「正確な時間管理をしたい」「スーツでも自分らしさを出したい」「ステータスも強調したい」こんなビジネスマンの欲張りな希望を叶えてくれるのがゼニスです。
ゼニスと聞くと、ムーブメント・エルプリメロをご想像する方もいらっしゃるでしょう。「クロノグラフのお手本」と称され、ロレックスのデイトナを始め、タグホイヤーやパネライ,ウブロなどの人気モデルにも搭載された永遠の名機です。
ゼニスはこのエルプリメロを始め、高い精度と信頼性を誇るムーブメント製造技術を強みに高い人気を博してきました。
しかしながら、ただのムーブメント屋ではありません。技術力を上手に見せつけてくれるデザイン力をも持ち合わせており、ムーブメントではなく見た目から入った、というファンもいるほど。
この記事では、そんなゼニスの魅力を徹底解説致します。また、デファイやクロノマスターといった、近年の人気モデルを当店GINZA RASIN売上ランキングをもとにピックアップしております。
ゼニスについて知りたい。あるいはどのゼニスにしようかお考え中の方は、ぜひご一読ください。
目次
ゼニスとは?なぜゼニスはビジネスマンから愛され続けているのか?
ロレックスやオメガと異なり、どちらかと言えば通好みなゼニス。どういったブランドかご存知ない方も多いでしょう。
ゼニスのトピックと言えば
- 数々の歴史的ストーリー
- 歴史的な高精度ムーブメント
- 他社にはない独創的なデザイン
この三点に集約できるように思われます。
いったいどのようなブランドで、なぜゼニスは世界各国のビジネスマンから選ばれ続けてきたのか?
その歴史的背景や魅力をご紹介いたします。
ゼニスの歴史的ストーリー
ゼニスは1865年、ジョルジュ・ファーヴル=ジャコ(Georges Favre-Jacot)氏によってスイス ル・ロックルで創立されました。
画像引用:WIKIMEDIA COMMONS
当時の社名は「Manufacture de montres」。
「時計のマニュファクチュア―」の名前の通り、ゼニスは創業から早い段階で独自の製造工程を築きます。
ところでマニュファクチュールと言う用語をご存知でしょうか?
ムーブメントから自社で製造すること、といった意味合いで用いられ、自社一貫製造などとも呼ぶことがあります。
もともと時計は伝統的に分業制で製造されてきました。
ムーブメントはムーブメント屋に、ケースやケース屋に、といった具合です。
しかしながらゼニスでは時計製造工程を一か所にまとめて効率的に生産するマニュファクチュールをいち早く取り入れ、上質な製品の大量生産を実現していきました。
この生産体制によって製品の質も格段に上がっていき、世界中へとその名が広がっていきます。
パリ万博を始めとする数々の博覧会で1400以上の受賞歴を有し、航空計器や鉄道時計等、各産業でも活躍していくこととなりました。
ちなみに1900年のパリ万博で金賞を受賞した懐中時計用ムーブメントが「ゼニス」です。
英語で「天頂」を意味するこのムーブメントをきっかけに、現在のゼニスがブランド名となりました。
ちなみにわが国では、長らく「ゼニット」と呼ばれていたようです。
画像引用:ZENITH
このように非常に深い歴史を持つゼニスですが、最も華やかな歴史の一つと言えば、エルプリメロの開発ではないでしょうか。
エルプリメロは、世界初自動巻きクロノグラフムーブメントの一つとして数え上げられ、かつ今なお傑作機として活躍するゼニスの主力機です。
今でこそ上質な自動巻きクロノグラフムーブメントが出回っており、人気の機構の一つとなっています。
しかしながら実はクロノグラフがここまで普及したのはつい最近と言ってもいいくらいです。
少なくとも製品化が実現するのは、1969年以降です。
この1969年に、ゼニスが自動巻きクロノグラフの「エルプリメロ」を発表しました。
なお、エルプリメロはエスペラント語(人工的に作られた国際共通語のこと)で、意味は「第一の」となります。
キャリバーナンバーは3019 PHCです。
エルプリメロの特筆すべき点は、36,000振動というハイビートで、かつ0.1秒までクロノグラフ計測が可能という高性能ぶりにあります。
この「振動」というのはテンプという部分の振動数を指しますが、高ければ高いほど時計の精度も高くなります。
しかしながらパーツ摩耗やオイル切れが早くなってしまう、という副作用があることから、現在の自動巻き機構のスタンダードは28,800振動。
そこをゼニスでは特殊な潤滑油を採用することによって耐久性の問題をクリアし、実現しているのです。
よく機械式時計はクォーツ式に比べて精度が悪いと言いますが、この振動数に限界があるためで、なかなかハイビートを打ち出せるブランドは多くはありません。
そういった製造技術の難易度の高さから、かつてあのロレックスまでもがエルプリメロをデイトナに搭載させていました。
また、タグホイヤーのモンツァやパネライのルミノール、ウブロのスピリットオブビッグバンなど人気モデルにも搭載された経緯を持ちます。
