「スーツに似合う腕時計は、どう選んだらいい?」
「スーツにぴったりな時計ブランドや、おすすめモデルを知りたい……」
ビジネスやフォーマルなシーンにおいて、腕時計は重要なアイテムの1つ。
腕時計も靴やバッグと同じくTPOに合わせることが大事なので、その選び方を知りたい人は多いでしょう。
スーツには、ケースサイズが40mm以下のアナログ時計を合わせるのが基本です。
文字盤は白や黒などの落ち着いた色で、ベルトはレザータイプを選ぶとよりスーツにマッチしやすくなります。
この記事では、他にも時計選びで失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。
スーツにぴったりな時計ブランドや厳選のおすすめモデルも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【50万円以下で選ぶ】
【100万円以下で選ぶ】
目次
この世に無数の腕時計が存在する中で、たった1本を選ぶのは簡単なことではないでしょう。
「何をもとに選んだらいいか検討もつかない」という場合は、いくつか気になるブランドについて調べてみるのも1つの手です。
ここでは、スーツに似合うモデルが揃うおすすめのブランドを5つピックアップ。
各ブランドの特徴や魅力について、要点を絞って解説します。
スーツに似合うおすすめの時計ブランドとして、真っ先に思いつくのがオメガです。
オメガにはシーマスターのアクアテラやデ・ヴィルのプレステージなど、洗練されたデザインのモデルが数多く揃っています。
また、スピードマスター プロフェッショナルやシーマスター 300など、伝統的なスポーツウォッチコレクションの中にもスーツと好相性のモデルが多く、世のビジネスマンたちの間で抜群の人気を誇っています。
オメガは革新的な技術と輝かしい歴史を誇るスイスきっての名門ブランドで、世界的にも高く評価されています。
そのため、オメガの時計を着用するだけで、普段のスーツスタイルを一瞬にして格上げすることも決して難しくありません。
どのコレクションも素材、文字盤、ケースサイズなどバリエーションが豊富なので、腕の太さやスーツの色に合ったモデルもきっとすぐに見つかるでしょう。
耐久性や機能性に優れ、日常使いに適したモデルが揃うのもオメガならではの魅力の1つです。
画像引用:Grand Seiko facebook
洗練されたデザインと高品質な仕上げに定評のあるグランドセイコーも、スーツに似合うおすすめの時計ブランドです。
特にグランドセイコーの特徴である「ザラツ研磨」が施されたケースは、スーツスタイルを一段と上品に見せてくれるような美しい輝きと高級感に満ちあふれています。
シャツの袖に難なく収まる40mm以下のケース径で、尚且つ薄型のモデルが多いのもグランドセイコーならでは。
メカニカル、スプリングドライブ、クォーツの3種類のムーブメントはどれも高精度で、ビジネスシーンで信頼できる性能を備えています。
グランドセイコーは、実用的なメタルブレスを中心としながら、ブラックやブラウンの革ベルトが似合うモデルも数多く展開しています。
また、オプション(別売)ストラップの種類も充実しており、その日の気分やスタイルに合わせて、異なる色の革ベルトに付け替えが可能です。
そのため、腕時計のある毎日を思う存分楽しむこともできます。
画像引用:TAGHeuer facebook
タグホイヤーは、モータースポーツとの深いつながりや著名アスリートとのパートナーシップによって、スポーティな印象が強い高級時計ブランドです。
実際、タグホイヤーにはスポーティなモデルが多く、派手なベゼルや巨大なケースを備えたモデルも少なくありません。
ただ、そういったモデルを除けば、スーツに似合うお気に入りの1本を見つけるのはそれほど難しくないでしょう。
カレラ、アクアレーサー、リンクの各コレクションには、スーツと相性のいいモデルが数多く揃っています。
中でも、カレラデイトはシンプルな3針モデルである上に、ケースサイズやダイヤルカラーなどバリエーションが豊富なことから、スーツに似合うモデルの選択肢が豊富です。
カレラデイトは、昨今値上がりが激しいスイス時計の中にあっては比較的買いやすい価格も奏功して、20代~30代のビジネスマンを中心に高い人気を誇っています。
ロレックスのクラシックモデルに該当する以下のコレクションは、総じてスーツと好相性です。
これらは、文字通りクラシックで洗練されたデザインを特徴としており、あらゆるスーツをエレガントに引き立ててくれます。
また、プロフェッショナルモデルでも、デザインがシンプルで控えめなサブマリーナーやエクスプローラーなどは、ビジネスシーンの定番として多くの人に愛用されています。
ロレックスの腕時計は、どれも高品質な素材に美しい仕上げが施されており、精度や耐久性も抜群。
また、古くなっても価値が下がらず、生涯にわたりずっと安心して使えるという意味でもおすすめできるブランドです。
ロレックスはビジネスやフォーマルな場にふさわしい時計として広く認識されていますが、その反面、誰もが知るブランドなだけに、選ぶモデルによっては目立ちすぎることも考えられます。
特にゴールドやダイヤを使った宝飾系のモデルや、シードゥエラーやディープシーなどケースの大きいモデルをスーツに合わせる場合は、少なからずTPOを意識する必要があるでしょう。
画像引用:カルティエ公式サイト
「エレガンスの代名詞」として名高いカルティエは、世界初の男性用腕時計を世に送り出したことでも知られるフランスの高級ジュエリーブランドです。
王侯貴族に愛されてきた歴史と格式があり、特に腕時計は他のブランドとは一線を画すエレガントなデザインが魅力。
中でも代表的な「サントス」と「タンク」のコレクションは、クラシックな美しさと現代的な機能性を兼ね備えており、スーツスタイルに完璧にフィットするモデルも数多く展開しています。
薄型のケースはシャツの袖に収まりやすく、カルティエらしいローマンインデックスやレイルウェイミニッツトラックの文字盤が上品な雰囲気を醸し出します。
また、革ベルトやスチールブレスレットなど多様な選択肢があり、身に着ける人の個性に合わせたコーディネートが可能です。
