高精度で視認性が高く冒険家が挑む過酷な状況下の使用にも耐えうるスポーツウォッチ。
エクスプローラーIは1953年にロレックスがイギリスのエベレスト遠征隊の公式スポンサーとなりエクスプローラーが世界中で注目されるようになった。
それ以前にも14回にわたってヒマラヤ遠征にオイスターは使用されてきましたがこのエクスプローラーIは遠征隊の目的に合うよう特に丈夫に作られたものである。
1960年には有人潜水艇トリエステ号マリアナ海溝の水深10,916mに到達した。
1953年に登場したロレックスのカタログに初めて掲載されたエクスプローラー。ムーブメントは一方向巻上げ方式の自動巻き機構Cal.A296が搭載されている。
文字盤にEXPLORERという文字が初めて刻まれたエクスプローラーはRef.6350だが、その前にリリースされたRef.6098、6150が「プレ・エクスプローラー」といわれており、3時・6時・9時に独特なアラビアインデックスを配し、メルセデスハンドを採用している。
1959年に登場したエクスプローラーのセカンドモデルといわれているRef6610。
セミバブルがフラットバックになった。
ムーブメントはCal.1030を搭載。両方向巻上げ方式を採用したことで巻き上げ効率が格段にアップした。
振動数は18,000。
エクスプローラー6350 6610ともに針とミニッツインデックスが金色なのが特徴的。
1963年に登場、サークルラインが廃止されデザインが現行に近づいてきたエクスプローラーI 1016。
四半期ほど生産されたロングセラーモデル。
ムーブメントは前期はCal.1560で、1970年頃から後期型として時刻合わせの際に便利な秒針停止機能「ハック機能」を備えたCal.1570を搭載。前期後期ともに100m防水。
希少モデルとなっており、特に最終型である「R・L」ナンバーは特に人気で希少性が高い。
1990年に発売された2代前のエクスプローラーI。
エクスプローラーの現在の人気を決定づけたモデル。
インデックスにメタルフレームがつき、サファイアクリスタル風防に夜光塗料を使用したホワイトゴールドのアブライドインデックスを採用。
ムーブメントはCal.3000を搭載。
振動数が今までの毎時19,800から毎時28,800へと引き上げられ精度が大きく向上した。
2001年に登場したエクスプローラーI Ref.114270。
デザイン的には先代の14270と大きくは異ならないがムーブメントは大きく性能向上している。
ムーブメントはCal.3130、テンプ受けがシングルからダブルブリッジになったことで耐久性は大きく向上。
風防に王冠マークが刻まれケース内周に"ROLEX"と繰り返し配された。
リファレンスが6桁になったRef.114270
2010年に登場したエクスプローラー Ref.214270。
ケース径が3mm大きくなり39mmになったことで存在感アップ。
他外装の変更点としては3・6・9のインデックスの夜光が省かれ、114270に比べて分針が短くなっている。
ディープシーとサブマリーナで使用されている新しい蓄光塗料ルミネッセンス・クロマライトが採用されており暗所で針とインデックスが発光する仕様になっている。
ムーブメントはデイトジャストやサブマリーナに搭載されているCal.3135のデイト機能が無いバージョンのCal.3132。
パラクロムヒゲゼンマイとロレックスが自社開発したショックアブソーバー「パラフレックス」の採用で精度や耐衝撃性は向上。
スペック | 旧型 |
新型 |
型番 | Ref.114270 | Ref.214270 |
素材 | ステンレススチール | ステンレススチール |
ケース径 | 36mm | 39mm |
防水性能 | 100m | 100m |
駆動方式 | 自動巻き (Cal.3130) |
自動巻き (Cal.3132) |
イージーリンクつきオイスターロックブレスレットは操作性が向上し堅牢性にすぐれています。
EXPLORERの表記位置が旧型では王冠マークの下に位置しておりましたが新型214270では6時位置の上に移動しております。
左Ref:114270 右Ref:214270
また、3、6、9の文字にホワイトゴールドを採用し豪華な仕様になっております。
14270と114270はサイズが同じで見た目もかなり似ておりますが、若干の違いがあります。
左側のブレスレット(フラッシュフィット)が一体型に変わっております。
左:14270 右:114270
また、14270に搭載されているムーブメントがCL:3000に比べて114270に搭載されているCal:3130はテンプ受けがシングルからダブルブリッジになったことで耐久性が大きく向上しております。