オメガは1848年に設立され、1903年にギリシャ語のアルファベットの最後をに登場するΩから「オメガ」という社名になりました。
オメガはオリンピックとの関わりが深いことで有名です。
1932年のロサンゼルスオリンピックで史上初めてオメガは全ての競技を計測する「公式時計」を担いました。
時計技術の革新により陸上競技や水泳などでタイムを競い合うというものに進化していきました。
次にオメガの歴史的な偉業としてNASAの公式時計として世界で初めて月に上陸したことが挙げられます。
気温や温度、湿度の変化、加速度、振動など過酷な環境下でのテストののち1965年にオメガのスピードマスターが正式にNASAの公式ウォッチに選ばれました。
1969年アポロ11号のアームストロング船長の左腕にスピードマスターが巻かれて月に降り立ちました。
1970年のアポロ13号で起こったトラブルの際スピードマスターの正確さにより無事帰還することができたと言われています。
続いて1974年ガルフ石油の深海油田調査「ヤヌス計画」でオメガ シーマスター600を使用したことで注目を集めました。
8日間の調査でシーマスターは250mでの防水性能を実証しました。
1990年にはイタリア人登山家のメスナーが南極大陸の徒歩横断にスピードマスターを選び、NASAの環境下よりもはるかに下回る気温の中正確に時を刻みました。
近年では2012年ロンドンオリンピックで史上最多となる25回目の公式時計をオメガが担いました。
このような歴史的な出来事に数多く携わることでオメガは世界的な信頼性を実証してきました。
機械式時計の心臓部と言われている脱進機は巻き上げられたゼンマイがほどける際の回転運動を振り子のような左右の運動に変えるような働きをしています。
オメガは1999年に新しい脱進機の仕組み、コーアクシャルを開発しました。
従来の脱進機は回転運動をダイレクトに変換するためゼンマイの力を必要以上に消費してしまい、効率の低さが問題となっていました。
また、脱進機の部品が接触する部分が摩耗しないように潤滑油を差しているのですが、使用していくにつれて油切れが起こり摩耗する、という欠点がありました。
そんな中ジョージ・ダニエルズ博士がそれらの欠点を克服するコーアクシャル脱進機を開発しました。
現行のオメガの代名詞ともなっているコーアクシャル脱進機は機能を分散させガンギ車とアンクルの接触面積を減らすことを可能にし、伝達効率を飛躍的に上げ、油切れが起こりにくくなりました。
それにより、コーアクシャル脱進機搭載の時計は正確かつメンテナンスを必要とする期間が5,6年に1回と長くなりました。
このコーアクシャル脱進機をオメガが採用し、1999年に「デビル コーアクシャル」でデビューしました。
コンステレーション クロノメーターなどに搭載されたデイト機能付き自動巻きムーブメント。28,800振動/時
スピードマスター オートマチックデイトなどに搭載されたC.O.S.C認定クロノメータームーブメント。28,800振動/時
コンステレーション クアドレラなどに搭載されたクオーツムーブメント。電池寿命は約32か月
レディースのシーマスター アクアテラなどに搭載されたデイト機能付きのクオーツムーブメント。電池寿命は約20か月
スピードマスター プロフェッショナルに搭載された手巻きクロノグラフムーブメント。21,600振動/時
スピードマスター プロフェッショナル ムーンフェイズに搭載された手巻きムーブメント。12時位置に月齢とポインターデイトを搭載。
21,600振動/時
デビルX2 スモールセコンドなどに搭載されたオメガ独自のコーアクシャル脱進機採用の自動巻きムーブメント、C.O.S.C認定クロノメーター。
25,200振動/時
シーマスターなどに搭載されたオメガ独自のコーアクシャル脱進機採用の自動巻きムーブメント、C.O.S.C認定クロノメーター。25,200振動/時
スピードマスターのレディースモデルに搭載された自動巻きムーブメント。28,800振動/時
Cal.1120をカスタマイズしたカウントダウンタイマーを装備した自動巻きムーブメント。シーマスター レーシング クロノメーターに搭載。28,800振動/時
デビルクロノスコープGMTに搭載されたC.O.S.C公認クロノメーター。デイト機能・デュアルタイム・クロノグラフ機能搭載自動巻きムーブメント。28,800振動/時
デビル ラトラパンテに搭載されたC.O.S.C公認クロノメーター。複数走者のゴールタイムの計測ができるクロノグラフムーブメント。28,800振動/時
コンステレーション クアドラ クロノグラフに搭載された30分積算計と1/10秒まで計測可能なクオーツクロノグラフムーブメント。電池寿命は約46か月
2007年登場のオメガの自社製ムーブメント。2つのゼンマイとコーアクシャル脱進機を合わせることで高い耐衝撃性と高精度を実現。
新型コーアクシャル脱進機搭載の自動巻きムーブメント。
C.O.S.C認定クロノメーター、デイト機能付き。
25,200振動/時
2008年発売のシーマスターアクアテラ レディースに採用された新型ムーブメント。
25,200振動/時
2008年発売のアニュアルカレンダー機能搭載の自動巻きムーブメント。
C.O.S.C認定クロノメーター。
25,200振動/時