スーツに気品を与え、時代を超えたスタイルを演出するカルティエの腕時計は、間違いなくビジネスやフォーマルシーンにおけるベストな選択肢の1つです。
創業以来、真のマニュファクチュールを貫くジャガールクルトは、時計好きであれば誰もが知るスイスの名門ブランド。
スーツに似合う腕時計を探す上でも、外せない選択肢の1つです。
その卓越した技術力とタイムレスなデザインは、洗練されたスーツスタイルをより一層際立たせてくれます。
中でもブランドを象徴するコレクションの1つである「レベルソ」は、反転式ケースによるユニークな構造とアールデコ調の直線美が特徴で、クラシックなスーツと相性抜群。
「マスターウルトラスリム」は、シンプルなデザインと薄型ケースが、ビジネスやフォーマルシーンにふさわしい上品さを備えています。
ジャガールクルトの腕時計は、生粋の時計マニアやアーティスト、お洒落な有名人にも好まれる傾向があります。
きっと、身に着ければ知性とセンスの良さをさり気なくアピールできるでしょう。
20代の男性にとってスーツに合う腕時計とは、自分に自信を与えてくれる心強い味方のような存在です。
シンプルなビジネススーツにマッチし、初めての1本にも適したモデルを厳選してご紹介します。ラインナップはどれも堅牢性や汎用性に優れ、メンテナンスコストも抑えられる3針モデルが中心です。
■20代男性の着用スーツの想定は「ビジネス系のシンプルスーツ」
型番:AI1108-SS002-330-1
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: クォーツ / Quartz
アイコン クォーツ AI1108-SS002-330-1は、力強くも端正なデザインを特徴とするモーリスラクロアのエントリーモデルです。
適度に存在感のある40mmケースは汎用性が高く、ビジネススーツにも自然に溶け込むスマートなフォルムが際立っています。
シルバーで統一された針とインデックスは、シックで落ち着いた雰囲気を放ち視認性が高いのもポイント。
さらに、高精度クォーツムーブメントを搭載し、100mの防水性を備えるなどきわめて実用的なスペックを誇っています。
ケース厚は9mmに抑えられており、シャツの袖にすっきり収まるところも大事なポイントです。
型番:SDKS001
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 37mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
キングセイコー SDKS001は、クラシカルなデザインと実用性を両立させた自動巻きのドレスウォッチです。
37mm×12.1mmのケースは一般的な日本人男性の腕にちょうどいいサイズ感で、ビジネスシーンにはまさにうってつけ。
ケースとブレスレットにはポリッシュとサテン仕上げが巧みに使い分けられており、上品に光を反射することで高級感を味わうことができます。
内面無反射コーティングが施されたボックス型のサファイア風防は、アンティークの雰囲気を楽しめるとともに傷の心配が要らないのもうれしいところ。
裏蓋には「KING SEIKO」のメダリオンが刻まれており、往年のキングセイコーを彷彿とさせるディティールがファン心をくすぐります。
型番:556.M
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 38.5mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ジンのインストゥルメントウォッチ 556.Mは、ドイツ製ならではの堅牢さとミニマルデザインを兼ね備えた本格機械式モデルです。
38.5mm×11mmのケースはシャツの袖にすんなり収まり、ビジネスシーンでも使い勝手の良さを感じられるでしょう。
マットな質感のケースとブレスレットは傷が目立ちにくく、多少ラフに扱っても大丈夫という安心感があります。
ブラックダイヤルには夜光塗料付きの針とバーインデックスが配され、暗所での視認性にも優れています。
DIN規格(ドイツ工業規格)に基づいて開発された本機は、200mの防水性や4,800A/mの耐磁性を備えるなど機能的にもガンガン使える頼もしい1本です。
型番:L3.802.4.63.6
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ロンジンのスピリット ズールー タイム L3.802.4.63.6は、実用性と洗練さを兼ね備えた本格派GMTウォッチです。
ケース厚は13.9mmとややボリューム感があるものの、ケース径は39mmと腕なじみがいいことからスーツスタイルにも違和感なく溶け込みます。
ブラックダイヤルに映えるポリッシュ仕上げのゴールド針とアプライドのアラビアインデックスが、控えめながらも確かな存在感を演出します。
ムーブメントには、COSCによるクロノメーター認定を受けた自社製キャリバー(Cal.L844.4)を搭載。
シリコン製ヒゲゼンマイが使われているCal.L844.4は、高い耐磁性と約72時間のパワーリザーブを備えコストパフォーマンスの良さも光るムーブメントです。
型番:79030N
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ブラックベイ 58 79030Nは、チューダーが1958年に発表したダイバーズウォッチ「Ref.7924」へのオマージュとして誕生した同社の人気モデルです。
ケースサイズは39mm×11.9mmとダイバーズウォッチのわりにコンパクトで、スーツと合わせても悪目立ちしないのがポイント。
シックな黒文字盤に映えるゴールドの針やインデックスが、クラシカルな雰囲気と大人の色気を感じさせます。
ムーブメントには、約70時間のパワーリザーブと日差-2秒~+4秒の高精度を誇るCOSC認定の自社製キャリバー(Cal.MT5402)を搭載。
防水性も200mと申し分なく、デザイン性・堅牢性・信頼性の3拍子そろった本格機械式時計としてビギナーにとってもこれ以上ない選択肢の1つです。
30代の男性にとって腕時計とは、品格やこだわりをさりげなく映し出す「名刺」のようなもの。
ここでは上質なオーダースーツにもなじむ、一流ブランドの実力派モデルだけをご紹介します。
