後悔しない時計」の代表格として注目されており、その人気は年々増しています。
何故それほどまでにセイコー ダイバーズは人気があるのでしょうか?ここではその理由を解説致します。
理由①セイコーならではの高品質
セイコーは言わずと知れた日本を代表する時計ブランドです。
数万円で買えるリーズナブルなモデルからグランドセイコーを代表するハイエンドモデルまで幅広いラインナップが用意されており、そのいずれもメイドインジャパンならではの優れた品質を持ち合わせます。
今回紹介するダイバーズもセイコーならではの卓越した技術力とデザイン性によって作られた傑作であり、他のブランドとは一味も二味も違う魅力を味わうことができます。
出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bcl03-b019
セイコー ダイバーは実用的な機能を備えつつ、日常生活にも溶け込むデザインの空気潜水用防水ダイバーズウォッチです。
視認性、防水性、素材のランク。全てにおいてこだわり抜かれたモデルとして人気があります。
セイコーの中では低価格に分類されるモデルではありますが、価格以上の性能を持つコレクションとして支持を集めています。
理由②時計好きも認める歴史を持つ
セイコー は1881(明治14)年に創業した時計メーカーです。100年以上にも及ぶ歴史をもち、数々の功績を残してきた名門として知られます。
1956(昭和31)年に機械式腕時計「マーベル」が国際コンクールで優秀な成績を収めたことをキッカケにセイコーは世界中で注目されるブランドへ。さらに当時の世界最高の精度基準よりも厳しい規格により作られた「初代グランドセイコー」により、その地位は確固たるモノとなりました。
1964(昭和39)年の東京オリンピックでは公式計時を担当し、1969年には世界初のクォーツ時計を開発。
日本の時計界だけでなく、世界の時計産業にも大きな影響を与えてきたブランドだといえます。
出典:https://www.facebook.com/pg/Seiko.Japan/photos/
セイコーの功績はまだまだあります。
世界初となるGPSソーラーウォッチはもちろん、世界初クォーツウォッチの市販化、世界初クォーツと機械式時計の良いとこどりをしたスプリングドライブの開発。計時技術でも世界初となる数々の経歴を打ち立て、過去28ものオリンピック・パラリンピック大会でオフィシャルタイムキーパーを務めてきました。
価格が手ごろで性能の良い時計はいくつも存在しますが、国産ブランドならではの歴史とステータス性を味わえるのはセイコーだけです。
流行に流されない普遍的なデザイン性も相まって、時計ファンから高く評価されています。
理由③国内外で評価が高まっている
日本の時計はセイコーに限らず世界中で人気があります。カシオのGショック、シチズンのエコドライブ、オリエントのスターなど。
メイドインジャパンならではの品質の良さは海外の時計ファンから大きな支持を集めており、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く愛されています。
もちろんセイコーに関してもそれは当てはまり、プロスペックやアストロン、そしてダイバーズといった海外の男性に似合う力強いコレクションを中心に評価を高めています。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/diverscuba
海外からセイコーの時計が評価される理由としては以下が挙げられます。
■シンプルな見た目と必要な機能がしっかりと備わっている
■ムーブメントの性能に優れる
■コストパフォーマンスが良い
優れた品質を持ちながらも価格が手ごろでデザインも良い。これは時計として理想です。
海外の時計ファン向けに作られたモデルも数多く存在し、それらは逆輸入モデルとして日本の時計ファンからも支持を集めています。
セイコー ダイバーズ3傑①SKX007
出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bcl17-b040
スペック
外装
型番: | SKX007 |
ケースサイズ: | 直径42mm×厚さ13mm |
素材: | ステンレススティール |
文字盤: | ブラック |
ムーブメント
ムーブメント: | Cal.7s26 |
駆動方式: | 自動巻き |
駆動時間: | 約41時間 |
機能
防水性: | 200m |
販売終了時の価格: | 約44,880円(税込) |
SKX007はセイコーが海外向け商品として生産しているモデルで、セイコー5シリーズの一つに数えられる人気作です。ブラックボーイという愛称でも知られ、セイコーの逆輸入モデルとしてはトップクラスの人気があります。
日本においてはラバーベルトタイプのみが生産されましたが、海外では5連のブレスレットタイプもラインナップされており、いずれも時計ファンから厚い支持を集めています。
出典:https://www.uhrenratgeber.net/shop/en/produkt/seikonfigurator/
SKX007の魅力はなんと言っても余計なものを一切省いたシンプルなダイバーズウォッチであるということです。
精巧に作られたステンレスケースに0.5分刻みで回転できるきめ細かなベゼル、機能的で視認性の高い文字盤、そして何も足さないからこそ美しいデザイン・・・5万円台で買える時計とは到底思えない高品質で作られており、このコスパの良さにより国内のみならず海外においても圧倒的な人気を博すこととなりました。
