ミルガウスは1950年代にロレックスが耐磁性能を組み込んだモデルで、医師や無線技師向けの時計として製造された。
ミルガウスというモデル名はフランス語読みで1,000ガウスという意味で1,000ガウスの磁力に耐えうるというのが由来。
ファーストモデルRef.6541は非常に希少性が高くアンティークロレックスの中でも高いプレミア価格がつけられている。
2007年に復刻版として現行モデルが発売された。
イナズマ針が特徴的で116400は黒・白2色のバリエーションとなっており、ワンランク上のグリーンサファイア風防を採用した116400GVと合わせて現行モデルは3モデルのラインナップとなっている。
こちらも1,000ガウスの耐磁性能をもつ。
2014年に新たに116400GVのZブルーダイアルモデルをリリース
イナズマ針で有名な初代ミルガウス、1950年代後半に製造。
「Cal.1080」はテンプが耐磁性を持つ専用設計のムーブメントとなっている。
めったに流通しない幻のモデルでロレックス史上最もレアなモデルといわれている。
1960年代から1980年代後半に製造された2ndモデル。
こちらも当時プロ仕様でそこまで人気は高くなかった為、生産数が少なく高いプレミア価格がついている。
ファーストミルガウスと異なりイナズマ針は採用されていない。
ムーブメントは「Cal.1580」が搭載されている。
文字盤は白・黒2種類、ケースサイズ40mm、耐磁2重ケースが特徴的。
セカンドモデル生産終了から30年ほど経った2007年に復刻モデルとして発売。
ファーストミルガウスのイナズマ針を踏襲、ケースはセカンドモデルをベースにデザインされたファーストとセカンドを融合したモデルとなっている。
ムーブメントはロレックスの基本ムーブCal.3135を基本に耐磁用パーツを用いたミルガウス専用のCal.3131。両側から添付を支えるバランスコック、緩急調整装置、パラクロム・ヘアスプリングによって高い堅牢性を備える。
耐磁性能だけでなく、他スポーツモデル同様100m防水を誇り非常に実用性が高い。
操作性も優れており、少し大きめのリューズの巻き心地は非常に良く、時刻合わせはテンプを停止させるストップセコンド機能によって正確に設定することができる。
ケース内周には繰り返し「ROLEX」と刻まれており、偽造防止に役立っている。
< ミルガウス 116400白
< ミルガウス 116400黒
116400と同じ2007年に発表されたワンランク上のGVモデル。
ロレックスのコーポレートであるグリーンのサファイアガラスと3・6・9時位置のインデックスがオレンジにカラーリングされているのが特徴的。
< ミルガウス 116400GV2014年バーゼルワールドで発表された116400GVの新色モデル。
下処理の上、メッキ加工を施すことでジルコニウム含有物由来の青を発色させたブルーの文字盤。