どれも語れるストーリーを持った名品ばかりで、リセールバリューにこだわる人も要注目のラインナップです。
■30代男性の着用スーツの想定は「ちょっとこだわるオーダースーツ」
型番:SBGW305
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 37mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
グランドセイコーのSBGW305は、緻密な仕上げとクラシックな佇まいが融合したエレガンスモデルです。
37.3mm×11.7mmのケースはスーツスタイルに程よくなじみ、腕元をすっきりと引き締めてくれます。
手首に滑らかに沿うライスブレスやボックス型のサファイアガラス、ドーム状に盛り上がったボンベダイヤルや曲げ加工が施された針先など、まるでヴィンテージウォッチを思わせるディティールが満載。
ムーブメントには約72時間のパワーリザーブを備える手巻きキャリバー(Cal.9S64)を搭載し、シースルーの裏蓋からはその精緻な動きを堪能できます。
セイコーの伝統技術と美意識が調和した本機は、30代男性の落ち着いた人柄とこだわりを表現するにはベストな1本といえるでしょう。
型番:WSTA0067
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:縦 36.7mm × 横 30.5mm
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
タンクフランセーズLM WSTA0067は、カルティエの伝統的な角型フォルムをモダンに昇華させたラグジュアリースポーツウォッチです。
36.7mm×30.5mmのケースは腕元で確かな存在感を放ち、一体化したブレスレットとシャープなラインがスーツの袖口にも美しく映えます。
ステンレス製のケースとブレスレットにはサテン仕上げが多用されており、側面に施されたポリッシュとのコントラストが高級感を際立たせています。
アプライドインデックスとブルースチール針を配したシルバーダイヤルが、知性と華やかさをさりげなく演出。
ムーブメントには約37時間のパワーリザーブを備える自動巻きキャリバー(Cal.1853)を搭載し、機械式時計ファンの琴線にも触れるモデルとして密かに人気を集めています。
型番:IW328202
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
IWCのマークXX IW328202は、洗練されたデザインと高い実用性を兼ね備えたモダンパイロットウォッチです。
40mm×10.8mmのケースはシャツの袖口にストレスなく収まり、装着時のバランスも秀逸。
クイック交換システムを採用することで工具を使わずにベルトの付け替えができ、ブレスレットの他にもレザーストラップやラバーベルトを装着して楽しむこともできます。
ムーブメントには、約120時間のロングパワーリザーブを誇る自動巻きキャリバー(Cal.32111)を搭載。
さらに、ねじ込み式リューズと100mの防水性を備えるなど、オンオフ問わず安心して使える1本に仕上がっています。
型番:CAW211P.FC6356
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:縦 39mm × 横 39mm
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
タグホイヤーのモナコ キャリバー11 CAW211P.FC6356は、1969年に登場したオリジナルモデルを忠実に再現した復刻版クロノグラフです。
39mmの角型ケースに左側リューズという特徴的なレイアウトが、いつものスーツスタイルに程よい個性をプラスしてくれます。
マットブルーダイヤルに映える赤いクロノ針とホワイトのインダイヤルも、このモデルならではのアイコニックな魅力。
ムーブメントには約40時間のパワーリザーブを備える自動巻きキャリバー(Cal.11)を搭載し、シースルーケースバックからはその造形美を堪能できます。
ヴィンテージの趣を残しながらもサファイア風防や100mの防水性を備えるなど、実用的なスポーツウォッチとして使いこなせる点も見逃せないところです。
型番:SLGH005
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
グランドセイコーのSLGH005は、日本の白樺林に着想を得たダイヤルを特徴とする同ブランド屈指の人気モデルです。
40mm×11.7mmのケースは低重心の設計とシャープなエッジにより、腕元に際だった美しさと快適な装着感をもたらします。
白樺の木肌を思わせる立体的なダイヤルには丁寧に磨き上げられた鏡面の針とインデックスが配され、つい見惚れてしまうほどの輝きを放っています。
ムーブメントにはハイビート(毎時36,000振動)の自社製キャリバー(Cal.9SA5)を搭載し、約80時間のロングパワーリザーブを実現。
芸術性すら感じさせるこのモデルは、30代の男性が憧れる腕時計の最高峰といっても過言ではありません。
成熟した40代の男性だからこそ、腕時計には機能や装飾以上の価値が求められます。
ここではこだわりスーツの存在感にも負けない、ハイブランドの人気モデルを中心にピックアップ。
威厳と品格を備えた、選りすぐりの5本を詳しくチェックしていきます。
■40代男性の着用スーツの想定は「上品さと男性的な色気のあるオーダースーツ」
型番:126200
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 36mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ロレックスのデイトジャストは、成熟した大人にこそよく似合う上品さと個性を兼ね備えたモデルです。
36mmのオイスタースチールケースは使い勝手がよく、飽きの来ないサイズ感でスーツに合わせても主張しすぎないのがポイント。
スレートグレーのダイヤルとグリーンローマの組み合わせは、クラシカルな表情を楽しめるとともに、ロレックスのコーポレートカラーを所有する満足感も味わわせてくれるでしょう。