※エルプリメロを「世界初自動巻きムーブメントの一つ」として表現していますが、これは同年にセイコーやホイヤー・ブライトリング・ハミルトングループがやはり自動巻きクロノグラフムーブメントをローンチしているためです(発表はゼニスが早かったが、販売は後塵を拝した)。
もともとゼニスは創業100周年にあたる1965年にエルプリメロの発表を画策していたようですが、上記のような高度な性能を志したがゆえに1969年までずれ込んだのでしょう。
なお、この開発はモバードと協業したことも大きく貢献しています。
このエルプリメロ搭載機として最初に大々的に宣伝されたのが、2019年のリバイバルで非常に話題になったA384です。
画像引用:ZENITH
※2019年にリバイバルされたA384
しかしながら1969年は、セイコーからクォーツ時計「アストロン」が市販化された年でもあります。
以降、高水準の性能を有した製品の大量生産が可能なクォーツ時計は、どんどん市場を占有していくこととなります。
一方で機械式時計メーカーは、苦境に立たされることとなりました。
ゼニスもまた、そんなクォーツショックの中で低迷したブランドの一つです。
クォーツ時計の開発に着手するも、1971年にアメリカ企業に買収されることとなりました。
合理的なアメリカ企業の性分か、はたまた該当企業が時計メーカーではなかったためか、ゼニスは買収後に機械式ムーブメント生産を停止しています。
この一連の出来事の中でエルプリメロの金型や工具、図面の破棄が経営陣から指令され、歴史的名機は消えゆこうとしていました。
この指令に反し、エルプリメロを守ったゼニスにとっても、時計業界にとっても非常に重要な人物がシャルル・ベルモ氏です。
画像引用:ZENITH facebook
技術者だった氏は秘密裡にこれらを隠して―ゼニス工房の屋根裏部屋だったとか―保存したおかげで、1978年にスイス企業へとゼニスが売却されると、エルプリメロは再び市場に返り咲けることとなったのです(実際の製造再開は1980年代~ですが)。
ゼニスではシャルル・ベルモ氏を指して「エルプリメロの守護者」と称しています。
ちなみに2010年以降、シャルル・ベルモ氏の偉業を讃える記念モデルが、ブランドからいくつか発表されました。
※2014年発表のシャルル・ベルモ氏トリビュートのうちの一つ。 限定1975本生産。この当時はまだサンレイ仕上げのブルー文字盤がレギュラーモデルには存在せず、特別な一本であったことがわかる
その後1980年代に入ると機械式時計へのニーズがじょじょに復活していき、自動巻きクロノグラフも各メーカーが採用するようになります。
エルプリメロという主力機を抱えていたゼニスにとってはこの流れが追い風となり、また栄光のブランドストーリーを紡ぎ始めました。
ロレックスは1989年にデイトナに自動巻きクロノグラフを搭載して発表しますが、前述の通りこのベースにはエルプリメロが用いられることとなりました。
ゼニス自身でも1990年代に現在のフラグシップ・クロノマスターでエルプリメロを搭載させたことを皮切りに、同ムーブメントそして自社コレクションを年々進化させ続けています。
1999年からはLVMHグループの傘下となったことでラグジュアリー路線へと転換し、高性能製品を作る高級ブランドとしてのブランディングを推し進めてきました。
現在のゼニスは「高精度ムーブメント」と「独創的なデザイン」を強みとする
エルプリメロは2019年に50周年を迎え、そのクラシカルな構造を継承する歴史的名機として絶大な支持を集めました。
しかしながらゼニスはエルプリメロだけの一発屋などではありません。
高度な時計製造技術を紡いできた歴史から、数々の高精度かつ高性能なムーブメントを輩出してきました。
中でもエルプリメロと並んで基幹ムーブメントとなっているのがエリートです。
1994年に上品な薄型自動巻きとして誕生しており、以降クラシカルなコレクションを中心に搭載されてきました。
エルプリメロも自動巻きクロノグラフにしては薄型設計が魅力ですが、そのエルプリメロからクロノグラフ機構を分離させ、再設計した結果がエリートだと言います。
そのため超薄型なのにエルプリメロ同様にパワーリザーブ約50時間以上を実現していることも大きなポイントですね。
2017年に何百年と変わりのなかった機械式時計の機構そのものにメスを入れ、これまでにない全く新しい「ゼニス オシレーター」を発表したことも、近年のゼニスの魅力を語るうえでは欠かせない点です。
オシレーターとは発振器のことで、調速機を構成するパーツ―ヒゲゼンマイ、緩急針、テンワ、レバーといった機構―を単一のシリコンコンポーネントで一体成型したものです。
つまり、このオシレーター1枚でテンプやヒゲゼンマイを含む調速機構の役割を果たしていることが特徴。
シリコン製ということもあり、従来のスイスレバー式で長年の課題であった姿勢差誤差や脱進機誤差、温度係数(温度変化に伴う感度への影響)を克服しました。
このオシレーターのすごいところは15ヘルツという周波数で振動すること。
驚異的な振動は通常の3倍高く、毎時10万8000振動とのこと!
