「ゼニスのエルプリメロ9004って何がすごいの?」
「エルプリメロ9004の魅力や操作方法について詳しく知りたい」
2017年のバーゼルワールドで新たに発表されたゼニスの「デファイ エル・プリメロ 21」。
この発表で注目されたのは、紛れもなくクロノグラフの名器と呼ばれる「エルプリメロ」に最新技術が詰め込まれた最新悦のムーブメント「エルプリメロ 9004」の存在です。
そんなエルプリメロ9004の魅力や操作方法が知りたいという人は多いのではないでしょうか。
エルプリメロ9004は、普遍的な技術と最新の技術を上手く融合させて進化しました。
この記事ではエルプリメロ9004の魅力や操作方法を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
これまでのエルプリメロからの進化した部分についても解説しますので、機械式時計のムーブメントに興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
このモデルの目玉と言えば、1/100 秒の精度を誇る 360,000 振動/時のハイビートです。
「今までの振動数とどう違うの?」とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、現代の一番普及している振動数は28800 振動。
ハイビートと呼ばれるこれまでのエルプリメロでも36,000振動であり、更にこの10倍の振動数を叩き出しているのです。
これは実際にご覧頂くのが一番分かりやすいでしょう。
如何でしょうか。360,000 振動の凄さが一瞬にして伝わったかと思います。
機械式時計が好きな方にはこの衝撃を是非手に取って体感して頂きたいです。
この革新的な振動数を実現するには、これまでの常識を覆す「精度」と「エネルギー」が必要です。
そこでゼニスが目を付けたのが香箱を2つ備えたツインバレル。
これまでツインバレルはより長いパワーリザーブを実現する為に採用されていましたが、ゼニスは時刻専用とクロノグラフ専用の2つにそれぞれ固有の伝達および脱進機構を備え、通常のパワーリザーブは50時間の持続力を保ちながら、1/100秒の精度を高精度で計測できるクロノグラフの両方を実現しています。
後ほどご説明しますが、この構造がこのムーブメント独自の操作方法に影響しています。
ムーブメントのパーツには磁気と温度変化に強い独自のシリコン素材を使用するなど、他社が近年取り入れているトレンドも採用されています。
近年のゼニスは外装やデザイン面でもフル オープンの文字盤や、素材ではチタン、独自開発されたセラミナイズドアルミニウムなどの現代的なトレンドも積極的に取り入れている印象があります。
これはウブロ、タグホイヤーなどでも指揮を執るジャンクロード・ビーバー氏の影響も大きいでしょう。
素材:チタン/TI
ケース:直径 44.0mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き/Self-Winding
よりモダンな印象を感じさせるフルオープンのデザイン。
ケースにはグレード 5 チタン製ケースを採用しています。
先ほども少しお伝えしたように、この新型エルプリメロはその独自の構造から、竜頭による操作方法も通常の時計とは若干異なります。
このムーブメントの12時位置にはクロノグラフ用ゼンマイのパワーリザーブインジケーター、9 時位置にはスモールセコンドです。
一般的に竜頭を時計周りに回すとゼンマイが巻かれるかと思いますが、このムーブメントの場合は、「カチカチ」という音と共に12時位置のパワーリザーブインジゲーターが巻き上げられます。
逆にそのまま竜頭を反時計回りに捻ると「キリキリ」と細かい音と共にゼンマイが巻かれます。
また、竜頭を1段引いて操作すると時刻合わせが可能です。
通常の操作とは異なるため、予め知らない場合は戸惑われるかと思いますが、これはエルプリメロ9004の仕様によるものです。
1969 年のエルプリメロ誕生から約40年。今も尚、現役で称賛されるムーブメントを、我々の想像を遥かに超えるレベルで更新した「エルプリメロ9004」はゼニスの技術力を改めて我々に知らしめました。
普遍的な技術と最新の技術を上手く融合させて進化したエルプリメロ9004も名器と呼ばれる存在になるに違いありません。