自動巻きムーブメントのCal.3235は約70時間のパワーリザーブに高い耐磁性と耐衝撃性を備え、日差も-2秒~+2秒と圧倒的な精度を誇っています。
屈強なオイスターブレスの魅力もさることながら、5連のジュビリーブレスを選択することでより繊細かつエレガントな質感を堪能できます。
型番:81010-11-431-11A
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 42mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ロレアートは1975年に登場したラグジュアリースポーツウォッチをルーツとする、八角形ベゼルと円形ケースの組み合わせが印象的なジラールペルゴで一番人気のコレクションです。
こちらのモデルはケース径こそ42mmと大きめですが、ケース厚は10.68mmとスリムなのに加え一体型ブレスレットとのシームレスな構造によってエレガントに着けこなすことが可能。
ダイヤルには「クル・ド・パリ」と呼ばれる精緻なギョーシェ装飾が施されており、深みのあるミッドナイトブルーと相まって豊かな表情を見せてくれます。
ムーブメントには約54時間のパワーリザーブを備える自社製の自動巻きキャリバー(Cal.GP01800)を搭載し、シースルーの裏蓋からはコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたローターを鑑賞できます。
華美でなくとも自然と目を惹く本機は、控えめな中に真の実力を感じさせる大人のためのタイムピースです。
型番:103464(BGO40SXT)
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ブルガリのオクト フィニッシモS 103464は、厚さわずか6.4mmの超薄型ケースにステンレスの重厚感を融合させた現代的なドレスウォッチです。
八角形のケースにラウンドベゼルを組み合わせた独創的なフォルムは、クラシックなスーツにも洗練されたアクセントを添えます。
ブラッシュ仕上げのシルバーダイヤルは、見る角度によって色味がグレーやホワイトに変化する様を楽しむことが可能。
ムーブメントには自社製の極薄自動巻きキャリバー(Cal.BVL138)を搭載し、マイクロローターを使用しながら約60時間のパワーリザーブを実現しています。
100mの防水性を備え、立派な実用時計としてプライベートからビジネスまで幅広く使用できる点も注目に値するところです。
型番:298600-3001
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ショパールのアルパイン イーグル ラージ 298600-3001は、エレガントな佇まいと優れた耐久性が魅力のラグジュアリースポーツウォッチです。
直径41mmのケースとブレスレットには自社開発のルーセントスティールA223が用いられ、この素材は通常のステンレスを上回る硬度と上品な輝きを放つのが特徴。
氷河をイメージしたブルーダイヤルには放射模様があしらわれており、静けさの中にも力強さと知性が感じられます。
ムーブメントには、約60時間のパワーリザーブと安定した精度を誇るCOSC認定取得済みの自社製キャリバー(Cal.01.01-C)を搭載。
厚さ9.7mmのスリムなケースに100m防水やねじ込み式リューズといった実用性を備え、スーツスタイルにも上品なアクセントを添えてくれます。
型番:G0A41006
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 42mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ピアジェのポロS G0A41006は、洗練されたフォルムにクロノグラフ機能をプラスしたラグジュアリースポーツウォッチです。
直径42mmのステンレススチール製ケースは、厚さが11.2mmとクロノグラフにしてはスリムな設計でシャツの袖口にもスマートに収まります。
また、ブルーのダイヤルには水平ラインのギョーシェ装飾と2つのサブダイヤルが配置され、立体感と程よい存在感を与えています。
ムーブメントには、約50時間のパワーリザーブを備える自社製の自動巻きキャリバー(Cal.1160P)を搭載。
スポーティな存在感を宿したこのモデルは、40代の男性にふさわしい気品とエネルギーを兼ね備えています。
経験を重ねた50代には見た目の美しさだけでなく、語れる背景を持つ時計がよく似合います。
ここではスーツスタイルにさりげなく個性を加えられる、細部にもこだわりが反映されたモデルをセレクトしました。
ブランドの歴史と哲学が息づく、50代の男性にこそフィットする3本をご紹介します。
■50代男性の着用スーツの想定は「オシャレな柄物オーダースーツ」
型番:4600E/110A-B487
素材: ステンレススティール / SS
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駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
1956年製のヴィンテージモデルに着想を得たフィフティーシックス オートマチックは、伝統とモダンが融合したヴァシュロンコンスタンタンの人気モデルです。
40mm径のステンレススチール製ケースは厚さ9.6mmと薄型で、どんなスーツにも品よくなじむバランスの良さが魅力。
ブルーダイヤルの中央にはオパーリン仕上げ、外周にはサンバーストサテン仕上げが施されており、セクタースタイルのインデックスとアラビア数字は高い視認性とクラシックな美しさを両立しています。
ムーブメントには、約48時間のパワーリザーブを備える自社製の自動巻きキャリバー(Cal.1326)を搭載。
シースルーケースバックからは、同社のアイデンティティともいえるマルタ十字にインスピレーションを得た22Kゴールド製のローターをじっくりと眺めることができます。
型番:5517BB/Y2/5ZU
素材: ホワイトゴールド / WG