出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bcl17-b040
SKX007のユニークな点は、リューズが4時位置に配されていることです。
これはダイビング中に手の甲にリューズが当たることを避けるための設計で、常に快適に使えるような仕様となっています。
ムーブメントには低価格機向けとは到底思えないCal.7S26を搭載。精度・耐久度も価格以上のスペックを誇ります。その詳細を次項で解説いたします。
搭載ムーブメント Cal.7S26
出典:https://calibercorner.com/seiko-caliber-7s26/
・1秒間に6振動=1時間に21,600振動
・3針デイト
・セコンドハックなし(時間調整時に秒針が止まらない)
・精度は-20秒~+40秒
セイコーの時計がこれほどまでに評価される理由。それはどの価格帯のムーブメントも実用的なスペックを持つことです。
耐久性のある21,600振動のロービート設計に日差-20秒~+40秒と高い精度。
SKX007に搭載されているCal.7S26もコスパに優れる名機として支持されており、搭載機は国内外問わず人気モデルが多いです。
手巻き機構がないのでゼンマイ切れには注意が必要ですが、5万円以下の機械式時計としてはそれを補うスペックの高さがあります。
セイコー ダイバーズ3傑②SKX013
出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bps05-p2s095
スペック
外装
型番: | SKX013 |
ケースサイズ: | 直径38mm×厚さ13mm |
素材: | ステンレススティール |
文字盤: | ブラック |
ムーブメント
ムーブメント: | Cal.7s26 |
駆動方式: | 自動巻き |
駆動時間: | 約41時間 |
機能
防水性: | 200m |
販売終了時の価格: | 約42,880円(税込) |
SKX013はSKX007の弟分のようなモデルで、かつこちらも逆輸入モデルとして人気がある一本です。
見た目や搭載ムーブメント、防水性能など基本スペックは殆どSKX007と同じですが、ケースサイズが42mmではなく38mmとなっています。
38mmといえばスーツの袖口にピッタリ収まるサイズ感であり、ビジネスシーンにおいても積極的に身につけたいという方に人気。派手すぎないデザインも高評価を得ており、細身の男性向きのダイバーズ入門モデルとして注目を集めています。
出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bps05-p2s095
ちなみにSKX013もSKX007も海外ではカスタマイズのベースとして大人気です。どちらもブラックボーイとよび、外国のオンラインショップにはのカスタマイズパーツが数多く販売されています。
ただ、日本人によりも体格の良い海外の男性にとっては38mmは小さいようで、カスタマイズパーツは42mm向けのモノばかりが作られています。
もしブラックボーイをカスタマイズして楽しみたいのであれば、42mmの方がバリエーションがあることを覚えておきましょう。
セイコー ダイバーズ3傑③SBDC031
出典:https://www.timekeeper.co.nz/
スペック
外装
型番: | SBDC031 |
ケースサイズ: | 直径44mm×厚さ13.3mm |
素材: | ステンレススティール |
文字盤: | ブラック |
ムーブメント
ムーブメント: | Cal.6R15 |
駆動方式: | 自動巻き |
駆動時間: | 約50時間 |
機能
防水性: | 200m |
販売終了時の価格: | 約45,360円(税込) |
SBDC031は逆回転防止ベゼルと200M潜水防水性機能を備える優れたスペックがご自慢のセイコー ダイバーズウォッチです。
シンプルでありながらも美しい王道なデザイン性を。高機能でありながらも4万円台の定価。こういった魅力の数々から、コスパ最強の時計と評価されています。
さらに、ムーブメントにも魅力が溢れます。
誰もが手軽に買える価格の時計とは思えない、日差+25秒~-15秒の精度を持つ6R系キャリバーを搭載しており、機械式時計に憧れを持っている方にぜひオススメしたい一本に仕上がっています。
なお、SKX007がブラックボーイと呼ばれているように、SBDC031は「SUMO」と呼ばれています。
12時位置にあるインデックスが力士の大銀杏に似ていることがSUMOの由来となったとされますが、ケース形状が力士のような力強さがあるから呼ばれるようになったとも言われています。
シンプルでデカ厚なデザイン、ダイバーズウォッチとして必要十分な機能、41時間パワーリザーブ、ハードレックス風防。
6万円前後で購入できるとは思えないスペックをもち、ダイバーズウォッチ初心者に最適なモデルだといえるでしょう。
まとめ
今回はセイコーのSKX007・SKX013・SBDC031をご紹介いたしました!
いずれも高品質なダイバーズウォッチとして人気があり、時計としての歴史・スペック・価格、どれをとっても高い評価を獲得しています。
内部機構や実用性、デザインは三者三様ですが、どのモデルも間違いなく素晴らしい時計だと胸を張ってオススメできます。
一つでも気になったモデルがありましたら、この機会にぜひ一度ご検討ください。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。