規格外の精度を実現しているにもかかわらず、エル・プリメロを凌駕する約60時間のパワーリザーブを実現していることは見逃せません。
このオシレーターが搭載されたモデルは「デファイ ラボ」としてリリースし、10本ほど製造されていたようです。
そしてデファイ ラボ発表の二年後にあたる2019年、ゼニスは量産化に成功し(ここもゼニスの歴史を体現する箇所ではありますが)、「デファイ インベンター」に名前を変えて登場しました。
しかも、周波数は18ヘルツ(129,600振動/秒)という超高周波に設定したのです。
このハイスペック化を実現するため、ガンギ車の構成を再検討し、より動作の安全性や孤立性を重視した柔軟な歯を有した素材を採用しました。
このように、長い歴史の中で培われた時計製造技術への実力の高さというのが折り紙つきです。
さらにゼニスは自社のこの強みを最大限活かしたデザインコードを採ることも魅力の一つ。
例えば、こちらの最も有名なデザインをご覧ください。
左側がエルプリメロを文字盤側から覗かせるような仕様にした「オープン」。
そして3つのインダイアルをそれぞれトリコロールで彩った「1969」(1969年に誕生したエルプリメロを搭載したファーストモデルの文字盤デザインであったことにちなんだ通称)ですが、どちらもどのブランドとも違った個性を感じ取れますね。
どちらも、上手にクロノグラフを「魅せ」ているな、と思います。
クロノグラフだからこそ生まれたデザインとも言えます。
もちろん前述の通り「エリート」を搭載した端正なデザインや、1939年以降、実際のフランス航空機の多くに搭載されたクロックから着想を得たパイロットウォッチ等、クロノグラフ以外にも鮮烈な印象を残す巧みなデザインをラインナップしてきました。
ケースフォルムや色使いにも、ブランドのこだわりがあるためでしょう。
左:エリート クラシック / 右:パイロット
さらに、ゼニスのデザインのもう一つの魅力として、「人とかぶらない」というものがあります。
職業柄、よく他人の腕時計に目がいきますが、ゼニス愛用者は結構いらっしゃいます。
しかしながら、全く同じデザインのゼニスを着けている方は見たことがないし、実際少ないのでしょう。
先ほどご紹介したように、「個性」が強いこと。
そして、バリエーションを豊富にして、多彩なモデル展開をしていることが背景としてあるように思います。
腕時計は、時間管理のみならず個性の演出にも繋がります。
特に男性の場合、仕事中はアクセサリーなどはできませんし、スーツや靴で冒険しすぎるのは周りの目が気になるところ。
ゼニスであれば決してスーツから浮きすぎることもなく、かつ存在感や個性を強調することができるでしょう。
ゼニスの人気シリーズ①デファイ
それではゼニスの魅力について知って頂いた後は、人気シリーズについてご紹介致します!