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ブレゲのマリーン 5517BB/Y2/5ZUは、18世紀の航海用時計にルーツを持つマリーン・コレクションの中で現代的な実用性と気品を兼ね備えたモデルです。
18Kホワイトゴールド製のケースは、40mm×11.5mmのサイズ感と相まってスーツスタイルの腕元に程よいインパクトをもたらしてくれます。
繊細なウェーブ模様が施されたブルーダイヤルは、光の角度によって表情を変える奥行きのあるデザインが魅力です。
ムーブメントにはシリコン製ヒゲゼンマイを採用した自社製キャリバー(Cal.777A)を搭載し、約55時間のパワーリザーブと安定した精度を発揮します。
100mの防水性に加え快適な装着感のラバーベルトも備えており、ビジネスからプライベートまでシーンを問わずアクティブに使用できます。
型番:5196R-001
素材: ローズゴールド / RG
ケースサイズ:直径 37mm (リューズ含まず)
駆動方式: 手巻き / Hand-Winding
パテックフィリップのカラトラバ 5196R-001は、1932年に誕生した伝統的なドレスウォッチの美学を継承するタイムレスな名作です。
ローズゴールド製のケースは37mmと控えめな大きさで、厚さもわずか7.68mmと非常に薄いためスーツと合わせるには最適。
シルバーオパーリンのダイヤルは、バーインデックスとドーフィン針の組み合わせにより、無駄をそぎ落とした端正な美しさを湛えています。
ムーブメントには手巻き式の自社製キャリバー(Cal.215PS)を搭載し、伝統的なスモールセコンドとともに約44時間のパワーリザーブを備えています。
シンプルゆえに卓越したクラフトマンシップが息づくこの1本は、真に良いものを知る50代の男性にこそふさわしい逸品です。
精度が高く維持費も安いクォーツ時計は、実用性やコストを重視する人にはぴったりの選択肢です。
そんなスーツに似合うクォーツ時計の要チェックモデルをグランドセイコー、タグホイヤー、カルティエの各ブランドから計4本紹介します。
ブランド時計を選ぶのが初めての人も、まずはこの4本から検討してみてはいかがでしょうか。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 37mm (リューズ含まず)
駆動方式:クォーツ / Quartz
グランドセイコーのSBGX263は、一切の無駄を排したミニマムなデザインが流行を気にせず長く愛用できるモデルです。
控えめな37mmのケースもビジネスやフォーマルシーンにふさわしく、スーツスタイルを上品に引き立ててくれます。
サンレイ仕上げのシルバーダイヤルとダイヤモンドカットが施されたインデックスは、視認性と美しさを両立し、シンプルながらも確かな存在感を放っています。
搭載するムーブメントは、年差プラスマイナス10秒の高精度を誇る「9F62」で、その実用性の高さも魅力の1つ。
また、装着感の良いステンレススチールブレスレットが、スーツの格式を損なうことなくスタイリッシュさをプラスしてくれます。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式:クォーツ / Quartz
グランドセイコーのSBGP013は、サンレイ仕上げのブルー文字盤に浮かぶシャープな針とインデックスが美しいモデルです。
40mm×10.6mmのケースは現代的なサイズ感ながら、スーツの袖口にすっきり収まり、スマートな印象を与えます。
ムーブメントは年差プラスマイナス10秒の高精度を誇る「9F85」が搭載されており、実用性と信頼性の高さが際立っています。
ステンレススチール製のケースとブレスレットは癖のないデザインで、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力。
誠実さをアピールするのにぴったりな深いブルーの文字盤が、とりわけビジネスシーンで威力を発揮しそうな1本です。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式:クォーツ / Quartz
こちらは、空や氷を連想させるライトブルーのダイヤルが目を引くタグホイヤーのクォーツクロノグラフ。
その爽やかな色合いとスタイリッシュな縞模様が、スーツスタイルの腕元に華やかさをプラスしてくれます。
見た目がごちゃごちゃしがちなクロノグラフを、シルバーとライトブルーの2色をメインにすっきりしたデザインに仕上げているのも好印象。
使いやすい40mmのケースサイズも、見逃せないポイントです。
アクアレーサーならではの高い防水性能や、エクステンション機能が付いた薄型のステンレススチール製ブレスレットを備えるなど機能性も抜群。
プライベートでもオフィシャルな場でも活躍する、バランスの取れた1本です。
素材:ステンレススティール/SS
ケース:縦 34.0mm × 横 26.0mm
駆動方式:クォーツ/Quartz
タンク マスト LMは、スーツに完璧にマッチするクラシックな腕時計です。
特徴的なレクタングル(長方形)ケースは、カルティエが誇るアールデコの美学を反映しており、スーツスタイルを上品に見せるのにこの上なく効果的。
シンプルなホワイトダイヤルに、ローマ数字のインデックスとブルースチールの剣型針を組み合わせたスタイルは、普遍的な魅力にあふれています。
縦33.7mm×横25.5mm×厚さ6.6mmの小ぶりなケースは、スリムな男性の腕にも心地よくフィットするでしょう。
ブラックのレザーストラップは高級感があり、モノトーンの配色がこのモデルの美しさをより一層引き立てているようです。
定期的にメンテナンスを行うなど大切に扱うことで、50年やそれ以上も愛用できるのは機械式時計を選ぶ大きなメリットです。
そんなスーツに似合う機械式時計の要チェックモデルをカルティエ、オメガ、ロレックス、ジャガールクルトの各ブランドから計8本紹介します。
すべて「名品」や「一生モノ」と呼ぶにふさわしいモデルだけを、厳選して集めてみました。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:縦 35.1mm × 横 35.1mm
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
