1971年に登場したロレックスを代表するダイバーズモデル。
最大の特徴は自動的にヘリウムガスを排出するヘリウムガスエスケープバルブ。
深い潜水に使われる空気はヘリウムを主成分としており、浮上の際ヘリウムガスがケース内に侵入して抜けないと気圧差で爆発するおそれがある。これを回避する為に自動的に排出することができる仕組みがヘリウムガスエスケープブルブである。
ファーストモデルであるロレックス シードゥエラー 1665は610m防水、その後1220m防水となり、現行モデルであるディープシー 116660は脅威の3900m防水。
2014年に新たにシードゥエラー4000をリリース。
モデル名:シードゥエラー ディープシー
Ref:116660
ムーブメント:Cal.3135 自動巻き28,800/時 C.O.S.C.認定クロノメーター
素材:ステンレススティール
防水:3,900m防水
サイズ:直径44mm、厚さ18mm、重量220g
1971年に登場したシードゥエラー初期モデル。
防水性610m。強度確保のため今までのサブマリーナで採用されていたサイクロップレンズは破損防止の為あえて不採用。
旧型のスポーツモデルに共通する縁なしのインデックスを採用。
SEA-DWELLERのロゴとSUBMARINER2000の文字が赤になっているモデルがあり「赤シード」と呼ばれ希少性が高い。
1980年に登場したシードゥエラーのセカンドモデル。
エスケープバルブが大型化され、風防はサファイアクリスタルに変更され、1200m防水に進化した。
本格的なプロユース仕様として確立されたモデル。
ベゼルは逆回転防止となり、途中から縁付きのインデックスに変更している。
1991年に登場したシードゥエラーサードモデル 16600。
耐久性やメンテナンス効率がアップした、Cal.3135を搭載しトリチウム夜光から安全性の高いルミノバに変更。
M品番、V品番は生産本数が少なく買取価格がアップすることが多い。
ねじ込み式リュウズ、手首にフィットするフリップロック式バックルを採用。
今までのシードゥエラーの40mm径から43mm径へとケースが大型化された。
防水性が3900mに大きく進化。
2014年に発表された新型モデル。セラクロム製の逆回転防止ベゼル、長時間発光に優れたクロマライト・インデックス、9時側ケースサイドのヘリウム排出バルブ、ブレスレットの長さを26mm延長するフリップロックと2mm刻みの微調整を可能にするグライドロックという2つのエクステンション・システムなど。
4000フィート(1220m)防水。
人は水中での作業をし、施設に戻って休息をとりながら継続して、減圧を必要とせず水中作業が出来ます。
こうした移住施設の中はヘリウムガスを大量に含んだ高圧の混合ガスが空気の代わりに使われており、ヘリウムはあらゆるものに浸透する性質があるので、オイスターケースの中にも入りこみます。(主としてクリスタルから)
時計の機能にはまったく影響はありませんが、ダイバーが水面に浮上する時、減圧に要する時間はオイスターケースの中に入りこんだヘリウムが外に出るには短すぎるため、時計内部と外部の圧力に大きな差が出来、時計が破裂するという危険があります。そこでロレックス・シードゥエラーにはこのヘリウムを外に排出するためのバルブがつけられており、減圧できるようになっています。回転ベゼルは一方向のみに回転し、サブマリーナと同様の使い方が出来ます。