もっともゼニスはコレクションがわかりづらいと言われていた時期がありました。
真偽のほどはわかりませんが、かつては経営陣によって製品の特色が変わりやすかったとかなかったとか…また、ムーブメントに一家言持つメーカーであるためか同シリーズでもエルプリメロ搭載機とエリート搭載機で、デザインが大きく異なる傾向にもあります。
しかしながら現在は「デファイ」「クロノマスター」「エリート」「パイロット」を四本柱に、多彩ながらもそれぞれ特徴的な製品展開を行っています。
中でも注目株はデファイでしょう。
この名前は1960年代後半から同社で用いられており、『挑戦する』という意味を持ちます。
もともとはゼニスのスポーツラインといった立ち位置でした。
非常に優れた堅牢性を有する完成されたスポーツウォッチでしたが、デザインがかなり個性的で、着ける方を選ぶとも言われていたシリーズです。
※デファイ エクストリーム シー
しかしながら2017年、全面的にコレクションが一新されます。
この新しいデファイの特徴は、何と言ってもとにかくかっこよくも洗練された意匠にあると言っていいでしょう。
特徴的なケースフォルムが採用され、ストラップとシームレスになったデザインコードが採用されます。
つや消し仕上げが基本となりますが随所にエッジが立っており、落ち着いただけではない「新時代のスポーツウォッチ」を感じさせます。
なお、使用する素材もこだわりがあり、加工難易度の高いチタンや独自開発されたセラミナイズドアルミニウムなどを取り入れていることも特筆すべき点です。
これによって美しい外観と快適な装着感や耐傷性といった実用性を両立するに至りました。
また、デファイにも様々な派生モデルが存在しますが、中でも文字盤をフルスケルトンにした仕様が大変高い人気を誇ります。
後述しますが新生デファイは「エルプリメロ9004」という新ムーブメントを伴ってリリースされました。
そしてエルプリメロ9004搭載モデルのメインが、このフルスケルトンとなります。
機械を裏蓋側のみならず文字盤側からも鑑賞できるこの近未来的な意匠は、「エルプリメロ21―21世紀のエルプリメロ―」と名付けられることとなりました。
このエルプリメロ21と、エリート搭載機にあたるクラシックを二本柱に、今ではクロノマスターを抑えてゼニス屈指の人気コレクションとして君臨しています。
そんなデファイの、当店での人気モデルをご紹介致します。
デファイ エルプリメロ21 95.9000.9004/78.R582
型番:95.9000.9004/78.R582
素材:チタン
ケースサイズ:直径44mm×厚さ14.5mm×重量112g
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き(エルプリメロ9004)
2017年の登場以来、ナンバーワン人気を誇るのがこちらのデファイ エルプリメロ21です。
特筆すべきは「エルプリメロ9004」の存在でしょう。
このムーブメント、なんと100分の1秒までの計測を可能にした新世代クロノグラフなのです。
一般的なクロノグラフは60秒で針が一回転します。つまり、秒計測ということになります。
スタンダードなエルプリメロはこれを上回る0.1秒計測が可能ということでも従来のクロノグラフから一本進んでいる感がありますが、さらにこちらは、0.01秒計測という細かなな算出が可能に。
発売当初は、凄まじいまでの話題性がありました。
デジタルならまだしも、アナログ針、しかも機械式時計でこれをやってのけるには、通常よりさらに緻密な歯車で成形しなくてはなりません。
実際にクロノグラフ針を動かしてみると、勢いよくグルグルと外周をまわって計測を始めます。
※デファイ21の全体像とクロノグラフの動き
さらに精度も両立しなくてはゼニスと言えません。
時刻用とクロノグラフで調速脱進機を分けて搭載させることで(さらにゼンマイも二つ備わっている!)、それぞれに適した振動を与えることとしました。
つまり、きわめて高精度を維持しつつ、クロノグラフと時刻がお互いに干渉しない仕様となっているのです。
ちなみに文字盤側がクロノグラフの脱進機で、360,000振動。
裏蓋側が時刻用で36,000振動となっております。
なお、ゼニスの新品並行品における価格帯は100万円前後が平均的ですが、こちらは150万円近くします。
それでも、飛ぶように売れており、2019年~2020年頃まではゼニス全体を通してナンバーツーの売上でした。
ゼニスのブランド魂を感じられる逸品として、時計好きから選ばれ続けている事実がそこにはあります。
インパクトのある外装デザインと併せて、このモデルを着けていれば職場でも一目置かれること間違いなし!
特に時計好きの上司なんかからは、「こいつ、タダモノではない・・・」と思われるでしょう。
デファイ エルプリメロ21にもまた多彩なバリエーションがありますが、基本的にはラバーストラップのタイプが人気です。
しかしながら「ラグスポ―ラグジュアリー・スポーツウォッチ―」をイメージさせるメタルバンドタイプも根強い人気を誇っており、甲乙つけがたい魅力を放ちますね。
デファイ エルプリメロ21 95.9005.9004/01.R582
型番:95.9005.9004/01.R582
素材:チタン×セラミック
ケースサイズ:直径44.0mm×厚さ14.5mm×重量108g
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き(エルプリメロ9004)
こちらは2018年にコレクションに追加された、オープンタイプではないデファイ エルプリメロ21です。
発売当初はオープンタイプの方が人気が高かったのですが、今流行りのパンダダイアル(クロノグラフのインダイアルが黒、ベースダイアルがシルバーまたはホワイトとなったデザインのこと)であること。
また、サテン仕上げが施されたベース文字盤やシンプルなバーインデックス・針が精悍で男らしいことから、今ではゼニスの人気売れ筋の常連に。