サントス ドゥ カルティエ WSSA0063は、スーツスタイルに映えるエレガントな腕時計です。
シルバーの針とローマンインデックス、さらにサンレイ仕上げのブルー文字盤によって、上品且つ魅惑的な雰囲気を味わうことができます。
スクエアケースに8本のビスが施された独特のデザインは、航空機からインスピレーションを受けたもの。
幅35.1mm×厚さ8.83mmの薄型ケースは腕への収まりが良く、軽やかな着け心地も魅力の1つです。
簡単に交換できるレザーストラップが付属しており、シーンに応じて柔軟なスタイルチェンジが可能。
レザーストラップにすることで、よりフォーマルなスタイルを楽しむこともできます。
素材:ステンレススティール/SS
ケース:直径 39.0mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き/Self-Winding
こちらは、知性を感じさせるブルー文字盤と38.5mmの控えめなケースがスーツスタイルにぴったりなモデル。
文字盤にはヨットのデッキを想起させるストライプ模様(チークコンセプト)が施されており、さり気なく個性を主張しているようです。
搭載するマスター・コーアクシャル・ムーブメント(Cal.8500)は、精度と耐磁性に優れ、さらに60時間のロングパワーリザーブを備えるのが特徴。
ケースとブレスレットは耐久性と耐食性が高い316Lステンレススチール製で、その輝きは何十年経っても失われることはないでしょう。
シンプルなデザインと高い実用性によって、特にビジネスシーンでの活躍が期待できる1本です。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:縦 42mm × 横 42mm
駆動方式:手巻き / Hand-Winding
輝かしい歴史と普遍的なデザインが魅力のスピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル。
男性であれば誰もが憧れるこの名品は、ビジネスシーンにおいても常に定番アイテムとして多くの人々に愛されています。
ケースサイズは42mmとやや大きめながら、見た目がクラシックで洗練されているため、スーツスタイルとも好相性。
特にブラックのレザーストラップを装着したこのモデルは、大人の雰囲気を一層引き立て、フォーマルな装いにも違和感なくマッチします。
ムーブメントは、手巻き式のCal.3861を搭載。
ゼンマイを巻き上げる時の音や感触など、手巻き時計ならではの魅力も存分に味わうことができます。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
2023年まで製造されていたデイトナ 116500LNは、現行品から数えて一世代前のモデル。
文字盤のデザインやベゼルの仕様が、現行品よりも116500LNの方が好みというロレックスファンは多く、その人気は衰えることを知りません。
艶やかな質感のセラクロムベゼル、ポリッシュ仕上げのケースやブレスレットなど、その圧倒的な高級感がスーツスタイルを確実に格上げしてくれる1本。
ケースの大きさと厚さは意外に控えめで、シャツの袖口にしっかり収まるのも特筆すべきポイントです。
問題は高騰したままの価格ですが、今後さらに上がってしまう可能性も十分あるため、欲しいときに購入するのがベストな選択といえるでしょう。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
サブマリーナー 124060は、2020年に発売された現行モデル。
ケースサイズがこれまでの40mmから41mmへとサイズアップしたのに対し、ラグ幅は逆に1mm細くなったことでシャープな印象に。
ムーブメントは約70時間のパワーリザーブを備えるCal.3230に変更され、実用面でも大幅に進化しています。
シンプル且つシンメトリーなデザインと高い実用性から、スーツと合わせても使い勝手のいい1本。
サテン仕上げを多用したケースとブレスレットは、控えめで武骨な雰囲気を感じさせる一方、セラミック製の回転ベゼルは高級感漂う輝きを放ちます。
ビジネス用の腕時計としても、すでにその人気は不動のものになっています。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
エクスプローラー40 224270は、そのシンプル且つ普遍的なデザインによって、スーツにも違和感なく馴染む万能なモデルです。
40mmのステンレススチール製オイスターケースは、程よいボリューム感とミニマルな美しさが魅力。
ブラックダイヤルに際立つアラビア数字とバーインデックスは視認性に優れ、クリーンで引き締まった印象も与えてくれます。
元が冒険家のために開発されたツールウォッチだけに、耐久性や耐磁性、防水性の高さも折り紙付き。
ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブを備えるCal.3230が搭載されています。
日々過酷な現場で働くビジネスマンにとっても、頼れる相棒になるのは間違いありません。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:縦 42mm × 横 26mm
駆動方式:手巻き / Hand-Winding
表と裏で2つの文字盤が楽しめるジャガールクルトのレベルソディオ。
こちらは表面にシンプルなシルバー文字盤、裏面にシックなブラック文字盤を携えた落ち着いた雰囲気のモデルであるため、フォーマルなシーンでも安心して着けられるでしょう。
縦42mm×横26mm×厚さ9.5mmのスリムなケースは、エレガントでありながら快適な装着感。
クロコダイルレザーならではの美しい斑紋(はんもん)を楽しめるのも魅力の1つです。
レベルソならではの角ばったレクタンギュラーケースが、本物にこだわる紳士の腕元にさり気ない個性をプラスしてくれます。
素材:ステンレススティール / SS
ケース:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
