1950年頃作られたターノグラフがベースとなりダイバー用モデルとして開発されたサブマリーナ。
誕生時の年やモデルはハッキリとされていないが有力な説では1954年のバーゼルフェアで発表されたサブマリーナRef6204といわれている。
現行モデルは2010年発売の116610LN。
ベゼルの黒いスケールリングは先代ではアルミニウム製ベゼルが使用されていましたが、新しくセラクロムというセラミックが採用されています。それによって強度がアップし、高級感もアップしています。
また、夜光塗料に「スーパールミノヴァ」よりも強い「クロマライト」が採用されており暗所で青く発行します。
現行のサブマリーナのクラスプは以前のモデルに比べて堅牢になり、ブレスレットの装着性もアップしています。
1953年に登場したサブマリーナの初期モデル。
Cal.A260搭載のセミバブルタイプで防水性能は50m、世界初のダイバーズウォッチ。
回転式ベゼルをロレックスが初めて採用。
1956年に登場したサブマリーナRef.6538。防水ガ200mにアップ。
8mm径の大きなリューズが特徴的なモデル。
Cal.1030搭載でロレックス初のクロノメーター規格の操作性に優れたダイバーズウォッチ。
通称ジェームスボンドモデルとも言われている。
1956年に登場したサブマリーナ 6538の廉価版として発売されたサブマリーナRef.6536。
100m防水のノンクロノメーター仕様でベンツ針が初めて使用された。
1958年登場のサブマリーナRef.5510。200m防水のノンクロノメーター。Ref.6538の進化モデル。
サブマリーナRef.5508。Ref.6536の後継モデルで100m防水、ムーブメントはCal.5130。文字盤にサークルラインあり。
1959年登場のサブマリーナRef.5512。
リューズガードやトリプロック式リューズを初めて搭載した。
ケース径は37mmから39.5mmに。
現行モデルへの足がかり的なデザインのモデル。
1964年登場のサブマリーナRef.5513。
Ref.5512のノンクロノメーター版として1989年まで生産。
リュウズガードが厚くなったことでリュウズの操作性が向上。
1965年登場のサブマリーナデイトRef.1680。
サブマリーナ初めてのデイト表示モデルでクロノメーターのCal.1575を搭載、抜群の耐久性と高精度を誇るムーブメント。
1970年前後に製造されたモデルはサブマリーナのロゴが赤く「赤サブ」と呼ばれ高い人気を誇っている。
トリプロック式リュウズを採用することで防水
1967年サブマリーナノンデイトRef.5517。Ref.5513の後継機で英海軍モデルのノンデイト。
1968年サブマリーナノンデイトRef.5514。コメックス社と共同開発した、ヘリウム排出バルブ搭載の唯一のサブマリーナ。
1980年サブマリーナデイトRef.16800。サファイアクリスタルや逆回転防水ベゼルを搭載、防水が300にアップ。
1985年にサブマリーナデイトRef.168000が登場、仕様は16800と同じで1年のみ生産。
1989年登場のサブマリーナデイトRef.16610。
ムーブメントは Cal.3135を搭載。
Ref.5512の後継モデルでノンクロノメーター仕様、Cal.3000搭載。
ノンデイトモデルとしてはじめての300m防水。
2000年登場のサブマリーナノンデイトRef.14060M。
両もちテンプCal.3130を搭載。
基本性能は14060と変わらないが風防に王冠マークが入るなどの違いがある。
2003年サブマリーナデイトRef.16610LV。サブマリーナ生誕50周年記念モデルのグリーンサブマリーナ。
2008年サブマリーナデイトRef.116619LB。18KWGケースの青ベゼル。
2009年サブマリーナRef.116613LB。 SS/YG のコンビモデル
2010年サブマリーナRef.116610LV。 16610LVの後継機。
ベゼルだけでなく、文字盤もグリーンで統一。
サブマリーナRef.116610LN。ベゼルにセラミックが使用され、各パーツにおいて耐久性・堅牢性がアップ。
2012年サブマリーナノンデイト14060Mに代わる新型モデル114060を発売
16610に比べて116610になり、全体的にサイズアップしております。
針やラグ等が太くなり、夜光塗料がクロマライト、ベゼルがセラクロム(セラミック系素材)に変わっております。
16610のF番から穴がなくなり、116610LNも穴はありません。
16610に比べて、116610LNになりエクステンション機能を搭載したことで堅牢性がアップしております。
見た目の変更はなく、ムーブメントがCal.3130に変更し、安定性・メンテナンス性・巻き上げ効率が向上しております。
サブマリーナは水深300mまでの防水設計がされており、回転ベゼルは水中での経過時間を計るのに便利です。
例えば現在の時間が10時10分で、これからダイビングを開始するとします。
回転ベゼルを左に回して、ベゼル上の▼マークを分針の位置に合わせます。(図1)
水中で分針がベゼル上の数字30を指していれば30分経過したことになり、これによって潜水の時間を判断します。(図2)
この回転ベゼルは、一方向のみにまわる仕組みで、潜水中に誤って逆回転しないように作られています。
サブマリーナ、シードゥエラーにつけられているのが特別にデザインされたフィリップロックブレスレットです。
クラスプの中に予備のコマがたたみこまれており、これを伸ばすとダイビングスーツの上から時計をつけることができるようになります。
※クラスプ裏側に○印がある場合は○印を中心に力を加えることによりベルトを伸ばすことができます。