確かにこのイケメン顔は、ビジネススーツにもちょっと崩したカジュアルスタイルにも合わせやすいですね。
12時位置のパワーリザーブインジケーターが赤く彩られているのも、デザインアクセントとして効いていますね。
なお、搭載されるムーブメントはエルプリメロ9004となりますので、オープンタイプのデファイとスペック面での違いはありません。好みでお選び頂ければと思います。
デファイ クラシック 95.9000.670/78.M9000
型番:95.9000.670/78.M9000
素材:チタン
ケースサイズ:直径41mm×厚さ10.75mm×重量105g
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(エリート670SK)
どうしてもエルプリメロの影に隠れがちですが、エリートもまたゼニスを代表する旗艦ムーブメントとなります。
しかしながらエリートと言うと、「クラシック」というシンプルな3針モデルをご想像する方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら2018年、ゼニスが新開発に技術力を注いでいる「デファイ」に搭載させて新作として発表しました。
しかも、これまでのエリートの真面目な印象を覆すようなデザインに変貌を遂げています。
先ほどエルプリメロ9004を搭載したデファイをご紹介しましたが、エリートでもフルオープンデザインが採用されました。
ただスケルトンなだけでなく、フォーク型のブリッジでエルプリメロのフォルムを継承したりテンプのハイビートを見せたりと、そこかしこに工夫が凝らされております。
新型で、しかもここまでハイクォリティな造りのムーブメントだと高額になりがちですが、こちらの新品並行相場は80万円前後~。
高価格帯が多いデファイの中ではリーズナブルで、エントリーモデルとしてもお勧めです。
デファイ クラシック 95.9000.670/78.R584
なお、こちらもベルトタイプもまた高い人気を誇ります。
こちらは少しお値打ちになって、新品並行相場が70万円前後~。
デファイのとにかくカッコイイ外観を、お手頃価格で楽しめるのは嬉しいですね。
デファイ クラシック 95.9000.670/51.R584
型番:95.9000.670/51.R584
素材:チタン
ケースサイズ:直径41mm×厚さ10.75mm×重量73g
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(エリート670SK)
2018年、先ほどご紹介したデファイ クラシックでは、スタンダードな青文字盤タイプも同時に発売されました。
スケルトンタイプはどうしてもスポーティーになってしまうのが気になる。
ビジネスシーンでは普通の3針がしたい、といったビジネスマンはこちらがお勧めです。
もちろん機能自体は変わりません。
エリートはエルプリメロよりも厚みが少ない分、実は振動数が抑えられており28,800振動ですが、その信頼性には定評があります。
それは、緻密な設計によってズレを最小限に抑えるという、希代のマニュファクチュール・ゼニスならではの工夫が存在するためでしょう。
エリートは薄型ですので、上品な腕時計が欲しい、という方にもお勧めできます。
スーツにマッチする最適な一本と言えるでしょう。
このように、デファイにはエルプリメロ21、そしてクラシックそれぞれでかっこよさを堅持しつつも、それぞれの味わいを持たせています。
好みやご予算に合わせて、お好きな一本を選べる楽しみがありますね。
ゼニスの人気シリーズ②クロノマスター
「ゼニスと言ったら、やっぱりクロノマスターでしょう!」そんなゼニスファンは少なくありません。
実際、デファイ人気が顕著とは言え、クロノマスターもまた売上ランキングを集計すると必ずトップ10に食い込むほどの定番シリーズです。
芸能人や有名人にも愛用者が多く、タレントの竹中直人さんに谷原章介さん,や俳優の田中圭さんにアニメ『ルパン三世』で次元大介等が挙げられます。
そんなクロノマスターは1994年に登場しました。
オーセンティックなラウンド型に薄く絞られたベゼル、そして基本的にはエルプリメロを搭載したモデルが多いことが特徴です。
ちなみに前述の通り、エルプリメロには様々な派生が存在します。
しかしながら初代Cal.3019 PHCからほとんど設計が変わっていない代表的なムーブメントがCal.400系であり、これを最も楽しむことができるのがクロノマスターと言っていいでしょう。
なぜなら搭載モデルが今なお多いこと。
加えて1969年当時から採用されてきた「パンダ顔」を楽しめることから、ゼニスにとって非常にスタンダードな立ち位置のモデルであると言えるでしょう。
人気モデルをご紹介致します。
クロノマスター エルプリメロ フルオープン 03.2153.400/78.C813
型番:03.2153.400/78.C813
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径38mm×厚さ12.45mm×重量84g
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き(クロノグラフエルプリメロ400)
2019年から続けてクロノマスターの中でも人気なのは、こちらの03.2153.400/78.C813。
ゼニスの魅力を存分に楽しめるモデルのうちの一つとなります。
こちらは2017年発表のモデルですが、古くからのゼニスファンからの評価も高い逸品なのです。
なぜなら搭載するムーブメントはゼニスの代名詞でもあるエルプリメロ400。
エルプリメロ特有の横目のインダイアルがトリコロールに彩られており、ゼニスのデザインアイデンティティを感じますね。
このモデルだけではなく、統一デザインとなりますが、裏蓋もシースルー使用となっており、ゼニス―天頂―の星を象ったローターがまた抜群のかっこよさ!