クラシックで無駄のないデザインが、スーツと完璧にマッチするジャガールクルトのマスターコントロール。
こちらは大きすぎず小さすぎない39mmのケースと、均整の取れたクラシカルでスポーティな文字盤が印象的なモデルです。
シルバーのドーフィン針とアプライドインデックスは、控えめな印象ながらも十分な視認性を確保。
ケースの厚みは手首に沿うよう薄く設計されているため、フィット感がよく、どんな場面でも悪目立ちすることはありません。
シースルーバックからは自社製自動巻きキャリバー「899」を鑑賞でき、まるで芸術品のような逸品を手にする喜びも味わえるでしょう。
女性に人気で、且つスーツにもぴったりな腕時計といえば、以下のブランドとモデルは選択肢として外せないでしょう。
ブランド | おすすめモデル(モデルの特徴) |
---|---|
ロレックス | オイスターパーペチュアル、デイトジャスト(定番にして実用性が高い) |
カルティエ | タンク、パンテール(クラシックかつ女性らしいデザイン) |
オメガ | デ・ヴィル、コンステレーション(スマートで洗練された印象) |
ロンジン | ドルチェビータ、マスターコレクション(上品でコスパも高い) |
男性と違い、女性の場合はビジネスシーンで小ぶりなネックレスや極小のピアスなど、控えめなアクセサリーを身に着ける人が多くいます。
そのため、腕時計も葬儀など厳粛な場でない限り、目立たない程度に装飾が施された文字盤や、ローズゴールド素材が使用されたケースなど、少し華やかに見えるモデルを選んでみるのも良いでしょう。
文字盤の色はブラック、ホワイト、シルバーの中から選ぶのが無難ですが、ピンクやブルーといったカラフルな色でも、パステル調の淡い色に目を向ければ選択肢が広がります。
文字盤の装飾も、たとえばインデックスに小さなダイヤを埋め込んだものや、シェル(貝)を使ったものであれば、派手すぎず上品に見せられるでしょう。
ケースは腕元を美しく見せる大きさで、袖にスムーズに収まることも大事です。
具体的には直径28mm~34mmくらいのケースが、女性の手首にバランスよくフィットし、使い勝手にも優れています。
ベルトの素材はブラックやブラウンの革ベルトだとフォーマル感があり、ビジネスや式典などのかしこまったシーンでも安心して着けられるでしょう。
耐久性や耐水性を重視するなら、ケースと同素材の金属製ブレスレットを装備したモデルがおすすめです。
長く使える1本を選ぶなら、ブランドにもこだわりたいところ。
「憧れ」や「お気に入り」のブランドから選ぶことで愛着が深まり、一生モノとしてもずっと大切に使い続けられるでしょう。
スーツに似合う腕時計を選ぶ上で、ポイントとなるのは以下の4つです。
各ポイントの具体的な内容について、引き続き詳しく解説します。
画像引用:Grand Seiko facebook
一般的に白や黒の文字盤は視認性が高く、シンプルな見た目の腕時計も多く見られます。
スーツが持つフォーマルで洗練された雰囲気に自然とマッチし、周囲に控えめな印象を与えやすいのも白や黒の魅力といえます。
また、白や黒は中立的な色でもあるため、ネイビー、グレー、ブラック、ブラウンなどどんなスーツとも好相性。
そのため、色の組み合わせで悩む必要がなく、ビジネスからフォーマルまで幅広いシーンで活躍します。
流行り廃りとは無縁で、年齢を問わず気兼ねなく身に着けられるのもポイント。
白や黒の文字盤は冠婚葬祭の場でも最適な色なので、どちらかを選んで失敗することはまず考えられません。
→GINZA RASIN WEBショップ「ロンジン マスターコレクション L2.793.4.73.2」商品ページはこちら
スーツやシャツの袖口は案外タイトなつくりで、いわゆる「デカ厚」の時計だと袖に引っかかったり、収まりが悪かったりする場合があります。
スーツスタイルは、全体の調和とバランスが第一です。
時計も袖にスッキリと収まることで、スマートで洗練された雰囲気を演出できます。
サイズが控えめな時計は腕に馴染みやすく、身に着ける人のファッションや美的センスをさり気なく主張できます。
一方、大きすぎる時計は周囲にカジュアルなイメージや場違いな印象を与えやすく、とりわけフォーマルな場で着用するのは難易度が高いアイテムです。
ケースの直径は40mm以下、厚さは14mm以下が、スーツに似合うサイズの1つの目安です。
もちろん、人によって腕の太さや感じ方は違うことから、これだけが正解とは言い切れません。
ただ、少なくともサイズ感を意識することで、スーツに似合う理想的な時計に出会える確率は格段にアップするでしょう。
金属、ラバー、ナイロン、布など時計のベルトには色々な素材がありますが、スーツにマッチしやすいのは革が一番です。
革ベルトの時計がスーツにマッチしやすいのは、ひとえに革が「高級感」や「格式」といったイメージを想起させる素材だからです。
本能的に慣れ親しんだ手触りや肌触り、特有の質感も革ならではの魅力といえます。
革はフォーマルな装いにおける定番素材として歴史的にも馴染み深く、他の素材に比べて威厳を感じさせるような雰囲気も持ち合わせています。
ただ、革には「水に弱い」という欠点があるのも事実。
また、「革アイテムはすべて同色で揃えたい」というこだわり派にとっては、革ベルトの色だけ他のレザーアイテム(靴、ベルト、バッグなど)と揃えられないのは許せない、といったケースもあるかもしれません。
そのため、耐久性や汎用性を重視するなら、ステンレスやチタン素材でできたブレスレットタイプの時計がおすすめです。
特に外回りなどで汗をかくことが多い営業マンは、ブレスタイプの時計が使いやすいでしょう。
多くの人にとってスーツを着る機会のほとんどは、ビジネスやフォーマルなシーンに限られるでしょう。
そのようなシーンでアナログ時計は自然に馴染むのに対し、デジタル時計やスマートウォッチは周囲からカジュアルな印象を持たれやすく、TPOにそぐわないと認識されることも少なくありません。
針で時刻を示すアナログ時計のスタイルは、伝統的でありながら見る者に洗練された印象を与えます。
アナログ時計は長い歴史と伝統があり、特に機械式時計は職人の技術と温もりが宿った芸術品とも呼べるものです。
スーツが持つフォーマルな雰囲気にもアナログ時計はマッチするため、全体のコーディネートを整えるのにも効果的。
