2016年、史上最年長でテニスの世界女王となったアンゲリク・ケルバー選手。テニスというとアメリカやイギリスが強豪国といった印象ですが、ドイツ出身のプロプレイヤーとなります。
もちろんドイツも優れたテニス選手を輩出してきた国ではありますが、世界女王としてはアンゲリク・ケルバー選手が二人目。そのためドイツ国内での期待値は非常に高いもので、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは女子ダブルスで銀メダルを獲得しています。現在はちょっと不調が続いているようですが、もちろん東京オリンピック2020でもメダル争いが視野に入るような実力派と言えるでしょう。
そんなアンゲリク・ケルバー選手は、いったいどのような腕時計を身に着けているのでしょうか。
この記事では、テニスのアンゲリク・ケルバー選手の愛用モデルについてご紹介いたします。
出典:https://www.rolex.com/ja/every-rolex-tells-a-story/angelique-kerber-rolex-watch.html
目次
アンゲリク・ケルバー選手について
アンゲリク・ケルバー(アンジェリク・ケルバー)
生年月日:1988年1月18日
出身地:ドイツ ブレーメン
身長:173cm
利き腕:左
アンゲリク・ケルバー選手は、2003年にプロ転向を果たしたドイツのプロテニスプレイヤーです。
全豪オープン、全米オープン、全英オープン優勝、リオ五輪女子ダブルスで銀メダル獲得、2016年に女子世界ランキング1位獲得と華やかな経歴をもちますが、決して苦労なく順風満帆な選手人生を送ってきたかと言うとそうではありません。
プロ転向後はあまり派手な活躍はせず、2007年の全仏オープンで初めて4大大会に出場となりますが、早々に敗退します。しかしながら下積み時代にも着々と実力をつけ、2011年全米オープンではランキング92位のノーシードから開始するも、並みいる強豪を倒してベスト4に進出。ドイツ出身の選手としては15年ぶりである、として、日本でも話題を呼び込みました。ちなみに同年、シャンパンウィメンズ・オープンでもベスト4に進出し、世界ランキング29位を獲得します。
翌年の2012年は全豪オープン、全仏オープンで戦績を積んでいき、7月のロンドン大会でオリンピックに初出場。メダルこそ獲得しなかったものの、ベスト8に進出しました。
2016年には全豪オープンで女王セリーナ・ウィリアムズ選手を下し、世界ランキング自己ベストとなる2位を獲得。さらに同年のリオ五輪シングルスで銀メダルを獲得し、世界ランキング1位に上り詰めます。
このように、逆境の中からも着々とテニスを続けていき、女王の座に輝いたという根気強い一面がアンゲリク選手の特徴と言えるでしょう。
現在はやや不調ぎみで、つい先日のウィンブルドン選手権でも2回戦で早々に敗退を喫します。
しかしながら前述のように、困難な時期にも粘り強く課題をクリアしていくのがアンゲリク選手の強み。そのため、来年の東京オリンピック2020までにはまた盛り返してくれると信じます!
アンゲリク・ケルバー選手が身に着けている時計
アンゲリク・ケルバー選手はロレックスのブランドアンバサダーであるため、ロレックスウォッチを身に着けています。
ロレックスはスポンサードしているアスリートに男性が多く、エクスプローラーやシードゥエラーなどスポーティーなモデルが目立つのですが、アンゲリク選手はその美貌に似合ったエレガントな一本を着用しています。
しかも、ロレックスから贈られたものではなく、ニューヨークの正規店で実際に自分で選んで買ったものだとか。
そんなアンゲリク・ケルバー選手の愛用ロレックスをご紹介いたします。
ロレックス デイトジャスト36 ホワイトシェル/10Pダイヤ
素材:ステンレススティール×ホワイトゴールド
ケースサイズ:36mm
文字盤:ホワイトシェル
ムーブメント:自動巻きCal.3235
防水性:100m
画像出典:https://www.rolex.com/ja/watches/datejust/m126234-0020.html
アンゲリク・ケルバー選手愛用のロレックスは、デイトジャストです!
デイトジャストとは「日付がカシャっと瞬時に変わる」という、ロレックス開発の機構に由来するシリーズなのですが、エレガントなドレスウォッチコレクションともなります。
素材やカラー、仕様にバリエーションがあり、いずれも上品で高貴。中でも、独特の切込みが入ったフルーテッドベゼルや細かなリンクが連なったジュビリーブレスレットなど、スポーツロレックスではなかなか見られないデザインがデイトジャストの一つのアイコンとなっており、世界中のセレブリティから愛され続けてきました。
出典:https://www.rolex.com/ja/every-rolex-tells-a-story/angelique-kerber-rolex-watch.html
アンゲリク・ケルバー選手が選んだ一本は、デイトジャストらしいエレガントさを称えつつも、実はメンズサイズにあたる36mmモデル!
ややメンズライクながらも、アンゲリク選手の長くて美しい腕によく似合います。
また、ベゼルはホワイトゴールド、文字盤にはホワイトシェル、インデックスにダイヤモンドをあしらっており、ラグジュアリーさも満点。
一方でブレスレットは使いやすいステンレス製なところが、機能性を重視するアスリートらしいチョイスですね。
ロレックス デイトナ 116500LN
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:40mm
文字盤:ホワイト
ムーブメント:自動巻きCal.4130
防水性:100m
もう一つ、アンゲリク・ケルバー選手が身に着けている時計として忘れてはならないのが、こちらのデイトナです。
2018年、ウィンブルドン選手権で前年世界ランキング1位の座を奪われたセリーナ・ウィリアムズに雪辱を果たし、初優勝を飾った際。表彰台の上で着用が確認されました。
デイトナは言わずと知れた「クロノグラフの王様」で、ロレックス製品の中でもナンバーワン人気のモデルです。
特に2016年から新たな仕様として始まったセラクロムベゼル(セラミック製のベゼルのこと)が、ブラックで全体を精悍な印象に引き締めるとあって、もともと高かったデイトナ人気をさらに押し上げることとなりました。
出典:https://www.instagram.com/angie.kerber/?hl=ja
黒文字盤も存在しますが、アンゲリク選手が身に着けていたのは白文字盤。爽やかなテイストで、インダイアルが黒になった「パンダ文字盤」が良い味わいを出しています。
なお、デイトナは人気が高すぎて現在どこも品薄状態。正規店で購入することはほとんど不可能で、定価(1,274,400円)の二倍を超える相場で取引されています。
とは言え現在、高騰がやや落ち着いてきており、ねらい目であることも事実。アンゲリク選手と同じモデルがしたい!という方は、今のうちにご購入を検討されることをお勧めいたします。
まとめ
ドイツのプロテニスプレイヤー、アンゲリク・ケルバー選手が身に着けている時計についてご紹介いたしました。
もちろんロレックスのブランドアンバサダーだから、ということはありますが、実際にニューヨークの店舗に出向き、自分自身でお気に入りの一本を決めた、というエピソードが、ロレックスへの愛を物語っているようですね。
文中でも述べましたが、アンゲリク選手は現在不調ぎみ。でも、必ずや復活して、東京五輪の会場でその雄姿を見せてくれることでしょう!
当記事の監修者
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年