近年文字盤自体をスケルトンにしたデザインは多くのブランドで採用されていますが、視認性が悪くなってしまうのでは、という懸念もあるでしょう。
しかしながらゼニスは時分針がガッシリしていること。
そして外周にカレンダーが搭載されていますが、当日分のデイトのみ赤くなることから、スケルトン文字盤にありがちな「見づらさ」が一掃されました。
こういった「時計として使いやすいか」というところに重点を置いてくれるのが、ゼニスがビジネスマンに選ばれ続ける大きな理由でしょう。
ケースサイズ38mmと大きすぎないため、スーツの袖口にもきちんと収まり、ビジネスマナーを破りません。
それでいて鮮烈な個性を発揮するという、死角の全くない一本となります。
クロノマスター エルプリメロ フルオープン 03.2081.400/78.C813
型番:03.2081.400/78.C813
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径42mm×厚さ12.45mm×重量84g
文字盤:スケルトン
駆動方式:自動巻き(クロノグラフエルプリメロ400B)
先ほどフルオープンの38mmタイプのクロノマスターをご紹介しましたが、こちらは一緒に発売された42mmタイプです。
さらに、デイト窓は6時位置となり、カレンダー自体はスケルトンになっていないため、すっきりとした印象が強くなりました。
ところで先ほどから「エルプリメロは改良が加えられてきた」とお話していますが、これは何も精度・信頼性・耐久性やメンテナンス性といった性能面だけに留まりません。
多くの雲上ブランドの腕時計に共通しているのは、「ムーブメントの美しさ」にあります。
ただ動けばいい、というわけではなく、丁寧な仕上げや装飾が施されており、眺めて楽しい、うっとりするような逸品に仕上がっています。
ゼニスは中価格帯のブランドであるにもかかわらず、ムーブメントの美しさに定評があります。
この眺めて楽しい、といった面でもアップデートを続けてきているためです。
こういったムーブメントの美しさにもこだわりがあるからこそ、ゼニスのシースルーモデルは非常に高い人気を誇ります。
雲上ブランドの半分以下の値段で、雲上ブランドとそん色ないメカニカルの世界を楽しめるってすごいですよね。
もちろん裏蓋からもエルプリメロ特有のローターとともに、クロノグラフの複雑な機構をご鑑賞いただけます。
ちなみにクロノマスターは、メタルブレスレットタイプも人気が高いです。
革ベルトに比べてスポーティーな印象が強くなりますが、存在感は抜群。
また、革ベルトは汗や蒸れが気になる、といった方にもお勧めできます。
クロノマスター エルプリメロ オープン1969 03.2040.4061/69.C496
型番:03.2040.4061/69.C496
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径42mm×厚さ14.05mm×重量89g
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き(クロノグラフエルプリメロ4061)
エルプリメロが誕生した1969年のファーストモデルの意匠と、人気のオープンスタイルを組み合わせた一本です。
横目のインダイアルはそのまま、9時位置のスモールセコンド部分のみがオープンスタイルになっており、ゼニスらしい独創性は抜群ですね。
文字盤全体がスケルトンになったモデルも魅力的ですが、どうしてもメカニックな印象が強くなってしまうため、定番のクラシックスタイルも味わいたい方にはこちらの方がうってつけでしょう。
ちなみに10時位置でより効果的にムーブメントの動きを見せるために、キャリバーの構造を一新し、36,000振動する調速機構を10時位置にあえて移動させています。
この見せ方はバーゼルワールド2012で発表され、以来ゼニスのベースデザインの一つになっていますが、デザインのためにムーブメント機構そのものから変えてしまうところに驚きを禁じえません。
42mmサイズとやや大きくなりますが、革ベルトと合わせるとかなりクラシカルな印象が強くなります。
文字盤もサンレイ・ギョーシェげが施されたシルバーがベースカラーで、非常に上品に仕上がっています。
クロノマスター 1969 51.2080.4061/69.C494
型番:51.2080.4061/69.C494
素材:ステンレススティール×ピンクゴールド
ケースサイズ:直径42mm×厚さ14.05mm×重量101g
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き(クロノグラフエルプリメロ4061)
こちらは2017年にラインナップに追加された、クロノマスター1969。
ローズゴールドを随所に使用した、華やかな一本です。
ベゼル,インデックスや針などがローズゴールドで形成されており、クロノマスターにラグジュアリー・スポーツテイストが加わりました。
ゴールドは重厚感が増すため、貫禄も十二分。
ある程度の年齢を迎えたビジネスマンに、ずっしりと着けこなしていただきたいです。
ゴールドを使用している分お値段は若干高くなります。
SSモデルの新品並行相場が90万円前後であることに対し、RGが入ったモデルは120万円前後~。
しかしながら、ある程度の年齢や地位に就くビジネスマンにとっては、「高級時計を買う」となったらこの価格帯は現実的でしょう。
むしろ、ゴールドが使われた高品質クロノグラフということを考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えます。
クロノマスター エルプリメロ グランドデイト 03.2530.4047/78.C813
