「ロレックス デイトナ16520と116520の違いって何だろう?」
「ロレックス デイトナ16520と116520だったらどちらを選んだら良い?」
ロレックス デイトナ16520と116520はどちらも生産終了から日が経っているにもかかわらず、中古市場では根強い人気と高値を独占している注目のモデルで、とりわけ2017年の値上がりは顕著なものでした。
そんなロレックス デイトナ16520と116520の違いについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
2つのモデルの大きな違いは搭載ムーブメントです。
この記事ではロレックス デイトナ16520と116520の違いを、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
細かい仕様の違いについて解説していますので、デイトナのご購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
116520と16520の違い
現行モデル116500LNの前世代にあたるモデルが116520。
さらに前々世代が16520です。
2つのモデルの大きな違いは・・・
116520はロレックス社が自社開発したムーブメント(Cal.4130)を搭載しており、16520は自社ムーブメントでは無く、ゼニス社のエルプリメロを搭載しています。
116520にはハック機能が搭載されており、パワーリザーブが54時間から72時間へスペックアップしています。
機械の違いでは一見して分からないですね。
ちなみにデイトナの自社製ムーブ搭載はロレックスの悲願とも言えるもので、2000年の116520誕生はロレックスにとって大きな出来事となりましたが、今なおエルプリメロ搭載の5桁リファレンスを愛するファンが根強くいます。
むしろ現在の中古相場は、16520の方が高価格となっています。
それでは、一見して判別するポイントをお教えします。
文字盤をアップにしてみると・・・
インデックスの太さを比べてください。
116520はインデックスが太くなり視認性が高まっています。
他にもあります。
インダイアルに注目してください。
- 16520は9時位置がスモールセコンド、6時位置が12時間計です。
- 116520は6時位置がスモールセコンド、9時位置が12時間計です。
これが一見してわかる大きな見分け方です。
116520は16520よりやや上にインダイアルが配置されています。
またインダイアルの枠の色がホワイトからシルバーへ変更されています。
バックルも異なります。
116520はフラッシュフィット一体型ダブルロックです。
バックル部分に約5mmの延長操作が自在に可能となったイージーリンクが搭載されました。
116520に関しては、バックルは2種類あります。
旧型バックルはロレックスのマークの所が○で穴が空いてます。
116520旧型バックル
現行モデルもこの新型バックルか旧型バックルによって市場価格も変わります。
まとめ
16520、116520問わず非常に人気の高いモデルですので、当店では常時在庫を取り揃えております。
是非ご覧になってください。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年
タグ:デイトナ