そのため、スーツに似合う腕時計を選ぶ際は、アナログ時計を基本に考えるのが無難であることは間違いありません。
ビジネスやフォーマルなシーンで着用する腕時計には、いくつかのマナーや注意点があります。
場違いな腕時計を選んでしまうと、周囲を不快な気分にさせたり「センスのない人」と思われたりして、自身の評価を下げてしまうことにもなりかねません。
では、そんな事態を未然に防ぐにはどうしたらいいのか、以下にポイントを3つ紹介します。
派手な色使いや過剰な装飾が施された個性的すぎる腕時計は、スーツに合わない物がほとんど。
個性的すぎる腕時計とは、具体的には以下のような物です。
こういった腕時計はプライベートでの使用や、カジュアルなスタイルに合わせることを想定したものがほとんどなので、基本スーツには合いません。
ただ、ちょっとしたパーティーで着るような、カジュアルスーツと相性が良い物はあるかもしれません。
いずれにしても、ビジネスやフォーマルなシーンには不向きなので、どうしても欲しい腕時計でない限りは避けた方が良いでしょう。
画像引用:LONGINES facebook
どれほど高級な腕時計でも、傷や汚れが目立つ状態では「だらしない」や「細部に気を配らない人」といった印象を持たれかねません。
逆にシンプルな腕時計でも、しっかりとメンテナンスされた綺麗な状態であれば「物を大切にする人」や「几帳面で信頼できる人」といったポジティブな印象を与えられる可能性があります。
メンテナンスが行き届いているかどうかを判断するポイントは、以下の3つです。
特にビジネスやフォーマルなシーンにおける腕時計は、その人の身なりや内面を端的に表すものと捉えられがちです。
よって、日頃からメンテナンスされた綺麗な腕時計を身に着けるよう心がけましょう。
ビジネス、パーティー、葬儀などスーツを着るシーンに適した腕時計を選ぶことで、装い全体が洗練され、場の雰囲気を壊さないよう配慮もできます。
腕時計には、個性やセンスを表現するアクセサリーという一面があります。
その一方で、デザイン、色、素材などがその場にそぐわないことも往々にしてあるため、TPOを意識することが大事なのは、先ほどからお伝えしている通りです。
次項では、具体的なシーンごとに適した腕時計の選び方を詳しく解説しています。
ビジネスシーンには、無駄な装飾のないシンプルなデザインが適しています。
文字盤はブラック、ホワイト、シルバーの3色が定番で、インデックス(数字部分)も視認性の高いものが好まれます。
ケースは、シャツの袖口に違和感なく収まる「大きさ」と「厚さ」が重要です。
ケース素材は、ステンレスやチタンなどのシルバー系が無難。
ベルトはケースと同素材か、気品を感じさせるブラックやブラウンのレザーを選ぶのもおすすめです。
ビジネス用時計の機能については、必要最低限が基本です。
シンプルな三針や日付表示のみを備えたモデルが人気ですが、クロノグラフなどの多機能時計もデザインが控えめであれば問題ありません。
パーティーでは、ビジネスシーンよりも装飾性のある腕時計が認められがちです。
イエローゴールドやピンクゴールドなどの高級素材、グリーンやイエローなどのカラーダイヤル、ダイヤモンドやサファイアなどの宝飾インデックス等々、多少なりともラグジュアリーな要素を持った腕時計が映える場面です。
とはいえ、あくまで上品さを保つことを念頭におき、派手すぎないモデルを選ぶようにしましょう。
特にレセプションパーティーなどドレスコードがある場面では、時計選びも慎重さが求められます。
一口にパーティーといっても、その趣旨や主催者の意図はさまざまなので、ドレスコードがある場合は、それに合った腕時計を選ぶことが大切です。
葬儀には、余計な装飾のないシンプルなアナログ時計が適しています。
文字盤は白や黒などの落ち着いた色が無難。
ベルトは黒革がベストですが、メタルブレスレットでもシルバー系であれば問題ありません。
ケースの大きさは40mm以下で、尚且つ厚みを抑えた袖にスムーズに収まる腕時計を選ぶようにしましょう。
ゴールド系や宝飾系の腕時計は華美と思われやすく、デジタル時計やクロノグラフなどの複雑機構はカジュアルと捉えられがちなので、避けた方が無難です。
葬儀は故人を偲び、遺族や参列者に敬意を示す場であることから、腕時計も控えめなモデルを選ぶのがマナーとされています。
目立つ腕時計は場の雰囲気を壊しかねないため、他のどんなシーンよりも礼節を意識しながら選ぶことが大切です。
スーツに腕時計をしない選択も当然ありますし、実際にスマートフォンで時間を確認できる現代では腕時計をしない人が増えています。
たとえば、カジュアルスーツやビジネスカジュアルの装いでは、腕時計が必須のアイテムとは言い切れないでしょう。
若い世代が多く働くオフィスやクリエイティブな職場では、腕時計をしないことが自然と受け入れられている場合もあります。
ただ、頻繁にポケットからスマホを取り出して時間を確認する行為は、大抵どんな場面でもマナーとして好まれません。
また、腕時計をしていないと、身なりに気を遣えない人(=細かな配慮ができない人)と思われてしまう可能性も無きにしも非ずです。
逆に腕時計をすることで、周囲に「時間を大切にしている」という印象を与えられるかもしれません。
ビジネスにおける商談や大事なプレゼン、あるいは結婚式などのフォーマルな場では、腕時計が装いの一部として捉えられています。
そのため、スーツに腕時計は必須とはいえませんが、ビジネスやフォーマルなシーンでは着用した方が良いでしょう。
腕時計を着用することは周りに好印象を与えられるなどメリットが多く、その一方でデメリットはこれといって見当たりません。
スーツにぴったりな腕時計とは、ケースサイズが40mm以下のアナログ時計。
文字盤は白や黒などの落ち着いた色で、ベルトはレザータイプがおすすめです。
この記事ではスーツに似合う腕時計の選び方を詳しく解説し、おすすめのブランドや要注目のモデルについても紹介しました。
それぞれのブランドやモデルに関する知識を深めることで、時計選びはさらに楽しくなるでしょう。
ぜひこの機会に、スーツスタイルの腕元を飾る最高の1本を選んでみてはいかがでしょうか。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年