型番:03.2530.4047/78.C813
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径45mm×厚さ15.6mm×重量136g
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(クロノグラフエルプリメロ4047B)
ただでさえ精密・精緻なクロノグラフに、ビッグデイト,ムーン&サンフェイズを備えた逸品です。
フルオープンタイプで上手にその複雑な機械を見せており、メカ好きにはたまりません。
ムーブメントのパーツを固定するネジにブルーが使用されたことによって、近未来的な意匠となりました。
6時位置のディスクでは、天空の動きを再現。
59日で1回転するムーンディスクと、24時間で1回転するデイ/ナイトディスクを二つ重ねており、ただのムーンフェイズに留まりません。
画像引用:ZENITH
こちらに搭載されたエルプリメロ4047は、近年急速に増えつつあるエルプリメロのバリエーションのうちの一つです。
「既に完成しきっていると言われていたエルプリメロに、まだ進化の余地があったのか」と驚かされたものです。
実はゼニスは何度か買収されており、社名が変更された歴史もあります。
1983年にアメリカ系資本に吸収されたことで再び「ゼニス」として市場に返り咲き、以降エルプリメロの改良やバリエーションの増加に力が入れられてきました。
そのため戦略の一環としてCal.4047のような新機種が輩出された、といった面もありますが、これだけの進化をさせられる同社の実力は、やはり感嘆させられますね。
できるビジネスマンや高級時計を購入する必要性に駆られている方はもちろん、全ての時計愛好家を満足させる名作と言えるでしょう。
なお、2021年にクロノマスターに新しい「スポーツ」モデルが追加されました。
画像引用:ZENITH
これまで細いベゼルが特徴であったクロノマスターに初めてセラミック製ベゼルが搭載され、またムーブメント「エルプリメロ3600」を載せていることで大きな話題となりました。
このエルプリメロ3600はクロノグラフ針を10秒で1周させるよう設計された驚くべきクロノグラフで、従来のエルプリメロ400よりパーツ数が少ないにもかかわらずパワーリザーブが60時間に延長されていることも傑出したポイントです。
クロノマスター人気をさらに押し上げる起爆剤となったモデルです。
ゼニスの人気シリーズ③エリート
デファイ クラシックにも登場していますが、エリートムーブメントはエルプリメロからクロノグラフを抜き去り、シンプル設計としたことが大きな特徴です。
これに伴い搭載モデルも一切の無駄が配されたシンプル×エレガンスなデザインを採ることが大きな特徴です。
なお、機構がシンプルゆえにエルプリメロ搭載機と比べるとリーズナブルな価格帯のモデルが多いことも特徴の一つとなります。
そのため初めて高級時計を購入する方にもお勧めしたい逸品です。
エリート クラシック 03.2290.679/51.C700
型番:03.2290.679/51.C700
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径39mm×厚さ9.45mm×重量53g
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き(エリート679)
こちらは、クロノマスターやデファイとは一変。ドレッシーなエリート クラシックです。
エルプリメロとは正反対に、シンプルで一切の無駄が廃された、上品なスタイルが魅力的。
サンレイ仕上げのブルー文字盤が特徴的で、ただ上品なだけに留まらない、洗練された美しさをも持ち合わせます。
ビジネスシーンはもちろん、少しフォーマルな場所にも身に着けていけるでしょう。
できるビジネスマンたるもの、ドレスウォッチの一本は必携。
それがゼニスの高品質なものであれば、どれだけ堅い雰囲気のフォーマルシーンであっても気おくれもしないというものです。
なお、正面からはあまりゼニスらしくない表情を見せますが、シースルーの裏蓋からはおなじみのローターを鑑賞することができます。
エリート キャプテン パワーリザーブ 03.2122.685/21.C493
型番:03.2122.685/21.C493
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径40mm×厚さ9.45mm×重量66g
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き(エリート685)
キャプテンは生産終了したものの、今なおエリートを代表するコレクションです。
ゼニスが1950年代から60年代に掛けて発売していた“キャプテン”を2010年に復刻した、というコンセプトを有します。
キャプテンは数々のクロノメーターコンクールで受賞を果たした歴史的なモデルであったためか、エリート キャプテンには高精度はもちろん、高い視認性や実用性といった「時計本来の価値」を重要視したものが多々見られます。
中でもよく売れているのがこちらのパワーリザーブ搭載機です。
1時~3時位置にかけて表示される独特なパワーリザーブ。6時位置に配された控えめなデイト。
そして、9時位置に配されたスタイリッシュなスモールセコンド秒針。
全てにおいてバランスが良く、クラシカルな雰囲気を持ちつつも、現代的なスマートさも兼ね備えています。
なお、2016年までは生産されていたモデルですので、まだ中古市場では出回ります。
ゼニスは中古市場で活発に売買されるブランドですが、年式が減るに従って良い状態の個体は少なくなっていくと思われますので、気になる方は早めに買っておきましょう!
