ヒップホップアーティストに大人気なのが、ゴールド&ダイヤ入りのゴージャスな「デイデイト」。ただ、カニエ・ウエストのようにスマートなスーツに合わせると、派手な時計がファッショナブルなアクセントに変わるから不思議。シューズで小物同士色を拾い合った高感度なスタイリングにも脱帽だ。ゴールドもポイント使いなら嫌味にならないという好例。
高級時計ブランド人気No.1として君臨する「ロレックス」。海外セレブもみんな「ロレックス」が大好き。日本人では気後れしてしまいそうなゴールドモデルを気軽に取り入れてしまうあたり、さすがセレブと呼びたくなるが、その着けこなしテクニックは充分参考になる。早速チェックしていこう!
シンガーソングライターのニーヨは、「スカイドゥエラー」と通好みなチョイス。ゴールドモデルも、カニエ・ウェスト同様にダークトーンで統一したウエアに合わせる差し色使いによって、派手派手しい印象を抑えることに成功している。シンプルなTシャツには、これくらいインパンクとのある時計もいい。
流石にブレスまでダイヤ入りだとやりすぎと思わなくもないが、しっかりと着けこなしてしまうのはセレブゆえ。ただ、ジャスティンもゴールド時計を使う際の、黄金法則を守っていることに注目。合わせたスーツはピークドラペルのドレッシーなもの、しかもモノトーンということで、あくまで時計を上品な装いのアクセントに使っているのだ。
ご存知稀代のファッショニスタ、デビッド・ベッカム。彼が選んだのは「ロレックス」のアンティーク。クラシカルな時計を、デニムシャツを主役にしたカジュアルスタイルの品出しに使うのだから、そのセンスや推して知るべし。前ページで紹介した「派手な時計×シックな服」とは全く逆に、上品な時計はカジュアルスタイルのアクセントにもなるのだ。
アメリカの人気俳優クリス・パインの愛機は「サブマリーナ デイト」。緩めのプレーンなTシャツに対し、ダイバーズウォッチの押し出しの強さをアクセントとしてうまく使ったワザありコーディネイト。注目したいのが「サブマリーナ」に合わせた紐ブレス。男性的な「サブマリーナ」にウォーミーなブレスを合わせ、うまくバランスをとっているのだ。
ロックバンド「グッド・シャーロット」のメンバーとして人気を博すジョエル・マッデン。ゴールドのデイトナを着用した彼の服も全身ブラックで、時計に対し、ウエアは色控えめ。「シュプリーム」のキャップでストリートテイストを出したコーディネイトには、アクティブなクロノグラフがよく合う。
ティアドロップのサングラスで、只者ではない雰囲気で街を闊歩する俳優のみならず映画監督としても活躍するジャスティン・セロー。彼の腕に輝くのは、サブマリーナの金無垢だ。サングラスのフレーム、ベルトのバックルにゴールドをさり気なくリンクさせている彼の着こなしは完璧。センスも只者ではない!
「ワン・ダイレクション」のメンバーとして活躍したリアム・ペインは最新型の「デイトナ」がお気に入り。奇をてらわないシンプルなシャツとカラージーンズの組み合わせに、ゴージャスになった新型「デイトナ」が華を添え、トータルコーディネイトとしての完成度をぐんとアップさせている。
トップスは上品なカーデを着用、ボトムスはストリートテイストと、高感度なミックススタイルを披露したジェイ・Z。極め付きは「ロイヤルオーク」。彼の存在感に負けないスポーティなルックスによって、ボトムスに比べややおとなしすぎる印象のトップスにアクティブなポイントをもたらすことに成功している。
オーデマピゲが世界中のセレブに愛される理由が、このファレル・ウィリアムスのようなアメカジにもすんなりフィットしてくれるところ。ラフなスタイルに硬派な腕時計がピリッとしたスパイスをもたらし、コーデを引き締めている。スーツスタイルにも合うから「ロイヤルオーク」はセレブから引っ張りだこだ。
思わず「渋い…」とつぶやいてしまうほど、味わい深い雰囲気を醸し出すロバート・ダウニーJr。彼のコーディネイトはハズシのうまさが天下一品。3ピースのかっちりとしたスーツにオーセンティックな柄のチーフとタイを合わせた上で、シャツの第1ボタンを外しあえてゆるさを演出。時計だってパンチングレザーのジャガールクルトでハズスところがとにかく素敵!
カジュアルなデニムの上下にさらりと「パテックフィリップ」を合わせたブラット・ピット。一見変哲もないコーディネイトに見えるが、スポーティとラグジュアリーさが同居する「ノーチラス」のテイストをうまく使って、ラフなスタイルにさり気なく品を加えている。大人のカジュアルとはまさにこういうこと!
ブランドのアンバサダーを務めていたレオナルド・ディカプリオだが、それとは関係なく、「タグ・ホイヤー」がお気に入り。とくに写真のようなきちんとしたスーツスタイルにエエレガントな「カレラ」はドンピシャでマッチ。クロノグラフなので、腕元にアクセント効果を与えてくれる点もポイントだ。
2018年もF1ワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン。ファッションブランドのアンバサダーを務めるなど、センスの良さも評判だ。その腕には「IWC アクアタイマー パーペチュアルカレンダー」。ネックレスとサングラスにもゴールドを挿し、時計と合わせたコーディネイトは流石の一言!
純白のヘンリーネックでリラックスしたコーデで子供と遊ぶオーランド・ブルーム。オールホワイトのトップスに、ダークトーンの時計を合わせてコントラストを高めることで、コーデを引き締めることに成功。モノトーンの装いに紐ブレスで色を加えるテクニックも非常にレベルが高く、ぜひ参考にしたい。
スーツでばっちりキメたデビッド・ベッカム。腕にはゴールドケースがまぶしい「ブライトリング」を着用した。ゴールドとは言え、レザーベルトでフェイスはブラックなので、どこか上品な雰囲気。スーツのキレイめな雰囲気をキープしながら、腕に色のポイントを作ることで、コーデにニュアンスを加えた。
映画『マイティ・ソー』でソーを演じ、ブレイクを果たしたクリス・ヘムズワース。有名雑誌で世界一セクシーな男に選ばれたこともある彼のチョイスは「ブルガリ」。ハイブランドのゴージャスな腕時計が、シックにまとめたスーツによく映えている。おとなしめのスーツにはゴールドを積極的に使いたい。
今をときめく「リシャールミル」を着用したファレル・ウィリアムスは当企画2回目の登場。多彩なカラーを使ったコーディネイトには、クレイジーカラーの腕時計がしっくりくる。スケルトンから覗く機械式の複雑な機構も、ファレルの独特なレイヤードとカラーパレットに程よく華を添えている。