エリート クロノグラフ クラシック 03.2270.4069/01.C493
型番:03.2270.4069/01.C493
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径42mm×厚さ11.8mm×重量80g
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き(エルプリメロ4069)
2015年に発表されたエリートシリーズのうちの一つですが、実は機械はエルプリメロ!
表面上はシンプルでドレッシーなのに、裏蓋側から見るとエルプリメロのスピリッツが活きていることがわかります。
上品な外観はそのままに、エルプリメロらしい高精度(ハイビート)を誇っていることも見もの。
エルプリメロが毎時36000振動を誇る超ハイスピームーブメントであるのに対し、エリートは現代の主流である28800振動であるためです。
今では生産終了していますが、中古市場では根強い人気を誇る一本。
とは言えなかなか流通しないモデルでもあるので、見つけた時が買い時です!
ゼニスの人気シリーズ④パイロット タイプ20
ゼニスを語るうえで、パイロットウォッチの存在も欠かせません。
英仏海峡横断飛行を成し遂げたルイ・ブリレオ氏や、世界初の時速100km飛行に成功したレオン・モラール氏などなど・・・偉大なパイロット達の腕元で飛行のサポートをしたのが、ゼニスでした。
ちなみに、文字盤にPILOTと表記できるのはゼニスだけだとか!
そんなゼニスのパイロットウォッチの系譜はいくつかありますが、最も大きいコレクションと言えばこちらの「タイプ20」です。
1930年代~1940年代、実際にゼニスがフランス航空機に供給していたコックピットクロック「タイプ20」をオマージュしたコレクションで、かつ同時代のパイロットウォッチの特色を一身に詰め込んだ古き良きデザインが大変魅惑的です。
巨大なオニオンシェイプのリューズに太く大きいコブラ針、見やすいアラビア数字…航空機の操縦中でも正確な時刻を読み取りやすい視認性や誤操作を防ぐ仕様等、当時のパイロットたちに愛されてきたコンセプトが詰まった銘品となりました。
ちなみにパイロット タイプ20が初めてリリースされたのは2012年。
ルイ・ブリレオ氏をオマージュしたスペシャルエディションで、当時は直径57.5mmという超巨大モデルでした。
その翌年に48mmと40mmがバリエーションに加わり、レギュラー化します。
その後45mmサイズやGMT,アニュアルカレンダーといった複雑機構搭載機へとコレクションが拡充され、現在では前述の通り、ゼニスにとって欠かせないコレクションの柱となっています。
パイロット タイプ20 エクストラスペシャル 03.2430.3000/21.C738
型番:03.2430.3000/21.C738
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径45mm×厚さ14.3mm×重量126g
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き(Cal.3000)
ゼニスのパイロットウォッチは、非常にヴィンテージ感に溢れることが特徴です。
どちらかと言えばアヴァンギャルドなデファイやクロノマスターとは一線を画していますね。
大ぶりなリューズに視認性を最優先したシンプルで見やすい文字盤デザインが特徴で、さらにこちらはシックなブラック基調のモデルとなります。
さらに直径45mmと比較的大きいケースサイズであるにもかかわらず、厚みはわずか14mmほど。
そのためスーツの袖口からも目立ちすぎず引っ込みすぎず、できるビジネスマンらしい存在感を示してくれることでしょう。
裏蓋にはゼニスのロゴと、ルイ・ブリレオ氏が搭乗していた航空計器のエングレーヴィングがあしらわれ、なんとも味わい深い一本に仕上がります。
まとめ
ゼニスの魅力やビジネスマンを筆頭に愛され続ける理由、そして代表的な人気コレクションについてご紹介いたしました。
ゼニスは「正確に時間を刻む」「スーツにマッチする」「ステータスシンボル」といった、ビジネスマンが高級腕時計に求める価値全てを内包している、ビジネスマンのためのブランドと言っていいでしょう。
文中でもご紹介しましたが、ゼニスはバリエーションが豊富で、年々斬新なデザインや機構を備えた新作モデルを発表しております。
きっと自分の好みにマッチした、自分だけのビジネスのパートナーが見つかるでしょう。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年